先生、あのね。[BL]
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#32 [うさみ。]
「俺的には一人でこっそり読んでもらいたいっていうか…」


言いにくそうに伏し目がちでそう言う百瀬を見て、俺の推理は確信に変わり、これはなんとしても読ませたいという好奇心から勢いに任せ口調を強めた。


「だーめだ。読むまで帰さねえから。」

「……………。」

「そんな目しても無駄。」


抵抗をあっさりはね除けて、その手に原稿を掴ませる 。


「…………じゃあ読むけど、驚かないで聞いてほしい。」

「?…おう。」


やけに真面目な顔をする百瀬に戸惑いつつ、俺は頷いた。

⏰:11/12/12 14:54 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#33 [うさみ。]
「じゃあ読むよ?
………先生、あのね。えーっと、俺は、先生にずっと言ってなかったことがあります。」

「へえー、なんだよ」

漸く苦々しい顔で百瀬は手に持っていた原稿を読み始め、俺はそれを間間に相づちを打ちながら聞いた。

そして、

( ずっと言ってなかったこと、というのはつまり何か悪いことでもして隠してたってことか?
そりゃ、今ここで読み上げんのは気持ち的にマズイわな。)

なんて、勝手な解釈をしながらそれを楽しんでいた。


その話の先に、何が待っているかなんて知らずに。

⏰:11/12/12 16:09 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#34 [うさみ。]
「別に言うつもりは無かったんだけど、なんかもう言わないとスッキリしないっていうか、俺がイヤっていうか。
なんかもやもやすんの苦手だから、この際言ってしまおうと思います。」


「おー、言ってしまえ言ってしまえ。」

懺悔か何かだと誤解したままの俺は、百瀬の言葉を煽るように茶化し、続きを急かした。

全く、無知とは恐ろしい。


反対に百瀬は、一番重要な“ずっと言ってなかったこと”を手前に口ごもり、なかなか続きを読もうとしなかった。

教室には、なんとも煮えきらないぬるい空気が漂う。

⏰:11/12/12 16:14 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#35 [うさみ。]
短気且つせっかちな俺は、その空気に耐えれず眉間にシワを寄せた。


「なんだよ、さっさと言えよ。終わんねえだろ?俺も早く帰りたいんだよ。」


窓の外はもう鮮やかな夕焼け空。
人の家の前を通れば、美味しい晩飯の匂いでも漂ってきそうな。



一人暮らしで現在フリーの俺にはそんなメシは疎遠だが、たまにはなんか作ってみるか。



なんて思っちゃうほど見事な夕空だった。

⏰:11/12/12 16:32 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#36 [うさみ。]
無性に早く帰りたくなって、不機嫌さを増した俺に百瀬はさらに困った表情を強くしたが、やがて覚悟を決めたようにその顔を引き締めた。


真面目な顔をするとやっぱ男前なのな。

なんだか王子とか呼ばれる理由もわかる気がする。

切れ長の綺麗な目に見つめられると男の俺でもまんざらでなく、胸がドキンと鳴った。


まさにそれは王子フェイス。
自覚があるのか無いのか、その顔で俺に一歩グッと近づくと、百瀬はゆっくりと口を開いた。



「俺は…………、」

⏰:11/12/12 16:41 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#37 [うさみ。]
ゴクン.


思わず生唾を飲んで続きを待つ。

「実は……、」

ドクン…ドクン….


焦らすような口ぶりに心臓の脈が上がり、それに伴って俺の顔は血色を良くした。


「俺…、」

「おう…。俺?」


なんだ?!
実はなんなんだ?!
言ってしまえ百瀬!!
寛大な間宮先生が今ならなんでもドーンと受け止めてやる!
言ってしまえ───…っ!!!!





「先生が好きなんだ。」


へ?

⏰:11/12/12 16:54 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#38 [藻屑o]
続き楽しみです◎


感想板あったら貼って
いただけますか><?

⏰:11/12/12 18:09 📱:P03A 🆔:85kx06S.


#39 [うさみ。]
>>38 藻屑o さん

たびたびコメントありがとうございます(〃`ω´〃)やる気100倍です!笑
感想板ですか?(゜○゜;)
わたしがそんなもの作っていいのでしょうか、、( ´`; )))
わたしの携帯スマホなんでスレ立てれないんで、厚かましくなければこの小説のタイトルで立ててやってくださいm(_ _*)m

ちなみにこっちのスレは友達の携帯借りてこっそり立てました←

⏰:11/12/12 19:13 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#40 [うさみ。]
>>37続き

は?
えっ?
はい…???


「ちょ、おま、今なんて…、」

予想外の流れに俺の頭はパニック状態。


なのに百瀬は、

「だから、俺、先生のことが好きなんだよ。」


一度言ってしまえばタメラワズニなったのか、さっきより語気を強め、はっきりとその気持ちを口にした。

⏰:11/12/12 21:38 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#41 [うさみ。]
俺はパニック極まりない頭をフル回転させ、その言葉の一つ一つを解析し始めた。


えーっと、まず、


「先生っつーのは誰の…」

「あんた宛てに書いた作文なんだから、あんたしか居ないでしょ。」




ですよネ。

⏰:11/12/12 21:42 📱:Android 🆔:FwVhNS26


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