先生、あのね。[BL]
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#25 [藻屑o]
おもしろいです∪・ω・∪
:11/12/11 22:38
:P03A
:enPvjADs
#26 [うさみ。]
>>25 藻屑oさん
ありがとうございます( //`ω´// )ゞキリッ
最高の誉め言葉っす!
更新がんばりまーすっ≡3
:11/12/12 00:04
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:FwVhNS26
#27 [うさみ。]
>>24 「てことは今日は補習なし?」
机に頬杖を付きそう尋ねる百瀬に返す言葉が見つからない。
ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう!!
地団駄でも踏みたいところをグッとこらえ、俺はファイルから原稿用紙を数枚取り出した。
「補習はまた今度にする!!でもお前遅刻とか早退、欠席で内申悪いから罰として作文書け。」
もはやこれはただのアテツケ。
単位制のウチに正直出席率とか関係無いし。
指定校とか狙ってんなら別だけど。
自分の怒りのやり場を見失った俺は、思いつきの課題を百瀬に押し付け、教卓前の椅子に腰かけた。
:11/12/12 00:10
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:FwVhNS26
#28 [うさみ。]
「作文ー?先生、無茶苦茶じゃんー。」
「ごちゃごちゃ言わんとやれ。」
眉を下げて困った顔をする百瀬に半ば意地になった俺は無愛想にそう言った。
居るよね、こういう自分の非を認めない先生。
生徒の時は分かんなかったけど、今なら少し気持ち分かるかも。
なんつって。
「書き終わったら読め。そしたら今日は帰してやる。」
あくまで教師の威厳を乱用する俺に呆れたような笑みを作り、百瀬はシャーペンをカチカチと押した。
「じゃあ、テーマは?」
テーマ…
そうか、自由作文は時間かかるヤツいるし、テーマくらい決めてやるか。
百瀬の問いかけに暫く唸ったあと、俺は閃いたように口を開いた。
:11/12/12 00:59
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:FwVhNS26
#29 [うさみ。]
「そうだな、テーマは『先生、あのね』。小学生の時書いたことあんだろ。アレ。なんか先生に対して書け。」
我ながらなんてふざけたテーマを思い付いたものだろうか。
あまりのくだらなさに笑いすら出たが、百瀬は案外それを真剣に受け止めた。
「先生、あのね…か。んー…。」
クルクルとペンを回し悩む百瀬を横目に、俺はいい気味だと大人げなく含み笑いを浮かべる。
そして、時間潰しのために持ってきていた本をおもむろに手に取ると百瀬の監視など忘れ内容に没頭した。
:11/12/12 01:06
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:FwVhNS26
#30 [うさみ。]
今思えば、
この時から俺の運命は狂いだしていたのだ。
あの時
コピー機が故障していなければ
ちゃんと答案を準備していれば
俺が勢いであんな作文押し付けなければ、
俺が普通の人生を踏み外すこともなかったのに。
どうしてくれる。
なぁ、百瀬。
しかし
そんな後悔を、
この時の俺は知る由(ヨシ)もなく。
:11/12/12 08:18
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:FwVhNS26
#31 [うさみ。]
それからどれくらい経ったか、ふいに百瀬が俺の肩を叩いた。
それによって、強制的に俺は現実世界に引き戻される。
いいとこだったのに。
続きが気になって本に未練を残しつつ、閉じたソレを教卓に置くと俺は百瀬を見た。
「書けた?」
「一応。」
「ふーん、じゃあ読んで。」
「やっぱ読まなきゃダメ?」
「そりゃ罰だからな。」
「…………。」
淡白な質疑応答。
不味そうな顔で原稿用紙を見つめる百瀬。
はーん、さては相当しょーもないことを書いたんだな。
読み上げるのもイヤなほどの。
:11/12/12 11:33
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:FwVhNS26
#32 [うさみ。]
「俺的には一人でこっそり読んでもらいたいっていうか…」
言いにくそうに伏し目がちでそう言う百瀬を見て、俺の推理は確信に変わり、これはなんとしても読ませたいという好奇心から勢いに任せ口調を強めた。
「だーめだ。読むまで帰さねえから。」
「……………。」
「そんな目しても無駄。」
抵抗をあっさりはね除けて、その手に原稿を掴ませる 。
「…………じゃあ読むけど、驚かないで聞いてほしい。」
「?…おう。」
やけに真面目な顔をする百瀬に戸惑いつつ、俺は頷いた。
:11/12/12 14:54
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:FwVhNS26
#33 [うさみ。]
「じゃあ読むよ?
………先生、あのね。えーっと、俺は、先生にずっと言ってなかったことがあります。」
「へえー、なんだよ」
漸く苦々しい顔で百瀬は手に持っていた原稿を読み始め、俺はそれを間間に相づちを打ちながら聞いた。
そして、
( ずっと言ってなかったこと、というのはつまり何か悪いことでもして隠してたってことか?
そりゃ、今ここで読み上げんのは気持ち的にマズイわな。)
なんて、勝手な解釈をしながらそれを楽しんでいた。
その話の先に、何が待っているかなんて知らずに。
:11/12/12 16:09
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:FwVhNS26
#34 [うさみ。]
「別に言うつもりは無かったんだけど、なんかもう言わないとスッキリしないっていうか、俺がイヤっていうか。
なんかもやもやすんの苦手だから、この際言ってしまおうと思います。」
「おー、言ってしまえ言ってしまえ。」
懺悔か何かだと誤解したままの俺は、百瀬の言葉を煽るように茶化し、続きを急かした。
全く、無知とは恐ろしい。
反対に百瀬は、一番重要な“ずっと言ってなかったこと”を手前に口ごもり、なかなか続きを読もうとしなかった。
教室には、なんとも煮えきらないぬるい空気が漂う。
:11/12/12 16:14
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