漆黒の夜に君と。V[BL]
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#241 [ちか]
>>240さま
たぶん携帯によってやり方違うんで分からないです(>_<)
そのスレのURLを表示出来ればコピー出来るんですが(*_*)

⏰:11/10/24 12:43 📱:Android 🆔:fZOUU5Pc


#242 [ちか]
>>239続き

しかし優里に反応は無い。
辺りに広がる押し潰されそうな空気に耐えられず、俺はわざとおどけて見せた。

「いやー、こっち来てから研究ばっかでたまってんのかな?!…なーんつって、あは、はは…」

それでも空気は変わらず優里も俯いたまま。


いよいよ気まずくなった俺は詰めていた距離を慌てて一歩退いた。
が、優里はシャツの裾を掴んで離さない。
そしと掠れた小さな声で呟いた。

「…別に謝らなくていいから。…………つ、続けろよ…。」

俯いていて顔がよく見えない。
しかしその声は明らかに無理をしているのが分かった。

思わずため息がこぼれる。

「…………なんでそこまでする。」

俺がそう問い掛けるとシャツの皺はさらに濃くなった。

⏰:11/10/24 14:57 📱:Android 🆔:fZOUU5Pc


#243 [ちか]
「………あんたが好きだから。」

細いが揺らがないその声が俺の内心を掻き乱す。

なんでこんな態度までとられて、それでも直球でいられるんだ。


まるで、

昔の自分を見てるようでイライラする。

⏰:11/10/24 16:16 📱:Android 🆔:fZOUU5Pc


#244 [ちか]
目の前のコイツがあの頃の自分に透過されていく。

しかしそれで苛立つのはただの八つ当たりでしかない。
コイツにぶつけるべきものでもない。

頭の中で言い聞かせていくうちに沸き出る感情が徐々に収まっていった。

そして派手に脱色された金髪に手を置く。

「分かったから、今日はもう無理するな。」

それが今の俺に言える精一杯だった。

⏰:11/10/24 16:27 📱:Android 🆔:fZOUU5Pc


#245 [ちか]
俺がそう言うと、優里は力無く頷いた。

そっと手を離し、時計に目をやる。

もう時計の針は天辺に来ていた。
チラリと優里を横目で見る。

「もうだいぶ遅いけど、どうする。」

「…どうするって?」

どういう過程で研究室に来たとは言え、連れ込んだのは俺だ。
責任は取るべきだろう。

「…ここに泊まるか自分とこ帰るか。選べ。」

一応…。

⏰:11/10/24 16:32 📱:Android 🆔:fZOUU5Pc


#246 [ちか]
「泊まる…」


即答ですか。

思わずツッコミを入れそうになったがそれを内心にとどめると、俺は毛布を渡した。

「生憎、ベッドとかは無い。から、そこのソファでこれ被って寝ろ。」

「あんたは?」

「俺はそこらへんの床でいい。」

罪悪感が働いたのか、俺が床で寝ると言うと一度受け取った毛布を突き返してくる。

⏰:11/10/24 16:37 📱:Android 🆔:fZOUU5Pc


#247 [ちか]
しばらく、押し付けあいが繰り広げられたがやがて根負けした俺は強引に毛布を取り上げた。

「〜…ッ、分かった、俺もソファで寝る!!!!それで満足だろ?!その代わり狭いっつっても知らねえからな!!」

引ったくるように奪った毛布をかぶり、俺は一方的に宣言してソファに座った。


やがて恐る恐る優里もその隣に腰を降ろす。
座ったのを横目で見ながら俺は無言で毛布
の半分を差し出した。

⏰:11/10/24 16:43 📱:Android 🆔:fZOUU5Pc


#248 [ちか]
優里もまた、それを無言で自分の方へ引き寄せた。

お互い無言のまま、時間が過ぎていく。
静けさの中で時計の音はやけに響いた。

しかし、

(…寝れるわけがない。)

隣には俺を好きだという未成年。
犯罪の意識が俺を苛む。

声も出せず、ただ頭の中でそんなことをうだうだと考えていた時、ふいに優里の声が耳に入った。

「まだ、起きてる?」

⏰:11/10/24 19:04 📱:Android 🆔:fZOUU5Pc


#249 [ちか]
「寝てる。」

「起きてんじゃん。」

そんな修学旅行の夜のようなやり取りをした後、優里は怪訝な声で俺の顔色を窺うように口を開いた。

「…なんで来たんだよ」

「なにが」

「俺が襲われてる時…」

コイツの発言は基本的に言葉にいくつかの単語が欠けている。
それ故に意図を汲み取るのに時間がかかる。

「ああ、どっかの誰かさんのせいで今日中に終わらせたかった段階の研究が終わらなかったからな。
だから泊まり込みで片付けようと思った。
ちょうどメシから帰ってきたところに、お前らが居た。それだけだ。」

そう、ただそれだけだった。はずなのに。

⏰:11/10/24 21:58 📱:Android 🆔:fZOUU5Pc


#250 [ちか]
会ってしまったから、偶然とは面倒なモノで。

「たまたまだ。」

「…ふーん。」

これを必然や運命と呼ぶのは、

気が引ける。

「神崎」

「ん?」

「…おやすみ」

偶然は面倒で済むが

「おやすみ。」

運命はもっと厄介だ。

⏰:11/10/25 08:04 📱:Android 🆔:EIHTtYqU


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