世界の崩壊・・・
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#301 [ひろ]
としき「……どうしよう……ヤス道わかんないのかよ?」


ヤス「わ、わかんねぇよ…」



パンッパパパパ…


どこかから銃声が聞こえる…

⏰:07/04/25 16:07 📱:PC 🆔:97Uc88IA


#302 [ひろ]
としき「…聞こえたか?」


ヤス「ああ、どこかでやってるな!」


としき「……行こう!ヨシキさんかもしれない!」


ヨシキさんなら、学校までの道のりを知っているかもしれない、


そんな期待から僕達は走り出した

⏰:07/04/25 16:09 📱:PC 🆔:97Uc88IA


#303 [ひろ]
…ドォン!!パンッパンパン


僕達が走り出してから10分くらいで、発砲音はどんどん大きくなる……


どうやらこの辺りで打ち合っているのだろう…


ヤス「……どうする?俺達も参加するか?」


としき「……とりあえず、ヨシキさんを探すのが先だ!」

⏰:07/04/25 16:13 📱:PC 🆔:97Uc88IA


#304 [ひろ]
走るのを辞めて、ゆっくりと敵に見つからない様に音を立てずに歩く……



「右だッ!右に3人左に………」


日本語だ!どうやら僕達の近くで戦っているのは味方のようだ

⏰:07/04/25 16:16 📱:PC 🆔:97Uc88IA


#305 [ひろ]
ヤス「…味方だ!どうするとしき?」


としき「……とりあえず、彼等と合流しよう!」


そう言って僕達は声の聞こえる方へと走り出した


すると


「動くなッ!!」

⏰:07/04/25 16:19 📱:PC 🆔:97Uc88IA


#306 [ひろ]
ガレキとガレキの隙間から銃口をこっちに向けた怒鳴られた…


としき「…日本人です!あなた達の味方です!ヨシキという人を探しています!」


「……す、すまん、味方だったか、ヨシキならあそこだ!」


そう言ったその人が指さした方を見ると

⏰:07/04/25 16:24 📱:PC 🆔:97Uc88IA


#307 [ひろ]
敵に向かって発砲しているヨシキさんの姿があった


としき「ありがとうございます!」


「ああ、あまりこの辺りをうろつかない方がいい!味方であっても間違って発砲してしまう事があるからな」


そう言い残して、その人は行ってしまった…

⏰:07/04/25 16:35 📱:PC 🆔:97Uc88IA


#308 [III]
>>200-250
>>251-300

⏰:07/04/26 00:27 📱:W51P 🆔:tkEdsl5I


#309 [III]
>>150-200

⏰:07/04/26 00:28 📱:W51P 🆔:tkEdsl5I


#310 [III]
>>50-100
>>100-150

⏰:07/04/26 00:29 📱:W51P 🆔:tkEdsl5I


#311 [III]
>>150-200

⏰:07/04/26 00:30 📱:W51P 🆔:tkEdsl5I


#312 [◆ILavUZNHMc]
あげます(・∀・)

⏰:07/04/29 00:57 📱:W51P 🆔:O9AZkW2w


#313 [ひろ]
すみません、しばらくの間書けませんでした…

アンカーや上げてくださった方ありがとうございます!

今から更新します!

⏰:07/05/01 22:42 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#314 [ひろ]
>>306 失敗してました…

ガレキとガレキの間から銃口をこっちに向けた日本兵に怒鳴られた


です

すみません

⏰:07/05/01 22:47 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#315 [ひろ]
僕達は、とりあえず、身をかがめながら戦っているヨシキさんの元へと足を運んだ


としき「ヨシキさん!!」



ヨシキ「……お前ら何でここへ来たッ!!」


僕の声で振り向いたヨシキさんは目を見開いて怒鳴った

⏰:07/05/01 22:51 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#316 [ひろ]
パンパパパパッ!


ドォンッ!!


「右に6人…左に8人……どんどん増えてきているぞッ!」


敵の状況を知らせる兵士が声を荒ただせて告げる…


ヨシキ「……クソッ!…マズイな」


報告を聞いたヨシキさんは顔を歪ませてそう言う

⏰:07/05/01 22:56 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#317 [ひろ]
としき「……僕達も手伝います!!」


僕はそういいながら、敵の居る方向へと銃口を向けた


ヨシキ「……無理はするなよ!!」


ドォン…パンパンパンッ!!

⏰:07/05/01 22:58 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#318 [ひろ]
「……ま、マズイ!!せ、戦車……」


ッッドォォォンッッッ!!!!


轟音と共に大爆発が起こった…





ああ……意識が…遠くなる…

⏰:07/05/01 23:03 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#319 [ひろ]
爆発に巻き込まれた僕とヤスは、吹き飛ばされた……







何もかもを滅茶苦茶に破壊された……


ヨシキ「しっかりしろ……ま……し……めだ…」

うすれゆく意識の中で最後に目にしたのは必死に叫ぶヨシキさんの姿だった……

⏰:07/05/01 23:08 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#320 [ひろ]
「……とし君…と〜し君!!」


としき「………ミキ?」


そこに居たのは、確かにミキだった…


ミキ「……えへッ…来ちゃった!」


としき「な、何いってんだよ…来ちゃったって?……あれ?ここどこ?ヤスは?」


状況が把握できていない僕にミキは淋しそうに言った…

⏰:07/05/01 23:14 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#321 [ひろ]
ミキ「…とし君は……とし君は、まだこっちに来てはいけないの!ここに来てはいけない人なの!」


としき「な、なにがだよ!俺…ミキの傍に居ちゃいけないのか?」



ミキ「……そう……だよ…」


俯きながら呟いたミキの頬には、涙が伝っていた…

⏰:07/05/01 23:21 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#322 [ひろ]
としき「……何がなんだかわかんないよ…」


精神崩壊しそうになるのを必死でこらえる


ミキ「……とし君!!守ってあげて!あなたの助けを必要としている人は沢山いるでしょ!」

俯いていた顔をあげてそう言うミキの顔はヒマワリのような笑顔だった…

⏰:07/05/01 23:25 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#323 [ひろ]
…懐かしい…ミキのこの笑顔も…とし君って呼ばれるのも…


としき「……ミキ……」


寂しくないか?…その言葉が出せなかった…


ミキ「大丈夫!ミキは寂しくなんかないよ!」


としき「………」

⏰:07/05/01 23:31 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#324 [ひろ]
ミキ「……生きて……生き続けて……私は……私は…死んでしまったけど……あなたは生きて……あなたさえ…とし君さえ、生きていてくれれば…私は生まれ変わってでも、あなたに会いに行きます」



としき「………絶対に、会いに来いよな…」



ミキ「…えへッ…うん!きっと行くよ!…だからとし君、生きてね!あなたの助けを待っている人、あなたが助けたいと思う人、あなたを助けてくれる人、いろんな人の力を借りて生きてください」

⏰:07/05/01 23:43 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#325 [ひろ]
ミキ「……私は、あなたの幸せを…心から願っています…」





ミキの最後の言葉を聞き終えた瞬間、意識が戻った…

⏰:07/05/01 23:45 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#326 [ひろ]
今日はここまでにします。

感想よろしくお願いします。


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2118/

⏰:07/05/01 23:47 📱:PC 🆔:VGgEBPtA


#327 [ひろ]
ヨシキ「やっと目が覚めたか!」


目を覚ますと目の前には心配そうな顔をしているヨシキさんが居た


隣にはヤスが寝転んでいる……ヤスも気を失っているのだろう…


としき「……ここは?…どこですか?」

⏰:07/05/04 02:34 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#328 [ひろ]
僕は戦車から大砲が打ち込まれた瞬間からの記憶がなかった


ヨシキ「ここは、黒耀高校から5キロぼど離れた所だ、君達は黒耀高校に行きたかったんだろ?」


としき「…そうですかぁ!ここまで運んでくれたんですか?」


ヨシキ「…ッく………」


としき「……ヨシキさん?」

⏰:07/05/04 02:39 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#329 [ひろ]
よく見てみるとヨシキさんの表情は真っ青だった…


としき「…ヨシキさん、どうしたんです?……うッ!」


体を起こそうとしたが、頭がズキンズキンして起き上がれない…

どうやら意識を失う前、頭を強打したようだ…


しかしヨシキさんの顔色を見ると、そんな事は言ってられない…


それほどヨシキさんの顔色は悪かった…

⏰:07/05/04 02:44 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#330 [ひろ]
ヨシキ「……としきくん、そのままでいいから……今から俺の言う事をよく聞いてくれ!」


ヨシキさんの声はかすかに震えていた……明らかに苦しそうな声だった…


としき「……はい」


ヨシキ「…も、もうすぐこの町に大軍団が攻め寄せてくる……この町を乗っ取るために……」


としき「そ、そんな!!」

⏰:07/05/04 13:53 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#331 [ひろ]
ヨシキ「敵は、黒耀高校を……本部拠点とするみたいなんだ………き、君はどうする?」


としき「…どうするって…すぐに帰って皆にその事を知らせないと…」


ヨシキ「………ゲホッ…」


ヨシキさんは口から血を吐き出し、その場にうつ伏せに倒れこんだ…

⏰:07/05/04 13:59 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#332 [ひろ]
としき「ヨシキさん!!」


僕は頭の痛みをこらえて倒れているヨシキさんを抱え込んだ


すると


ヨシキさんのお腹の部分からおびただしい量の血液が流れ出していた…


としき「…そんな…ヨシキさん、しっかりしてください!!」

⏰:07/05/04 14:02 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#333 [ひろ]
ヨシキ「……はは…肝臓をやられちまってなぁ……どうも、そろそろヤバイみたいだ…」


としき「……そんな、あなたが居なくなったら…俺はどうすれば……」


もう誰も失いたくないという気持ちが、僕に自然と涙を流させていた…

⏰:07/05/04 14:05 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#334 [ひろ]
ヨシキ「……どうすればって…君はもうやるべき事は分かっているじゃないか……」


としき「でも……でも、俺はヨシキさんと一緒に生き残りたいんです!」


泣きながら必死に訴える僕の顔を見てヨシキさんはニコッと笑った


ヨシキ「はは……そろそろ、俺も娘のもとへ……家族のもとへ行かせてくれ……」

⏰:07/05/04 14:10 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#335 [ひろ]
そう言ったヨシキさんは、うっすらと涙を流していた


としき「……でも…」


ヨシキ「…娘の人生は短かった……だがその短い人生でも、精一杯の幸せを感じてくれていた……ありがとう…としき君!」



としき「……え?」



ヨシキ「まだ私のフルネームを言ってなかったね……俺の名前は…平山ヨシキ……ミキの父だ…」

⏰:07/05/04 14:17 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#336 [ひろ]
としき「……ミキの…ミキのお父さん…」


そういえば、あの火事が鎮火された後、発見された遺体は3人…ミキとミキの母、ミキの弟だけだった……



ヨシキ「……君の話はミキから、たくさん聞かされていてね……君の話をしている時のミキの顔はすごく嬉しそうで…」



としき「……こんな…こんな偶然って…」

⏰:07/05/04 14:23 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#337 [ひろ]
今日は一旦ここまでにしときます


感想よろしくです。


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2118/

⏰:07/05/04 14:28 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#338 [かなやは]
あげま

⏰:07/05/07 23:28 📱:W51P 🆔:pxmQZ9IY


#339 [ひろ]
読んでくれている皆さん、しばらく更新できなくてすみませんでした…パソコンが壊れてしまい……しばらく携帯から書かせて頂きます
今から更新します

⏰:07/05/11 01:35 📱:D902iS 🆔:qdX3a.Gc


#340 [ひろ]
ヨシキ「あの火事の時…必死でミキを助けようとしている君の姿を見て……俺は…」


そこまで言うとヨシキさんは溢れんばかりの涙を拭う事で必死だった


としき「…ヨシキさん…イヤですよ俺…もう、目の前で誰かが死ぬのを見るのはもう嫌です…」

⏰:07/05/11 01:44 📱:D902iS 🆔:qdX3a.Gc


#341 [ひろ]
ヨシキ「君は本当に優しい子だ…ゲホッ……」


口からおびただしい程の血を吐き出したヨシキさんの目は徐々に虚ろになっていく



としき「ヨシキさん!しっかり」



もはや僕の声も届いていないのかヨシキさんはボーっと空を一点に眺めている

⏰:07/05/11 01:52 📱:D902iS 🆔:qdX3a.Gc


#342 [ひろ]
ヨシキ「……ミキ…き、来てくれたのか!」


何かに取り付かれた様に突然ヨシキさんが空に向かって語りかける


としき「ヨシキさん?」


ヨシキ「……」


なにも言わずにこちらを振り向くヨシキさん

⏰:07/05/11 02:01 📱:D902iS 🆔:qdX3a.Gc


#343 [ひろ]
その顔は、暖かくて、懐かしくて……何ともいえない笑顔だった


ヨシキ「…としきくん、ミキが…ミキが迎えに来てくれたよ…やっと…やっと俺は家族の元に帰ることを許されたんだよ」


としき「ミキが…そこに居るんですか?」



ヨシキ「ああ…」

⏰:07/05/11 02:07 📱:D902iS 🆔:qdX3a.Gc


#344 [ひろ]
ヨシキ「としきくん…ありがとう…」



としき「……どうしてですか?」


俯いてそう言う僕からはポタポタと涙が滴り落ちる



ヨシキ「なにがだい?」


真っ青な顔のまま笑顔で聞き返すヨシキさん

⏰:07/05/11 02:16 📱:D902iS 🆔:qdX3a.Gc


#345 [ひろ]
としき「どうして…ミキといい…ヨシキさんといい…自分が死にそうなのに、笑顔でありがとうなんて言えるんですか?」


ミキもそうだった……メールで「ありがとう」と送ってきたんだ……



ヨシキ「………」

⏰:07/05/12 23:36 📱:D902iS 🆔:JZPZRfmw


#346 [ひろ]
ヨシキさんからの返事は…返って来なかった……


僕の腕の中でヨシキさんは…まるで眠っているかのように…気持ちよさそうに


静かに息絶えていった…

⏰:07/05/12 23:39 📱:D902iS 🆔:JZPZRfmw


#347 [ひろ]
としき「……ヨシキさん…もうこんな戦い…大切な人が死んでばっかの戦い……イヤです…」



ヨシキさんからの返事が返ってこないとわかっていても


僕は話しかける事を辞めなかった……

⏰:07/05/12 23:43 📱:D902iS 🆔:JZPZRfmw


#348 [ひろ]
「生きろ」



「生きるために戦え」



「大切な人を守るために戦え」




ヨシキさんの声だった…僕の頭の中に響いていてきたんだ…

⏰:07/05/12 23:46 📱:D902iS 🆔:JZPZRfmw


#349 [ひろ]
としき「ヨシキさん?ヨシキさんなんですか?」


僕は、頭の中に響いてきたその言葉に必死に応えた





しかし、それっきりヨシキさんの声が聞こえることはなかった……

⏰:07/05/14 17:11 📱:D902iS 🆔:1bY0aUsE


#350 [ひろ]
ユウヤ「大変な思いをしてきたんだな…としき」



ユウヤさんの言葉で僕はハッと我に返った

周りを見渡すと皆涙していた…


としき「…す、すみません…辛い話をしちゃって…」

⏰:07/05/14 17:14 📱:D902iS 🆔:1bY0aUsE


#351 [ひろ]
としき「とにかく…ここにこれから敵の大軍が攻め寄せて来ることは間違いないんです!」


ユウヤ「…そうだな…早く手を打たなきゃな!」


静まり返る教室内…



ヤス「た…戦いましょう」



としき「ヤス!!目覚ましたのかぁ!」

⏰:07/05/14 17:19 📱:D902iS 🆔:1bY0aUsE


#352 [ひろ]
ヤスは頭を抱えて起き上がった


ヤス「としき…迷惑かけたな…」



ニコッと笑いそう言うヤスを見て、僕はホッとした



ヤス「ユウヤさん、俺は敵の大軍が来ようとここで戦いたいです!」



ヤスの目は真剣だった

⏰:07/05/14 17:23 📱:D902iS 🆔:1bY0aUsE


#353 [ひろ]
ユウヤ「……」


今回ばかりは事の重大さにユウヤさんも戸惑いを隠しきれないでいた


としき「もうここまで戦って来たんです…最後まで戦いましょう!」



ユウヤ「……そうだな」

⏰:07/05/14 17:33 📱:D902iS 🆔:1bY0aUsE


#354 [ひろ]
「…ぼ、僕も皆さんと共に戦いたいです!」


突然教室のドアが開いたと思うと一人の生徒が真剣な表情で言ってきた…


どうやら廊下で盗み聞きをしていたようだ…


ユウヤ「君は?」


驚いた顔でユウヤさんが聞く

⏰:07/05/15 00:48 📱:PC 🆔:HiL9gFCg


#355 [ひろ]
「…僕は…この学校に大好きな彼女が居ます…その子を守りたいです…」


ユウヤ「…そうか……でも、生徒である君を戦わせる訳には…」


「お願いします!!」



僕達はこの一人の生徒に圧倒された

⏰:07/05/15 00:51 📱:PC 🆔:HiL9gFCg


#356 [ひろ]
としき「…君の名前は?」


「松田タクマと言います!」


僕の質問にキッパリと答えてくるこの子の顔は真剣そのものだった



ユウヤ「…もう悩んでいる時間もない……戦おう!最後まで!」

⏰:07/05/15 00:55 📱:PC 🆔:HiL9gFCg


#357 [ひろ]
もう…ユウヤさんのこの言葉に…反論しようとする者は誰も居ない…それどころか…皆この言葉を待っていたかの様な表情だ


ユウヤ「作戦もクソもあったもんか!全員校門の前で敵を待ち受けてやろう!」



「おおーーーーーッ!!」


僕達の最後の戦いの始まりだった…

⏰:07/05/15 00:59 📱:PC 🆔:HiL9gFCg


#358 [ひろ]
ユウヤ「としき…ちょっといいか?」


皆が雄たけびをあげている中、ユウヤさんは冷静な表情で僕を呼び出した


としき「ん?どうしました?」


僕はそっけなく返事をする


ユウヤ「あの松田という子の事なんだが…」

⏰:07/05/16 01:14 📱:PC 🆔:5e9xx3T2


#359 [ひろ]
としき「……戦わせてあげてもいいのでは?」


僕の思い切った発言に、ユウヤさんは意外にも驚いていなかった


ユウヤ「…ああ…俺もそうしようと思っている…ただ…」


としき「…ただ?」


俯いたままユウヤさんは言う

⏰:07/05/16 01:17 📱:PC 🆔:5e9xx3T2


#360 [ひろ]
ユウヤ「…お前、あの子の傍に着いてやってほしい!」


としき「俺がですか?」


僕は目を見開いた


ユウヤ「ああ…戦わせると言っても、あの子は学生だ…あの子が死ぬ事は俺が許さない、お前の傍なら安心だと思って」

⏰:07/05/16 01:20 📱:PC 🆔:5e9xx3T2


#361 [ひろ]
としき「……どうして僕の傍なら安心なんですか?」


ユウヤさんの言ってる事の意味がわからなかった…


ユウヤ「…とにかく!お前はあの子の傍を離れるな!何があっても!」


ユウヤさんは怒鳴るようにそう言って、僕の元を離れていった

⏰:07/05/16 01:23 📱:PC 🆔:5e9xx3T2


#362 [ひろ]
僕は意味が分からないといった表情で教室から出た


すると



山瀬「…先輩!」


廊下には山瀬さんが立っていた…

⏰:07/05/16 01:25 📱:PC 🆔:5e9xx3T2


#363 [ひろ]
としき「…山瀬さん!また勝手に避難場所から抜け出してきたんですか?」


ニッコリと微笑んでそう言う僕の質問を無視するかのように山瀬さんはその場にしゃがみ込んだ…



山瀬「…うッ……」



としき「山瀬さん?」

⏰:07/05/16 01:29 📱:PC 🆔:5e9xx3T2


#364 [ひろ]
山瀬「…ケホッ……ケホッケホッ…」


口を押さえながら咳き込む山瀬さん……僕は嫌な予感がした…



としき「山瀬さん?大丈夫ですか?」


山瀬さんの背中をさすりながらそう言う僕…

⏰:07/05/16 01:32 📱:PC 🆔:5e9xx3T2


#365 [ひろ]
しゃがみ込んだ山瀬さんの咳き込みは一向にやまない……


僕は必死で背中をさすった



僕には背中をさする事しか出来なかった…

⏰:07/05/16 01:37 📱:PC 🆔:5e9xx3T2


#366 [ひろ]
山瀬さんの咳き込みは3分くらい続いた……


少し落ち着くと…山瀬さんは涙を流して、口に当てていた手のひらを僕に見せてきた……



山瀬さんの手のひらには血が着いていた……


そして山瀬さんのピンク色だった唇も……血で真っ赤に染まっていた…

⏰:07/05/16 01:41 📱:PC 🆔:5e9xx3T2


#367 [ひろ]
感想などあったらよろしくです!

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2118/

⏰:07/05/16 01:48 📱:PC 🆔:5e9xx3T2


#368 [ひろ]
としき「山瀬さん?大丈夫ですか?」


山瀬「……先輩…」


目をうるうるさせながら山瀬さんは言う……


としき「……山瀬さん…とにかく、口を拭いてください」


そう言って僕はポケットに入っていたティッシュを手渡した

⏰:07/05/18 21:19 📱:PC 🆔:h/ELWNzA


#369 [我輩は匿名である]
はげト
はよ書けト

⏰:07/05/19 14:48 📱:W32H 🆔:Xky3CbNo


#370 [ひろ]
山瀬「…ありがとうございます…」


俯きながらティッシュを手に取った山瀬さん



としき「…大丈夫ですか?」



山瀬「……最近…体がおかしいんです…」

ティッシュで口を拭きながら、山瀬さんは小さな声で呟いた

⏰:07/05/20 00:53 📱:PC 🆔:3lzgGKn6


#371 [ひろ]
としき「体がおかしいって……今みたいな事が、よくあるって事ですか?」


僕は動揺しながら山瀬さんに問いかける



山瀬「……はい…急に胸が苦しくなって…今みたいに…」


としき「……そんな…」

⏰:07/05/20 00:55 📱:PC 🆔:3lzgGKn6


#372 [ひろ]
僕達は土木科専門学生…学校で習う事は、土木や建築の事ばかり…


仮に山瀬さんが、何か重大な病気だったとしても…



僕達にはどうする事も出来ないことを……


一瞬悟った……

⏰:07/05/20 00:59 📱:PC 🆔:3lzgGKn6


#373 [ひろ]
としき「……そ、その症状はいつから始まったんですか?」


山瀬「先輩が、ヤスって人を助けに学校を出ていってからです…」




としき「……と、とにかく、今は体を安静にしておいてください!!」


僕には、こう言う事しか出来なかった…

⏰:07/05/20 01:03 📱:PC 🆔:3lzgGKn6


#374 [ひろ]
ガラガラ…


ユウヤ「…としき、屋上の見張りが敵の大軍を発見したみたいだ……俺達は今から戦闘に備えて全員校門で敵を待ち受ける…」



教室のドアを勢いよく開けてユウヤさんが言う……


ユウヤさんの額からは、ひ汗が勢いよく吹き出していた

⏰:07/05/20 01:15 📱:PC 🆔:3lzgGKn6


#375 [ひろ]
としき「……そうですか…」


山瀬さんの顔をチラッと見ると…



その顔は、苦しそうな、不安そうな、悲しそうな……なんとも言えない表情で僕の顔を見ていた…

⏰:07/05/20 01:18 📱:PC 🆔:3lzgGKn6


#376 [ひろ]
としき「…山瀬さん…俺」


ユウヤ「お前はその子と一緒に居てやれ…松田君は俺が面倒を見る」



僕の言葉をさえぎる様にユウヤさんが言った



としき「………」

⏰:07/05/20 01:21 📱:PC 🆔:3lzgGKn6


#377 [ひろ]
ユウヤさんの言葉に、数秒間の沈黙が走った…


としき「……でも…」



ユウヤ「戦う事だけが、誰かを救う事じゃないんじゃないのか?」



としき「…ユウヤさん」

⏰:07/05/20 01:26 📱:PC 🆔:3lzgGKn6


#378 [ひろ]
ユウヤさんはそう言い残し、チームの皆を連れて、校門へと走っていった…


山瀬「…先輩……」



としき「…どうしました?」


複雑な思いの中、僕は必死に笑顔を作り、山瀬さんの方へと顔を向けた

⏰:07/05/20 01:29 📱:PC 🆔:3lzgGKn6


#379 [ひろ]
山瀬「…私の事はいいですから…行ってください…」


山瀬さんは俯いて言った



としき「……」


僕は一体どうすればいいのか分からなかった…


頭の中で答えを見つけ出すことで精一杯だった…

⏰:07/05/20 01:32 📱:PC 🆔:3lzgGKn6


#380 [ひろ]
としき「……とにかく、皆が非難しているところへ戻りましょう?」


そう言って、山瀬さんの手を引き、避難所へと場所を移した


避難所に着くと、他の生徒達は、皆、僕達、土木科専門学校のチームを心配している様だった

⏰:07/05/20 01:38 📱:PC 🆔:3lzgGKn6


#381 []
更新待ってます!!!

⏰:07/05/20 18:02 📱:W47T 🆔:Nf2ECQSc


#382 [ひろ]
「ひろみ!!」


僕と山瀬さんの事に気がついた、一人の女の子が、心配そうな顔をして走ってきた


山瀬「……ゆ、ゆうこ…ごめ、心配かけたね…」


そう言った山瀬さんの顔は真っ青だった…


ゆうこ「…バカ!あんた、少しは自分の体の事考えて行動しなさいよ!」

⏰:07/05/22 18:24 📱:PC 🆔:AWZ2iaNQ


#383 [ひろ]
ゆうこ「……あッ!…すみません、あたし、ひろみの友達の加藤ゆうこって言います……瀬良先輩ですよね?」


としき「…え?何で俺の名前知ってるの?」


ゆうこ「アハ、瀬良先輩の話は、いつも、ひろみから聞いているものでして」


山瀬「ゆうこ〜!!」

⏰:07/05/22 18:28 📱:PC 🆔:AWZ2iaNQ


#384 [ひろ]
恥ずかしそうに山瀬さんが、ゆうこという子の肩を叩く…


ゆうこ「……この子…最近身体の調子が悪いみたいなんです…」


としき「…さっき、聞いたよ……早く病院に連れて行かないと…」

⏰:07/05/22 18:34 📱:PC 🆔:AWZ2iaNQ


#385 [我輩は匿名である]
はよ書けやゥ

⏰:07/05/22 20:53 📱:W32H 🆔:q0VcB5Hw


#386 [ひろ]
ドォーーンッッ!!


パン…パパパパッッッ!!!



僕達がそんな話をしていると、校門の方から、発砲音…爆発音が響きだした…


いよいよ…始まったようだ……

⏰:07/05/24 02:41 📱:PC 🆔:d5wJJXj.


#387 [ひろ]
ゆうこ「えッ!?なに?この音?また戦いが始まったの?」


何も知らない、ゆうこが騒ぎ出した…


他の生徒達も、ざわざわと騒ぎ出す…


すると…

⏰:07/05/24 02:44 📱:PC 🆔:d5wJJXj.


#388 [ひろ]
「あの…タクマが……タクマが居ないんです…」


一人の女の子が慌てて僕の方へと駆け寄ってくる…


としき「君は?」


「わ、私、タクマと付き合ってるんです……タクマはどこですか?」


かなり錯乱状態になっている…

⏰:07/05/24 02:47 📱:PC 🆔:d5wJJXj.


#389 [ひろ]
としき「……君の名前は?」


僕はこの子に松田君の事を伝えるべきか悩んだ…


「あッ!…私の名前は、飯田ヒヨリっていいます?タクマはどこですか?」




としき「…松田君は今、僕達と共に戦っているよ?」

⏰:07/05/24 02:51 📱:PC 🆔:d5wJJXj.


#390 [ひろ]
少し間を置いて僕がそう言うと、その子は やっぱり と言い、その場に泣き崩れた…


としき「…大丈夫だよ!…松田君の傍には僕達のリーダーも居る!彼はきっと命にかえてでも松田君の事を守ってくれる!」


ヒヨリ「……本当ですか…?」


涙を拭いながら僕に訴えかけてくる


としき「本当だとも!」

⏰:07/05/24 02:56 📱:PC 🆔:d5wJJXj.


#391 [ひろ]
ヒヨリ「……でもどうしてタクマが戦ってるんですか?」


彼女からしてみれば、当たり前の質問だ


としき「…松田君は、君の事を守りたい、君を守るために戦いたいと自ら僕達の元へ来たんだ、君の事が大好きなんだってさ」


僕のこの言葉を聞いて、彼女は、恥ずかしそうに微笑んだ

⏰:07/05/24 03:01 📱:PC 🆔:d5wJJXj.


#392 [ひろ]
ドーーンッッ!ドドドドパンパンドォン!!



外で鳴り響いている銃声、爆発音は、どんどん激しくなっている……


僕は、平常心を保っていられなくなり、窓から外の様子を見てみた……



目に飛び込んできた光景を見て、僕は、その場に崩れるように、膝をついた……

⏰:07/05/24 03:07 📱:PC 🆔:d5wJJXj.


#393 [ひろ]
今日はここまでです。


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2118/

⏰:07/05/24 03:10 📱:PC 🆔:d5wJJXj.


#394 [ピィノ]
後ろにいってたんでとりあえずカキコしました

⏰:07/05/27 00:44 📱:P902i 🆔:C/2LSd/E


#395 [ひろ]
ピィノさんありがとです、遅くなりましたが、今から更新います、

⏰:07/06/08 00:52 📱:PC 🆔:j.hL2Nlo


#396 [ひろ]
外の光景は……


一言で言うと……


勝ち目がない……


何百人対何十人……


鉄砲玉の嵐…

⏰:07/06/08 00:54 📱:PC 🆔:j.hL2Nlo


#397 [ひろ]
山瀬「…先輩?」


後ろから、僕の異変に気がついた山瀬さんが心配そうに声をかけてくる…


としき「……行かないと…」


僕のこの言葉に、山瀬さんは、頬から一筋の涙を流して言った


山瀬「……生きて帰ってきてください…」

⏰:07/06/08 00:59 📱:PC 🆔:j.hL2Nlo


#398 [ひろ]
僕はその言葉を聞いた途端、走った…


仲間の下へ…いや…友の下へ!!


避難所から出る瞬間、僕は一瞬だけ振り返った…


そこには、膝をついて泣き崩れる山瀬さんの姿があった…

⏰:07/06/08 01:18 📱:PC 🆔:j.hL2Nlo


#399 [ひろ]
パーンパンパンパパパパ


段々大きくなっていく銃声…


僕は、息をするのも忘れて走った…すると


ユウヤ「右だぁ!!ゴダイ!右に向けて撃て!!ヤス!お前は左だぁ!!」


ユウヤさんだッ!!必死に戦っているユウヤさんの声が聞こえてきた!

⏰:07/06/08 01:24 📱:PC 🆔:j.hL2Nlo


#400 [ひろ]
もう少しだ!皆戦っている!!


みんな……生きてるッ!!


不安から解き放たれた僕は、まるで、マラソンランナーのラストスパートのように校門へと走った!


……だが……

⏰:07/06/08 01:28 📱:PC 🆔:j.hL2Nlo


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