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#91 [愛華]
「……あたし、天宮にはすごく
感謝してるんだ。行くとこない
あたしを拾ってくれて………

こんなに優しくしてくれて。
上手く表せてないかもだけど
ほんとに感謝してるの」

「……………」

「でも、今までが辛かったから
人を頼るのとか……信頼するの
とかにちょっと抵抗があって。


それが天宮にとって『壁』に
感じてるなら………ごめんね」

⏰:11/02/23 15:23 📱:840SH 🆔:cnjmFwTM


#92 [愛華]
「陽向さん………」

「あ……たしは……。
天宮をちゃんと心から信頼
できるように……頑張るから」




………い、言えた……。
天宮はどう思ったかな……。

チラッと天宮を見ると、天宮は
いつもの笑顔であたしを見ていた

優しくてあたたかい笑顔。

⏰:11/02/23 15:28 📱:840SH 🆔:cnjmFwTM


#93 [愛華]
「……陽向さん。ここおいで」

天宮はにっこり笑いながら
自分の膝を指さす。

「へ、ここ……って」

「こーこ!」

あたしは手をぐぃっと引っ張られ
気がつくと天宮の膝の上にいた。


「……ちょ、なにすんの!」

「はい、ぎゅー」

⏰:11/02/23 15:31 📱:840SH 🆔:cnjmFwTM


#94 [愛華]
そう言ってあたしを抱きしめる
天宮はまるでお兄ちゃん。
同じ年なんだけどなぁ……

てか何も知らないひとがこれを
見たら勘違いするような……


まぁいっか……
だって嬉しいんだもん。



あたしも同じように天宮に
ぎゅーっとした。
天宮はそれに驚いたようで
手の力が少しだけ緩む。

⏰:11/02/23 15:39 📱:840SH 🆔:cnjmFwTM


#95 [愛華]
サラサラの天宮の髪。
甘いにおい。そして
意外と広い肩幅。がっしりした手やっぱり天宮は男なんだと
実感したりする。



「……頑張らなくていいです」

「え?」

「陽向さんに信頼してもらえる
ように頑張らなきゃいけないのは俺なんですから。ね?」

「………うん。」

⏰:11/02/23 15:47 📱:840SH 🆔:cnjmFwTM


#96 [愛華]
1人の部屋は寒いけれど
2人ならあたたかい。

忘れていた幸せがここにある。
それをくれた天宮を信じたい。
天宮にも幸せを感じて欲しい。


あたしはどうすればいいかな…?







そして日曜日。

⏰:11/02/23 20:21 📱:840SH 🆔:cnjmFwTM


#97 [愛華]
「陽向さーん!起きてー!」

「……うぁーい……」



いつもの天宮の声。
あたしはいつものように鍵を開けリビングに出る。


時計を見ると、午前11時。


「陽向さん、よく寝ますね…
具合でも悪いんですか?」

「ん?大丈夫だよ」

⏰:11/02/23 20:30 📱:840SH 🆔:cnjmFwTM


#98 [愛華]
あたしは、あくびをしながら
頭をボリボリとかいた。

「ほんとですか?ちょっと
こっちむいてください」

天宮のそんな言葉とともに
次に目を開けると、目の前には
天宮の心配そうな顔。



「………ぬぉっ!!」

「あ、顔色は普通ですね。
むしろ赤い感じだし……」

「近いんだっつの!!
あんたそれ無意識なわけ!?」

⏰:11/02/23 20:39 📱:840SH 🆔:cnjmFwTM


#99 [愛華]
「?なにがですか?」

「だ、だからなんでそんなに
顔をち、かづけ………」

「なに?きこえませんよ」


そういってまた顔を近づけようとする天宮に顔が熱くなる。
このやろ〜……


ドゴッ!


「だからその癖なおせボケ!!」

⏰:11/02/23 20:47 📱:840SH 🆔:cnjmFwTM


#100 [愛華]
あたしは天宮を一発殴ると
着替えるために部屋に戻る。



後ろから天宮のクスッと笑う
声が聞こえた気がした。


ほてった顔を冷ますように
手で扇ぎながら鏡を見つめる。







今日は、天宮とお出かけです。

⏰:11/02/23 21:11 📱:840SH 🆔:cnjmFwTM


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