*トワイライト・ゾーン*
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#507 [スピーディ]
みんながそれぞれ自分のことだけに気をとられていた。

ユ―タのお芝居など、てんから不必要だったのだ。

⏰:11/04/08 00:12 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#508 [スピーディ]
彼はしゃんと身を立てなおすと、ぐるりと迂回して、門のほうへ進んでいった。

だがすぐに、そう簡単にはなかに入れそうにないことがわかった。

⏰:11/04/08 00:14 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#509 [スピーディ]
番兵が宮殿に入ろうとする人びとを呼び止めては、なにやら問い質しているのだ。

呼び止められたほうは身分証明書を見せるか、出入り許可証のバッジなりを見せなければならないらしい。

⏰:11/04/08 00:18 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#510 [スピーディ]
傷痕のある隊長を見つけないかぎり、宮殿内には入れそうにない。

すると、番兵のもとは微妙にちがう軍服を着た、背の高い男が、姿をあらわした。

⏰:11/04/08 00:20 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#511 [スピーディ]
この男の軍服にはひだえりが付いていない。

また帽子も三角帽ではなかった。

どうやら将校か何からしい。

⏰:11/04/08 00:22 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#512 [スピーディ]
将校らしい男が番兵になにごとか言っている。

そのとき、彼の右目の下から顎の線のすぐ上にかけて、長く青い稲妻のような傷痕が、ジグザグに走っているのを、ユ―タは見た。

⏰:11/04/08 00:25 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#513 [スピーディ]
将校らしい男は番兵たちにうなずくと、きびきびした足取りで遠ざかっていった。

右も左も見ず、群衆の間を縫うようにして進んでいく。

⏰:11/04/08 00:27 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#514 [スピーディ]
ユ―タはそのあとを追って走り出した。

「あの…」

と声を掛けてみたが、相手はゆっくり動く人の波を縫ってずんずん先へ歩いてく。

ユ―タはようやく手を伸ばして彼のひじに触れた。

⏰:11/04/08 00:30 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#515 [スピーディ]
「隊長さん」

隊長がいきなりこちらに向き直ったので、ユ―タは思わずその場に凍りついたようになった。

⏰:11/04/08 00:32 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#516 [スピーディ]
近くで見ると、傷痕は太く切れ切れになっていて、たとえ傷がなかったとしてめ、その顔はおそろしく短気そうに見えただろう。

「なんだ?」

と、隊長は訊いた。

⏰:11/04/08 00:34 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


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