キモオタな俺が美女と付き合えるチャンスを逃した話
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#11 [色えんぴつ]
一人は、金田さん。
金髪でヤンキーっぽいオラオラ女子。
背がスラッと高くてスタイルのいい美人だ。
文化祭や体育祭はやたらと張り切るタイプ。
二人目は、青山さん。
中2とは思えないくらい派手なギャルだ。
スカートもケツぎりぎりの所まで短くして、俺らの時代はルーズソックスが流行っていたけど(今もなのか、よくわかりませんか)、この中学で一番最初に履いたのが青山さんらしい。女子のカリスマ的存在。
そして、三人目は桃川さん。
小柄で色白、アイドルっぽい顔立ちに、巨乳とゆう反則すぎる武器を持った、エロチック女子だ。
:14/08/29 01:46 :SBM302SH :/Y.32Epo
#12 [色えんぴつ]
学年では有名な三大美女として、三人共仲良くしてるけど、普段はそれぞれ、金田さんならヤンキーの友達。青山さんならギャルの友達。そして、桃川さんは生徒会なんかもやっているので真面目だけど、俺たちみたいに地味ではなく、明るくて爽やかな友達といた。
ジャイアンもスネ夫も、昔からそんな桃川さんのファン。
同じクラスになってからは、変態のようにいつもこっそり桃川さんを観測していた。
でも実は俺は…。
「俺はやっぱり金田さん派だからなぁ。」
そう、俺は金田さんのようにスラッとした美人がタイプなのだ。
:14/08/29 01:53 :SBM302SH :/Y.32Epo
#13 [色えんぴつ]
「出たよ!のび太のドM発言!」
キモオタの俺がヤンキーの金田さん推しとゆう度に、スネ夫はドM扱いしてくる。
まぁ、確かに…。
そうかもしれません…。
「なぁのび太〜、一言でも良いから桃川さんと会話してみろよぉ。」
モジモジしながらジャイアンが俺の脇腹をツンツンしてくる。
「会話!?そんなん無理に決まってんだろ!三大美女だぞ!?」
三大美女じゃなくても女子とは、はなから話せませんが。
:14/08/29 01:58 :SBM302SH :/Y.32Epo
#14 [色えんぴつ]
そんなこんなで、なんだかんだ俺たちも席替えを楽しんでいた。
新しい席に着いて、一週間ほどがたった頃だ。
自習の時間があった。
席に着いて好き勝手やるみんな。
俺は一番後ろの席とゆう事を良いことに、プリントの裏に漫画を書いて暇潰しをしていた。
暇なときはいつもついつい好きな漫画を真似て書いてしまう。
「ねえのび太くんっていつもそうやって、なにかいてるの? 」
:14/08/29 02:03 :SBM302SH :/Y.32Epo
#15 [色えんぴつ]
突然話しかけられて、一瞬フリーズする俺。
今のび太くんって言ったよな?
俺のこと??
てか、この声ってやっぱり…
桃川さん!?
予想外の状況を読み込めず、目を見開いたまま桃川さんを見つめてしまう俺。
すると桃川さんは不思議そうにそんな俺をじっと見つめ、ふふっと微笑みながら俺のプリントを覗きこんだ。
:14/08/29 02:06 :SBM302SH :/Y.32Epo
#16 [色えんぴつ]
初めて桃川さんと目があったし、こんなに近くで見れる日が来るなんて思っていなかった為、明らかに俺は動揺していた。
え…。え…。
いや待て、ドキドキしてる場合じゃない。
優等生で真面目な桃川さんだけど、あの金田さんや青山さん、他のヤンチャな男子とだって仲良いんだから、変な奴と思われたら俺…いじめの標的にされる!!!
そんなのはごめんだ。
桃川さんとはなるべく関わらないようにしよう。
:14/08/29 13:51 :SBM302SH :/Y.32Epo
#17 [色えんぴつ]
「わぁ、すごーい!のび太くん、すごい絵上手なんだ!!!見せて見せて!」
そんな俺の思いも知らず、桃川さんはグイグイ俺に近付いてくる。
「え、え、あの…。」
緊張でうまく言葉が出ない。
「すごーい、本物の漫画みたい〜。」
キャッキャッとはしゃぐ桃川さんからは、嗅いだことのない爽やかで、甘い薫りがした。
それにしても、噂通りやっぱりすげー乳がデカイなぁ。中学生のくせに、そのスタイルは反則だぜ。
「フゥー…。フゥー…。」
:14/08/29 13:56 :SBM302SH :/Y.32Epo
#18 [色えんぴつ]
は!
ヤバい、鼻息がどんどん荒くなる俺。
「か、返してよ…。たいしたことないから…こんなの…。」
俺は桃川さんからプリントを奪い取り、机にうずくまった。
「あ!まだ見てないのに…!!」
すると、桃川さんはとんでもない行動に出た。
「のび太くん〜!!見せてよ〜!!」
プリントを取り返す為にうずくまった俺の後ろに回り込み、俺の腰に手を回しプリントを掴もうとする。
「え…!???」
ちょ、ちょっと待て。む、胸が当たってます!やばいやばいやばい、そんなに動くな。
「えーい!きゃはは。」
はしゃぐ桃川さん。
ち○こが膨らむ俺。
:14/08/29 14:01 :SBM302SH :/Y.32Epo
#19 [色えんぴつ]
「や、やめてよ…。」
もう俺は顔も耳も真っ赤であろう。
それでも胸をガンガン押し付ける桃川さん。
はぁ…。柔らかけ〜。気持ちいい。
「こら!のび太!桃川!何さわいどる!」
ひ!
監視役の教師に一喝され、クラス中のみんなが俺達に注目する。
状況を知らないみんなからすれば、キモオタの俺に後ろから抱きつく三大美女の桃川さん。
教室の空気が一瞬にしてザワつく。
:14/08/29 14:07 :SBM302SH :/Y.32Epo
#20 [色えんぴつ]
「いちゃつくなら廊下でやらんかい!」
ニヤリと意地悪そうに言う爺さん先生。
桃川さんは下をペロッと出して「ヘヘ、スすいませーん。」と言い席に戻った。
ホッとする俺。
しかし、クラスの視線が痛い…。
何故こんな状況になったのかを不思議そうに見てくるのだ。
目立つことを一番避けて学校生活を送ってきたとゆうのに…俺は桃川さんを怨めしく思った。
:14/08/29 14:16 :SBM302SH :/Y.32Epo
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