裏の王子様
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#46 [恋]

22階でエレベーターを降りた。

先輩はカードでドアを開け
私は部屋の中に入った。

一人暮らしにしては、かなり
広い部屋。

クローゼットの中には凄い数の
洋服や鞄。

(先輩の部屋?)

憂夜「俺が今後呼びだしたらここのマンションに来い」

⏰:11/04/06 02:01 📱:933SH 🆔:uExO9WCo


#47 [恋]

彩美「先輩それは、どういう意味ですか?」

(さっき先輩は女の人を自分の部屋に一度も入れたことがないと言っていた。少し期待しちゃうよ..)

憂夜「奴隷だからだよ」

(奴隷...)

彩美「.....」

憂夜「不満?」

彩美「一緒にいられるなら、それでいいです」

⏰:11/04/06 02:04 📱:933SH 🆔:uExO9WCo


#48 [恋]


憂夜先輩は私の王子様。

一年前、私は先輩に一目惚れをした。

整いすぎな外見。
多彩な才能。

一線を逆においてしまうほどのオーラ。

後半の私達の周りで先輩を知らない人は
いないくらいの人気で
告白しに行ったという噂は本当によく聞く。

ただその反面、詳しい先輩の情報はゼロだった。

⏰:11/04/06 02:11 📱:933SH 🆔:uExO9WCo


#49 [恋]

芸能人をテレビごしに見る感覚と
私の先輩に対する思いは同じような
ものだった。

見ているだけでよかった。

先輩の方を見ると、はだけたシャツ
が妙に色っぽく感じた。

憂夜「気持ち悪いから見るな」

⏰:11/04/06 02:16 📱:933SH 🆔:uExO9WCo


#50 [恋]


彩美「ごめんなさい」

憂夜「見とれてんじゃねーよ」

先輩は私の目の前で
しゃがみこんで私の顔をじっと見た。


綺麗すぎる...!!

先輩の目って少し青いんだ。

彩美「先輩はハーフなんですか?」

憂夜「クオータだよ」

彩美「モデルとかやらないんですか?」

憂夜「なんの話しだよ。やらねーよ」

彩美「もったいないです」


⏰:11/04/06 09:59 📱:933SH 🆔:uExO9WCo


#51 [恋]

彩美「あの、先輩私の名前知っていますか」

憂夜「知らない」

彩美「彩美って言います」

憂夜「ふーん」

先輩が私の身体を引き寄せる。

彩美「....せっ先輩?」

⏰:11/04/06 10:04 📱:933SH 🆔:uExO9WCo


#52 [恋]

憂夜「さっきから、ごちゃごちゃうるせえよ。黙れ」

唇が重なる。

徐々に激しくなって、頭がくらくらする。

彩美「はあ..はあ」

白の絨毯に押し倒されて
手を固定される。
膝でスカートの中をぐいぐい
まさぐる。

⏰:11/04/06 10:08 📱:933SH 🆔:uExO9WCo


#53 [恋]

憂夜「......」

冷たい視線で作業してるだけで
感情のない先輩。

私は先輩の奴隷。

彩美「...!!!」

先輩の身体を引き上げて
私は走ってマンションを出た。

⏰:11/04/09 11:37 📱:933SH 🆔:NqrahPLo


#54 [恋]

彩美「.....っ」

涙がこぼれ落ちた。

私は何を期待してた?

馬鹿なのは先輩じゃなくて
私..。

好きになってもらえないって
はじめから分かってたことなのに。

⏰:11/04/12 02:04 📱:933SH 🆔:Nxr5s.KE


#55 [恋]

先輩ごめんなさい。

私はやっぱり先輩にも
私を思ってもらいたいです。

先輩....好きです。


ふらふらとそんなことを考えながら
夜道を歩いていた。


しばらく歩いていると
二人組に後ろから話かけられた。

⏰:11/04/12 02:14 📱:933SH 🆔:Nxr5s.KE


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