゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#906 [三ッ葉]
それと同時に思った事があった――…
亜梨沙先輩と笙吾先輩がさっきから一言も言葉を交わさない
喧嘩でもしてるのかな??
笙「俺……前まで長いほうが好きだったけど、
今は――――
短い方が大好きかも。」
大好きか……
一度で良いからあなたに言われてみたかったなぁ
:07/02/12 02:37 :N902i :☆☆☆
#907 [三ッ葉]
髪……短い方が好きになったんだ……
それっていつから??
理由は
私が短く切ったからだったりしますか??
なんて、思ってみた
私は、亜梨沙先輩に目をそっと向けた
:07/02/12 02:41 :N902i :☆☆☆
#908 [三ッ葉]
あ…………
そういえば……
亜梨沙先輩の髪は
前の私に比べて結構短い方だった
………そっか
笙吾先輩は、亜梨沙先輩の事言ってたんだ
彼氏だもんね
好き同士だもんね
:07/02/12 02:43 :N902i :☆☆☆
#909 [三ッ葉]
少しでも自惚れてしまった自分に嫌気がさす
馬鹿だ……私。
いい加減あきらめろッつーの!!
変わるんでしょ?
前までの自分捨てるって決めたじゃんか………
何だかこの場所から逃げたくなった――
「梨・緒・ちゃ・ん☆」
:07/02/12 02:47 :N902i :☆☆☆
#910 [三ッ葉]
ガタタンッ……
梨『わッ……!//
なッ――陽介先輩!!!!』
急に後ろから声がしたと思ったら
陽介先輩が私の首に腕を回して抱きついてきた
私は、驚きのあまり席を立ち上がってしまう――…
陽「ちょっと秘密会議☆
二人とも梨緒借りるよ??」
陽介先輩が笙吾先輩と新先輩の方をみて、ニヤッとする
:07/02/12 02:54 :N902i :☆☆☆
#911 [三ッ葉]
新、笙「……」
二人とも陽介先輩に対して睨むだけで何も言わなかった
陽「二人とも恐いオーラだしすぎだって;;
梨緒自身は、俺に着いてきてくれるの??」
私の耳元で甘い声でささやいてくる
吐息がとぎれとぎれにかかって、体が小さく反応してしまう……
:07/02/12 02:59 :N902i :☆☆☆
#912 [三ッ葉]
あまりここにいたくない……
だから――…
梨『……』
私は、陽介先輩に対して無言のまま首を縦に振った
陽「本人は構わないって」
そう笑顔で陽気に言って歩き進む陽介先輩の後ろを
ついていった
皆の顔を見ないまま―…
:07/02/12 03:06 :N902i :☆☆☆
#913 [三ッ葉]
私達は、人気の少ない階段の所で座り込んだ
梨『あの〜秘密会議って何ですか??』
私は、疑問に思ってた事を口にだした
陽「今日、寮の玄関前に4:30に集合!!ってことを伝えたかった」
梨『え??』
私は、何で陽介先輩がそんな事言ったのか分からなかった
:07/02/12 08:14 :N902i :☆☆☆
#914 [三ッ葉]
陽「あれ〜??
聞いてない??俺も、合コンのメンツだよ??」
本当に!??
梨『え―…;;』
私はあからさまに嫌な顔をしてみせた
陽「おい!!先輩に対してそんな顔すんなって……;;」
と言って私の頬をひねってきた
梨『いッ……たいです;;』
:07/02/12 08:18 :N902i :☆☆☆
#915 [三ッ葉]
………………………
…………………
そんなやりとりから大分経ち、今は久しぶりのクラブ活動中―――
《きゃー!!!》
もちろん女子のキーキー声も飛びかっていた
時刻は3:30……
亜梨沙先輩に言わなければ――…早退することを
何か言うタイミングがつかめない………
:07/02/12 08:32 :N902i :☆☆☆
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