砂糖が甘い理由
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#696 [花◆AV8KevAYKk]
次の日,俺はぼんやりとした朝に起きた。
外は曇り…
今にも雨が降りそうだ。
顔を洗い,のろのろと支度を始めた。
[達也〜朝御飯よ]
母さんが階段からよぶ声に促され,下に降りる。
その時,携帯を踏みつけてしまった。
ストラップの鍵が足に刺さり,いって〜
[あ!!!!今日紗弥が迎えに来るんだった]
:07/01/03 21:58 :SO902i :kWE/ecZU
#697 [花◆AV8KevAYKk]
急いで飯を済ませ,携帯を開くと同時にメールがきた。
紗弥からの受信だろう…
【おはよ〜
外にいるから。
あと,雨降りそうだから傘持ってきなよ】
な〜んて冷たいようで優しいメール。
俺はニヤつきながら返信はしずにカバンを取りにいき,香水を軽くつけて玄関に走った。
:07/01/03 22:03 :SO902i :kWE/ecZU
#698 [我輩は匿名である]
玄関を開けると,真っ直ぐ前に紗弥が塀にもたれて俺を見た。
[う…うす]
[おはよ]
紗弥に引き寄せられるように,紗弥の顔の前に自分の顔を下ろした。
紗弥はそれを軽く交し,さっさと歩き出した。
[おい〜
おはようの…]
[気持わる〜]
紗弥は舌を出して振り替えって笑った。
:07/01/03 22:10 :SO902i :kWE/ecZU
#699 [花◆AV8KevAYKk]
なんだよ〜バカ紗弥…
可愛い顔しやがって畜生。
[早く〜行こ???]
紗弥が手を差し出した。
俺は躊躇いを隠し,紗弥の手を掴んだ。
甘くて柔かい…
マシュマロを思い出した。
空は,暗くて重いけど俺らの周りだけは晴れ。
勝手な自分がおかしくて,紗弥の頬に軽く唇をつくた。
[好きだ]
:07/01/03 22:15 :SO902i :kWE/ecZU
#700 [まぉ]
:07/01/04 06:40 :N702iD :☆☆☆
#701 [まりや]
めちゃいい話し
一日で一気にここまでよんぢゃいました
頑張ってください
:07/01/05 00:27 :F901iS :☆☆☆
#702 [スィミー]
あげ
:07/01/07 15:31 :D902i :☆☆☆
#703 [花◆AV8KevAYKk]
まぉサン
まりゃサン
スイミーサン
ぁりがとぅござぃます
更新遅くてゴメンなさい
:07/01/07 17:30 :SO902i :uVkH4gK.
#704 [花◆AV8KevAYKk]
バシッ━
紗弥の鞄は俺の左肩を直撃した。
[やめてよ]
[あ…ゴメン…]
やべ,俺調子こいたかな。
紗弥顔真っ赤だよ。
マジギレしてるっぽい。
[人にみられたら…恥ずかしいじゃん]
そう付け加えて紗弥はうつ向いて顔に手を当てた。
真っ赤な顔は照れらしい。
そして一息ついて顔をあげた紗弥の顔に眉間のしわは消え,口元は緩んでいた。
:07/01/07 17:35 :SO902i :uVkH4gK.
#705 [花◆AV8KevAYKk]
[じゃあ…手だけでも]
俺はそう言って紗弥の左側に回った。
車なんか滅多にとおらないけど,一応車道がわ。
[ん]
汚い物を触るように紗弥は手を差し出し,俺の手を摘んだ。
[なんだよそれ〜]
笑いあいながらも,気が付いたら普通に手を繋いでいる俺達だった。
通学路に出ると,ちらほら登校し始めている生徒の姿があった。
:07/01/07 17:41 :SO902i :uVkH4gK.
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