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#342 [愛華]
そう言ってニッと笑う松矢は
男の俺から見ても男前。
「……誰か待ってるのか?」
「んー別に。」
「そっか。じゃあな」
それだけ言って松矢を通り過ぎ
階段を降りはじめると、
上からまるで図ったような
松矢の言葉が聞こえた。
「……陽向ちゃんには俺のが
合ってると思うけど」
:11/03/23 23:31
:840SH
:gWV8zvo6
#343 [愛華]
その言葉にピタリと階段を
降りる自分の足が止まる。
「………は?」
「予想以上に面白いんだよね。
陽向ちゃんにかまうのって。」
「松矢に陽向さんは無理だ」
「それはどうだろ?」
ピリピリと空気が震える。
相変わらず微笑んだままの
松矢は何を考えてるのか
全くわからない。
:11/03/23 23:35
:840SH
:gWV8zvo6
#344 [愛華]
「………それにさ。スタートの
差ってデカいと思うよ」
「スタートの差……?」
「うん。
『家族』からのスタートと
『他人』からのスタート。
どっちが有利かなぁ」
松矢はその言葉を残すと
笑顔を崩さないまま
階段を降りていった。
:11/03/23 23:38
:840SH
:gWV8zvo6
#345 [愛華]
スタートの、差。
あまりのんびりしてられないの
かもしれないな………。
距離が近すぎてもダメなんだ。
相手の意識を変えるには
ある程度の距離が必要なのかも
しれない。
でも今さら自分は。
その距離に耐えられるのか…?
2人分の鞄は妙に重かった。
:11/03/23 23:45
:840SH
:gWV8zvo6
#346 [愛華]
:11/03/23 23:48
:840SH
:gWV8zvo6
#347 [愛華]
第7章 -自惚前線-
:11/03/24 21:02
:840SH
:nJH7gHns
#348 [愛華]
最初は好奇心だった。
傷ついてることがわかったから
なんとなく興味が沸いただけ。
いつからだろう。
君はあいつと同じ目をしていると気づいたんだ。
綺麗なのに深い闇を潜めて
世の中の何かを憎みながら
心の在りかを探している。
そんな君に惹かれていった。
:11/03/24 21:09
:840SH
:nJH7gHns
#349 [愛華]
「陽向さん!起きて下さい!」
「ん〜…まだ6時じゃん……」
「今日、体育祭ですから早く
行かなきゃダメなんですよ!」
「いーやーだー…」
「………ったく……」
駄々をこねるように布団に包まる
その向こうで天宮の呆れたため息が聞こえた。
いつも通りの、朝。
:11/03/24 21:20
:840SH
:nJH7gHns
#350 [愛華]
学校に行くようになってからも
早起きは本当に苦手。
あたしは朝がめっぽう弱い。
朝はあたしと天宮の意地の戦い。
「……陽向さん。最後です。
起・き・て・ください」
「いーやーだ!ってば!」
「そうですか……」
…あれ?いつもならここらへんで布団を天宮が引っ張るのに。
今日は来ないな………。
:11/03/24 21:27
:840SH
:nJH7gHns
#351 [愛華]
不思議に思って布団から
頭を出そうとした瞬間。
のしっ
「ぎゃぁぁ!!天宮!!
重い!重いからどいて!」
「最後だっていったでしょ」
布団の上に天宮が座っている
らしく、天宮の全体重が
あたしにのしかかる。
:11/03/24 21:37
:840SH
:nJH7gHns
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