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#320 [愛華]
どうして、来たんだろう……。
首のケガ見えてしまったかも
しれない。
さっきいつもの微笑みの後に
一瞬見えた冷たい目。
あれは天宮が怒っている証拠。
さっき教室で言ったことを
怒ってるのかもしれない。
というかそれしか考えられない。
目が熱くなってきた気がした。
:11/03/22 23:18
:840SH
:1HSINVcg
#321 [愛華]
’
俺はふーっと長い息をはく。
怒りを吐き出すように。
心を、落ち着けるように。
「……で?陽向さんになんの用」
:11/03/22 23:20
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:1HSINVcg
#322 [愛華]
「……噂が、本当かどうか
確かめようかと思って……」
「陽向さんの首やったのも
あんたたちか?」
「わざとじゃなくて………」
俺は頭をかいた。
まさかこんなに早く
事態が動くとは………。
「結論から言うと噂は嘘だ。
陽向さんはちゃんと転入テストを受けて円に入った。」
:11/03/22 23:24
:840SH
:1HSINVcg
#323 [愛華]
女子たちはもじもじとして
早くここを立ち去りたい、
というバツの悪そうな顔を
している。
「……他に聞きたいことは?」
俺がそう聞くと、女子たちは
顔を見合わせ首を横にふる。
「……陽向さんに、変なこと
しないようにね。もしまた
ケガさせたりしたら何するか
わかんないよ」
:11/03/22 23:29
:840SH
:1HSINVcg
#324 [愛華]
「え……羽田さんが?」
「いや俺が。」
女子たちは一瞬だけ固まって
引きつった笑顔を浮かべると
一目散にドアに駆け出した。
…俺そんなに怖い顔してたかな。
まぁいっか。あれぐらいで。
教室に行こうと足を進めると
さっきまで気がつかなかった
花の香りが鼻をかすめた。
:11/03/22 23:34
:840SH
:1HSINVcg
#325 [愛華]
’
あたし、何やってんだろ。
頭の中がガンガンする。
「お前は何もしなくていい。
俺の言うことだけ聞いてろ」
:11/03/23 22:05
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:gWV8zvo6
#326 [愛華]
ごめんなさい。
ごめんなさい。
「あんたみたいなやつが
この高校に入れるわけない」
ごめんなさい。
ごめんなさい。
誰もあたしを見てくれない。
あたしを……信じてくれない。
:11/03/23 22:08
:840SH
:gWV8zvo6
#327 [愛華]
「陽向さんっ!」
体がビクンと跳ねる。
慌てて手で涙をぬぐった。
「教室にいてって言ったでしょう何で屋上にいるんですか」
「………ごめんなさい」
「泣いてたんですか…?」
「ごめんなさい」
「陽向さん………」
「ごめんなさい」
:11/03/23 22:12
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:gWV8zvo6
#328 [愛華]
沈黙が流れる。
どうすればいいかわからなくて
俯いていると、ふわっと
甘い花の香りがした。
あれ……。
顔を上げると、いつのまにか
すぐ目の前に天宮がいた。
「………な…に……」
「……………」
:11/03/23 22:15
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#329 [愛華]
天宮はあたしの肩に手を添えて
顔をあたしの首に近づけた。
そして…………
ぺろっ
「んぎゃああああ!!」
ななななな!!
なにしてんのこいつ!!!
:11/03/23 22:18
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