2年A組
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#61 [我輩は匿名である]
「おっさ〜ん!!早く犯人捕まえろよ!部活できなくなっちまったじゃねーかよ!!」
同じ頃、龍也は土谷に電話を掛けるなり声を荒げた。
土谷は「そう言われてもよぉ…」と言葉を濁す。
「何にも残ってねぇんだよ。凶器、指紋、防犯カメラ!何もない!」
「知らねぇよそんな事!サツなんだから、ちゃんと捕まえろよな!」
龍也は怒ったように言い返す。すると、土谷はなぜか黙り込んでしまった。
:11/10/26 19:50
:PC/0
:AqBoNxy.
#62 [我輩は匿名である]
「…おっさん?どした?」
「なぁ、お前の知ってる奴で、怪しいやつはいないか?」
「は?男?」
何だ急に。そう思いながら龍也は考えてみるが、怪しい人物に心当たりなどない。
「いない…と思うけど?何?何なんだよ?」
聞き返すと、土谷はまた何も言わなくなった。
「ちょっと〜。さっきから何?」
:11/10/26 19:50
:PC/0
:AqBoNxy.
#63 [我輩は匿名である]
「もし怪しい男と女に心当たりがあったら、早めに教えてくれ。間違っててもいいから」
「男と女…。えっ、犯人2人いんの!?」
「可能性としては、だ。まだわからんけどな」
「ふうん…。まぁ、わかった」
「ん。頼んだぞ」
それで電話は切れてしまった。龍也はぽかんとした様子で携帯電話を見つめた。
:11/10/26 19:51
:PC/0
:AqBoNxy.
#64 [葵]
やばい。おもしい
:11/10/28 01:41
:SH06A3
:☆☆☆
#65 [我輩は匿名である]
>>64さま
ご感想(ですよね?汗)ありがとうございます!
感想板もありますので、そちらもご利用くだされば嬉しいです(*^^*)
:11/10/28 21:21
:PC/0
:KIsItnv6
#66 [我輩は匿名である]
次の日。
「やっぱ、部活無いと暇だね」
教室の壁にもたれながら、皐はため息をつく。
「そうだね…。私は、今は部活ない方が嬉しいけど」
彩は苦笑しながら言う。
事件から関係のないものからすれば、退屈な日々だろう。
:11/10/28 21:22
:PC/0
:KIsItnv6
#67 [我輩は匿名である]
皐がつまらなさそうに足をぶらぶらさせていると、歩いてきた男子の足を蹴ってしまった。
「あ、ごめん」
「…別に…」
男子は俯いたまま小声で答えると、それ以上何も言わずに去って行った。
皐は不満そうにその男子の背中を見つめる。
「…あいつ、名前なんだっけ?」
「確か…岡本君じゃなかった?」
:11/10/28 21:23
:PC/0
:KIsItnv6
#68 [我輩は匿名である]
「暗いねぇ…。あんなんで生きてて楽しいのかな」
うじうじした性格は嫌いな皐にとっては、今通った岡本忍のような男子は生理的に受け付けないらしい。
何か言いたそうに見ていたが、ため息をついて視線を彩に戻した。
「彩ちゃん、皐ちゃん」
2人がドアに目をやるのと同時に、美穂が教室に入ってきた。
「久しぶりだね」
「部活がないと、なかなか会わないもんねぇ。2組通った時、菊池君も皐ちゃんみたいな顔してたよ」
「どんな顔だよ…」
:11/10/28 21:24
:PC/0
:KIsItnv6
#69 [我輩は匿名である]
そういえば龍也も事件とは関係がないため、さぞかし暇な事だろう。
「お似合いなんじゃないの?」
「馬鹿言わないでよ。あんなアホそうな奴好みじゃないし」
うんざりしたように皐が吐き捨てる。あまりに嫌そうだったので、彩と美穂が一斉に笑い出す。
「それにほら、あいつにはもっとお似合いの奴がいるし!!」
皐が思い出したように言う。
「え、誰?」
美穂がきょとんとした表情で尋ねる。
:11/10/28 21:24
:PC/0
:KIsItnv6
#70 [我輩は匿名である]
「(美穂しかいないでしょ…)」
かわいい顔して鈍感で天然な美穂に、彩も皐もため息をつく。
「美穂、菊池君に好きな人いるの、知らないの?」
「知らない」
「あ、そう…」
きっぱりと否定する美穂を見て、彩は龍也が気の毒に思えてきた。
その横では、美穂が腕を組んで真剣に考えている。
:11/10/28 21:24
:PC/0
:KIsItnv6
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