拝啓、中二の僕へ。
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#132 [だーいし]
『あぁぁ。そうだな。』
『何だよ。その感じ!美緒ちゃんとお寺を巡れるんだよ!テンション上げろよ〜。』
『そ、そうだな。』
真也は立ち上がりベンチの前にある木の柵に両手をかけた。
真壁は何かを確信した。
『真也、もういいよ。正直になれよ。』
『えっ?』
真也は振り返り座っている真壁を見た。
『本気で好きなんだろ?美緒ちゃんの事。』
:12/06/29 04:21
:S003
:yoGY.4n6
#133 [だーいし]
『な、えっ?そんな訳ないだ』『何年の付き合いだと思ってんだよ。真也。』
真壁は立ち上がり真也の元へ向かう。
『見てて分かるよ。なんつーか「カワイイな〜」みたいなノリじゃない「本気な恋」みたいな!マジ恋だな。マジ恋!』
真也は何か肩の荷が降りたような気がした。
そして小さく頷いた。
『かぁ〜!やっぱりな!ったくライバルが増えたぜ〜。まっ真也なんか相手になんねぇけど!』
『うるせぇ。』
またお互いに笑い合った。
:12/06/29 04:28
:S003
:yoGY.4n6
#134 [だーいし]
『やっべ!もうこんな時間だ!真也、ちょっとでも寝ないとやべぇぞ!帰ろうぜ!』
『お、おう。』
そう言うと真壁はホテルに向かい歩きだした。
真也も後を追うが、途中で歩みを止めた。
『どした?ネッシーでもいたか?』
真也は前々から抱いていた疑問を真壁にぶつけた。
『真壁、お前は美沙の事好きなんじゃねえの?』
時刻は4時を過ぎていた。
外は明るくなりはじめていた。
:12/06/29 04:33
:S003
:yoGY.4n6
#135 [だーいし]
『えっ?』
真壁は真也の顔をまじまじと見つめる。
『お前は昔っから女好きでいっつも女子のケツを追っかけまわしててさぁ。小5の時に転校した千秋ちゃんってヤツいたじゃん?』
『あ、あぁ。俺の初恋の人だ。』
『千秋ちゃんと喋る時だけ、目がこうキョロキョロキョローってなってたんだよな〜。』
『……。』
『美沙と話してる時もそうなってるぞ。』
『真也…』
:12/06/29 04:40
:S003
:yoGY.4n6
#136 [だーいし]
『何年の付き合いだと思ってんだよ、真壁。』
真壁は真也の言葉を聞き、さっきまで座っていたベンチに戻る。真也も後を追う。
『ふぅ〜。バレバレかぁ。やっぱ俺たちすげぇな!以心伝心じゃん!』
『まぁな。』
『でもな〜真也。美沙ちゃんは無理だよな〜。』
『なんで?』
『だって美沙ちゃんは真也にゾッコンLove継続中じゃん!』
ハハハっと真也は笑う。
『真壁、あんなのジョークに決まってんじゃん!そんなの真に受けるなんてお前らしくねぇぞ!』
:12/06/29 04:45
:S003
:yoGY.4n6
#137 [だーいし]
『そうかな〜。だってよー美沙ちゃん真也と話してる時目がキョロキョロキョローってなってるじゃん。』
『なってねぇし!お前だけだから!』
『ハハッそっかそっか!俺だけか!』
またまたお互いに笑い合った。そして、しばらく沈黙が続く。
『二人で頑張ろうぜ。真也。』
先ほどまでとは違ったトーンの真壁に真也は何かを悟った。
『あぁ。』
結局一睡もしないまま起床の時間になった。
修学旅行1日目は初めてお互いの気持ちを打ち明けられた大切な日となった。
:12/06/29 04:52
:S003
:yoGY.4n6
#138 [だーいし]
翌朝、学年全員で朝食を食べる。
『『ふぁ〜ぁ。』』
『ど、どうしたの?2人共揃って欠伸して。』
大あくびをする真也と真壁に太一は聞いた。
『い、いや〜まぁな。』
真也は何故か濁した。
真壁も頷くだけだった。
:12/07/08 16:46
:S003
:rDeb/Lcw
#139 [だーいし]
食事を終え、棚橋が喋りだす。
『じゃあ、今からグループに分かれての総合学習だ。発表会もあるから、サボるなよ〜。では解散!』
棚橋の号令と共にクラスメート達が一斉に席を立ち、外へ向かった。
真也達のグループは一度ホテルのロビーで集まる。
『なぁ、提案があんねんけど〜、じゃんけんで3つに分かれへん?もちろん男女混合で!そっちの方が効率ええと思うんやけど…どうかな?』
いきなりの美沙の提案。
:12/07/08 16:53
:S003
:rDeb/Lcw
#140 [だーいし]
『名案!美沙ちゃんそれ名案!』
『でしょ!でしょ〜!』
真壁は美沙の提案にすんなり乗った。
他のメンバーも頷く。
『美緒ちゃんもえぇやんな?』
『えっ?』
皆の目線が美緒の方にささる。真也も見ていた。
:12/07/15 02:17
:S003
:OmZLLbe.
#141 [だーいし]
『多田木君がいいなら…いいよ。』
『へっ?俺?』
一瞬変な空気を含んだ風がその場を流れた。
『あっべ、別にそういう意味じゃなくて。。多田木が一番リーダーっぽいから。』
『美緒ちゃん?正気?コイツがリーダー?いてっ!』
真也は真壁を小突く。
『うるせ。俺は別にいいけど。』
『よっし!ほなやろか!』
:12/07/15 02:22
:S003
:OmZLLbe.
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