先生、あのね。[BL]
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#33 [うさみ。]
「じゃあ読むよ?
………先生、あのね。えーっと、俺は、先生にずっと言ってなかったことがあります。」

「へえー、なんだよ」

漸く苦々しい顔で百瀬は手に持っていた原稿を読み始め、俺はそれを間間に相づちを打ちながら聞いた。

そして、

( ずっと言ってなかったこと、というのはつまり何か悪いことでもして隠してたってことか?
そりゃ、今ここで読み上げんのは気持ち的にマズイわな。)

なんて、勝手な解釈をしながらそれを楽しんでいた。


その話の先に、何が待っているかなんて知らずに。

⏰:11/12/12 16:09 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#34 [うさみ。]
「別に言うつもりは無かったんだけど、なんかもう言わないとスッキリしないっていうか、俺がイヤっていうか。
なんかもやもやすんの苦手だから、この際言ってしまおうと思います。」


「おー、言ってしまえ言ってしまえ。」

懺悔か何かだと誤解したままの俺は、百瀬の言葉を煽るように茶化し、続きを急かした。

全く、無知とは恐ろしい。


反対に百瀬は、一番重要な“ずっと言ってなかったこと”を手前に口ごもり、なかなか続きを読もうとしなかった。

教室には、なんとも煮えきらないぬるい空気が漂う。

⏰:11/12/12 16:14 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#35 [うさみ。]
短気且つせっかちな俺は、その空気に耐えれず眉間にシワを寄せた。


「なんだよ、さっさと言えよ。終わんねえだろ?俺も早く帰りたいんだよ。」


窓の外はもう鮮やかな夕焼け空。
人の家の前を通れば、美味しい晩飯の匂いでも漂ってきそうな。



一人暮らしで現在フリーの俺にはそんなメシは疎遠だが、たまにはなんか作ってみるか。



なんて思っちゃうほど見事な夕空だった。

⏰:11/12/12 16:32 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#36 [うさみ。]
無性に早く帰りたくなって、不機嫌さを増した俺に百瀬はさらに困った表情を強くしたが、やがて覚悟を決めたようにその顔を引き締めた。


真面目な顔をするとやっぱ男前なのな。

なんだか王子とか呼ばれる理由もわかる気がする。

切れ長の綺麗な目に見つめられると男の俺でもまんざらでなく、胸がドキンと鳴った。


まさにそれは王子フェイス。
自覚があるのか無いのか、その顔で俺に一歩グッと近づくと、百瀬はゆっくりと口を開いた。



「俺は…………、」

⏰:11/12/12 16:41 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#37 [うさみ。]
ゴクン.


思わず生唾を飲んで続きを待つ。

「実は……、」

ドクン…ドクン….


焦らすような口ぶりに心臓の脈が上がり、それに伴って俺の顔は血色を良くした。


「俺…、」

「おう…。俺?」


なんだ?!
実はなんなんだ?!
言ってしまえ百瀬!!
寛大な間宮先生が今ならなんでもドーンと受け止めてやる!
言ってしまえ───…っ!!!!





「先生が好きなんだ。」


へ?

⏰:11/12/12 16:54 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#38 [藻屑o]
続き楽しみです◎


感想板あったら貼って
いただけますか><?

⏰:11/12/12 18:09 📱:P03A 🆔:85kx06S.


#39 [うさみ。]
>>38 藻屑o さん

たびたびコメントありがとうございます(〃`ω´〃)やる気100倍です!笑
感想板ですか?(゜○゜;)
わたしがそんなもの作っていいのでしょうか、、( ´`; )))
わたしの携帯スマホなんでスレ立てれないんで、厚かましくなければこの小説のタイトルで立ててやってくださいm(_ _*)m

ちなみにこっちのスレは友達の携帯借りてこっそり立てました←

⏰:11/12/12 19:13 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#40 [うさみ。]
>>37続き

は?
えっ?
はい…???


「ちょ、おま、今なんて…、」

予想外の流れに俺の頭はパニック状態。


なのに百瀬は、

「だから、俺、先生のことが好きなんだよ。」


一度言ってしまえばタメラワズニなったのか、さっきより語気を強め、はっきりとその気持ちを口にした。

⏰:11/12/12 21:38 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#41 [うさみ。]
俺はパニック極まりない頭をフル回転させ、その言葉の一つ一つを解析し始めた。


えーっと、まず、


「先生っつーのは誰の…」

「あんた宛てに書いた作文なんだから、あんたしか居ないでしょ。」




ですよネ。

⏰:11/12/12 21:42 📱:Android 🆔:FwVhNS26


#42 [うさみ。]
ということはつまり、

百瀬は俺が好きだと。

それをずっと黙ってたけど、
今日このタイミングで意を決して言ったと。

ほおー。
へえ。
ふーん…?


うん、
それさ、かなり、

「冗談にしてはスベってんぞ、百瀬。」

「なっ…!!」


だって俺男だよ?
百瀬も男だよ?


なのに、
好きとかそんなの、
…あるわけないじゃんね?

⏰:11/12/12 21:51 📱:Android 🆔:FwVhNS26


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