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#454 [愛華]
「なに、言ってよ」


俺がそう言って微笑むと、
陽向はたっぷり間をとって
俺を見つめた。





「あたしは、松矢君の大切だった人にはなれないから。

あたしはあたしとして
松矢君に接するからね!」

「は?」

⏰:11/05/15 10:02 📱:840SH 🆔:XXvk60PI


#455 [愛華]
「それだけっ」

「え、それだけ?」

「それだけだよ!」



陽向は恥ずかしそうに言う。



なんだ、言いたいことって
それかよ………。



なんか、笑えてきた。

⏰:11/05/15 10:07 📱:840SH 🆔:XXvk60PI


#456 [愛華]
「はははっ」

「な、なんで笑うの!」



だって、だってさ。
多分陽向のことだから
きっとこのことでいっぱい
悩んでたんだろうな。


ちょっとでも俺のこと
考えてくれてた。


なんでこんなに嬉しいんだ。


そんなのもう決まってる。

⏰:11/05/15 10:12 📱:840SH 🆔:XXvk60PI


#457 [愛華]
「………陽向」

「はい?」

「好きだよ」

「え?」


風に押されるように手を伸ばし
ゆっくりと抱きしめ、
罪悪感の中で温もりを確かめる。



もう、どっちでもいいや。

⏰:11/05/19 07:36 📱:840SH 🆔:GO.aHjsg


#458 [愛華]
「ま…………つやくん」

「嘘。冗談だよ。でも
ちょっとだけこのままでいい?
疲れて少し具合悪いんだ」



そう言って力を腕にこめる。


きっと陽向は困った顔してる。
それがわかっていながらも
離そうとは考えない。


我ながらひどい男だ。


それでも。

⏰:11/05/19 07:41 📱:840SH 🆔:GO.aHjsg


#459 [愛華]
「松矢君……具合悪いの?
じゃあ保健室に……」

「ん、いいから」

「だって人が来るかもしれな…」

「いいんだってば」



それでも、ただ欲しい。



難しいなら考えなくていい。
ただ本能に従えばいい。

⏰:11/05/20 19:46 📱:840SH 🆔:wuKfRNF2


#460 [愛華]
あいつに似ているのか
似ていないのか


もう、どうでもいい。






ただ君が欲しいんだ。




心の中に浮かぶのはあいつでは
なくて全部陽向の笑顔だった。

⏰:11/05/20 19:50 📱:840SH 🆔:wuKfRNF2


#461 [愛華]












結局、陽向さんは応援には
来なかった。
皐月の話によると、いつのまにかいなくなったらしい。

まぁ陽向さんが急にいなくなる
のは今に始まったことじゃない。

⏰:11/05/20 19:53 📱:840SH 🆔:wuKfRNF2


#462 [愛華]
でもやっぱり心配だ。
松矢の話を聞いてから……。


もしかして陽向さん、
松矢に会いにいったのかも。



ふいに階段を上る足が止まる。
同時に心に広がるモヤモヤした
黒くて重いなにか。



「………重症だな俺……」

⏰:11/05/20 19:56 📱:840SH 🆔:wuKfRNF2


#463 [愛華]
自分の独占欲の強さに少し
呆れながら、頭を抱えてまた
階段を上り始める。


………ん?誰だ?



人の気配を側に感じ、顔を上げる

松矢と俺って、階段に縁が
あるのかもしれないと思った。



「……松矢……」

⏰:11/05/25 07:19 📱:840SH 🆔:UzPnpCiE


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