女｢あ、明日はなにするでござるか！？｣

男｢ううん、たくやとバスケするから忙しいかな｣

女｢そ、そうでござるかｗｗｗｗバスケは私には分からないでゴワスなｗｗｗフヒヒッ｣

男｢お、おうｗ
お前暇なら来るか？審判なら出来るだろ｣

女｢のぉ！！？｣

女｢し、審判でござるかｗｗｗｗファールとかあるのではないのか！！？｣

男｢いや、まぁそういうのは適当でいいやｗ｣

女｢な、なんと！？ｗｗｗｗｗｗ｣

男｢じゃあ明日な
午前１０時に歌箱公園前で待ってるぜ♪｣

女｢お、おおお…｣

〓その夜〓

女｢や、やはり初めて私服を見せるとなると、こりゃ一大事でござる…｣

女｢ここは、セクシーとキュート…どっちが男様の心を掴むのだろうか…？｣

女｢やはり普段の自然な私をお見せした方が、誠実かつ美しく見え、尚且つ高貴なオーラを出せ、それでいてエキゾチックなのはではないだろうか！！？ﾊｧﾊｧ｣

女｢決まった……
この勝負……
勝ったｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗフハハハハハハハハｗｗｗｗ｣

弟｢ﾁﾗｯ｣

弟｢姉ちゃん…｣

〓当日〓

男｢おっせーなぁ女｣

た｢つーかお前なんで女なんか呼んだんだよｗｗ
あいつオタクじゃん？やばくね？ｗ｣

男｢そうかー？まぁ空気みたいに存在感ないから、審判くらいならって思ってさｗｗ
あ、来た来た！！｣

た｢……おい、あの服…｣

女｢お待たせしたでござるー！！！ﾊｧ…ﾊｧ…
迷子になったでござるよー！！！ﾊｧ…ﾊｧ…｣

男｢お、おうｗｗ
てかその服…どうした？｣

女｢こ、これでござるか！！？ｗｗ
これは中世ヨーロッパの貴婦人をイメージしたモチーフの服で、それにダークネスなゴシック文化を融合させたミニドレスでござるよ！！
日傘もドレスのレースとお揃いで、なかなかお洒落ではないか！！？どうだ！？男様どうだ！！？｣

男｢お、お！！ｗｗ
まぁ、可愛いと思うよｗｗ俺そういうの間近で見たことないから、びっくりしちゃったわｗｗ｣

た｢うわぁ…すげえ服…｣

女｢な！なら良かったでござるｗｗｗｗバスケの審判張り切って頑張るでござるよ！！ｗｗｗｗフッフッｗｗｗｗｗｗ｣

男｢よし♪んじゃ試合やるかー｣

た｢あいー｣

〓試合中〓

女(あ！！男様が汗をかいておられる…！！？)

女｢ピーーーーッ！！ピピッピーーーーッ！！！｣

男｢うるせえｗｗｗｗ
あ、どうした？｣

女｢お、男様…！！美しい額から汗が噴き出ているではないか！！｣

男｢ああ、あちーからな｣

女｢こ、このハンカチで額の汗を拭って下され！！｣

男｢え？いいの使って？｣

女｢も！！もちろん！！｣

男｢お、わりいな
サンキュー♪ﾆｺｯ｣

女｢………ふぁ…ふぁ…｣
ﾊﾞﾀﾝｯ！！！

男｢ちょｗｗｗｗ倒れたｗｗｗｗおい！しっかりしろ！！おんなー！？｣

女｢……むぅ…ﾑﾆｬ……｣
ﾋﾟｸｯ

男｢起きた！大丈夫か！？｣

女｢は！試合！！
試合はどうしたでござるか！？｣

男｢女がぶっ倒れたから中止にしたよｗ
大丈夫か？水飲む？今持ってくるよ？｣

女｢か、かたじけない！！でもここはどこなんでゴワスか！？｣

男｢俺んちだけど｣

女｢……ぎゃぁぱぁぁぁああああ？！！！！｣

男｢ちょｗｗｗｗ落ち着いてｗｗ今下から水持ってくるから待ってて！｣

ﾀﾀﾀﾀｯ…ﾊﾞﾀﾝ

女｢ここが…男様の部屋…｣

女｢ｽｰﾊｧ…ｽｰﾊｧ…｣(深呼吸)

男｢お待たせーはい、水｣

女｢かたじけない…
私途中から記憶がないでござるよ…本当に恥ずかしい限りで顔から火が出るでゴワスよ…｣

男｢いーっていーってｗｗでもあんなに勢いよく倒れた人初めて見たから、心配したよ？元気になってくれたみたいで良かった…｣

女｢うむ…///｣

男｢今さ、母親がカレー作ってるんだけど、うちで食ってけってうるさいから夕飯俺んちで食ってけよ｣

女｢男様の母上が！？
そ、それは悪いでござるよ！！！
今日のところはひとまずドロンするでゴワス！！ではさらばじゃ！！｣

ﾊﾞﾀﾝ！！

男｢……あー｣

男(寝顔可愛かったな…)

男(喋るとすげえめんどくさい奴なんだけど…)

男(なんだろ、この気持ち)

ｺﾝｺﾝ！

男｢どした？｣

母｢今の子頭下げて帰っちゃったけど、食べてかないの？｣

男｢悪いからって、起きてすぐ帰っちゃった｣

母｢今までの違うタイプの彼女ねぇ｣

男｢違うよｗｗただのクラスメイトだよ｣

母｢あら、そうなの！ｗ
気に入ったから、また連れて来なさいｗ｣

男｢なんだよそれｗｗ｣

母｢昔の私に似てるのよ｣

男｢…あ、うんｗ｣

〓次の日〓

男｢おはよー！昨日あれから大丈夫だった？｣

女｢お、おはようございますです男様！！
昨日はぐっすり寝たらこーんな元気になったでござるよ！！！｣

男｢お、おうｗｗそういやうちの母親がさー｣

――――――――――

る｢ねえ、なに女のやつ…何であいつが男くんと喋ってんの？｣

か｢さぁ知らないｗ｣

る｢オタクの分際で調子こいてるよね
ちょっとしめとくか｣

か｢ガキくらいからやめなよｗｗあーまたるいのアホな病気が始まったよ…｣

〓放課後〓

女｢さぁー終わったでござるよ！！帰りにファミチキを食べる予定なので、一足お先に失礼するでゴワス！！！ドロン！！とな！｣

男｢おうｗ
じゃあまた明日な♪｣

女｢さ、さよならでござる////｣

ﾀﾀﾀﾀﾀｯ

女(最近男様と普通に話せるようになったでござる！！！)

女(これは、きっと神様のお導き！！)

女(結婚までこりゃーあと一押しでゴワスな！！ｗｗｗｗｗｗ)

女｢はじめてーちゅー♪男様とちゅー♪あい何ちゃらおーまーはー♪ﾆﾀﾆﾀ｣

る｢おい｣

女｢…！！！！｣

る｢男様とちゅーってなんだよ？｣

女｢そ、そんなこと言ってないでゴワスよ！！ｗｗ
空みーみアワ～♪ってやつでござるなっｗｗｗフヒヒっｗｗｗｗ汗｣

る｢あ？舐めてんの？｣

女｢ち、違っ！！違うでござる！！
ちょっとファミチキを買いに行く用があるんで！私はここでさらばでござるｗｗｗｗｗ｣

る｢ファミマくらいで用事とか言ってんなよ
ちょっと来いよ、オラ！｣

女｢いっ痛い！！髪を引っ張るではないぞ！！！｣

る｢っるせんだよ！！｣

女｢………ﾋｯ！！｣

女｢る、るい殿っ…
こ、こんな人気ない裏庭に連れてきてなんの話しでござるか！？ファミマに早く行きたいでゴワスよ…ファミチキ大人気ゆえ、売り切れ完売ごめんからの悲しみの涙が吹き出しそして…｣

る｢あーさっ！｣

女｢おんっ！！？｣

る｢あんさぁー！あんたムカつくんだよ！！
男と最近話してるみたいだしマジ目障りー｣

女｢お、おお、男様のことで何故るい殿が腹を立てるんでゴワスかっ…！？｣

る｢す…好きなんだよ…言わせんな…////｣

女｢うわキモ｣

る｢あ！！？
今なんつった！？｣

女｢ぬぉ！！？
な、な、何でもないでござるぞっ…｣ﾋﾞｸﾋﾞｸ

る｢分かったら今後一切男くんと口聞くなよ？｣

女｢一切！？ですとっ！？｣

る｢ったりめーだろ！！
今後話してるの見かけたらマジぶっ殺す！お前のかーちゃんぶっ殺す！！｣

女｢私じゃなくて、わ、私の母上を！！？｣ﾋﾞｸﾋﾞｸﾋﾞｸﾋﾞｸ

る｢分かったら消えろやキモオタ｣

女｢うぅ…泣
分かったでござる…サラバじゃるい殿…｣

ﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ

女(母上ぇぇぇえええ！！！！！！！！泣)

〓女自宅にて〓

女(今日るい殿が言った男様が好きだ！発言…)

女(お前のかーちゃんぶっ殺す…嗚呼！！なんとおぞましい！！！)ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

女(今後、私は本当に男様と一切喋っちゃいけないのでござるか…！？
この任務！！果たせる気がしない……)

女(優しい優しい母上…ちょっとすきっ歯な母上…大好きな母上……泣)

女｢ノォォオオオオオオ！！！！！！泣｣

床ﾀﾞﾝﾀﾞﾝﾀﾞﾝﾀﾞﾝ!!!!

弟｢ﾁﾗｯ｣

弟｢姉ちゃん…｣

〓翌朝〓

男｢女ーおはよっ♪｣

女｢……ﾋｯ！？｣(顔面蒼白)

男｢え？どした？ｗｗ｣

女｢男殿……悪いけどもう……は、話し掛けないで下さいっっ！！｣

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…！！

男｢……｣

―――――――――

る(まじでシカトしてやんのーｗｗｗｗ)

る(片腹痛しｗｗｗｗいとおかしｗｗｗｗ)

る(やべぇ腹筋がーｗｗｗｗ腹筋がぁぁぁあああｗｗｗｗｗｗ腹筋がぁぁぁああああｗｗｗｗ壊)

か｢るいおはよー♪
って、あんた何ニヤニヤしてんのｗｗ怖いからｗｗ｣

る｢へへっ♪
ねえ、かおり聞いてー♪
あたし今まじハピネスなんだけどーｗｗｗ｣

か｢ああ、うんｗ
なんかあったの？｣

る｢あったあった！ｗｗ
昨日さっそく女しめたんだけどさー
さっそく私に言われた通り、男くんのことシカトしてやんのーｗｗまじワローｗｗｗｗ｣

か｢はぁっ！！？
本当にしめたの？ｗｗ
もーやめなよあんなオタク相手に…｣

る｢あんなオタクだからこそ、先手打っとくべきなんだって！！ｷﾘｯ
あーいうのは大人しい顔して裏じゃやりまくってるからね！！うんうん！！｣

か｢うるさい顔して、まんまやりまくってるお前が言うなよｗｗ｣

る｢昔は昔、今は今！！ｗとりあえずこっからが壮大かつ可憐な計画の本番だからー♪ｗｗｗ｣

か｢もう…お好きにどーぞ…ﾊｧ…｣