漆黒の夜に君と。V[BL]
最新 最初 🆕
#33 [ちか]
「あぁっ、ダメ…ッ、も…イク…っ!!!///」

「いいよ、僕も…だから…っ、…くッ、」

宣言通り、
そう喘いだ直後二度目の波が俺を襲い、
昇天に達した。

目の前が一瞬白に染まり、
下腹部にじんわりと温もりが広がる。

部屋に響く互いの吐息。
俺は倒れ込むように恭弥に重なった。

⏰:11/10/10 23:17 📱:Android 🆔:IGLzOiMU


#34 [ちか]
鼓動の音が重なって聞こえる。
脈打つ早さがやけに安心した。

それが心地よくて、
つい瞼が重くなってくる。

でもそうすると明日が来てしまう。
そしたら恭弥と会えない日が始まる。


…それは、まだ少し寂しかった。

しかし身体は思っている以上に体力を消耗したようで、言うことを聞いてくれない。

まだ寝たくないのに。

⏰:11/10/11 00:43 📱:Android 🆔:.Nm/Yoks


#35 [ちか]
繋ぎ止めるように名前を呼ぶ。
しかしもう意識は薄い。
そのまま、瞼は重力に逆らえず徐々に閉じていく。

「きょーや…。」

「ん?」

「………」

「寝言か。可愛いな、まったく。」


まだ寝たくないのに。…―――

⏰:11/10/11 07:00 📱:Android 🆔:.Nm/Yoks


#36 [ちか]
眠ってしまったと気づいたのは、太陽が天辺に昇った頃だった。

「ん、…ー朝?」

時計に目をやり、すでに時計の針が昼に指していることを知った。

寝返りを打っても、隣に恭弥は居ない。

ベッドが広く感じるのは気のせいだろうか。

虚しさを打ち消すように起き上がり、欠伸をした。

今年最後の日の始まりだ。
今年最後の一人の日。

⏰:11/10/11 16:02 📱:Android 🆔:.Nm/Yoks


#37 [ちか]
とは言え、
とくにすることもなく、
食事を済ませるとまた部屋に戻ってきてしまった。

ベッドに倒れこみ、天井が目の前に広がる。


そう言えば、
始めてこの家で目が覚めたときも、こんな景色だったな。

⏰:11/10/11 17:06 📱:Android 🆔:.Nm/Yoks


#38 [ちか]
バイト先で強面の人達に絡まれてたら、
恭弥が現れて
助けてもらって…。


そのあとは
ワケも分からないまま、
車に載せられてキスされて、
そっから記憶が無くて。

起きたらふっかふかのベッドに寝てて、目の前は高くて広い天井が一面に広がってて。


そんなことを思い出しつつ、
我ながら変な経緯でここに来たな、と少し笑った。

⏰:11/10/11 17:14 📱:Android 🆔:.Nm/Yoks


#39 [ちか]
あの時会ってなかったら
俺は恭弥とこんな風になることも無かったのだろうか。


そう思うと、
やっぱり寂しく感じる。


悔しいけど…

もうすっかり惹かれてしまっているんだと思い知った。

⏰:11/10/11 17:17 📱:Android 🆔:.Nm/Yoks


#40 [ちか]
この数ヶ月の間に
いろんな人との出会いがあった。

優里が来たときは
本気で追い出されると思った。

神楽さんと会ったのは梅雨ごろだっけ。
あの時は振り回されたなー。


めぐさんと凌さんに会ったのは夏休みに旅行行ったときで…

この前もお世話になったばっかりだ。
そう言えば最近やたら一緒に居るような。

喧嘩はいつもと同じだけど、なんか雰囲気柔らかいし。
なんかあったのかな?

⏰:11/10/11 17:22 📱:Android 🆔:.Nm/Yoks


#41 [ちか]
思い出す度に懐かしさが込み上げてくる。

そしてその思い出のどれもに恭弥が居る。



俺の生活の中に恭弥がすっかり溶け込んでいた。


…恭弥の中に居る俺もそうだったらいいな。

⏰:11/10/11 17:25 📱:Android 🆔:.Nm/Yoks


#42 [ちか]
「なんてなっ///」


照れ隠しに、独り言を呟いてみる。

虚しく響く部屋にため息が零れた。


恭弥、はやく帰ってこないかな。
なんて、叶うはずもないことを思っているうちに視界は再び暗くなり、俺は眠りに落ちていった。

⏰:11/10/11 17:29 📱:Android 🆔:.Nm/Yoks


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194