先生、あのね。[BL]
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#100 [うさみ。]
昨日の抜かれた相手と
仲良く向かい合って飯を食えと?
それはつまり、
この期に及んでまだ俺に
生き恥をさらせということか?
んなの、
「…………お前まじ一回死んでこい。」
冗談じゃねえよ!!!!!
:12/02/13 22:38
:Android
:UpXZMEwY
#101 [うさみ。]
いけね、心の声がつい口から…
思わず片手で口を覆い、
ばつの悪そうな顔で振り向いた。
今時は「死ね」の一言で
教師の職を失う時代だっつーのに。
口悪いのなおさないとそのうちクビになりかねない。
焦る気持ちで振り向いたそんな俺の目に飛び込んできた光景は、
「ちょ…………、え、えええぇぇぇえぇえ?!?!?」
四階(ココ)の窓を開けて、
片足をそこに引っかけ今まさに飛び降りんとする百瀬の姿。
:12/02/13 22:44
:Android
:UpXZMEwY
#102 [うさみ。]
「ちょ、お前、何して…っ!!おいコラ百瀬、足下ろせ!!!」
超スーパーダッシュで駆け寄り思わず百瀬を後ろから羽交い締めにする。
周りの視線は俺たちに集中。
なんで朝からこんなことをしてるのだろうか。
無我夢中で引っかけた足を引っ張るが、長い足は窓枠を離そうとしない。
すると百瀬は真面目な眼差しで下を見ながら、
「だって先生が死ねって言ったんじゃん。だから俺今から死……、」
その目はもはや魚の死んだ目を彷彿とさせるように、俺に生気を感じさせなかった。
それはなにがなんでも従順すぎるでしょうよ!!!!
俺がいけないのか?!
俺が口に出したのがいけなかったのか?!?!
:12/02/13 22:52
:Android
:UpXZMEwY
#103 [うさみ。]
「何言ってんだよ!!!!さっきまで俺と昼飯食いたいつってたくせに!!!!早まるなよ!!」
ったく、ポジティブなんだかネガティブなんだか!
こいつホントに分けわかんねえマジで!
必死になってるせいで、自分の言葉を頭の中で整理することなく百瀬目掛け放っていく。
「じゃあ先生、一緒に昼飯食ってくれんの?」
「あー食う食う!!!一週間でも毎日でも食ってやるからとりあえずその足下ろせ!!」
そして、
うっかり厄介なことまで口走ってしまった。
:12/03/07 22:48
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:keumm53I
#104 [うさみ。]
言った瞬間、百瀬はニッと笑い簡単に窓枠から足を離した。
「先生、今の約束忘れないでね?」
「なっ…?!」
百瀬がポンと俺の両肩を念を押すようにしてた叩く。
しまった。
完全にハメラレタ…。
そう気づくには遅すぎたのだろう、すでに俺から離れ教室に入ろうとしていた百瀬を目で追う。
:12/03/07 22:55
:Android
:keumm53I
#105 [うさみ。]
ばっちり目があって
百瀬はとびきりの王子スマイルを寄越した。
そして、
じゃあまたあとで、と言わんばかりにヒラヒラと片手を振る。
女子ならこの瞬間、胸が高鳴り顔が火照ること間違いなしなのだろう。
が、
俺は余計に背筋が凍っただけだった。
:12/03/07 22:58
:Android
:keumm53I
#106 [うさみ。]
【 第四話 購買で勝ち取ったプレミアパンの上手さはミシュラン級 】
「せーんせ、約束通り昼飯!」
その昼、
大袈裟に声を張り、上機嫌で職員室に踏み込んできたのはやはり百瀬だった。
ぎょっと目を丸くさせながら俺は背筋を強張らせる。
足取り軽くそんな俺に歩みよってくる百瀬は、俺の様子などお構いなしに。
「わ、悪い…今日昼飯買いそびれ…、」
「デスクの上にちゃっかりかじりかけのメロンパンがあるのは俺の気のせい?」
どうやら
ためしに下手な言い訳をついてみても
動じることすらないらしい。
:12/03/08 00:59
:Android
:4GFeFwCw
#107 [うさみ。]
このときばかりは『期間限定 いちごホイップ入り メロンパン』を恨んだ。
「でもさすがに職員室で生徒と昼飯は…」
チラッと周りを見ながら、
そういう空気の場所ではないことを
天然の来客に悟らせようと努力する。
すると百瀬は白い歯をキラリと見せながら満面の笑みで言った。
「わーかってるって!俺いいとこ知ってるから来て!ほら、立って!」
「え、ちょ、うわっ?!」
半ば無理矢理立たされた俺は、
やはりちゃっかり期間限定のメロンパンを掴み、なされるがまま職員室を後にした。
:12/03/08 01:12
:Android
:4GFeFwCw
#108 [うさみ。]
そして連れてこられたのは、
「保健室…」
「そ!俺の城でーす」
いつからこの消毒くさい部屋がお前の城になったんだよ。
つかむしろ消毒されてしまえ。
そんなことを内心で毒づいて百瀬を見上げる。
「あのなぁ、保健室まさは飯食うとこじゃねえし、篠崎先生が仕事してんだろ。」
「今篠崎先生いないよ?」
なにをバカな。
保険医が保健室にいなけりゃどこに居るっつーんだよ。
呆れながら俺は扉に手をかけた。
そして言葉を続けながらその一枚の板を引く。
「バカか。居るだろここにちゃんと、」
しかし言いかけてとまったのは
「ね?いないでしょ?」
そいつの言う通り誰も居なかったから。
:12/03/10 10:46
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:5y8.4F3k
#109 [うさみ。]
殺風景な白壁に常備薬のかすかな匂いばかりが鼻を掠め、たしかに保険医の篠崎先生の姿はそこに無かった。
「俺、ここの先生と仲良しだから、ね」
「まさかお前……っ、」
この変態王子、まさか保険医にまで手を出したのか?
そして手なずけたのか?!
一体どういう…――、
「はいはいストーップ。せんせー今変なこと考えたでしょ?」
ギクリと肩が跳ねるのは、
自分の経験と想像が重なるから。
:12/03/11 01:55
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