拝啓、中二の僕へ。
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#109 [だーいし]
『ずっと前から……』

美緒の表情が変わる。

(言葉が出ない。。どうしてだ?)

『す……す……』

喉元でさ迷う【好き】の二文字がなかなか出口から出ない。


『美緒!何やってんの?早く行くよ!』

『あっうん。』

クラスメートの1人が美緒の手を掴みその場から去る。

残された真也は情けなくこう思った。



(助かった…)

⏰:12/06/03 01:03 📱:S003 🆔:mPUyEdaY


#110 [だーいし]
その日以来、告白を出来ずにいた。

(やっぱり手紙に従った方がいいのかな…。いつもそれで上手くいってたし。そうだよ。手紙に従えば全て上手くいくんだよ。)

何かにすがらなければ先に進めなかった。

『はぁ〜。』

『どしたん?大きいため息ついて。』

休み時間に美沙が話しかけてきた。

『いや、別に。』

『ふ〜ん。まぁえぇけど。』

⏰:12/06/03 01:08 📱:S003 🆔:mPUyEdaY


#111 [だーいし]
キーンコーンカーンコーン♪

チャイムの音と共に棚橋が教室に入ってきた。

『よーし。席につけー。さぁこの時間はいよいよ来週に迫った「修学旅行」のグループ決めだ!』


中学二年のこの季節は修学旅行がある。毎年夏休み前に行うのが、この学校の特徴だった。


(修学旅行か…)


真也の脳裏に手紙の文章が浮かぶ。


【1つ目のチャンスは、中二の修学旅行だ。】

⏰:12/06/03 01:13 📱:S003 🆔:mPUyEdaY


#112 [きらり]
めっちゃ面白いですよ!!頑張ってください!!★

⏰:12/06/03 01:14 📱:PC 🆔:tBAaHXqY


#113 [だーいし]
>>112
ありがとうございます!これからどうなるのか楽しみにしておいて下さい!

⏰:12/06/03 05:04 📱:S003 🆔:mPUyEdaY


#114 [だーいし]
『じゃあ、好きなヤツと組んでくれ〜。』

2泊3日ある修学旅行の2日目にある『総合学習』
ここで決まったグループで後日発表がある。

『別に男女でもいいぞ〜。』

(先生あぁ言ってけど、無理だろな。)

思春期特有の恥じらいがそこにはあった。

『真也、やろうぜ!』

『おう。あっ待って!』

⏰:12/06/03 05:10 📱:S003 🆔:mPUyEdaY


#115 [だーいし]
真也は自分の席から立ち上がった。

『太一、やろうぜ。』

『えっ?』

1人で黙っていた太一だった。太一は次第に笑顔になり大きく頷いた。

『お前らそんな仲良かったんだ。』

『ま、まぁな。』

真也と太一は目を合わせ、微笑む。

⏰:12/06/03 05:13 📱:S003 🆔:mPUyEdaY


#116 [だーいし]
『決まったか〜?』

棚橋は教室を見渡した。
それぞれ数個のグループが出来ていた。

『じゃあ決まっ…、なんだお前ら3人なのか?』

棚橋が真也のグループに言う。
『他の男子グループに』
『ウチらのトコに来たらええやん!』

棚橋の言葉を遮ったのは美沙だ。

⏰:12/06/07 19:14 📱:S003 🆔:O3QjSRVQ


#117 [だーいし]
棚橋は少し考える。

『ん〜まぁ他の男子のグループは多いし、お前ら問題児の世話役も必要だな!よし!お前ら飛鳥のグループに入れ!』

『なっ?俺らの意見なし?』
真也は真壁と太一の方を見る。

『別にいいんじゃねぇか?ハーレム状態だしよ。ムフフ。』
『ぼ、僕も別にいいかな。』


『な、まぁいいか。』


美沙は大喜びで真也の方に駆け寄る。
美緒はその光景を笑いながら見ていた。

⏰:12/06/07 19:20 📱:S003 🆔:O3QjSRVQ


#118 [だーいし]
真也達のグループは男子3人女子4人、計7人のグループになった。
そして、修学旅行先が「京都」という事で「お寺」について調べる事になった。



そしてあっという間に修学旅行当日をむかえた。
駐輪場のいつもの場所に自転車を置き、真也は「あの手紙」をポケットから出し、軽く頷いてポケットにしまった。

⏰:12/06/12 18:23 📱:S003 🆔:fpNBqx1o


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