偽コイビト
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#172 [なな]
「あんまり考えんなよ。」



「えっ?」



「なんか考えてるみたいだけど?」


「…うん…」


いまわたしが
考えてるの気づいてたのか…。



「考える必要ねぇよ
言いたい奴には好きなだけ言わせとけばいい。」



「うん…」



「お前はなにも心配すんな。俺がなんとかするから」


そう言って、わたしの
頭を優しく撫でた



「っ///」

⏰:14/12/18 16:13 📱:au/SH34 🆔:3ecJPx66


#173 [なな]
わたしは思わず顔が
赤くなってしまった。
一緒に歩いてても
気まずくて…。


なんか落ち着かなくて



「香奈、もう少し
こっち寄れよ」


「えっ//なんでよ?」


いきなりそんなこと
言われて

また赤くなるわたし…


「いいから」


「ちょっ……ん?」


…えっ…。か、要?


たまたま後ろを振り返ったら


要がわたしたちの後を
付けていた

⏰:14/12/29 13:33 📱:au/SH34 🆔:UgngjCec


#174 [なな]
「ねぇ。要が付けてきてるんだけど」


「俺はさっきから知ってる。」


「じゃあ…さっきこっちに寄れて言ったのも?」


「少し黙ってろよ」

「…うん」



要の足音が近くなって来ていた。



やっぱりまだ疑ってんだ
わたしたちのこと。

「きぁ…ちょっ…急に止まらないでよ」


駿が急に足を止めた

⏰:14/12/29 13:41 📱:au/SH34 🆔:UgngjCec


#175 [なな]
「駿…?」


「……。」


「ねぇ駿てば、んっっ?」







えっ?




この光景は一体…




駿がすごく近くにいて
さっきまで見えていた

建物が見えない…




……。



わたしいまキスされてるの?

⏰:14/12/29 13:50 📱:au/SH34 🆔:UgngjCec


#176 [なな]
うそでしょょょーーー。




「な////」



////。



わたしは顔が赤くなり
呆然としてしまった


さっきまで
後を付けていた要が

今は背を向けて歩いてる



「これで諦めてくれればいいけどな。」


「えっ?」



「あいつ。俺らのこと疑ってただろ?」

⏰:14/12/29 13:59 📱:au/SH34 🆔:UgngjCec


#177 [なな]
「う、うん…」



えっ?


「じゃあ…わたしに
キスしたのって…」


要に諦めてもらう為?
誤解を解くため?


「そういうことだよ」



「な////」



えぇぇーーーーーーー。



「なっ///なっ///」




「悪かったな…。」

⏰:14/12/29 14:06 📱:au/SH34 🆔:UgngjCec


#178 [なな]
「えっ…。」



「お前の初めて奪っちゃたな」



「あ…い、いや///」



どうしよう…。
駿の顔が見れないよ


「ごめん。今のは忘れて」


駿は
ボソッとそう言った



「…ど、どうして?」


「どうしてて…誤解
を解く為にしただけだし」

⏰:14/12/29 14:11 📱:au/SH34 🆔:UgngjCec


#179 [りん]
お久しぶりです。
久々に顔出しました

久々に続き更新します(*^o^*)

⏰:15/07/17 14:16 📱:au/SH34 🆔:AMqDL7Dc


#180 [りん]
>>178
続き


駿は、そう言うと再び
歩き出した…。



私も後を付けるようにして歩く。


なにもなかったような
顔をして歩く駿とは違い



私は、まだ少し緊張している


ただ誤解を解くためにしただけかもしれない


でも…きっと今日の
出来事は一生忘れられないよ。

⏰:15/07/17 14:23 📱:au/SH34 🆔:AMqDL7Dc


#181 [りん]
ー次の日ー


まだ駿と気まずさが
残る中…


この日は私と駿が要に
屋上に呼び出された


「ごめんね。2人とも、朝から呼び出しちゃって?」


「別に構わないけど…
どうしたの?」



「あのさ、2人が本当に付き合っている事は
マジでわかった」


「…うん」


わかってくれたんだ!
っと思い、心の中で
少し喜んでしまった。


が…!


「だから俺さ余計に燃えた。」

⏰:15/07/17 14:32 📱:au/SH34 🆔:AMqDL7Dc


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