†horror†
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#661 [みほ]
あげます(^O^)

⏰:11/11/21 01:54 📱:841SH 🆔:2bkoARcM


#662 [輪廻]
>>661さん
ありがとうございます♪
――――――――――


まだ寝ていると思っていた蓮が起き、洗面所にいるのだろう水の音が聞こえてくる。


そしてリビングに来て響歌の隣に座った。


蓮『…おはよ』


響歌『おはよう』

チラッとだけ彼の顔を見てみると、その表情が重苦しい。
 
 

⏰:11/11/22 12:30 📱:Android 🆔:B6W28UJc


#663 [輪廻]
 
 
響歌『どうしたの? 何かあった?』


蓮『…別に。変な夢見ただけ』


響歌『どんなの?』

何気に聞いてみると、蓮から衝撃的な答えが返ってくる―


蓮『気がついたら麗奈が殺されたあの廃工場にいて…俺の目の前に倒れてたんだ…麗奈が。で、自分の手を見てみたら血まみれのナイフを握ってた』


響歌『…! そ、そんなのただの夢だよ。気にする事なんか…』


蓮『そうだけどさ。なんか嫌にハッキリした夢だったから、一瞬夢か現実かわからなかった』

そう言って机の上のリモコンを手に取り、テレビの電源をつける蓮。
 
 

⏰:11/11/22 12:33 📱:Android 🆔:B6W28UJc


#664 [輪廻]
 
 
そして色々な局のチャンネルボタンを押していて、あるチャンネルで手を止めると


蓮『これ…麗奈の事件のニュースだ』

そうポツリとつぶやいた蓮の声が届いたのか、後ろのキッチンテーブルの椅子に座っていた蓮の父親がバタバタと急ぎ足でテレビの方にやってきた。


画面右上のテロップには


“杉本麗奈さん殺害事件に新展開”と表示されている”


しばらくして画面が現場の廃工場からスタジオに変わり、女性のニュースキャスターが真顔でその事件の新展開について読み上げた。
 
 

⏰:11/11/22 12:41 📱:Android 🆔:QIpXppO2


#665 [輪廻]
 
 
それは、麗奈殺害事件にはとあるサイトが関係しているという事だった。


その話を聞いて響歌と蓮はピンときて顔を見合わせる。


蓮『おい村井! これって…!』


響歌『うん。間違いないよ…デスネット!』

いよいよ、影で蠢いてたそのサイトが世間に姿を現そうとしていたー
 
 

⏰:11/11/22 12:43 📱:Android 🆔:QIpXppO2


#666 [輪廻]
 
 
 
 
 
そして物語は最終章へー
 
 
 
 
 

⏰:11/11/22 12:45 📱:Android 🆔:QIpXppO2


#667 [輪廻]
 
 
某所ー


  『それで…村井響歌の居場所は?』


  『ええ…局員の一人が彼女が住んでいるアパートの管理人…高田幸治を殺し、盗んだ合鍵で部屋を開けましたが、村井響歌はいなかったそうで。しかし彼の報告によると、今は桐谷という知り合いの家にいるようです』


  『桐谷くんの家…。なら村井さんには直接来てもらおうかな。別室に拘束している井本七瀬は彼女とは親友同士。その親友を助ける為なら村井さんは必ずここに来る。それも桐谷くんと一緒に…』
 
 

⏰:11/11/22 12:55 📱:Android 🆔:QIpXppO2


#668 [輪廻]
 
 
響歌と蓮の2人はその日のお昼、昨夜蓮の父親から貰った映画のチケットを持って映画を観に行った。


あるメールに気がついたのは、映画を観終わりロビーで携帯電話の電源をつけてからだ。


響歌『蓮! これ見て…!』

隣にいた蓮にそのメールを見せると、彼も驚いた顔をした。

メールには件名に“井本七瀬”とあり、添付されていた画像には薄暗い部屋で手足を縛りつけられて拘束されている女性の姿があった。


七瀬とはしばらく会っていなく、もうこの世にはいないと思っていた響歌はすぐに


響歌『ナナ…!』

とロビーで叫ぶように言った。
 
 

⏰:11/11/22 13:18 📱:Android 🆔:APO5AGiI


#669 [輪廻]
 
 
蓮『村井落ち着け! メールに何か書いてないか見てみろよ』

言われた通りに再びメールを見ると…


“村井響歌 親友の井本七瀬を助けたいなら本日午後7時にお前が通っていた中学校の一階体育倉庫へ来い”

と書かれていた。


響歌『中学校…?』


蓮『俺達が通ってた中学校? そこに井本がいるって事だよな? 村井、行こうぜ!』


響歌『待って。7時になってから私一人で行く』

響歌が真顔でそう言うと、蓮はさっきよりも驚いた顔をする。
 
 

⏰:11/11/22 20:29 📱:Android 🆔:Wgrk0EI.


#670 [輪廻]
 
 
蓮『何言ってんだよ! 向こうはデスネットの関係者で…何人いるかわからないだろ! そんなトコに一人で行かせられるか!』

周りの人目を気にせず大声を張り上げる蓮だが、響歌は首を横に振って話を続ける。


響歌『ありがとう蓮。でも、これは私が決着をつけるべきなの』


蓮『どういう事だよ…?』


響歌『ナナが自分が通ってた中学校で捕まってるって事は…』

蓮の質問を無視して独り言のように言う響歌を見て蓮は


蓮『もういい! 俺は警察に電話してから中学に行く! だからお前はじっとしてろ!』


響歌『ちょっと蓮! ここから中学校までどれだけ時間が…!』

止める間もなく蓮は全速力で走り去っていったー
 
 

⏰:11/11/22 20:31 📱:Android 🆔:Wgrk0EI.


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