世界の崩壊・・・
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#49 [ひろ]
としき「……妹は……半年前の空襲で死にました……」
山瀬「………そ、そうですか……」
としき「…ごめんなさい、辛いことを聞かせちゃって…」
山瀬さんは俯いたまま言った
山瀬「……私も、あの時に死んでいればよかった……」
:07/04/05 16:47
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#50 [ひろ]
つぶやくように言った山瀬さんのその言葉に僕は胸を打たれた……
久しぶりに再会した初恋の人から出た「死んでいればよかった」という言葉……
としき「そんな事言わないでください!!……外の空気吸いに行きましょう?」
:07/04/05 16:51
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#51 [ひろ]
とりあえず場所を変えるために僕たちは屋上に来た
ショウタ「ん?なんだ、どうした瀬良?」
屋上には4人の見張りが居たので隅っこを借りる事にした
としき「悪い、ちょっと場所借りるな?」
ショウタ「はいよ〜」
:07/04/05 16:56
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#52 [ひろ]
山瀬さんを見てみるとまだ俯いたままだった…
としき「……山瀬さん、何かあったんですか?」
山瀬「……先輩…聞いてくれるんですか…?」
としき「あ、あたりまえじゃないですか!!」
山瀬「ありがとう……ありがとうございます…」
:07/04/05 16:59
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#53 [ひろ]
山瀬「……半年前…先輩の妹さんが亡くなられた時の空襲です……私、その時、学校の部活も終わって家に居たんです……そしたら、突然空が光りだして、大地震が来たみたいに揺れて……」
としき「……揺れて?」
山瀬「しばらく、気を失っていました……気が付くと、寝転んだ状態の私の上に母が覆いかぶさるように私を守ってくれてました………母は死んでました……しばらくして、家の中を見回してみると、お姉ちゃん、お父さんお兄ちゃん……皆死んでました…」
:07/04/05 17:08
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#54 [ひろ]
山瀬「私……私も、あの時に……死に…たかった…」
山瀬さんは泣きながらも、すべて話してくれた…
としき「半年前の空襲……俺も、すべて失いました……」
山瀬「……すべて?」
としき「……はい、すべてです」
誰にも話した事のない僕の過去、山瀬さんには何故か聞かせたかった
:07/04/05 17:13
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#55 [ひろ]
としき「俺と山瀬さんが出会ったの、確か小学校4年の時でしたよね?」
山瀬「……はい、確かそれくらいだったと…」
としき「俺、初めて山瀬さんを見た時、一発で好きになったんです、異性を好きになったのは初めてでした、それから高校2年までずっと好きで、高校2年の時、山瀬さんに告白しました……でも返事はノーで……振られた後でも僕は好きでした、そんな時」
:07/04/05 17:24
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#56 [ひろ]
〜としきの過去〜
ミキ「瀬良君……瀬良君!!」
僕はその時、初恋の人に振られたばかりでかなり落ち込んでいた
ミキ「瀬良君ってばぁ!!」
としき「ん〜?…なに?」
話しかけてきているのは同じクラスの平山ミキ、女の子の前では口下手な僕でも、ミキとだけは話が出来た
ミキ「ん〜…なに?っじゃないわッ!!昨日かした私の宿題ノート返してよ!」
としき「ああ……悪い………はいよ」
ノートをミキに手渡すと、突然ミキが僕の顔を覗き込んできた
:07/04/05 17:34
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#57 [ひろ]
としき「な、なんだよ!?」
ミキ「瀬良君、昨日泣いたでしょ?」
としき「な、泣いてねえよ…」
ミキ「ウソだ!目が腫れてるんだもん!!」
としき「うっさいな〜別に泣いたっていいだろ!」
ミキ「……何かあったの?ミキに言ってみな?」
たぶん、この時からミキは、僕の事が好きだったんだと思う
僕がミキの気持ちに気が付いてあげるのは、それから一年後だったけど…
:07/04/05 17:41
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#58 [ひろ]
ミキは気づいてたんだと思う、僕には他に好きな子が居ることを
それでもミキは毎日僕のそばに居た
それから1年後だ
学校の帰りに、僕はミキに呼び出された
としき「なに、突然呼び出して」
ミキ「……瀬良君…もう気づいてると思うけど…」
としき「……うん…」
ミキ「好きだよ……前から好きだった…」
:07/04/05 17:51
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