偽コイビト
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#183 [りん]
「俺マジ本気だよ?」


「は?…えっ?」



真剣な顔でそういう要に
困惑してしまった私


「絶対やらねぇーよ
お前なんかに」



するとさっきまで
黙ってた駿が口を開いた



「え?」



「香奈は絶対やらない。」


駿も真剣な顔で要に
言い返すが

要はバカにしたように
笑う


「てめぇ…」

⏰:15/07/17 14:52 📱:au/SH34 🆔:AMqDL7Dc


#184 [りん]
「なに殴るの?いいよ?別に殴っても」


「…っ…」



……。



「…ちっ…おい香奈。教室戻るぞ」


駿は強引に私の手を引く


「なに?殴らないの?よかった〜。俺、正直殴らるかと思ってビビったんだよね(笑)強気でああは言ったもののさ…」


「別に…お前なんか殴ろうと思えば簡単に殴れる。ただ香奈がいるから殴られねぇだけだ。」

⏰:15/07/17 15:07 📱:au/SH34 🆔:AMqDL7Dc


#185 [りん]
「へぇ〜好きな女の子の前では手はあげねぇってか?男前だね駿くんってさ。」

駿が言い返しても
要は一刻に引こうとしない
それどころか余計に
言い返しくる


「もう話は済んだろ?
俺らはお前の話に付き合うほど暇じゃねぇ。
悪いが香奈のことは
諦めてくれ」



「諦めないよ?」



「は?」



「俺、奪うから絶対」

⏰:15/07/17 15:18 📱:au/SH34 🆔:AMqDL7Dc


#186 [りん]
「アンタから絶対…
香奈ちゃん奪うから」


要は今までにない
真剣な顔でそう言い放り


私たちより先に
屋上を後にした





……


……


……。



私は教室に戻っても
要のセリフが頭に
ずっと浮かんでいた

⏰:15/07/17 15:30 📱:au/SH34 🆔:AMqDL7Dc


#187 [りん]
「香奈ちゃん。一緒に
帰ろ♪」



「要…。」



放課後

なにもなかったように
普通に接してくる要


「要ごめんね。わたし
駿と帰るんだ」


「俺と帰ろうよ?」


「無理だよ。本当ごめんね」



わたしは要を避けるように教室を出た


「じゃあ3人で帰ろうよ。それなら文句ないでしょ?」


「あのね要。」

⏰:15/07/17 15:55 📱:au/SH34 🆔:AMqDL7Dc


#188 [なな]
名前「りん」に
変えましたが


やっぱり元に戻します(*^o^*)

⏰:15/07/17 16:13 📱:au/SH34 🆔:AMqDL7Dc


#189 [なな]
>>187

続き


「いい加減にしなさいよ。要くん」


「夏美?」


夏美は後ろで聞いていたのか
要に言い放った。


「なに?夏美ちゃん…
俺の邪魔するつもり?」



「邪魔してるのは要くんでしょ?お願いだから、香奈たちの邪魔しないであげてよ。」


「いやだなぁ(笑)
そう怒らないでよ」

⏰:15/07/17 16:27 📱:au/SH34 🆔:AMqDL7Dc


#190 [なな]
「とにかく香奈と駿くんを引き離すような事したら、アタシ許さないから」


「違うよ。一緒に帰ろうって言ってただけだよ?」


「……。」


「あ、香奈…うしろ」


「ん?」


夏美に言われて
後ろを振り向くと
不機嫌そうな駿。


「諦めろって言ったろ?お前しつこい」


「しつこいって…俺の
話し聞いてなかったの?奪うって言ったろ?」



「なんの騒ぎ?」

⏰:15/07/17 16:39 📱:au/SH34 🆔:AMqDL7Dc


#191 [なな]
「裕也くん」


私たちの騒ぎに気づき
裕也くんがこっちに来た


「あれ?転校生じゃん。どうしたの?」


状況を知らない裕也君は
不思議そうに問い掛ける



そんな裕也くんに夏美が
説明する



「えっマジ…。」

⏰:15/07/17 16:46 📱:au/SH34 🆔:AMqDL7Dc


#192 [なな]
話しを聞いた裕也くんは
すごく驚く







「ねぇ?あれってさ
駿くんと裕也くんと要くんじゃん」



「本当だぁ〜ヤバイ〜カッコイイ〜」


「なんの話ししてるのかな?気になるぅ〜」




たまたま
わたしたちを見かけた
女子が急に騒ぎはじた



ちなみに

駿と裕也くんと要は


学年の人気者TOP3らしい

⏰:15/07/17 17:03 📱:au/SH34 🆔:AMqDL7Dc


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