偽コイビト
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#210 [なな]
わたしは必死に否定するも
みんなは冷たい目を向けたまま
「昨日の夜にさ匿名で
うち等全員の携帯にさ
これが送られて来たんだよ」
「…えっ」
「たぶん駿くんの携帯
にも送られてるはずだよ」
「!」
「ずっと駿くん騙してたんだ?あんた最低。」
「ちがうよ…それは」
「小野寺って大人しい
顔してやることやってんだな」
「以外だったわ〜」
からかう男子。
冷たい目でをする女子
:15/07/23 14:29 :au/SH34 :vU6bliy6
#211 [なな]
「だから、違うっ」
「違う?じゃあこれは
なに?合成だとでも…
言いたいわけ?」
「…っ。」
これ以上、出る言葉が
見つからなかった
「サイテー女」
「…いった」
わたしは、蹴飛ばされ
床に尻餅をついた
:15/07/23 14:36 :au/SH34 :vU6bliy6
#212 [なな]
「香奈になにするのよ!」
「夏美…。」
そんな女子たちに
夏美はキレる
「あんたの携帯にも
送られて来たでしょ?」
「それがなによ?」
「信じてんの?この女のこと…。」
「当たり前よ。香奈は
わたしの大事な親友だもの…」
:15/07/23 14:43 :au/SH34 :vU6bliy6
#213 [なな]
「それに香奈は絶対に
そんなことするような子じゃない。」
「まぁあんたは親友だから、そうかもしれない…。でもここに居る
みんなはどうかしら?」
「それは…。」
「なにやってんの?」
「ふふっっ良い所で来たわ」
「駿。」
わたしたちがモメてると
駿が登校してきてしまった
:15/07/23 14:51 :au/SH34 :vU6bliy6
#214 [なな]
状況を知らない駿は
頭がハテナマークになっている
「駿くん携帯見て」
その女子は今度は
駿に迫る
「は?」
「いいから!」
「いや…意味わからないんだけど」
「いいから早く見てよ」
「は?」
「駿くん携帯見ないで!お願い」
夏美が必死にそう言った
:15/07/23 14:56 :au/SH34 :vU6bliy6
#215 [なな]
まだ状況を
理解できていない駿は
困惑状態
「あ〜もうじれったい。!」
その子は、そんな駿に
イライラし始め
「これ見て!」
遂には自分の携帯画面を
見せつけた
この瞬間
終わった…っと思った
駿との関係も…
今までのことも…
全てが…
今までの全てが…
全部終わったって…
:15/07/27 14:10 :au/SH34 :7Hzb8oiI
#216 [なな]
「……。」
駿は向けられている
携帯画面を見たまま
その場で固まってしまった
「駿。違うんだよ…
これは…その…。」
わたしは必死に否定するも
「駿くん、騙されてたんだよ…この子に」
その子は真剣な顔で
駿にそう話す
:15/07/27 14:18 :au/SH34 :7Hzb8oiI
#217 [なな]
「最低だよね本当。
別れたら?こんな浮気
女なんかと」
その子は、そう言って
意地悪そうに笑った
「……。」
しかし、駿は
なにも言わない…。
そしてその子は話しを
続ける
「まさか駿くんまで
信じるとでも……?
嘘よね?ここに証拠が
あるんだからさ、」
:15/07/27 14:24 :au/SH34 :7Hzb8oiI
#218 [なな]
「まぁ…あれよね
彼氏がいること知ってて
手を出す要くんも悪いけど…1番悪いのは
それに平気で乗っちゃう方よね?」
その子の言葉に駿と
夏美以外のみんなが
頷いた。
「……。」
そして駿は黙ったまま
教室を出て行ってしまった…
「駿。待って!」
:15/07/27 14:32 :au/SH34 :7Hzb8oiI
#219 [なな]
「あ〜あ嫌われちゃったね〜私しらない〜」
「…っ。」
「香奈、行ってきなよ。ここはアタシに任せてよ」
「夏美…」
夏美は(大丈夫)っと
頷き
わたしは教室を出た
:15/07/28 10:44 :au/SH34 :BFurol2U
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