冷めた身体
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#100 [主]
あたしさっきまで
和也の事想ッてたのに。
木之下の事思い出して鳥肌立ッてたのに。


簡単だなぁ。

快感で
全部流れてく。


「んッ…ぁハァ…」



ん?ちょい待ち。

ここ家の前じゃん!
ご近所さんに見られる!

⏰:06/11/05 13:37 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#101 [主]
「ま…さき…待ッて…」

両手で拒む。

「…ん…何?」

「ここ…家の前だからダメ…」

「あ-…そだな。笑
よし移動ッ」

雅樹はあたしの手を握ったまま
片手だけで運転してた。

こうゆうの
何気に好き。

⏰:06/11/05 13:40 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#102 [主]
「怖がってる唯ちゃんにいいもん見せたる♪」

そう言って雅樹はニコニコしながら車を走らせた。

握ってる手を見る。

和也の方が掌は大きいなぁ。
でも体温は同じくらい熱い。

どっちも好き。
どうしよう。

そんな事考えてると
車は山道に止まった。

⏰:06/11/05 13:45 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#103 [ゆか]
失礼します!
>>1-100

⏰:06/11/05 13:47 📱:N901iC 🆔:HYYLyCfY


#104 [なは]
すいません
>>90-180

⏰:06/11/05 15:32 📱:W42H 🆔:Ac8CVMbU


#105 [主]
ゆかサンなはサン読んでくれてありがとデス☆

勉強の合間にちョコッと更新ッ☆ミ

⏰:06/11/05 18:47 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#106 [主]
「ここ何処-?
ちょ-暗いよ。」

バタンッ
雅樹は先に車から降りて
助手席のドアを開けた。

差し出される手を
握った。

「こっち〜
足元気をつけてな」

やぁ-砂利道だ。
ミニスカで来ちゃッたからちょッと寒い。

⏰:06/11/05 18:51 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#107 [主]
「足元大丈夫?」

「うん平気ッ」

あたしは昔からギャル男とか
お兄に惹かれる。

それはまぁ自分に寄ってくるのがそ-ゆうタイプだからッてのもあるかも

だけど
やッぱ女遊びしてる奴ッて優しいんだよね。

チャライのは嫌いだけど
遊びで軽く抱き合えるなら
そんな有り難い事ないし。

⏰:06/11/05 18:55 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#108 [主]
雅樹も優しいし
普通にいい男だし
好き。

でも「好き」ってゆった事はない。

あたしに和也がいる限り
言葉にしちャいけないッて思うんだ。

多分雅樹は
軽い遊びで
あたしと逢ってるんじャないと思うから。

複雑になりつつある
あたし達の関係…

ハァ…

⏰:06/11/05 19:00 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#109 [主]
「唯ちゃん♪
ちょい目〜閉じてッ」

「ふぉ?!」

ああ。
考え事してたら変な声出ちャッた。

「ふぉッて(笑
ほら目開けないの!」

「はぁ-い」

抱きしめられるみたいに肩を抱かれて

ふらふらしながら道を歩いた。

⏰:06/11/05 19:05 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#110 [主]
雅樹は身長179a。
あたしは158a。

ちなみに和也は173a。

雅樹はあたしをすっぽり包んでくれる。


ピタッと足が止まった。

「はい!開けてい-よ☆」

ガッツリ閉じてた目を
ゆっくり開けた。

「うわあ-ッ♪」

夜景だろうとは思ってたけど
想像以上に綺麗でビックリした!

⏰:06/11/05 19:09 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#111 [主]
「めっちゃキレー…♪」
手摺りがあったから捕まって
光の地平線を見た。

多分口半開きのアホ面だったと思う。

「ツレとこの場所見つけてさ-唯ちゃんに見せたかったんだよね〜」

「ありがとぉッ♪」

「あ、笑った〜☆
ずっと不安そ-な顔してたもんな。よしよし」

そう言ってあたしを後ろから抱きしめた。

⏰:06/11/05 19:14 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#112 [主]
…雅樹は
何を想うんだろう?

あたしに
何を求めてるんだろう?

別れるのを待ってるのかな?

それともヤリたいだけで
こんな風にしてくれるもんなのかな。

よくわかんないけど

愛は感じる。

⏰:06/11/05 19:58 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#113 [主]
「唯ちゃんちっこいなぁ笑」

雅樹が顔をあたしの頭に乗せて笑う。

「え-ヒ-ルだから160はあるもん!」

「そうなの〜?
てかシャンプ-の匂いやばいね。まぢ興奮すんだけど」

「シャンプ-の匂い好きなんだぁ笑」

「んーん。唯ちゃんが好きなの。」
 

⏰:06/11/05 20:04 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#114 [主]
ドキッとした。


雅樹はこ-ゆうの上手いな。

和也だったら照れちゃって
絶対そんな事言わないし。

言っても茶化すから笑い話になっちゃうし。

甘-い夜を見せてくれる。
キラキラの夢をくれる。

雅樹は王子様みたいな
あたしにとってそんな人。

⏰:06/11/05 20:07 📱:V703SH 🆔:yl6a8Fk.


#115 [~ミィ~]
まぢ凄いですね!!
頑張ってね☆

⏰:06/11/05 20:41 📱:W32SA 🆔:jLtNy.OQ


#116 [なぁタン]
なんかちょっと昔の自分と重なったぁもっと読みたいです

⏰:06/11/05 21:28 📱:N901iS 🆔:wGLLL1aY


#117 [かよ]
私も自分と重なりすぎです
久しぶりにいい小説読んだわ〜
続き楽しみにしてます

⏰:06/11/07 04:40 📱:SH901iS 🆔:pkURbi1k


#118 [主]
皆様ありがとうございます☆ほんと嬉しいですッ↓続き↓


「雅樹…」

身体は前を向いたまま
少し振り向いて上を見た。

唇が重なる。
冷たい空気の中で
温もりが伝わる。

わかんないけど
なんか泣きそう。
 

⏰:06/11/07 13:12 📱:V703SH 🆔:9LUDjI6U


#119 [主]
「ん…ッ」

「唯…」

名前呼んで貰えるだけで

あたしは幸せで。

雅樹も和也も
傷付けて

あたしは
この景色みたいに
美しくは輝けないね。

誰か一人を温められたら

それでいいのに。

それさえも
こんな冷たい身体じゃ
無理かな?
 

⏰:06/11/07 13:18 📱:V703SH 🆔:9LUDjI6U


#120 [主]
だんだんキスが
激しくなって
息が苦しくなる。

「ん…ハァ待っ…て…」

「無理」

雅樹の腕が
あたしを強く抱きしめて

キスだけで
力抜けちゃうあたしを
支えてた。

⏰:06/11/07 13:22 📱:V703SH 🆔:9LUDjI6U


#121 [主]
舌を絡めながら
雅樹の手が胸を触る。

「んんッ…」

唇を離すと
雅樹が軽く笑った。

「ほんと素直な身体だな(笑」

「やぁだ…」

俯くあたしの顔を上げる指先とか

好きなんだよ…

⏰:06/11/07 13:29 📱:V703SH 🆔:9LUDjI6U


#122 [主]

ほっぺ
おでこ

首筋
鎖骨

順番に
優しくキスをする。

その度に
アソコは濡れるし
声は漏れるし

「ぁ…ちょッ…ここ外…」

「関係ねーよ」

「んハァ…誰か来るよぉ…」

⏰:06/11/07 13:37 📱:V703SH 🆔:9LUDjI6U


#123 [主]
「やだ。お前とヤリてぇもん」


いつも唯ちゃんって呼ぶくせにお前呼ばわり?

しかもヤリたいって直球な。

でもこんな欲望だけの言葉にも感じる。
あたしって相当M?

首に手を回して抱き着く。

雅樹の指が湿ったとこに触れた。

⏰:06/11/07 13:42 📱:V703SH 🆔:9LUDjI6U


#124 [主]
「あ-あ…濡れ過ぎ…」

声にまで感じるし
も-やばい。

「あ…んんッ…
やぁ…」

優しく触られてるのに
身体がビクビクして
おかしくなりそう。

「ハァハァ…ぁん…ッ」

グチュ…

指が一本中に入った。

⏰:06/11/07 13:49 📱:V703SH 🆔:9LUDjI6U


#125 [主]
冷たい指。
入ってきたのがすごい分かる。

「唯ちゃんの中熱い…」

「んぁんッ…」

出し入れすると
グチュグチュッて音がする。

親指でクリ触りながら中指は中を掻き回す。

「や…ぁ…気持ちぃ…ッ」

⏰:06/11/07 13:53 📱:V703SH 🆔:9LUDjI6U


#126 [主]
「ハァ…入れたい…」

雅樹が荒い息で呟く。
暖かい息が耳にかかる。

「唯も…ね…ッ入れて…?」

雅樹はあたしを手摺りに捕まらせて
スカートを捲くり上げた。

⏰:06/11/07 13:59 📱:V703SH 🆔:9LUDjI6U


#127 [かよ]
ホンマにおもろいっ
頑張って下さいね

⏰:06/11/08 02:26 📱:SH901iS 🆔:wMkfRKU.


#128 [さや]
主さんの小説、文の書き方とかすごい上手だし、ほんとに毎回楽しみに読んでます
最後まで読むのでがんばってください

⏰:06/11/08 17:30 📱:D902i 🆔:AVJ19B1Y


#129 [主]
ありがとぉ-☆涙
でわ更新します↓↓


「唯ちゃ‥生でい-の?」

雅樹は今まで何も言わなくても
ちゃんとゴムを付けてくれた。

当たり前の事だけど
なんか嬉しかった。

生は
和也への罪悪感でしなかったけど。

「唯…ピル飲んでるから‥ッ」

今日はいいよ。

⏰:06/11/08 20:31 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#130 [主]
「んん‥ッ」

立ちバック
めちゃくちゃ久しぶり。

目の前には綺麗な夜景があるのに

も-それどころじゃない。

「ぁ〜‥中‥めっちャあったけ‥ッ」

「あ‥んんッや…ッ」

ゆっくり腰を動かす。
その度に
グチュグチュ音がする。

⏰:06/11/08 20:44 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#131 [主]
足がガクガクするあたしに
容赦なく動く雅樹。

左手で胸揉んでくるし

誰か来そうで
ドキドキで

でも声が我慢出来ない。

「ぁんッ…ハァッ…んッんんッ」

「声やべ-って‥」

⏰:06/11/08 20:48 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#132 [主]
雅樹の掌が
あたしの口を塞いだ。

微かに
煙草と香水の香り。

また意識が朦朧とする。

口塞がれて
後ろから入れられて
激しく突かれて

犯されてるみたいで
興奮しちゃう。
やっぱりあたしMだね。

「ハァ‥お前まぢ‥エロいって‥ッ」

⏰:06/11/08 20:53 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#133 [主]
雅樹は普段甘々なくせに
えっちは基本S。

相性がいいって
こ-ゆう事か。

押さえられてても
まだ声出ちゃうし。

「ん‥ッおく‥ッ」

「ハァハァ…奥が何‥?」

「おくッあたるの…ッ」

「気持ちい-んだろ?」

苦し気な声
荒い息遣い
それだけで気持ち良くてやばい。

⏰:06/11/08 21:01 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#134 [主]
口を塞いでた手も
胸を揉んでた手も

あたしの腰を掴んだ。

グチュッグチュッ

「あッ…ハァッ
んッんッん…ッ」

「ハァ‥ッイクよ‥ッ」

動きが速くなって
すぐ中がドクドクッてした。

⏰:06/11/08 21:25 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#135 [主]
ゆっくり動いた後
抜いたと同時にぐちゅって
やらしい音。

「ハァ‥あ-気持ちよかった」

「ん…」

あたしはもう
足が痙攣したみたいにガクガクで。

手摺りに捕まって
下向いてた。

「唯ちゃん?大丈夫?」

「はぁ…はい」

⏰:06/11/08 21:29 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#136 [主]
「ごめんね俺早漏で(笑」

余韻に浸るヒマなく吹き出しちゃった。

「あははッ」

「やーまぢ笑い事じゃないって」

雅樹は笑いながら
あたしの乱れた服を直してくれた。

「唯ちゃん満足出来た?」

そりゃ-もう。

「出来たよぉ(笑」

⏰:06/11/08 21:35 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#137 [主]
「ならいいけどさ〜
まぢ早漏治さなかんし。
ゴム2枚重ねた事あんだけどそれだと何も感じねぇんだよね(笑」

「まじかぁ-笑」

雅樹に過去の女遊びとかえっち体験とか
話されても嫉妬はないの。

むしろ聞くの楽しいくらい。

なんでだろ?

和也だったらほんと半日は口聞かない。
元カノの話しとか聞きたいけど絶対聞きたくないもん。

⏰:06/11/08 21:40 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#138 [主]
これは恋とは違うのかな?

やっぱりあたしが好きなのは和也で

雅樹は…

う-ん。
なんなんだろ?

好きは
好き。

逢いたくなるし

ちゅ-もえっちも
気持ちい-し。

でも

なんか違う。

わかんない。

⏰:06/11/08 21:43 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#139 [主]
それからも
雅樹との関係は続いた。

あたしから逢いたいって
言う事はなかった。

だッて

付き合うつもりはないから。

逢いたいって言われたら
絶対に逢った。

だッて

失いたくないから。

⏰:06/11/09 20:29 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#140 [主]
曖昧で

だけど確かな気持ち。

あたしは
甘やかされて

みんな
優し過ぎて

進めなくなっていた。

周りを傷付けるッて

分かりながら

自分だけを守ッてたんだ。
 

⏰:06/11/09 20:33 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#141 [主]
季節は秋から冬になった。

日が暮れるのが早い。

夕方5時を過ぎれば
もう暗くて。

あたしはコンビニへ行こうと家を出た。


「う-寒ッ」

トレンチの前を重ねて腕を組んだ。

瞬間

「ユイ」

後ろから重い声がした。

⏰:06/11/09 20:38 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#142 [主]
ビクッ

身体が跳ねた。

振り返った先に
居たのは

高校の時と変わらない
片端だけで笑う口元。
狂った瞳。


「…」

あたしは言葉が出なかった。
血の気が引いた。


木之下だ。
 

⏰:06/11/09 20:42 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#143 [マサ]
頑張って下さい~~

<<80-130

⏰:06/11/09 20:46 📱:W41CA 🆔:f9UKVsLg


#144 [主]
マササンありがとう☆



「ユイ〜メールシカトしないでよ〜」

やだ。
なんで?
何でいるの?

クスクス笑いながら
じりじり近づいて来る。

怖くて
動けない。

⏰:06/11/09 20:51 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#145 [主]
「固まっちゃって
どしたぁ〜?
つ-か1人で外出なんて珍しいじゃ〜ん」


は?
何でそんな事知ってんのよ。

「お前いっつも男が車で迎え来るもんなぁ!
姫かっつーの笑」


…何?
見られてたって事?


怖い。
来ないで。

⏰:06/11/09 20:55 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#146 [主]
目の前に
木之下が立った。


冷たい風に混じった
独特な匂い。

変わってない。


高校の時の記憶が

フラッシュバックした。
 
 

⏰:06/11/09 20:58 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#147 [主]
高校1年の冬。

あたしは木之下にレイプされた。


あの日も
今日みたいな寒い日で

これくらいの時間帯で
外は暗かった。

あたしは居残りを終わらせて

教室を出たんだ。

⏰:06/11/09 21:00 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#148 [主]
「廊下寒〜…」

あたしは指だけセーターの袖から出して

あったかい息を吹き掛けながら
階段を降りていた。

人の気配がなくて
めちゃくちゃ恐かったのを覚えてる。


下駄箱で靴に履き代えて
外に出た時だった。

あたしの口は
誰かに塞がれた。

⏰:06/11/09 21:04 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#149 [主]
「?!」

意味がわかんなかッた。
何が起こったのか
起こってるのか
わからなかった。


どんな体制かもわからないまま

近くの体育倉庫に押し込まれた。

ゴ-ッガチャンッて音がして
扉が締まった。
 

⏰:06/11/09 21:08 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#150 [主]
あたしはつまずいて
体育マットの上に
ひざまずいた。

体育倉庫には小さい
豆電球が灯ってた。


「ほんとに来たじャ〜ん♪」

その声に顔を上げると

男の先輩が
5人。

中心に

木之下が居た。

⏰:06/11/09 21:13 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#151 [あゅ]
主サーン
ッと読ンでます
この小説マヂすき・艸・)
リアルすぎー
ホンマぢょーず
これカラも読み続けるケン
頑張ってねー(´∪`)

⏰:06/11/09 22:19 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#152 [みつ]
今一気に読みました!!本当の小説みたいに話に入っていけました。
最後まで読んでいきたいです。頑張ってください☆

⏰:06/11/10 03:10 📱:W41CA 🆔:ZEJkMcD6


#153 [にゃん子]
超リアルで楽しい
続き気になるー
書いてください

⏰:06/11/10 15:06 📱:P902i 🆔:MrEdummg


#154 [主]
皆様コメありがとうです☆更新不定期ですみませんッ ↓続き↓


木之下は口の左端だけを上げて
ニヤニヤしてた。

他の男も。
全部同じに見えて

全身の血が無くなったみたいに
あたしの全身は冷たくなったんだ。

「やっぱかわい〜ね〜♪」

ビクッ

⏰:06/11/11 07:26 📱:V703SH 🆔:y4nTJnUo


#155 [主]
「今年のトップだもんなぁ♪」

座り込んでるあたしを
上から下まで見て
木之下達は笑いながら話す。

あたしの身体は動かずに
口から言葉が出る事もなかった。

「俺らさぁ〜君が入学した頃から狙ってたんだよね〜アハハ♪」

⏰:06/11/11 07:30 📱:V703SH 🆔:y4nTJnUo


#156 [主]
その頃あたしは
男と付き合うって事も知らないくらい純で

だけどこれから何が起こるのかは
なんとなく分かった。

でも立てない。

「俺らもうすぐ卒業だからさ〜思い出ちょーだいよ♪」

「アハハ気持ちいい思い出欲しい〜!!」

「先輩の命令は絶対だろ〜ハハハ」

⏰:06/11/11 07:40 📱:V703SH 🆔:y4nTJnUo


#157 [主]
うるさい声。
汚い笑い方。

全てが恐怖以外の
何物でもなかった。


「ユーイチャン♪初めよっかぁ♪」

木之下の声にハッとした。

気付いたら
両端から二人の男に腕を捕まれて

中央に敷かれてた
体育マットの上に押し倒されてた。

⏰:06/11/11 07:45 📱:V703SH 🆔:y4nTJnUo


#158 [主]
視界には
薄ぐらい天井を
遮る様に

ニヤニヤ笑う男達が映った。

怖い。
痛いのはやだ。
殴られたくない。

「あ〜触りたかったんだよね〜♪この太もも〜」

ごつくてカサカサの手があたしの太ももを舐める様に撫でた。

⏰:06/11/11 07:52 📱:V703SH 🆔:y4nTJnUo


#159 [主]
「俺はおっぱい〜♪」

セーターの上から
乱暴に胸を揉む。

「あるね〜!超やわらけー」

あたしは涙が出た。
首を横に振る事しか出来なかった。

太ももに下が這う。
セーターを脱がされて
カッタ-のボタンが飛んで
下着も取られた。

⏰:06/11/11 07:56 📱:V703SH 🆔:y4nTJnUo


#160 [主]
ちゅぱ…

胸を掴まれたまま
唇が乳首を包み舌で舐められる。

「んんッ」

木之下が顔を上げた。

「なーに?気持ちいーの〜?超淫乱じゃん♪」

あたしの声に男達は全身を舐め始めた。

気持ちよかった訳じゃない。
止めて欲しくて声が出ただけ。

気持ち悪いよ…

⏰:06/11/11 08:01 📱:V703SH 🆔:y4nTJnUo


#161 [主]
ちゅ…
ハァハァ…
くちゅ…

体育倉庫の中は
愛撫の音と
男達の荒い息しか聞こえない。

下を触られそうになった。
やだ。

あたしは初めて抵抗した。

「や…ッ」

その時
外からガチャンッて鍵が開いた。

少し開いた隙間から冷たい風が吹き込んだ。

⏰:06/11/11 08:06 📱:V703SH 🆔:y4nTJnUo


#162 [主]
助かる!

そう思った。

でも違った。

「まぢヤッてんじゃーん」

現れたのは3年の
女の先輩。

ヤンキーっぽい金髪で
スカートも短い。

「うわ〜俺もヤリて〜し」

外から顔を覗かせたのは
あたしを此処に押し込んだ
見張り役の男。
また扉を締めて外から鍵がかかった。

⏰:06/11/11 08:15 📱:V703SH 🆔:y4nTJnUo


#163 [主]
「おぉリナチャン♪ヤろーよ」

「うんいーよぉ♪リナ最近超よっきゅーだからぁ(笑」

あたしの所から男が二人離れた。

先輩はいきなり男とキスをして
胸を直接揉まれてる。

「あぁん…」

甘い声が響いた。

⏰:06/11/11 08:16 📱:V703SH 🆔:y4nTJnUo


#164 [にゃン仔]
次いつ更新できるか 正確にじゃなくても書いてくれたら見にきやすいかもッxエ
わがまま言ってごめンなさぃッヘホ

⏰:06/11/12 01:34 📱:W31SA 🆔:NW0MeaFQ


#165 [我輩は匿名である]
楽しみxx

⏰:06/11/12 05:29 📱:W31T 🆔:32lerGyI


#166 [カア]
の人なンで自分中心やン!主サンのぺースあるやろ.ココ来るぺースだッて主サンの空いた時間を利用して書いてるわけやで.小説書いて生活してるンじゃないのではないでしょうか.もうちょッと考えてみて下さい(__)

⏰:06/11/12 05:35 📱:SO902i 🆔:HU046dcc


#167 [主]
☆読んで下さッてる方ありがとうございマス☆
@日@回わ更新するつもりですが…時間わハッキリとわからなぃのでにャんこサン本当にごめんなさい(:_;)気まぐれに覗いて下さい(*ノω<*)
カァサンお気遣いすみませんッありがとうございましたo(><)o

⏰:06/11/12 11:47 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#168 [主]
AVも見た事なかッたあたしには
自分がやられてるより
人がやられてるのを見た事が衝撃的だッた。

「ユイちャんも気持ちくなろ〜ね〜♪」

今まで何も入った事のないあたしのアソコ。
初めて汚い指を入れたのは
木之下だった。

⏰:06/11/12 11:52 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#169 [主]
「痛…ッ」

濡れてる訳ない。

そんな事お構いなしに中を掻き回してくる。

「いた…ッやだ…」

「お前締まりいいね〜♪処女か-?アハハハ」

「や…ッ」

木之下は何かの液体をあたしのアソコに塗りたくった。

今思えば普通にロ-ションだったけど、あの頃はそんなん知らなかった。

⏰:06/11/12 11:57 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#170 [主]
冷たい感覚が
全身に走った。

「お願…やめて下さい…ッ」

「すぐ気持ちくなるから」

溜め息混じりに
少し苛立った声を出した。
木之下の目は本当に狂って見えて
恐くてそれ以上抵抗出来なかった。

「…んッあん…あんッもぉ無理!リナ欲しい…」

隣ではヤンキ-先輩が男に跨がってた。

⏰:06/11/12 12:02 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#171 [主]
あたしは呆然。

ぐちゅって音と同時に
本当に男のモノが入ったんだもん。

「ハァん…ッあぁ…ん」

しばらくして先輩の声が
断続的な喘ぎ声に変わって
ビクビクッてしてた。

「ハァハァ…木之下ぁ〜その子にも早く入れてあげたらぁ?」

⏰:06/11/12 12:07 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#172 [主]
え?!
って感じ。

無理だし。

あたしには入る訳ないって思った。

「入れるよ〜あいつら見てたら我慢出来んくなっちゃった〜♪」

「え…ちょッ…」

両膝を上げられた。

なんて格好させるのこの人ッて思った瞬間

一気に激痛。

⏰:06/11/12 12:12 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#173 [主]
普通ゆっくり入れるよね

でもコイツはおかしかった。

いきなり全身の力で腰振ってきた。

「痛ッやだぁ!!」

あれはお互いに全く気持ちがない。
男の快感の為だけのもの。
それ以外何もない。
SEXじゃない。
本当のレイプ。

⏰:06/11/12 12:16 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#174 [主]
あたしは泣いた。

そうすると違う男が顔の上に跨がって
自分のモノをあたしの口に押し込んできた。

「んぐ…ッ」

「俺も気持ちよくしてよ」

苦しいくらい出し入れを繰り返す。

「んんッう…ッんん」

「上手いじゃん」


下では木之下がハァハァ言いながら腰を振る。

痛くて気持ち悪くて
涙が止まらない。

⏰:06/11/12 12:23 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#175 [主]
「ハアハア…あー…イクッ」

木之下と男は
同時に白い液体をあたしの中に吐き出した。

もうなんの気力もなくなって脱力感だけが残った。

それから全員に回された。
女のアソコも舐めさせられた。

最後に女にビンタされて
「よがってんじゃねーよ」って言われた。

もうなんでもよかった。

⏰:06/11/12 12:28 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#176 [主]
写真とか
撮られた訳じゃないけど

あたしは生まれて初めて殴られて
あの女が恐くて

誰にも何も言えなかった。

トラウマにはなったけど
それから男とは普通に付き合ったり
えっちも抵抗ありながらも普通にできた。

だけど変わった。

あの瞬間から
あたしの身体は冷えたまま。

⏰:06/11/12 12:34 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#177 [主]
木之下は高校を卒業して

あたしもお父さんの転勤で今の土地に引っ越したから

もう二度と会うはずないって

もう二度と身体が震える事はないって

そう思ってたのに。


急に現れた。

あたしの温もりを奪った男。
 

⏰:06/11/12 12:39 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#178 [主]
「お前やっぱいい女だなぁ〜♪」

しゃべり方も同じ。

癒えた気がしてた傷が
生々しく痛んだ。


〜♪〜♪〜

肩からかけたバックから
携帯があたしを呼んだ。


直感で
和也だと思った。

急いで通話ボタンを押す。

⏰:06/11/12 23:25 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#179 [主]
『あ、今大丈夫?』

聞こえて来た声は
低いんだけど優しい

雅樹の声だった。


「う、うん大丈夫!ど-したの?」

木之下がジッと見てる。

あたしは動揺を隠した。

でも雅樹は気付いちャうんだ。

『唯ちゃんなんかあった?あッ彼氏と一緒?』

⏰:06/11/12 23:36 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#180 [主]
「一緒じャないよ☆
何かあったの?」

隠して

気付いて貰っても

あたしはまた
跳ね退けて。

あの冬の日から

ずっとそうやって生きてきたから

あたしは平気だよ。


『ならいいけど…あの木之下ッて奴の事だけど』

⏰:06/11/12 23:42 📱:V703SH 🆔:lNzQsgGQ


#181 []
はまりましたこれからも頑張ってください毎日見てます

⏰:06/11/13 10:37 📱:SH902i 🆔:eFreqmKg


#182 [にゃン仔]
すいませン偉そうなこと言ってソ
けどもし決まった時間に来る習慣があるならその時間に私も来ようと思っただけですホ主さんごめんなさいじゃぁ頻繁に自分から覗くようにします。頑張ってください


カァさん別に私ゎ主さんに書くこと強制してるわけじゃありません
私が図々しかったかもしれませんが
もっと優しくアドバイスお願いします

⏰:06/11/13 16:55 📱:W31SA 🆔:GPt95Z2k


#183 [主]
米サンありがとうございます♪
にャんこサン謝らないで下さいッ読んで下さって嬉しいです(*´∪`*)



「…あ、うん!
なんか分かった?」

普通に。
普通に。

『クラブのDJの連れに聞いたんだけど、木之下って薬やっててヤバイ奴らしい。
唯チャンまぢ心当たりない?』

⏰:06/11/14 00:53 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#184 [主]
薬…
だからなんか
心がないみたいな瞳なのかな。


誰にも言えない。
言いたくない。

わざわざ傷口広げるとか

あたしそこまで
Mじャないし。


「心当たり…ない
ごめんね…」

『いや大丈夫だよ。うわ〜心配だわ。今どこ?』

⏰:06/11/14 00:58 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#185 [主]
木之下がイラついてきたのが分かる。

怖い。

「ん?と…ね、コンビニ行くとこだよ」

『一人で?危ね-じゃん!迎え行くから家で待ってて!』

「え!?」

ツ-ツ-

雅樹はせっかちで
真っ直ぐに優しい。

コイツといる所
見られたくない。
 

⏰:06/11/14 01:04 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#186 [り]
面白い~
頑張って下さいi

⏰:06/11/14 12:40 📱:W43T 🆔:0fKav8to


#187 [我輩は匿名である]
ずっとみてますエ
頑張ってくださあい

⏰:06/11/14 16:29 📱:W31CA 🆔:xyC.OzFw


#188 [主]
ありがとう☆
少しだけ更新します↓


「電話だれ〜?」

ビクッ

重い声
癖のある匂い

あたしってこんな
ビビりだったっけ?

ずっと平気な顔して
歩いて来れたじゃん。

「あ、友達です。バイト先の」

「ふ〜〜ん。」

「な、んか用ですか?」

⏰:06/11/14 16:33 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#189 [主]
「俺の友達でさ〜お前の事知ってる奴いてさぁー
会いたくなったからアド聞いたんだよね〜
日本って狭いよなぁ」


ニタニタ笑わないでよ。
鳥肌が立つ。


「そ-なんですか。
あの、あたし約束あるんで…」

嘘だけど。

早く離れたい。

⏰:06/11/14 16:36 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#190 [我輩は匿名である]
>>50-100
>>101-150

⏰:06/11/14 16:38 📱:W41K 🆔:pb/hRAbQ


#191 [主]
「ハァ?!」

いきなり声を荒げた。

本気でコイツ頭やばいんじャないの?

あたしは少し後ろに下がった。

家より少し離れた場所。

コンビニまでも微妙に距離がある。

暗さは増して
人さえ通らない。


「お前ちょっと来いよ」

⏰:06/11/14 16:43 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#192 [主]
瞬間に

またヤラれるって思った。

またあの冬の日の傷に

傷を重ねるんだって
悟った。

恐怖よりももう

諦めに似た感覚。


仕方ない。

あたしには温かさがないから

愛もないのに
男はあたしを抱けるんだ。
 

⏰:06/11/14 16:46 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#193 [主]
相変わらずガサガサの掌が

あたしの手を掴んだ。

「ああーどこでヤろッかなぁ〜」

ニタニタ笑う横顔。

目を反らした。

違う人だと思えばいい。

和也とえっちするんだって

思えばいい。

顔を見なきゃいい。
声を聞かなきゃいい。 

⏰:06/11/14 16:50 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#194 [主]
涙なんて流さないよ。

あたしは
いつも
自分の為に
大事な人を裏切ってきたんだから。


馬鹿みたいに何度も
温もりを無視して来たんだから。


本気で愛されなくても
仕方ない。

最近じゃもう

そう思ってる。
 

⏰:06/11/14 16:53 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#195 [主]
黙ったまま

手を引かれ歩く。


やっぱ目を閉じても
耳を塞いでも

こんな冷たい男は

和也にはならないね。

だってあたし

和也があったかいの

知ってる。

 

⏰:06/11/14 16:56 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#196 [主]
プップ-ッ

暗闇を
ヘッドライトが照らし

クラクションと共に
車があたし達の前に

停まった。


バタンッ

運転席から降りてきた

「…」


雅樹だ。
 

⏰:06/11/14 16:59 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#197 [主]
黙ったまま

木之下を睨む。


黙ったまま

あたしの手を引っ張って
助手席に座らせた。


ドアを半分開けたまま
雅樹があたしに言う。
「来ちゃった♪」


「ぷっ笑
可愛いし!」

いつもの雅樹。
あたしにとっての王子様。

⏰:06/11/14 17:05 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#198 [主]
「唯ちゃん
100まで数えれる?」

「え〜
唯の事めちゃ馬鹿にしてる」

「アハハ(笑
目つぶってゆっくり数えててな」

「え…」

「はい!いーち
にーい」

「さーん」


雅樹は優しく
目を閉じたあたしの頭を撫でて
ドアを閉めた。

⏰:06/11/14 17:09 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#199 [主]
それからは

男の格闘?

雅樹が木之下を
ボッコボコにした。

あたしは見てないけど。
鈍い音が聞こえたもん。


バタンッ

「ハァ〜ストレス解消♪
さ-て行くか!」

少し息切れしながら車に乗り込み
アクセルを踏んだ。

本当にきっちり100数え終わった所だった。

⏰:06/11/14 17:13 📱:V703SH 🆔:g.Qc./Kg


#200 [我輩は匿名である]
失礼します
>>170

⏰:06/11/14 18:39 📱:N901iC 🆔:6qcfw492


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