悪魔と天使の暇潰し
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#93 [匿名]
「なんかこんなにスッキリするとは思わなかったです!」

「俺もだ。」

「奥さんがとてもいい人で良かったです。あの人には敵わないって思ったし、もし私よりも変な人だったら、まだ勝てる!って思っちゃってたかも。」

笑いながら言う。

「君は君で、あの奥さんに勝ってる所は沢山あるよ。それを分かってくれる人も必ずいる。」

⏰:11/05/22 18:11 📱:F06B 🆔:2D2DV3U.


#94 [匿名]
あいつの言葉にターゲットは顔を赤らめた。

「私頑張ります!もっといい女になって、素敵な彼氏を作ります!」

ターゲットが成長した。
俺もあいつも、安心しただろう。

「うん、応援してる。」

そしてターゲットと別れた。上に戻り、浮気男の様子を眺める。

⏰:11/05/22 18:13 📱:F06B 🆔:2D2DV3U.


#95 [匿名]
.仕返し...裏



「浮気男、騙されたな!」

「そうだね。」

浮気男は俺達の嘘に気付かなかった。

五日目、あいつが思い付いた仕返しは、こんなかんじだ。



「とりあえず、君とターゲットは結婚する!」

「はあ?」

⏰:11/05/22 18:15 📱:F06B 🆔:2D2DV3U.


#96 [匿名]
「僕は浮気男だけをドン底に落としたい。奥さんや子供は何も関係ないからね。」

うん、それは俺も思う。

「だから考えた!」

「おう。でも何で結婚しなきゃいけねーんだよ!」

「うん、ごめん。結婚するふりだ。」


ターゲットと俺は会社で出会い、すぐに恋に落ちた。二人は今すぐにでも結婚したい!そう思っているが、周りは壁だらけ。

⏰:11/05/23 11:34 📱:F06B 🆔:3LX4MsVg


#97 [匿名]
沢山の人に反対される中、二人の直属の上司であるあの浮気男だけが、二人を応援してくれた。

その甲斐あって二人は周囲にも認められ、めでたく結婚できるようになった。

「そこまでが僕の考えた架空のあらすじね。」



まずは、お世話になっている上司の奥様にお礼をしよう!しなければならない!そう思い立ち、上司の自宅へと向かった。

⏰:11/05/23 11:36 📱:F06B 🆔:3LX4MsVg


#98 [匿名]
「ここからは君とターゲットにかかっている。」

まず、自分達があなたの旦那の部下である事を伝える。

そして、今までのあらすじを話す。

感謝している事を伝え、お礼の為に来たと言う。


そしてまだ上司には結婚が決まった事は伝えてなく、結婚式の日にちが近くなったら、自分達から伝えて驚かせたいので、黙っていてください!とお願いをする。

⏰:11/05/23 11:37 📱:F06B 🆔:3LX4MsVg


#99 [匿名]
「そして浮気男が帰ってきたら、そそくさと家を出ればいい。」

「そしたら浮気男はいい人で終わるじゃねーか!これの何が仕返しだよ!」

こんなんじゃ仕返しでも何でもない。


「ただ、浮気男はその話を聞いていない。」

だからなんだ?

⏰:11/05/23 11:38 📱:F06B 🆔:3LX4MsVg


#100 [匿名]
「家に帰ってターゲットと君がいたら、浮気男はとりあえず驚く。そして、不安になる。」

そうか。
浮気男は、勘違いする。

「君達が上手く誘導出来たら、この仕返しは成功する。」


浮気男には、俺達が浮気の事を奥さんにばらしたと思わせればいい。

そうしたら奥さんは傷付く事なく、家庭が壊れる事もないだろう。

⏰:11/05/23 11:39 📱:F06B 🆔:3LX4MsVg


#101 [匿名]
ただ浮気男が精神的に追い詰められるだけ。

奥さんは浮気男に、浮気を問いたてる事はしない。だってその事実を知らないんだから。

きっと浮気男から、謝罪をする事もない。浮気がバレたとしても、持ち前の口の上手さで乗り切るだろう。

俺達がついた嘘に気付くまで、ビクビク過ごせばいい。

⏰:11/05/23 11:42 📱:F06B 🆔:3LX4MsVg


#102 [匿名]
.


そんな作戦だった。


「とても素敵なお二人ね?」

奥さんが浮気男に笑顔を向けている。

「あなたに感謝しているって言ってたわ。あなたはやっぱり慕われているのね。」

奥さんの無邪気な発言にも、浮気男は顔をひきつらせる。

素直にその言葉を、喜んで聞けばいいのに。馬鹿な男だ。やましい事はしてはいけないんだな。

⏰:11/05/23 11:43 📱:F06B 🆔:3LX4MsVg


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