偽コイビト
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#111 [なな]
「なに?わたし達が
悪いって言いたい訳?」
「だって、実際そうだろが」
「うるせっ!!」
喧嘩している女子たちと
男子達に駿は怒鳴った
「夏美」
「な、なに?」
「香奈のこと頼む」
「うん。わかった…香奈、保健室行こう?怪我してるから手当てしてもらおう?」
「えっ…で、でも」
「大丈夫よ。ここは駿くんに任せときなさい!ね?」
「うん…。」
:14/08/10 16:42 :au/SH34 :mbpt5c0A
#112 [なな]
………。
「はい。終わったよ」
「ありがとう夏美」
先生がいなかったので
夏美が手当てしてくれた
「ごめんね。迷惑かけて」
「なに言ってんのよ
親友なんだから当たり前でしょ」
「うん」
2人が助けてくれなかったら
わたし今頃どうなってたか
「あんたが教室に居なくてアタシも必死だったけど、駿くんはもっと必死になってたのよ?」
「えっ?」
:14/08/10 18:21 :au/SH34 :mbpt5c0A
#113 [なな]
「凄い心配して必死になってたよ」
「そうなの?」
「うん。そうだよ」
駿がわたしの為に凄く
必死になってくれたんだ…。
ドクッドクッ
あれ?なんだろ…
この気持ち
「きっと香奈のことが好きなのね」
:14/08/10 18:25 :au/SH34 :mbpt5c0A
#114 [なな]
「えっ…ありえないでしょ」
「あんなに必死になってたのに?」
「それは、あれだよ
わたしが一応、彼女だからだよ」
「それもそうだけど
でも香奈のこと大切に思ってるから、あんなに必死になってるんだと思うよ」
「そうかな?」
駿がわたしを好き?
「そうよ」
もしそうだとしたら
わたし達は本物の恋人同士になれるのかな?
:14/08/10 18:33 :au/SH34 :mbpt5c0A
#115 [なな]
「じゃあ、アタシは
教室戻るね」
「わたしも戻るよ」
「あんたは、ここに
居なさい!もうすぐ駿くん来るから」
「あ、うん」
「もう授業とっくに
はじまちゃってるし先生に怒られて来ます〜(笑)じゃあね」
そう言って夏美は教室に
戻っていった
「はぁ〜」
「なにため息ついてんだよ!」
:14/08/10 19:34 :au/SH34 :mbpt5c0A
#116 [なな]
「うぁ!ちょ、ちょっともう脅かさないでよ。」
「お前が勝手に驚いてんじゃん」
「そうだけど、いきなり現れたらビックリするよ」
ボーッとして空を見ていたら、いつの間にか駿が隣に座っていた
「ケガ大丈夫か?」
「うん。対したことないよ」
「そっか、よかった」
そう言って駿は空を
見上げた
ドキッ
やだ、わたし…なんか
ドキドキしてる…。
:14/08/12 15:12 :au/SH34 :pYoW9XAs
#117 [なな]
「あいつら、もうなにもしてこないと思うから」
「うん…」
「でも、もしまたさなにかされたら、すぐ俺に言えよ?」
「うん…」
「本当無事でよかった。」
「うん…」
「お前…さっきから
うんしか言ってないけど?」
「うん…」
だって
なんかわかないけど
ドキドキしちゃうんだもん…。
:14/08/12 15:51 :au/SH34 :pYoW9XAs
#118 [なな]
「お前って本当、面白いやつだよな。」
「うるさい////」
「あ、やっと他の言葉しゃべった(笑)」
「っ////」
こんなことの絶対にありえないないって思ってた。
それなのに…
大嫌いだったなのに
わたしは……
:14/08/12 16:24 :au/SH34 :pYoW9XAs
#119 [なな]
↑
ミスしたんで書き直します
「お前って本当、面白いやつだよな。」
「うるさい////」
「あ、やっと他の言葉しゃべった(笑)」
「っ////」
こんなこと絶対にありえないって思ってた。
それなのに…
大嫌いだったはずなのに
わたしは……
:14/08/12 16:40 :au/SH34 :pYoW9XAs
#120 [なな]
【アタシには、香奈が自分の気持ちを必死に否定しているようにしか見えないなぁ…】
夏美が言ったあの言葉。
今になってようやくわかったよ
わたしは、自分の気持ちにやっと気づいたよ。
ぎゅっ
「俺、ずっとお前の傍にいるから…なにがあっても離さないから」
駿は優しくわたしを抱きしめて、そう呟いた。
「うん…」
わたしは、
駿のことが好きなんだと…。
:14/08/14 09:55 :au/SH34 :JObWJBgs
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