゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#125 [三ッ葉]
私は覆いかぶさった物をモソモソと手でとった
目の前には笙吾先輩の姿―
笙『何が大丈夫っ!!…なの??梨緒さん鳥肌たってますけどぉ〜?笑』
笙吾先輩は私にからかった口調で言う
梨『先輩ッ!!』
笙「それ、着てろよッ」
:07/01/07 17:21 :N902i :☆☆☆
#126 [三ッ葉]
:07/01/07 17:28 :N902i :☆☆☆
#127 [三ッ葉]
梨『へ??』
笙吾先輩が私にかぶせた物はジャージだった……
梨「いっ…いいですッ!!
先輩が冷えちゃうんで………ッ//」
私は先輩の胸の辺りへジャージを軽く押し返した
先輩に迷惑かけたら駄目だよ!私っ;;;;
:07/01/07 17:34 :N902i :☆☆☆
#128 [三ッ葉]
笙『黙って着とけって!!!先輩命令だッ…!!
逆らう事はゆるしません♪♪』
そう言って私の押しつけている手を簡単にどけて
私の肩にジャージをかけてくれた………
梨『………///』
私は何も言い返せなかった
その間に笙吾先輩は自分の体育の授業に戻っていてしまう……
:07/01/07 17:46 :N902i :☆☆☆
#129 [三ッ葉]
私が不満そうにしていると
新「あいつ、馬鹿みたいに体頑丈だから早々冷えねえよッ。だから、心配しなくても大丈夫☆
後輩はすんなり従っときなさ〜い!!!笑」
とフォローしてくれた……
そして
小さい子供を扱っているように頭を撫でて、軽く笑って授業に戻っていった
笙吾先輩も新先輩も優しい人だなぁ―…‥
:07/01/07 18:11 :N902i :☆☆☆
#130 [三ッ葉]
私は、先輩のジャージをちゃんと着て再び走る
この学園では
学年別に色が違う……というのではなくて、
男子は、"黒"
女子は、"灰色"
という風にジャージの色が決まっている――…
なので――
私の格好は上が"黒"で下が"灰色"となってしまって、少し悪目立ちしてしまう
:07/01/07 18:20 :N902i :☆☆☆
#131 [三ッ葉]
悪目立ちするという事は、グランドにいてるたくさんの人にみられている訳で………………;;;
その視線に
同学年の羨ましそうな視線と、女の先輩からの痛い視線が交じっていて複雑だ
それを浴び続けているにも関わらず
先輩のジャージの温もりと香りに、私の口元は緩んでいた――…‥
私自身も少し驚いた
嫌がらせなんてッ……
上等だッ!!!!!
な〜んて思う事ができた!!
:07/01/07 18:36 :N902i :☆☆☆
#132 [三ッ葉]
……………;;
そんな事を思ってしまったのが悪かったのか
嫌がらせのレベルがヒートアップしてくる………
嫌がらせの数が多すぎて何をされたのかも覚えれないくらいに……‥;;
それでも先輩達と栞達にはばれないようにした
数日たったある日―――
《バッシャーンッ!!!!!》
:07/01/07 18:57 :N902i :☆☆☆
#133 [三ッ葉]
―
梨『ッ……冷たッ!!!』
この時、私はトイレにいた――――
……………………
今日は朝から風邪気味で私の体調が良くなかった
いつものメンバーで昼食を食べていると、気持ち悪くなったので
食堂を抜けて、ここに来て個室にうずくまっていた
…………………………
そしたら上からたくさんの水が私をめがけてかかってきたのだ――
:07/01/07 19:15 :N902i :☆☆☆
#134 [三ッ葉]
………自分で言うのも何だか"ベタな展開"だ;;
最悪…
バッシャーン――ッ!!!
梨『い"ッ…!!』
また、上から水がふってきた―!!
「楠未 梨緒ぉっ!!!
早くでてこいよッ――――!!笑」
という、威勢の良い女の声と一緒に;;;;;
:07/01/07 19:21 :N902i :☆☆☆
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