*トワイライト・ゾーン*
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#391 [スピーディ]
トニ―は笑ってエンジンキ―をまわした。

「辞書をひきな!」

そう怒鳴って、トラックをバックさせはじめた。
トラックはタ―ンすると、遊園地へ向けて、がたがたと走っていった。

⏰:11/04/07 01:59 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#392 [スピーディ]
ユ―タは歩道につっ立ったまま、それを見送っていた。

これほど自分が独りぼっちだと感じたのは、生まれてはじめてだった。

⏰:11/04/07 02:00 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#393 [スピーディ]
トニ―のトラックが遊園地のア―チをくぐって見えなくなると、ユ―タはホテルに向かって歩きだした。

トワイライト・ゾーンとか、アルハンブラの街とか、むこうの西の海岸とか、まるでさっぱりわからない。

⏰:11/04/07 13:01 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#394 [スピーディ]
じっさい、夢のような話だが、それでもテリトリーはたしかに存在していた。

いまのところ確かなのはそれだけだった。

⏰:11/04/07 13:04 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#395 [スピーディ]
テリトリーは現実の世界であり、ユ―タはまたそこへ行かなければならないのだ。

たとえまだわからないことだらけで、何をしにいくのかもはっきりしないとしても、彼は行かなければならない。

⏰:11/04/07 13:05 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#396 [スピーディ]
その前にまず、母を説得する必要があった。

「トワイライト・ゾーンか」
と、呟いてみる。

⏰:11/04/07 13:07 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#397 [スピーディ]
ホテルに着き、ぎょっとするほど暗く感じられたロビーを通りエレベーターに乗る。

これからしなければならないのは、独りでカリフォルニアへ行くと、母に話すことだった。

⏰:11/04/07 13:10 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#398 [スピーディ]
ドアがやっと閉まり、エレベーターは上昇しはじめた。

エレベーターを降りるとき、ユ―タの胸にはじめて、いとこの井上カズヤは自分の父親ナオトがどんな人間なのか、わかっているのだろうか、という疑問がわいてきた。

⏰:11/04/07 13:13 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#399 [スピーディ]
「ママ」

ユ―タは部屋に入りながら声をかけた。

「なんでドアを閉めとかないの? 無用心―」

室内にはだれもいなかった。

「じゃないの」

その言葉は家具にはねかえっただけだった。

⏰:11/04/07 13:15 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#400 [スピーディ]
室内をゆっくり一巡する。
寝室のドアは開いていた。
カ―テンを閉めきったままなので、なかはロビーとおなじように暗かった。

⏰:11/04/07 13:17 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


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