*トワイライト・ゾーン*
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#487 [スピーディ]
ユ―タはまだ目を開けないうちに、あたりに漂う豊潤で強烈な匂いを感じて、すでにテリトリーにフリップしたことを知った。
それは、馬や、草や、生肉の匂いであり、澄んだ大気そのものの匂いだった。
:11/04/07 23:14
:SH07B
:☆☆☆
#488 [スピーディ]
第2部 試煉の道
:11/04/07 23:17
:SH07B
:☆☆☆
#489 [スピーディ]
ユ―タのすぐ目の前の草の葉は、丈が高く、硬そうで、サ―ベルのようだった。
風を切りはしても、なびきはしない。
:11/04/07 23:30
:SH07B
:☆☆☆
#490 [スピーディ]
ユ―タはうめきながら頭を上げた。
胃には液体がよどんでいるような不快感があり、額と目がひりひりした。
:11/04/07 23:31
:SH07B
:☆☆☆
#491 [スピーディ]
どうにか膝をつき、やっとの思いで立ち上がる。
荷馬車が一台、ガラガラと音を立てながら、ほこりっぽい道をこちらに向ってやってきた。
:11/04/07 23:32
:SH07B
:☆☆☆
#492 [スピーディ]
その御者がじろじろと彼のほうを見ている。
顎ひげを生やし、体形も大きな男だった。
ユ―タはかるく会釈しながら、相手をできるだけよく観察しようとした。
:11/04/07 23:34
:SH07B
:☆☆☆
#493 [スピーディ]
まっすぐ体を伸ばすと、もう気分は悪くなかった。
それどころか、東京を離れて以来、こんなにいい気分になったのははじめてだった。
:11/04/07 23:36
:SH07B
:☆☆☆
#494 [スピーディ]
心も不思議なくらい体と調和して、バランスがとれている感じがした。
テリトリーの暖かいそよ風が、やさしく頬をなでる。
:11/04/07 23:37
:SH07B
:☆☆☆
#495 [スピーディ]
ユ―タは両手で顔をおおって、初めて目にするテリトリーの住人を指の間からのぞいて見た。
御者が話しかけてきたら、なんと答えればよいのだろう。
:11/04/07 23:39
:SH07B
:☆☆☆
#496 [スピーディ]
御者はユ―タから目を離し、馬に鞭をいれ、ユ―タの目の前を通りすぎていった。
荷台には生の肉塊やチ―ズの山が積まれていた。
それらが混じった強烈な臭気がユ―タの鼻を襲った。
:11/04/07 23:44
:SH07B
:☆☆☆
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