裏の王子様
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#41 [恋]

タバコの煙りで部室内が充満していた。

私はタバコの煙りが苦手でむせていた。

憂夜「タバコ苦手か」

憂夜先輩は吸っていたタバコの火を消した。

彩美「ありがとうございます」

憂夜「俺お前みたいなタイプ嫌いなんだよね−」

そんな一言を言われると思っていなくて、うろたえていた。

彩美「....ぇ」

⏰:11/04/05 22:01 📱:933SH 🆔:0snF51Lc


#42 [恋]

憂夜「いかにもいい子です。って感じで、優等生えんじて..。処女は好きな人と付き合って半年後するとか夢みてるような女」

彩美「...そんなこと」

憂夜「そんな奴が、泣き叫ぶ姿とか最高だよな。痛がって苦しんでる顔とか」

(憂夜先輩?)

憂夜「いつもなら..俺の連れ集めて適当にやらせるんだけど...........いやなんでもない」

彩美「...」

⏰:11/04/05 22:06 📱:933SH 🆔:0snF51Lc


#43 [恋]

憂夜「こっちに来な」

彩美「は..はい」

静かに唇を重ねた。

彩美「..先輩..?」

憂夜「お前は今日から俺の奴隷な」

彩美「えっ..」

⏰:11/04/05 22:10 📱:933SH 🆔:0snF51Lc


#44 [恋]

部室から出て、先輩の後を指示通りついて行った。

彩美「どっ..どこに行くんですか??」

憂夜先輩はスタスタと前を歩いていく。

彩美「先輩っ!..はやいです」

しばらく歩くと
高級マンションの前に着いた。

憂夜「中に入れ」

⏰:11/04/05 22:15 📱:933SH 🆔:0snF51Lc


#45 [恋]

彩美「ここは?」

白一色に統一された
デザイナーズマンション。

広々とした内装。

憂夜「早くこいよ」

高校生で一人暮らしが
憧れだった私にとっては
すごく羨ましいマンションだった。

⏰:11/04/06 01:56 📱:933SH 🆔:uExO9WCo


#46 [恋]

22階でエレベーターを降りた。

先輩はカードでドアを開け
私は部屋の中に入った。

一人暮らしにしては、かなり
広い部屋。

クローゼットの中には凄い数の
洋服や鞄。

(先輩の部屋?)

憂夜「俺が今後呼びだしたらここのマンションに来い」

⏰:11/04/06 02:01 📱:933SH 🆔:uExO9WCo


#47 [恋]

彩美「先輩それは、どういう意味ですか?」

(さっき先輩は女の人を自分の部屋に一度も入れたことがないと言っていた。少し期待しちゃうよ..)

憂夜「奴隷だからだよ」

(奴隷...)

彩美「.....」

憂夜「不満?」

彩美「一緒にいられるなら、それでいいです」

⏰:11/04/06 02:04 📱:933SH 🆔:uExO9WCo


#48 [恋]


憂夜先輩は私の王子様。

一年前、私は先輩に一目惚れをした。

整いすぎな外見。
多彩な才能。

一線を逆においてしまうほどのオーラ。

後半の私達の周りで先輩を知らない人は
いないくらいの人気で
告白しに行ったという噂は本当によく聞く。

ただその反面、詳しい先輩の情報はゼロだった。

⏰:11/04/06 02:11 📱:933SH 🆔:uExO9WCo


#49 [恋]

芸能人をテレビごしに見る感覚と
私の先輩に対する思いは同じような
ものだった。

見ているだけでよかった。

先輩の方を見ると、はだけたシャツ
が妙に色っぽく感じた。

憂夜「気持ち悪いから見るな」

⏰:11/04/06 02:16 📱:933SH 🆔:uExO9WCo


#50 [恋]


彩美「ごめんなさい」

憂夜「見とれてんじゃねーよ」

先輩は私の目の前で
しゃがみこんで私の顔をじっと見た。


綺麗すぎる...!!

先輩の目って少し青いんだ。

彩美「先輩はハーフなんですか?」

憂夜「クオータだよ」

彩美「モデルとかやらないんですか?」

憂夜「なんの話しだよ。やらねーよ」

彩美「もったいないです」


⏰:11/04/06 09:59 📱:933SH 🆔:uExO9WCo


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