先生、あのね。[BL]
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#51 [うさみ。]
そんな後悔も束の間、
再びその吸い込まれるように真っ直ぐ瞳と向かい合う。
ドクン、ドクン…
両耳を支配する自分の鼓動。
焦げ茶色の目に自分が写って、
なんかもう本当に吸い込まれそうになった。
そうするうちに抵抗するのも忘れて百瀬と真っ直ぐ見つめあってしまう俺。
そして…───、
「言っとくけど、先生が悪いんだからね」
百瀬と俺の唇が重なった。
:11/12/13 19:56
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#52 [うさみ。]
そう、
その色形の良い薄い唇に俺の唇が重なって。
なんか思ったより柔らかい…
体温も心地よくて…
女の子とは違うけど、
あ、なんかちょっと、
気持ち良い…かも……─────
ん?
え?アレ?
…………ドンッッ!!!!
「…って、オォォォイ!!!!!ちげぇだろーよ!!!!!」
.
:11/12/13 20:15
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#53 [うさみ。]
我に戻った俺は力の限りを尽くして百瀬の体をひっぺがした。
とりあえず体は離れたものの、俺の全力に百瀬はよろめきもせず、俺の両手首も未だ拘束されたまま。
そんな俺の言動に、百瀬は腑に落ちない表情で俺を見下ろす。
「違うって何が。」
「何がって!!何もかもだよ!」
何をどう解釈したんだよ、コイツは。
もう俺ついていけない、マジで。
もはや半泣き状態で百瀬を見上げると、百瀬はさも当たり前かのように話を続けた。
「せんせーが証拠見せろって言うから。」
「あ…」
なるほど。
証拠=キス
あー、
「百瀬、極端だろソレは…」
.
:11/12/13 21:27
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#54 [うさみ。]
教室の隅っこで壁際に立たされ、両手首なんか器用に拘束されちゃって密着してる俺と百瀬。
端から見れば、どんな風に見えるんだろうかコレは。
どう見てもアブナイよね。うん。
担任の俺が生徒の百瀬と体寄せあって唇重ねあって。
ちょっと気持ちよくなってしまった俺も、ほんとどうかしてる。
こんなはずじゃ、
こんなはずじゃ無かったのに…
:11/12/14 11:51
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#55 [うさみ。]
窓から零れてくる夕日によって上手く開かない目に映るのはやっぱり王子サマな百瀬で。
何処からともなく吹いてきた風が俺たちの間を吹き抜けると色の抜けた薄茶色の髪からふわりといい匂いがした。
その甘いなんとも言えない良い匂いが鼻腔から脳までを通りすぎる頃には、もう俺の全神経は瞬く間に百瀬に対して従順で。
既に俺の状況把握能力のキャパは、裕に越えていた。
:11/12/14 11:59
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#56 [うさみ。]
完全にその雰囲気に呑まれた俺が思考停止状態で百瀬を見つめていると、ふいに百瀬は苦く笑った。
そして小声で何やら呟く。
「ダメだ、先生。俺もう我慢出来ないかも…」
「え?…っんふぁ…っ///」
ぼうっとしていたせいか、上手く聞き取れず無意識に聞き返した直後、百瀬は俺の後頭部を余った左手で掴むと髪を指に絡めるようにしてソレを引き寄せた。
再びあの感覚が俺を襲う。
:11/12/14 12:09
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#57 [うさみ。]
いや、さっきよりずっと濃厚な。
聞き返す際に開いた口に、百瀬は戸惑いなく舌を絡める。
「ん…はっ、ちょっ、も…もせ…っんン///」
「せんせ、もっと舌絡めて」
舌が絡まるほどに、
頭の奥がジンジン痺れてくる。
舌を使って器用に絡めてくる百瀬は時折俺の唇を舐めたり甘噛みしたりして、俺の快感を誘った。
それは確かに気持ちよくて、必死に我慢してるのに出したくない声が溢れてしまう。
…こいつ、相当上手い。
頭では抵抗しなければいけない、と分かっているのに体は裏腹な態度で押すことも引くこともできずにただそれを受け続けていた。
:11/12/14 12:29
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#58 [うさみ。]
そうして暫くそれが続くうちに、俺の体は正直になった。
異変を起こしたのだ。
「ん、あっ、ぐ…?!///」
例えるならばそう、何か爬虫類でも潰したような、なんともカッコ悪い声が思わず口から漏れた。
「…………?」
百瀬は一瞬不思議な目で俺を見たが、俺の異変には気づかずにまた奪うように唇へとかぶりつく。
それが救いだと、俺は咄嗟に腰を引いた。
下半身に確かな違和感を感じてしまったから。
:11/12/14 12:34
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#59 [うさみ。]
やばいやばいやばい。
なにちゃっかり反応しちゃってんの、俺の息子。
つうか、普通男が男に口ん中弄られてムスコおっ勃てるか?俺のバカ!!!
確かにすっごい気持ち良いけど…
これは俺のプライドにかけて、なんとしても百瀬にはバレたくない。
さっきまでその気持ち良さに呑まれていた俺の頭はイヤでも覚めて、試行錯誤に走りだす。
抵抗しても通じない。
なら、百瀬が満足するまでなんとかバレなければ良い。
そう結論付けた俺はさらに腰を引いた。
しかし、それが裏目に出たのだ。
:11/12/14 16:44
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#60 [うさみ。]
なんとか密着した体に隙間を作ろうと、俺は必死に身をよじる。
が、
「ちょ…、先生、そんな動くとやりにくい…って」
「?!わっ?!やめ……っ」
それは百瀬にとって鬱陶しさ極まりなかったらしく、ふいに百瀬は俺の逃げる腰を引き寄せた。
いきなりのことに俺の体の軸は耐えることができず、あっさりとその重力の言いなりとなる。
マズイ。
非常にマズイ。
俺は無駄だと知りながらも必死に体をバタつかせ抵抗した。
「ちょ、も、百瀬っ、離し……っ」
だってこんな密着したらイヤでも…
「あれ、先生…」
「な、なに…かな?」
「もしかして、…………勃ってる?」
バレてしまう。
:11/12/14 16:59
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