ぼくらのみかた
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#272 [輪廻◆j6ceQ96kak]
いい情報をくれた事に感謝するぞ吉田…
いや、吉田さん。
色々考えている内に、気がついたら木下は屋上から姿を消していた。
まあいいだろう。
少し手間がかかるけど『苦労は買ってまでしろ』という言葉を聞いた事あるし、ここはありがたく買わせてもらおう。
俺は自分の携帯電話を取り出して、吉田に電話した。
…電話した結果、運のいい事に木下の娘は今、吉田の家に来ているとの事。
:11/08/21 23:45
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:eIzae13s
#273 [輪廻◆j6ceQ96kak]
またまた運のいい事に、吉田さんの家は一度行っているから場所はわかる。
あの荷物持ちジャンケンが無駄じゃなかったって訳だ。
俺は早速、吉田さんのマンションに向かう事にした。
女の子の携帯電話をチェックするなんて失礼な事はしたくないけど、これは友達の久保の為だ。
それを伝えれば彼女もわかってくれるだろう。
:11/08/22 09:12
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#274 [輪廻◆j6ceQ96kak]
:11/08/22 09:36
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:0Fa9Sr/Y
#275 [輪廻◆j6ceQ96kak]
学校から歩いて40分くらいだが、俺は急いで歩いたので30分くらいでマンションに到着した。
吉田さんの部屋は13階。
さっさとエレベーターに乗って部屋前に。
そしてチャイムを鳴らすと、しばらくして背の小さめな女の子が現れた。
『…どちら様ですか?』
この子が吉田さんの妹だろうか。
小柄な体型、服装は制服のままで髪は黒髪のツインテール。
雪乃ちゃんには及ばないが、清楚でかわいらしい子だ。
:11/08/22 09:45
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:0Fa9Sr/Y
#276 [輪廻◆j6ceQ96kak]
そのくりくりとした瞳は、思わず吸い込まれてしまいそうなほどだ。
『あの〜』
妹さんが不思議そうに俺の顔を見て言う。
…しまった。
つい顔を凝視していた。
決して見とれていた訳ではないぞ。
:11/08/22 09:50
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:0Fa9Sr/Y
#277 [輪廻◆j6ceQ96kak]
『あの、ええと…吉田優斗さんはいるかな…?』
『兄貴に何か用ですか?』
…ちょい待ち。
兄貴だと?
こんなかわいらしい女の子が兄を兄貴と呼ぶ?
気が強い女子が言うならわかるけど、こんな子が兄貴って呼ぶなんて違和感があるんですけど。
:11/08/22 09:55
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:0Fa9Sr/Y
#278 [輪廻◆j6ceQ96kak]
いや、兄がそういう性格だから似たのかもしれない。
まさか吉田一家は皆、気が強いのだろうか?
そうだとしたらあまり関わりたくはない。
『俺はあなたの兄貴…いや、お兄さんと同じ高校に通ってる高見といいます』
年下が相手なのになぜか敬語を使ってしまう。
タメ口で話したら豹変しそうで怖いからだ。
:11/08/22 10:01
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:0Fa9Sr/Y
#279 [輪廻◆j6ceQ96kak]
『…ちょっと待っててください』
そう言って妹さんが兄を呼びに行った。
『おう高見〜。来たか〜』
数秒して、リズムにのった声と共に吉田さんが現れた。
『吉田さん。さっきの話ですけど…』
『茜ちゃんなら佳代の部屋にいるぜ〜』
彼はなぜこんなにテンションが高いのだろう。
それにしても、妹さんの名前は佳代ちゃんというのか。
:11/08/22 10:11
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:0Fa9Sr/Y
#280 [輪廻◆j6ceQ96kak]
『佳代の部屋はここね〜。勝手に入ったらぶっ飛ばされるからちゃんとノックするんだぞ〜』
…笑顔で、しかも陽気な声で言われると逆に怖いんですけど。
『あの…吉田さんも一緒に入ってくれませんか?』
『そりゃ無理〜』
…こいつも即答かよ。
理由は聞く気もおきなかったので、仕方なく俺一人で佳代ちゃんの部屋に入る事にした。
:11/08/22 10:17
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:0Fa9Sr/Y
#281 [輪廻◆j6ceQ96kak]
ぶっ飛ばされたら怖いので、ドアを3回ノックした。
佳代ちゃんはすぐにドアを開けてくれたが、さっきまでのかわいらしい顔とは裏腹に強ばっているではないか。
そのまま『失礼しました』と冷や汗をかきながら言ってドアを閉める人をテレビなどでよく見かける。
でも俺は別に君に用があるわけではない。
その部屋に一緒にいる木下の娘の茜さんに用があるのだ。
:11/08/22 10:27
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:0Fa9Sr/Y
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