*トワイライト・ゾーン*
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#121 [スピーディー]
どう考えても、東京でトニ―に会ったことなどあるはすがなかった…
…だが、そのかわりに、あの頃のべつの記憶がもどってきた。
:11/02/22 14:10
:SH07B
:☆☆☆
#122 [スピーディー]
ユ―タが6歳のときのある日の午後の情景が、そのとき感じたままに蘇ってきたのだ―
あのときユ―タは、父の事務所の長椅子のうしろで、玩具のタクシーで遊んでいた…
そして父とナオト叔父さんが、白昼夢の世界のことを話していたのだ。
:11/02/22 14:12
:SH07B
:☆☆☆
#123 [スピーディー]
『こっちの世界の物理学にあたりのが、むこうでは魔術だというわけだな?
科学のかわりに魔術を用いる農業王国か。 しかしだな、もしもそこに電力を導入したら、どういうことになるだろう?
むこうのやつらに近代兵器を渡してやったら? 考えてみたことはあるかい?』
『ちょっと待てよ、ナオトくん、きみがまだ考えてもいないようないろんなことを、私はすでに考えてる…』
:11/02/22 14:17
:SH07B
:☆☆☆
#124 [スピーディー]
父の声が現実に聞こえてくるような気がした。
ユ―タはふたたび足を速めた。
トニ―はすでに赤い小屋のドアを開け、そこによりかかって、微笑をうかべていた。
:11/02/22 14:19
:SH07B
:☆☆☆
#125 [スピーディー]
「胸ん中に何かがいるんだな、風来坊。 それじゃひとつ、この重役室に入って、とっくり聴かせてもらおうかい」
:11/02/22 14:20
:SH07B
:☆☆☆
#126 [スピーディー]
彼の笑いがもっと大きく広がっていたら、ユ―タは身をひるがえして逃げだしたかもしれなかった。
だがトニ―は口ではからかうように言いながらも、全身で温かく迎え入れる姿勢を見せていた。
それでユ―タは彼のそばを通って、小屋の中にはいっていった。
:11/02/22 14:22
:SH07B
:☆☆☆
#127 [スピーディー]
トニ―のオフィスは狭い板張りの部屋で、外部とおなじく赤く塗られ、机も電話もなかった。
:11/02/23 23:05
:SH07B
:☆☆☆
#128 [スピーディー]
ユ―タは壁にテ―プで止められてある写真を見ていた。
写真は1枚をのぞいてすべて、男性雑誌から切り抜いたヌ―ドばかりだった。
:11/02/23 23:08
:SH07B
:☆☆☆
#129 [スピーディー]
トニ―・パ―カ―がそばに立ってじっとこちらを凝視しているのを、ユ―タは意識していた。
それから、ヌ―ド写真の中央に貼ってある1枚の風景写真に目が移り、その刹那、ユ―タは息が止まったかと思った。
:11/02/23 23:11
:SH07B
:☆☆☆
#130 [スピーディー]
ひどく鮮やかな緑の丈高い草のはえた平野が、とおくの低い山並までずっと続いている。
:11/02/23 23:14
:SH07B
:☆☆☆
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