世界の崩壊・・・
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#51 [ひろ]
とりあえず場所を変えるために僕たちは屋上に来た
ショウタ「ん?なんだ、どうした瀬良?」
屋上には4人の見張りが居たので隅っこを借りる事にした
としき「悪い、ちょっと場所借りるな?」
ショウタ「はいよ〜」
:07/04/05 16:56
:PC
:A5Bba4JY
#52 [ひろ]
山瀬さんを見てみるとまだ俯いたままだった…
としき「……山瀬さん、何かあったんですか?」
山瀬「……先輩…聞いてくれるんですか…?」
としき「あ、あたりまえじゃないですか!!」
山瀬「ありがとう……ありがとうございます…」
:07/04/05 16:59
:PC
:A5Bba4JY
#53 [ひろ]
山瀬「……半年前…先輩の妹さんが亡くなられた時の空襲です……私、その時、学校の部活も終わって家に居たんです……そしたら、突然空が光りだして、大地震が来たみたいに揺れて……」
としき「……揺れて?」
山瀬「しばらく、気を失っていました……気が付くと、寝転んだ状態の私の上に母が覆いかぶさるように私を守ってくれてました………母は死んでました……しばらくして、家の中を見回してみると、お姉ちゃん、お父さんお兄ちゃん……皆死んでました…」
:07/04/05 17:08
:PC
:A5Bba4JY
#54 [ひろ]
山瀬「私……私も、あの時に……死に…たかった…」
山瀬さんは泣きながらも、すべて話してくれた…
としき「半年前の空襲……俺も、すべて失いました……」
山瀬「……すべて?」
としき「……はい、すべてです」
誰にも話した事のない僕の過去、山瀬さんには何故か聞かせたかった
:07/04/05 17:13
:PC
:A5Bba4JY
#55 [ひろ]
としき「俺と山瀬さんが出会ったの、確か小学校4年の時でしたよね?」
山瀬「……はい、確かそれくらいだったと…」
としき「俺、初めて山瀬さんを見た時、一発で好きになったんです、異性を好きになったのは初めてでした、それから高校2年までずっと好きで、高校2年の時、山瀬さんに告白しました……でも返事はノーで……振られた後でも僕は好きでした、そんな時」
:07/04/05 17:24
:PC
:A5Bba4JY
#56 [ひろ]
〜としきの過去〜
ミキ「瀬良君……瀬良君!!」
僕はその時、初恋の人に振られたばかりでかなり落ち込んでいた
ミキ「瀬良君ってばぁ!!」
としき「ん〜?…なに?」
話しかけてきているのは同じクラスの平山ミキ、女の子の前では口下手な僕でも、ミキとだけは話が出来た
ミキ「ん〜…なに?っじゃないわッ!!昨日かした私の宿題ノート返してよ!」
としき「ああ……悪い………はいよ」
ノートをミキに手渡すと、突然ミキが僕の顔を覗き込んできた
:07/04/05 17:34
:PC
:A5Bba4JY
#57 [ひろ]
としき「な、なんだよ!?」
ミキ「瀬良君、昨日泣いたでしょ?」
としき「な、泣いてねえよ…」
ミキ「ウソだ!目が腫れてるんだもん!!」
としき「うっさいな〜別に泣いたっていいだろ!」
ミキ「……何かあったの?ミキに言ってみな?」
たぶん、この時からミキは、僕の事が好きだったんだと思う
僕がミキの気持ちに気が付いてあげるのは、それから一年後だったけど…
:07/04/05 17:41
:PC
:A5Bba4JY
#58 [ひろ]
ミキは気づいてたんだと思う、僕には他に好きな子が居ることを
それでもミキは毎日僕のそばに居た
それから1年後だ
学校の帰りに、僕はミキに呼び出された
としき「なに、突然呼び出して」
ミキ「……瀬良君…もう気づいてると思うけど…」
としき「……うん…」
ミキ「好きだよ……前から好きだった…」
:07/04/05 17:51
:PC
:A5Bba4JY
#59 [ひろ]
としき「……そっか…」
この時、未だに山瀬さんを忘れられない僕は、ミキにハッキリとした返事をしてあげられなかった……
ミキ「……ごめんね、こんなこと突然言い出して…」
としき「……いや…」
ミキ「……返事は……言わなくてもわかってるから!……ただ気持ち、伝えたかっただけだから……それじゃ!!」
ミキはそう言って、泣きながら走って帰っていった……
:07/04/06 02:37
:PC
:f1MOEv1A
#60 [ひろ]
家に帰ってから、いろんなことを考えた……このまま山瀬さんに片思いのままでいいのか……
自分にとって、ミキと山瀬さん、どっちが大切なのか
この時からだったかな、僕の気持ちは段々ミキって言う存在にひかれていったのは
:07/04/06 02:42
:PC
:f1MOEv1A
#61 [ひろ]
次の日、ミキは学校を休んでいた
僕は少し気になったが、そっとしておこうと判断した
次の日もミキは学校に来なかった……
ミキとは高校に入ってから2年3年と同じクラスだったが、いつも無遅刻無欠席だったのがミキ、こんなことは初めてだった
:07/04/06 02:47
:PC
:f1MOEv1A
#62 [ひろ]
その次の日もミキは学校を休んだ……
この時に気が付いたんだ!僕は、ミキが学校を休むようになって、気になっているとか、心配だとかじゃなくて、
ミキがそばに居なくて寂しかったんだと!
僕は、すでにミキの事が好きなんだと!!
:07/04/06 02:50
:PC
:f1MOEv1A
#63 [ひろ]
いつの間にかミキにひかれていった僕は、学校が終わった後に、ミキの友達から、ミキの家を聞き出し、ミキの家に行く事にした
そこで、ミキに改めて、伝えようと思った!!僕のすべてを!
ミキの家に着いてみると、インターホンを押すのに少し手間取った……
親が出てきたら恥ずかしいとか……
:07/04/06 02:54
:PC
:f1MOEv1A
#64 [ひろ]
今は、そんな事は気にしてられない!と自分に気合を入れてインターホンのボタンを押した
「ピーンポ〜ン」
ガチャ
「……はい」
やっぱり、出てきたのは母親だった……
:07/04/06 02:57
:PC
:f1MOEv1A
#65 [ひろ]
としき「……あの…平山ミキさんのお見舞いに来たんですが…」
母「あぁ〜!!はいはい、上がって頂戴!!」
ミキのお母さんは、すごく愛想のいい人だった
母「お兄さん名前は?」
としき「あッ!すいません、瀬良としきといいます!」
母「瀬良くんね〜!」
:07/04/06 03:01
:PC
:f1MOEv1A
#66 [ひろ]
母「ちょっと待っててねえ」
としき「はい!」
母「……ミキ〜!!瀬良君がお見舞いに来てるわよ〜!!」
ミキのお母さんがそう言ったとたん、階段をバタバタと慌てた様子でミキが下りてきた……
:07/04/06 03:04
:PC
:f1MOEv1A
#67 [ひろ]
ミキ「瀬良君!!!!」
ミキはびっくりした様子で、目を見開いていた
としき「なんだ、お前……全然元気じゃんか…」
ミキ「……どうして来たの!?……てか、どうして家がわかったの?」
としき「お前、3日も学校休んでるから心配になったんだよ!家はお前の友達に場所聞いた」
ミキ「心配なんて……しなくて全然いいのに…」
としき「自分の彼女の事、心配しない彼氏がどこにいんだよ!!」
ミキ「………」
:07/04/06 03:12
:PC
:f1MOEv1A
#68 [ひろ]
僕のこの一言で、ミキは沈黙した……
まばたき一つしていなかった……
ミキ「………今、なんて言った?」
としき「…何回も言わせんなよ!!お前はこれから、俺の彼女だ!!」
ミキ「………勝手に決めないでください!!」
ミキはいつの間にか涙を流していた
としき「…あっ、じゃあこの話はなかった事にします」
ミキ「ご、ごめんなさい!!ほんの冗談です!!」
:07/04/06 03:16
:PC
:f1MOEv1A
#69 [ひろ]
そんなこんなで、僕とミキは付き合う事になった!!
次の日から、ミキは毎日学校に来て、学校が終わってからは、そのままデート、学校が休みの日は海に行ったり、山に行ったり
とにかく、毎日毎日、ミキと二人ですごした!
いつの間にか、山瀬さんへの気持ちはなくなっていた……というよりも、昔、山瀬さんに抱いていた気持ちが、ミキにそのまま移ったって感じだった
:07/04/06 03:23
:PC
:f1MOEv1A
#70 [我輩は匿名である]
:07/04/06 06:34
:W51S
:wShL1NPc
#71 [ひろ]
匿名さん、アンカーありがとうございます!!
うれしいです。
:07/04/06 20:00
:PC
:f1MOEv1A
#72 [ひろ]
ミキとの始めてのデートの場所は、僕の家の近くの神社たった
学校帰りにはいつも二人でその神社に行き、いろんな話をした
何時間話をしていても、ミキと二人でいると、飽きなかった
僕にとって、幸せな時間だった
:07/04/06 20:05
:PC
:f1MOEv1A
#73 [ひろ]
それから、1年と半年後……
高校を卒業して専門学校に通うようになった僕、
ミキも卒業後は大学に進学していた
僕とミキはいつもどおり、メールのやりとりをしていた
:07/04/06 20:29
:PC
:f1MOEv1A
#74 [ひろ]
ふと時計に目をやると、時刻は10時15分をさしていた
ミキからメールが届く……
携帯を取り、メールを返そうと一文字目のボタンを押した時だ……
:07/04/06 20:32
:PC
:f1MOEv1A
#75 [ひろ]
突然、空が真っ赤に光りだした!
少し遅れて、ものすごい轟音が鳴り出した
その轟音のせいか、家が揺れている……
何事かと思い、僕は部屋の窓を開けた……
その瞬間!!
:07/04/06 20:36
:PC
:f1MOEv1A
#76 [ひろ]
僕は気を失った……
何が起こったのか、まったくわからなかった……
目を覚ますと、部屋は滅茶苦茶だった……
僕は家族が気になり、部屋を出た
としき「………なんだこれ……」
僕は目を疑った……
その光景は、あまりにも悲惨だった
:07/04/06 20:39
:PC
:f1MOEv1A
#77 [ひろ]
部屋を出て、階段を下りようとしたが、階段がない……
と、言うよりも、家の半分がなかった……
なにかに、吹き飛ばされたように、無くなっていた
としき「……ど、どうなってんだよ…」
:07/04/06 20:43
:PC
:f1MOEv1A
#78 [ひろ]
突然おこった事で、僕の頭の中は、パニック状態だった……
思わず、その場にヘタレ込んでしまった……
としき「……み、ミキ……ミキは!!」
少し落ち着くと、今度はミキが心配になってきた
:07/04/06 20:47
:PC
:f1MOEv1A
#79 [ひろ]
急いで自分の部屋に戻り、携帯を取りに行った
部屋の中はグチャグチャで、見つけ出すのには手こずった……
やっとの事で見つけ出し、ミキに電話してみた……が……
ツー…ツー…ツー…
携帯は繋がらなかった……
:07/04/06 23:41
:PC
:f1MOEv1A
#80 [ひろ]
不安はどんどん積もるばかりだった……
そんな時!!
「……兄ちゃん……兄ちゃん…」
どこかから声がする……その声は、妹の声だとすぐにわかった
:07/04/06 23:43
:PC
:f1MOEv1A
#81 [ひろ]
としき「…カヨか!!何処にいる!!」
カヨ「……兄ちゃん…助けて…」
僕はとにかく、カヨの声の聞こえる方に向かって歩いた
カヨ「痛いよ……早く助けて…」
としき「何処にいるんだよ!!」
カヨ「……タンスの……下…」
カヨの声はみるみる弱々しくなっていく
:07/04/06 23:47
:PC
:f1MOEv1A
#82 [ひろ]
慌ててタンスの下を覗いてみると……
カヨ「兄ちゃん……早くここから出して…」
そこには顔中傷だらけで変わり果てた妹の姿があった……
としき「……待ってろ!すぐ出してやるからな!!」
カヨ「……早く…」
:07/04/06 23:50
:PC
:f1MOEv1A
#83 [ひろ]
急いでカヨの上に乗っかってるタンスを持ち上げるが、いろんな物に引っかかって、中々持ち上がらない……
周りのものをどけて、やっとこさ持ち上げたが……
カヨの姿を見て僕は愕然とした……
:07/04/06 23:53
:PC
:f1MOEv1A
#84 [ひろ]
カヨの腹部には、太い木の枝が突き刺さり、それが貫通していた……
おそらく、爆発の時の爆風で飛んできた枝が、カヨに刺さったのだろう……
としき「……カヨ…大丈夫か…?」
カヨ「……兄ちゃん……寒い……寒いよ…」
としき「寒い?、そっかそっか、ちょっと待ってろ?今、毛布持ってきてやるからな!」
:07/04/07 00:00
:PC
:7XupdvGQ
#85 [ひろ]
こんな時こそ、兄として、しっかりとしなければいけないのだろう……
出来るだけ、カヨには明るく振舞おうとしても……勝手に涙が出てくる……
おそらく……カヨはもう……
勝手にそんな事を思ってしまう…
:07/04/07 00:04
:PC
:7XupdvGQ
#86 [ひろ]
毛布を片手にカヨの元へと戻ると
……カヨはそこで息絶えていた……
:07/04/07 00:05
:PC
:7XupdvGQ
#87 [ひろ]
としき「……カヨ?……カヨ!!」
ウソだと思いカヨを揺すって見るが、カヨはピクリとも動かなかった……
としき「…おいおい……こんな時に冗談よせよ…」
話しかけても返事がない……
としき「……カヨ?」
:07/04/07 00:12
:PC
:7XupdvGQ
#88 [ひろ]
カヨの顔は傷だらけだが……今にもニッコリ笑い出しそうな、そんな顔だった
僕はまだ、信じられないといった顔でボーゼンとカヨの顔を眺めていた……
すると……カヨの手の周りに、なにやら文字が書いてあった…
:07/04/07 00:16
:PC
:7XupdvGQ
#89 [ひろ]
お兄ちゃん
今まで楽しかった
大す
カヨの自分の血で書いてあった……
それを見たとたん……涙が溢れてきた…
ぬぐってもぬぐっても、ぬぐいきれなかった……
:07/04/07 00:20
:PC
:7XupdvGQ
#90 [ひろ]
としき「…カヨ…ご…めん…な…兄ちゃん…お前の事……助けれなかった……ごめんな……」
僕は泣きながらカヨを抱き寄せた……
初めて抱き寄せる妹の体は……氷のように冷たかった…
:07/04/07 00:26
:PC
:7XupdvGQ
#91 [ひろ]
その後、永遠の眠りについた妹を
爆発でボロボロになったカヨのベット上に移動させ
傷ついた顔を綺麗にし、
僕はミキの元へと向かった
:07/04/07 00:31
:PC
:7XupdvGQ
#92 [ひろ]
今日はここまでにします!
感想などあったら、よろしくお願いします!!
:07/04/07 00:32
:PC
:7XupdvGQ
#93 [たぁ]
メッチャ良いです

なんか感動しちゃいました

:07/04/07 00:41
:SH902iS
:P89cO1WM
#94 [ひろ]
たぁさん!!
ありがとうございます!!
めっちゃ嬉しいです!!
:07/04/07 00:47
:PC
:7XupdvGQ
#95 [ひろ]
ミキの家は、僕の家から少し遠い……
どうやってミキの家まで行こうか考えながら家を出ると……
家のガレキにまみれて倒れている一台のバイクがあった
そのバイクは、僕の自慢のバイクだった…
:07/04/07 03:14
:PC
:7XupdvGQ
#96 [ひろ]
バイクにまたがりミキの元へと出発した
途中何度も何度も、うめき声を上げて助けを求める人を見かけた……
その姿が、カヨと重なって見えた…
何度も泣きそうになるのをこらえた
:07/04/07 03:17
:PC
:7XupdvGQ
#97 [ひろ]
道に散らばったガレキを避けながらやっとミキの家に到着したが……
僕はミキの家を見て、目を疑った……
:07/04/07 03:19
:PC
:7XupdvGQ
#98 [ひろ]
ミキの家は……
真っ赤な、大きな炎に包まれていた……
としき「……ミキ?」
ミキの家を目の前に、僕は唖然としていた…
その間も炎は容赦なく燃え続ける……
としき「ウソだろ?……おい…」
:07/04/07 03:23
:PC
:7XupdvGQ
#99 [ひろ]
としき「……ミキ……ミキ!!!」
僕は何かに取りつかれたように燃え上がるミキの家に近づいていった
としき「ミキーーッ!!……い、今助けるからな……待ってろ」
炎をお構いなしにミキの家に乗り込もうとした時…
:07/04/07 03:27
:PC
:7XupdvGQ
#100 [ひろ]
「なにやってるッ!!」
後ろから怒鳴り込まれた、僕はそれを無視して家の中に入ろうとした
としき「ミキ……何処だよ…た、助けにきたぞ?……へ、返事しろよ?」
:07/04/07 03:29
:PC
:7XupdvGQ
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