漆黒の夜に君と。V[BL]
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#327 [ちか]
(TT)>>302訂正
読み返してて気づいたんですが、
同僚の言葉の中で手術が『今週末』になってますね(>_<)
正しくは『来週末』です!すいません(TT)
:11/11/02 21:55
:Android
:uZUHTXvM
#328 [ちか]
>>326続き
― 陽平side.―
「先生、お願いします」
「いや、でも、その日は〜…」
「前日でもいいんです!その前でも!」
「や〜…」
関わらないと再決心したのも束の間、
研究室に突然、看護婦に乗り込みをかけられた。
:11/11/03 00:19
:Android
:luRwubkA
#329 [ちか]
「優里本当に最近、人が変わったみたいに元気なくて…。きっと先生に会えば、元気も出ると思うんです!」
「いや、それは…、」
むしろ逆効果なんじゃないか
そんな発言が口をついて出そうになり慌てて飲み込む。
看護婦は腑に落ちないといった顔でこちらを窺ってきた。
踏み込まないようにすれば、なんらかのキッカケで引き込まれる。
もはやこれは何かの因縁なんだろうか…
:11/11/03 00:30
:Android
:luRwubkA
#330 [ちか]
看護婦の強引な願いに、曖昧な返事をしているがラチがあかない。
もう一時間はこうしている。
「どうにか都合つけてもらえませんか?!」
俺だって一度はそう考えたっつーの…
でも、
「や、金曜当日はたの病院と合同で研究経過の発表がありまして、今週いっぱいはその資料作りでギリギリなんです。」
どうしてもスケジュールがそれを許してくれなかった。
:11/11/03 00:39
:Android
:luRwubkA
#331 [ちか]
この期間、今まで順調に進まなかった研究に追い込みをかけ、なんとか発表には間に合いそうなもののそれも余裕ではない。
徹夜覚悟と言ったところだろう。
会う約束なんかとても出来るスケジュールではなかった。
「すいません、力になれなくて。」
そう言って申し訳なさそうに詫びると、看護婦の目も次第に諦めの色に変わり、長い口論の末、最後には「頑張ってください…」と一言残して研究室を出ていった。
:11/11/03 10:03
:Android
:luRwubkA
#332 [ちか]
誰も居なくなった部屋の中で一人、デスクの上に広げられたスケジュール帳に目を落とす。
どうにか、出来ないだろうか。
そんな現実味のない願望を抱きつつ、ぎっしりと細かい字が刻まれた紙の上を指でなぞる。
:11/11/03 13:51
:Android
:luRwubkA
#333 [ちか]
「…つッ〜…」
暫くそうしていると、紙が無意識のうちに滑らせていた指を切ったようで、傷口から赤いものが滲んだ。
そしてその瞬間、痛みと共に我に変える。
気がつけば頭の中でこの先の予定を詰めて、空きのない予定にいつの間にか空白を作ろうとしていた自分。
やるせない感情に押し潰されそうになり、無造作に頭を掻く。
「流されないって決めたのに何してんだ、俺…。」
そして俺は揺れ動く感情にセーブをかけるように、心臓のある方の胸をぎゅっと握り、小さくため息をついた。
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:11/11/03 13:52
:Android
:luRwubkA
#334 [ちか]
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で、なんでか俺は今、
( …結局、)
優里の病室の前に居たりする。
( 来てしまった…。 )
:11/11/03 14:00
:Android
:luRwubkA
#335 [ちか]
只今、深夜4時。
いや、深夜というより明け方と言った方が正しいかも知れない。
しかし、冬の4時はまだまだ夜の漆黒を保っていた。
窓ガラスに映る自分の目下のクマに思わず苦笑が漏れる。
そのクマが今日までのスケジュールの多忙さを物語っていた。
案の定資料作りはギリギリまでかかった。
毎日研究室での寝泊まりが続き、発表の前日である今日もそうだった。
そしてやっと仕上がったのが一時間前のこと。
そのまま寝て翌朝の発表に備えればいいものを、
(俺、なんで来てんだよ…。)
足が勝手に動き、気づけばドアの前に居た。
:11/11/03 14:12
:Android
:luRwubkA
#336 [ちか]
ドアの取っ手に手を掛ける。
暫くしてその手を離す。
そしてまた手を掛ける。
ついてから30分強。
もう何度もこの動作ばかり繰り返している。
:11/11/04 00:17
:Android
:zdlH.a0c
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