*トワイライト・ゾーン*
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#291 [スピーディー]
「そう、行ったことはない。

べつに理由はないさ」

「父には…ツイナ―はいたんですか?」

「もちろんいたさ。

いい人だった。」

⏰:11/02/24 20:16 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#292 [スピーディー]
ユ―タは唇をしめらした。

なんておかしな話なんだろう、ツイナ―とかテリトリーとか…。

⏰:11/02/24 20:17 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#293 [スピーディー]
「こっちの世界で父が死んだとき、むこうのツイナ―も死んだんですか?」

「そうだよ。

同時じゃないけど、だいたい同じ頃にな。」

⏰:11/02/24 20:20 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#294 [スピーディー]
「あの…?」

「なんだい?」

「ぼくにも ツイナ―が…テリトリーにいるんですか?」

トニ―がひどく真剣な目で見たので、ユ―タは背筋がゾクゾクとした。

⏰:11/02/24 20:21 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#295 [スピーディー]
「いや、いない。

おまえさんは1人きりなのさ。

おまえさんは特別なんだよ。

それで、そのマサトの奴―」

⏰:11/02/24 20:23 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#296 [スピーディー]
「ナオトです」

ユ―タは笑いそうになった。

「―なんでもいいや、とにかくあいつは、そのことを知ってるんだ。

それが奴がここへくる理由のひとつでもあり、おまえさんがここを出なけりゃならん理由でもあるのさ」

⏰:11/02/24 20:25 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#297 [スピーディー]
「どうして?」

ユ―タは突然声をはりあげた。

「ママが癌だとしたら、ぼくに何ができるっていうの?

癌なのに入院しないで、ここにきたのは、それは、ほかにしかたがないからで、つまり、それは―」

また涙が出そうになったが、ユ―タは懸命に堪えた。

⏰:11/02/24 21:15 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#298 [スピーディー]
「それはもう助からないってことでしょう?」

もう助からない。

そうなのだ。

ユ―タは心の奥底でそのことを知っていた。

母が急激に痩せるいっぽうで、目の下にいつもクマをつくっていることの真の理由を。

⏰:11/02/24 21:17 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#299 [スピーディー]
「それなのに」

ユ―タは涙声で言った。

「そんな夢の国なんかへ行って、なんの役に立つんですか?」

「少し喋りすぎたみたいだな」

と、トニ―は言う。

⏰:11/02/24 21:18 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#300 [スピーディー]
「ただ、これだけは信じてくれ、風来ユ―タ、なんの役にも立たないんだったら、わしがおまえさんに行けなんていうはずがないってことをな」

「だけど―」

⏰:11/02/24 21:19 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


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