ﾟ*｡+-想いの行方-+｡*ﾟ

栞「は??
あんた何いってんの??
嘘ついてんじゃないの?」
栞が席をたって女子の前まで歩いていく――…

女子は一年で同じ学年だった………

女子「嘘なんかじゃない!トイレの前で――…ｯ」

や………め…て

や……めて

梨『ゃだ……思い出したくない……』

私は、小声で言った

絆創膏を貼った噛み跡がまた痛みだす―…

ズキンｯ

そんな気持ちとは、裏腹に女子は口をあけて何か言おうとしていた―…

食堂に人が集まりだす
その中には新先輩の姿もあった――…

女子「あの子最低だよ??
何でか教えてあげようか?
あの子……笙吾先輩と――――』
梨『―――やめてぇｯ!!』

私は、両耳をしっかり両手で塞いで避けんだ――…

食堂に響き渡るくらいの声で…………

女子はきょとんとした表情をして、にやりと笑みを浮かべた――…

女子「言わないであげよっか???」

ｺﾂｺﾂ……

私の前へ足音をたてながら近づいてきた

私は、さっきの質問に目をそらして首をたてにふった………

女子「………そっか………でも――――!!」

突然女子が私の絆創膏に手をかけた――…!!

梨『――いやｯ…』
　―――ビリｯ―――

失礼

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匿名さん

アンカー有難うございます

めっちゃ嬉しいです

剥がれた絆創膏がヒラヒラと宙を舞って床に落ちる

梨『あ………』

私は、片手で噛み跡を隠そうとした

ガシッ

女子「隠そうとしたって無駄よ!!」

その腕は、頑丈に掴まれ身動きできなくなった…

「あれ…キスマーク……よ…ね??」

まわりにいた人が口を押さえながら言った

梨『………』

私は、目をキツくつむった
こんな行為で周りから逃げられるわけじゃないのに――……

フッ

私の腕が突然自由になった
新「放せよ」

目を開けると新先輩が女子の腕を掴んでいた

新「梨緒……行くぞ」

ｸﾞｲｯ……

私は、周りの視線と声の飛び交う食堂から新先輩によって逃げ出した――…

━━━━━━…………
…………………

来たのは2-Aのクラス

新先輩と笙吾先輩のクラスだった――…

何の音もしない教室
誰もいないからだ……

私は、新先輩がだしてきた椅子に腰を降ろした……

新「やっぱ笙吾だったんだな…………」

梨『分かってたんですね…………??』

新「このマークは……笙吾が無理矢理か??」

新先輩は膝に置いた手をグーにしていた

その手には力が入っていて、震えている

新先輩の目から怒りがみえていた

梨『ち……がいま…す』