*トワイライト・ゾーン*
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#321 [スピーディー]
大空に美しい曲線をえがいていたロ―ラ―・コ―スタ―も消えていた。
遊園地そのものがなかった。
:11/02/24 22:41
:SH07B
:☆☆☆
#322 [スピーディー]
ここはどこかほかの場所だった。
ここは―
「テリトリーなんだ」
ユ―タはそっと呟いてみた。
:11/02/24 22:42
:SH07B
:☆☆☆
#323 [スピーディー]
恐ろしいような嬉しいような、その両方が混じり合った気持ちが、全身を駆けめぐった。
:11/02/24 22:43
:SH07B
:☆☆☆
#324 [スピーディー]
口許には呆けたような笑いが浮かんだ。
「トニ―、ぼくは、ぼくはテリトリーにいるんだ! ぼくは―」
その驚愕の大きさに、彼は言葉を失った。
:11/02/24 22:45
:SH07B
:☆☆☆
#325 [スピーディー]
片手で口を押さえて、ゆっくりと体を回転させながら、トニ―の" 魔法のジュース" に運ばれてきた場所を眺めた。
:11/02/24 22:46
:SH07B
:☆☆☆
#326 [スピーディ]
ユ―タは眉をひそめて首を振ると、目をほかへ転じた。
海辺には雑草が丈高くおい茂り、さっきまでメリーゴ―ラウンドがあった岬までずっとひろがっている。
:11/04/07 00:05
:SH07B
:☆☆☆
#327 [スピーディ]
だしぬけにユ―タは、自分の頬を力いっぱいつねってみた。
痛さで思わず涙が出たほどだったが、まわりの景色には何ひとつ変化はなかった。
:11/04/07 00:06
:SH07B
:☆☆☆
#328 [スピーディ]
「やっぱり本物なんだ」
と、呟く。
ユ―タは道を歩きだした。 右手にはまだ、ダ―クグリーンの瓶を持っている。
:11/04/07 00:08
:SH07B
:☆☆☆
#329 [スピーディ]
もう1つの世界にいるトニ―が、この瓶の蓋を持っているはずだった。
(ぼくは突然、トニ―の前から消えたのかな? たぶんそうだろうな。
こいつはすごいや!)
:11/04/07 00:10
:SH07B
:☆☆☆
#330 [スピーディ]
ほぼ40歩ほど進んだところに、クロイチゴの茂みがあった。
トゲにかこまれたクロイチゴの実は、ユ―タがこれまで見たこともないほど大ぶりで、色濃く、みずみずしいようすをしていた。
:11/04/07 00:12
:SH07B
:☆☆☆
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