*トワイライト・ゾーン*
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#131 [スピーディー]
その草原と山脈の上には、透きとおるほど澄みわたった空がひろがっていた。
ユ―タはこの風景の新鮮な香りが現実に匂ってくるような気がした。
:11/02/23 23:16
:SH07B
:☆☆☆
#132 [スピーディー]
彼はこの写真の場所を知っていた。
実際には行ったことはなかったが、知っていた。
それはあの白昼夢で見る場所のひとつだったのだ。
:11/02/23 23:18
:SH07B
:☆☆☆
#133 [スピーディー]
「ちょっと見惚れるだろ?」
と、トニ―に言われて、ユ―タは自分がどこに立っているか思い出した。
欧亜混血の女がカメラに背を向け、ハ―ト型のお尻をつぎだして、肩ごしにこちらに微笑みかけている。
:11/02/23 23:34
:SH07B
:☆☆☆
#134 [スピーディー]
ほんとにそうだ、とユ―タは思った。
「その風景写真の1枚はわしが壁に貼ったのさ。
ほかの女の子たちのは、わしがここにくる前から貼ってあったんだが、剥がしてしまう気がしなくてな。
わしが旅をしていたころの昔を思い出させてくれるんでな」
:11/02/23 23:37
:SH07B
:☆☆☆
#135 [スピーディー]
ユ―タは驚いてトニ―を見あげた。
すると老黒人は、片目をつぶってみせた。
:11/02/23 23:38
:SH07B
:☆☆☆
#136 [スピーディー]
「あの場所をしってるんですか?」
ユ―タは訊いた。
「つまり、あれがどこかってことを?」
:11/02/23 23:39
:SH07B
:☆☆☆
#137 [スピーディー]
「知ってるかもしれんし、知らんかもしれん。
わしがそう思ってるだけかもな。 ま、座んなよ、風来ユ―タ。
その安楽椅子に掛けな。」
:11/02/23 23:41
:SH07B
:☆☆☆
#138 [スピーディー]
「あれはアフリカ―ケニアのどこだったかな」
ユ―タは椅子の向きを変えて、その白昼夢の場所の写真が見えるようにした。
「あれがアフリカ。?」
「いや、もっと近いところかもな。 だれかさんが、行きたいと心からそう思ったときは、いつでも行けるような場所とか、な」
:11/02/23 23:45
:SH07B
:☆☆☆
#139 [スピーディー]
ユ―タはふいに、さっきから自分が震えていることに気がついた。
両の拳をしっかりと握りしめると、震えが胃袋のほうへと移動していくのが感じられる。
:11/02/23 23:47
:SH07B
:☆☆☆
#140 [スピーディー]
自分でも白昼夢の場所へ行ってみたいと思うかどうか確信がもてなかったが、彼は椅子に腰をおろしたトニ―のほうを見て、尋ねた。
:11/02/23 23:49
:SH07B
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