*トワイライト・ゾーン*
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#447 [スピーディ]
「女の子じゃないわ。 そうよね。

わたしの命を救ってくれるのよね。

じゃあ行きなさい」

かぶりを振った。

その目にキラリと光るものがあった。

⏰:11/04/07 14:34 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#448 [スピーディ]
「行くのなら、行っていいわ。

明日、連絡ちょうだい」

「できたらね」

ユ―タは立ちあがった。

⏰:11/04/07 14:35 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#449 [スピーディ]
「できたら。

そう、もちろんだわ。ごめんなさいね」

母は目を伏せたが、その目は焦点がさだまらず、何も見ていなかった。

⏰:11/04/07 14:36 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#450 [スピーディ]
ユ―タは母の肩をそっと抱き寄せた。

母のほうはそれにたいして、できるだけ明るい表情をつくってみせた。

⏰:11/04/07 14:38 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#451 [スピーディ]
そっと離れ、母の目がユ―タの顔にもどって焦点を結んだ。

「気をつけてね」

「だいすきだよ」

「そんなセリフはなしよ」
ちょっと顔をほころばせた。

⏰:11/04/07 14:40 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#452 [スピーディ]
「行きなさい、ユ―タ、わたしの気が変わらないうちに」

「それじゃ」

くるりと背を向け、玄関の取っ手に手をかけた。
頭をきゅっと締め付けられているような気がした。

⏰:11/04/07 14:42 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#453 [スピーディ]
ユ―タはふと荷物を忘れるところだと思いだし、自分の部屋に戻りナップサックを肩にかけた。

「忘れもの?」

リビングから母のあきれた笑い声が聞こえた。

「うん」

ユ―タはそう言いながら、メモ用紙に、ホテル備えつけのエンピツで、母に言いたい言葉を3つ書きつけた。

⏰:11/04/07 14:49 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#454 [スピーディ]
<Font Color=Pink>ありがとう 愛してるよ かならず帰るからね </Font>

⏰:11/04/07 14:51 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#455 [スピーディ]
ユ―タはウォーク通りを歩いて行きながら、どこで "フリップ(跳躍)" したらいいのだろうかと考えていた。

"フリップ(跳躍)" という言葉がぴったりだという気がした。

⏰:11/04/07 14:57 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#456 [スピーディ]
いずれにしろテリトリーにフリップする前に、もういちどトニ―に会いたいと思った。

もういっぺんトニ―と話してみなければ、いったいどこへ行って、だれと会って、何を探すのか、まるで漠然としすぎているのだ。

⏰:11/04/07 14:59 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


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