*トワイライト・ゾーン*
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#41 [スピーディー]
ぼんやりと時間の流れを漂うような状態が何日つづいたのか、はっきりとわからないが、ある日、遊園地に迷いこんで、トニ―・パ―カに出会ったときは、何かに"囚われている"ような無力感が、ふっと消えてなくなるような感じを味わった。
:11/02/22 00:52
:SH07B
:☆☆☆
#42 [スピーディー]
トニ―・パ―カ―は黒人で、髪の毛はちぢれ、頬にはふかい皺が刻まれていた。
:11/02/22 00:53
:SH07B
:☆☆☆
#43 [スピーディー]
昔はあちこちを旅する放浪のブルースミュージシャンだったのだそうが、特に変わったところや、すてきなところがあるわけでもなかった。
それに、何か特にすばらしいことを言ってくれたわけでもない。
:11/02/22 00:56
:SH07B
:☆☆☆
#44 [スピーディー]
それなのに、ユ―タはブラブラと歩いていて、トニ―の色の薄い目に出会ったとき、もやもやしたものがすっと遠退くような感じをおぼえたのだった。
:11/02/22 00:57
:SH07B
:☆☆☆
#45 [スピーディー]
ユ―タはふたたび、いつもの自分自身に返った。
まるでその年老いた黒人から、不思議な流れがジャックのからだの中に流れこんできたかのようだった。
:11/02/22 00:59
:SH07B
:☆☆☆
#46 [スピーディー]
トニ―はにっこり笑うと、
「おや、どうやら日本人の友だちがきたようだ。
風に吹かれて、どこぞの風来坊が入ってきたぜ」
あの"囚われている"感じが消えたのはそのときだった。
:11/02/22 01:01
:SH07B
:☆☆☆
#47 [スピーディー]
(あれ、英語がわかる…)
:11/02/22 01:01
:SH07B
:☆☆☆
#48 [スピーディー]
黒人が幅広の大きな箒の柄を握っているのに、ユ―タは気がついた。
:11/02/22 01:03
:SH07B
:☆☆☆
#49 [スピーディー]
黒人は、片手を腰にあてて背を伸ばした。
「調子はどうだい? え?悪いほうかい、それとも、よくなってきたかい?」
「え、あの、よくなってきました」
と、ユ―タは答えた。
:11/02/22 01:05
:SH07B
:☆☆☆
#50 [スピーディー]
「だったら、ここへきてよかったわけだな。 名前はなんてんだい?」
"どこぞの風来坊"そうトニ―は言った。
またあとでは、"風来ユ―タ"とも呼んだ。
:11/02/22 01:07
:SH07B
:☆☆☆
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