*トワイライト・ゾーン*
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#102 [スピーディー]
「つぎからつぎに、いろんなところが具合悪くなったりしてな」

言葉を途中で切って、ユ―タの顔をつくづくと見た。

⏰:11/02/22 13:28 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#103 [スピーディー]
「どうやら調子があんまり良くなってないみてェだな。

風来ユ―タはは心配事の山をかかえてるってところかい?」

「ええ、そんなところ」

ユ―タは言いかけたが、どう説明したらいいのかわからなくなった。

⏰:11/02/22 13:30 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#104 [スピーディー]
彼はどうしていいかわからず、ただ目の前の長身の黒人をみつめた。

トニ―は両手をポケットに深くつっこみ、ふといグレイの眉と眉の間に、縦に深い皺を刻んでいる。

⏰:11/02/22 13:32 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#105 [スピーディー]
その目はほとんど色がないくらい薄く、ユ―タの目をひたとみつめた―

―すると、ユ―タはまた、急に気分が軽くなった。

⏰:11/02/22 13:35 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#106 [スピーディー]
なぜかはわからないが、トニ―は感情をじかに交流させることができるらしく、二人はつい1週間ほど前に知りあったばかりではなくて、何年来もの友だちであるかのような気分にさせられるのだった。

⏰:11/02/22 13:37 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#107 [スピーディー]
「さて、ひとまず仕事はこんなもんでいいだろう」

トニ―は少し離れた建物をちらりと見た。

「これ以上だとやりすぎだな。

わしのオフィスを見せたことがあったかな?」

ユ―タは首を横にふった。

⏰:11/02/22 13:40 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#108 [スピーディー]
「ちょうど一息入れるところだ。 坊主、いいときに来たな」

そして長い脚を桟橋を歩きだした。

そのあとからユ―タは小走りについていく。

⏰:11/02/22 13:43 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#109 [スピーディー]
桟橋の踏み段をおりて、ちょぼちょぼと雑草の生えた茶色の固い地面を、遊園地のむこう端にある建物のほうへ歩いていきながら、トニ―が急に歌いだしたので、ユ―タはびっくりした。

⏰:11/02/22 13:45 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#110 [スピーディー]
風来ユ―タ、風来坊
遠くの郷から旅をして
遠くの郷へと帰ってゆく

⏰:11/02/22 13:48 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#111 [スピーディー]
それは正確には歌というより、いわば歌と語りとの中間のようだった。

たとえ歌詞がなくても、トニ―のどっしりした、しわがれ声を聴いているだけでも、いい気持にさせられた。

⏰:11/02/22 13:50 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


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