゜*消せない・゜
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#201 [xまきケたまx]
  

小さく未来と瑠美の
姿が見える。

見えたわけね。

「あぁ…うん。」

諒は視線を外す。

「てめっ……!!!」

「そうゆうのうざっ」

「みぃと何があった」

司は言葉を失う。

⏰:07/02/27 01:46 📱:W42SA 🆔:0zhpjz5.


#202 [xまきケたまx]
  
司は何も言わない。

諒は呆れたように笑う

「みぃも司も……
変わったんだな。」

諒は先を歩く。

「俺が勝手に
言って良い事じゃない」

「ぢゃあ来い。」

諒は司を見る。

⏰:07/02/27 01:49 📱:W42SA 🆔:0zhpjz5.


#203 [xまきケたまx]
   
「あっ…」

瑠美と未来の顔が
驚きに変わる。

「こいつが市内まで
連れてってくれる」

諒は司を見た。

司は何も言わず
船に乗り込む。

「乗って…?」

諒は優しく未来に言う

未来はうつ向いて
船に座り込んだ。

⏰:07/02/27 01:51 📱:W42SA 🆔:0zhpjz5.


#204 [xまきケたまx]
  
着くまでの2時間。
誰も言葉を発しなかった

瑠美も未来も司も…

何があったんだよ。

皆何でそんな顔して
うつ向いてんだよ。

隠すような事なのか?

「着いた。」
司はぶっからぼうに
呟いた。

⏰:07/02/27 01:53 📱:W42SA 🆔:0zhpjz5.


#205 [xまきケたまx]
  
未来は船から降りた
瞬間しゃがみこんだ

「気持悪いー…」

瑠美は背中をさする

「船酔い?大丈夫?」

「涼しい所に。
司ありがとな。
あと……」

諒は下を向く。

「平気だから。
それよりも…」

司は未来を指差す

⏰:07/02/27 01:56 📱:W42SA 🆔:0zhpjz5.


#206 [xまきケたまx]
  
とりあえず
近くのファーストフード店に

「未来大丈夫か?」

諒が不安そうに見る

「うん…平気っ!!」

瑠美は口を聞かない

「どこ行きたい?」

「んー…
洋服屋とかっ!!」

未来は笑顔で
諒に言った。

⏰:07/02/27 01:59 📱:W42SA 🆔:0zhpjz5.


#207 [xまきケたまx]
   

「…だよ。」

瑠美が口を開く。

瑠美は諒を睨む。

「無神経だよ。諒」

諒は何も言えなかった

「みぃと司との事
何も知らないのに…」

その言い方に
胸がちくりと痛む。

⏰:07/02/27 02:01 📱:W42SA 🆔:0zhpjz5.


#208 [xまきケたまx]
  
「無理矢理…ヒドイと
思わなかったの?」

「みぃが傷つくよ…
もちろん司も……」

「平気っ!!!」

みぃが遮る。

「話さなかった私が
悪いんだもんねっ…」

未来は諒を見つめる。

「知りたかったんでしょ?前々からずっと」

諒は頷いた。

⏰:07/02/27 02:04 📱:W42SA 🆔:0zhpjz5.


#209 [xまきケたまx]
  

「ずっと黙ってて
ごめんなさい…」

「お願いがあるの」

諒は首を傾げる。

「司を嫌いに…
ならないでね?
怒らないでね?」

「…うん。」

諒は頷いた。

瑠美が未来を見る

未来は少し間をおき
話し始めた。

⏰:07/02/27 02:06 📱:W42SA 🆔:0zhpjz5.


#210 [xまきケたまx]
   

誰か見て
くれてますかね…m


書きまあすyI

⏰:07/02/28 00:44 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#211 [xまきケたまx]
   

「ちょっとたんま!!」

諒は未来の顔に
手を当てる。

「ここじゃ…ね?
ホテル帰った時に
話してくれれば
良いからさ?」

諒は未来を見た。

「…ありがとう」

未来はゆっくり頷いた

⏰:07/02/28 00:46 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#212 [xまきケたまx]
   

ファーストフード店を出て
未来の行きたがった
洋服屋に足を運ぶ


「可愛いー…」


未来の顔はほころび
目をキョロキョロさせて
いろいろな洋服を
手に取ってみる。


「東京の代官山って
所にね?この店の直営店があるんだよ。
ここよりもっと
品数があるんだ。」

⏰:07/02/28 00:50 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#213 [xまきケたまx]
  

「そうなんだっ!!
私ここでも満足
だけどねっ。」


未来はスカートを
手に取って会計に
走って行った。


「良かった…
喜んでくれたね。」

諒は瑠美を見る。

「……うん。」

瑠美は笑って諒を見る。

ペアリング…
未来が言ってたのを
思い出した。

⏰:07/02/28 00:53 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#214 [xまきケたまx]
  
「指輪…欲しい?」

「へっ??」

瑠美は驚いている。

「せっかく来たし…
買っときますか?」

瑠美の顔は真っ赤。
それを見て未来は
諒にブイサイン。


ただ…
俺と瑠美は服の
趣味が違うんだよね

⏰:07/02/28 00:56 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#215 [xまきケたまx]
  
俺は
モノトーンが好き


瑠美は違って
原色のTシャツに
ショートパンツとか。


「指輪シルバーが良いな」

「えー??ゴールド!!」

早速意見割れたし…


それを見て未来は
クスクス笑ってる。


何か…今俺幸せ。

⏰:07/02/28 01:01 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#216 [xまきケたまx]
  
「これなんかどう?」

未来が指差す指輪は
黒い指輪だった。


「可愛いー!!個性的」

瑠美は頷いて
諒を見上げる。


「確かにかっけー!
あれにすっか!!」


店員を呼んで
名前を彫ってもらった

RUMI.RYO.

指輪には
foever Love
と彫ってあった。

⏰:07/02/28 01:08 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#217 [xまきケたまx]
  
小さい紙袋を
くるくる回しながら
瑠美ははしゃいでた

こんなに喜んで
もらえるなんて…
良い事したな俺!笑)


「もうすぐご飯だし
ホテル戻ろっか…?」

諒は内心ドキドキ
していた。

ホテルに戻ったら
全てを聞ける。

どんな事があったのか
分かる。

⏰:07/02/28 01:10 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#218 [xまきケたまx]
   

ホテルは安い割には
結構綺麗で
設備も良かった。

お風呂上がりの
熱った顔の未来が
ベッドにダイブする

「気持ちかったー」

ショートパンツから除く
未来の足。

「お前また痩せた?
細い足しやがって。
瑠美を見習えっ!!」

ゴツンッ!!

ペットボトルが
頭に急降下。

⏰:07/02/28 01:13 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#219 [xまきケたまx]
  
「悪かったわね!!
豚足で!!!」

風呂上がりの瑠美が
諒を睨む。

「久しぶりに見た
お前のスッピン…」

諒は顔を近付ける

「……何よっ?」

「…化けてんなあ」

ゴツン!!!

今度は拳が
顔面ヒット…。

未来はケラケラ
笑っている。

⏰:07/02/28 01:16 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#220 [xまきケたまx]
   

「諒ニィ…?
約束…覚えてるよね?」


未来は髪を耳にかける

諒は頷く。


「ずっと黙ってて
ごめんなさい…
今日…全部話すから」

未来はうつ向く。

「ゆっくりで良いからな…。」
諒は向かい合うよう
座りなおした。

⏰:07/02/28 01:21 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#221 [xまきケたまx]
   
ベッドに三角形の
形になって座る3人


「何があったんだ?


司と…」



未来は思い出すよう
目をつむった。

⏰:07/02/28 01:22 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#222 [xまきケたまx]
   

どこから話せば…
混乱しないかな…?

諒ニィが居なくなって
私ね?本当寂しくて
毎日泣いてたんだ…


…未来*11歳

「諒ニィ元気かな…」

未来はポツリと
呟いていた。

「元気だろ。
良いなー東京っ!!」

ゴロンと寝転がり
司は言った。

⏰:07/02/28 01:27 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#223 [xまきケたまx]
   
私の中での諒ニィは
いつも輝いてた。

勉強もできて

優しくて

運動もできて

本当に憧れの人。

小さい頃は
「諒ニィのお嫁さん」
が私の夢だったんだ

⏰:07/02/28 01:31 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#224 [xまきケたまx]
   
成人式の日。

諒ニィはすんごく
カッコよくなって
帰って来たよね?

髪の毛も伸ばして
洋服もお洒落で…

でも優しいのは
全然変わってなくて

憧れは消せなくて

「諒ニィ大好きー!!」

っていつも司に
溢してたっけ。

⏰:07/02/28 01:33 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#225 [xまきケたまx]
…未来*14歳

中学2年になっても
登下校は毎日
司と一緒だった。

私はテニス部。
司は音楽同好会?
とかゆうの作って
毎日変な歌歌って
先生に怒られてた。


「先生はロック
ってゆうのを分かって無いんだよなー…」

これが司の口癖。

⏰:07/02/28 01:37 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#226 [xまきケたまx]
  
私の友達で
司の事が好きな子は
結構いたんだよ?

確かに顔は
おばさん譲りで
綺麗だもんね。


でも頭悪いし
ムスっとしてるし
全然笑わないし
すぐ殴るし…
私以外の女の子と
全く話さないし…

⏰:07/02/28 01:40 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#227 [xまきケたまx]
  
「私司君が好きなの
みぃ!協力して?」


部活仲間の悦子に
そう言われた時


胸がざわざわした。
モヤモヤした。


嫌だ嫌だ嫌だ。
司は私のだもん
取らないでよ。

そう思った。

この時やっと実感したの


憧れと好きは違う。

⏰:07/02/28 01:43 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#228 [xまきケたまx]
  

「司くんカッコイイ」
「みぃは良いなあ
司君と仲良しで…」

「私も仲良く
なりたいんだけど」

そんな言葉を聞く度
苛々して
モヤモヤした。

…文化祭の前夜祭…

⏰:07/02/28 01:45 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#229 [xまきケたまx]
   
東京から引越して来た美雪って子が
司にベッタリだった。


離れてよ。
司も嫌がりなさいよ


内心焦ってたかも
美雪可愛いかったし


「玉城君!!
一緒に帰ろうよ?」

司…断るよね?
私と帰るんだよね?

⏰:07/02/28 01:50 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#230 [xまきケたまx]
  
「別に良いけど…
みぃも一緒にね?」

その時冷たい水を頭
から被ったみたいに
体が震えた。

「未来まだ出し物の
やるみたいだよ?」

美雪は未来を見た

私のクラスは展示で
少し時間がかかった

「まだ終わらないの?トロいなみぃのクラス」
司は笑って
近付いて来た。

その言葉に
私はカチンときた。

⏰:07/02/28 01:54 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#231 [xまきケたまx]
  
「来ないで…
邪魔になるッ…」

何で断って
くれないのよ。

「邪魔だから
美雪と帰ってて…」

みぃと帰るからって
何で言わないのよ

いや、待ってるから
って言ってよ…


「意味分かんねッ
馬鹿みたい。帰ろ?」

司は未来を睨んで
教室を出た。

⏰:07/02/28 01:58 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#232 [xまきケたまx]
  
2人で帰っちゃった
私の事なんて
何とも思って無いんだ

馬鹿みたいだな私…


諒ニィが好きって
司に言い続けてた自分

憧れと好きを
区別するのが
遅かったんだ…


そう思ったら
涙が溢れちゃって
たくさん泣いた。

⏰:07/02/28 02:02 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#233 [xまきケたまx]
   
泣き疲れたのか
教室で作業して
体を冷やしたからか

私は熱を出した。
しかも文化祭当日…

でもいっか…

司が美雪と
イチャイチャしてるの 見たくないもん


未来は布団にもぐり
涙を流した。

⏰:07/02/28 02:04 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#234 [xまきケたまx]
  
「おい!!みぃ!!」

部屋の扉が荒々しく
開かれた。

未来は驚いて
目を丸くする。

「熱出すなんて…
お前馬鹿だなー」

そう言って
プリンとお茶とお菓子 をテーブルに広げた

「何で…?」

声が震えた。

「…昨日一緒に
帰んなかったお詫び」

司は照れているのか
こっちを向かない。

⏰:07/02/28 02:08 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#235 [xまきケたまx]
  
「文化祭行きなよ
馬鹿ぢゃないの…」

また意地をはる私

本当は嬉しくて
泣きそうなのに。

「文化祭なんて…
来年もあるしな!!
てか今日諒から
雑誌が来たから。」

司の鞄から
2冊雑誌が出て来る


私は司を
試してみる事にした

⏰:07/02/28 02:10 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#236 [xまきケたまx]
   
「諒ニィに会いたい
会ったら彼女に
してもらおうかな」


私なりの実験。


少しでも嫌な顔を
司がしたら脈あり。
しなかったら
諦めようって……


司の動きが止まる。

「告白すんの?」
司が聞き返す。

⏰:07/02/28 02:13 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#237 [xまきケたまx]
  
「…うん。」

司はお菓子を広げ

「へぇ。まあ…
頑張って下さいよ」

そう言って
テレビを付けた。

嫌な顔どころか
全く興味無い感じ


やっぱりね…
私たちは幼なじみ。
結ばれる訳無いんだ


この想いは
ずーっと心に
しまっておこう……

⏰:07/02/28 02:16 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#238 [xまきケたまx]
  
私は気持ちを
押し殺し始めた。

司と私は…
ただの幼なじみ。
それだけなの。

それ以上には
発展しないの…

⏰:07/02/28 02:19 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#239 [xまきケたまx]
  
未来*15歳

受験生の私たちは
司の部屋でお勉強

「だから!!そこは
xぢゃないって!!」

司は鉛筆を投げて

「あー!!分かんね!
休憩入りまあす。」

司はゴロンと寝る。

「んもー…
美容師になるなら
勉強!!勉強!!」

未来は司の顔を
覗き込んだ。

「…てか顔ちけぇ!!
やめれっ!!」

司は起き上がった。

⏰:07/02/28 02:25 📱:W42SA 🆔:Hn9KicMk


#240 [ゅぃ]
見てるよぉ、まっきー(●V∪V●)心配ナシです☆

あ〜なんかやっとみぃちゃんと司くんの過去が聞ける★瑠美ちゃんカワイイね、よかったねペアリング(*^^*)続き楽しみにしてます(бω<)

⏰:07/02/28 02:57 📱:P902iS 🆔:uZf7Fvg2


#241 [xまきケたまx]
ゆいちャあンx
ありがとおI
安心だわケx
今日の夜に
たくさン更新します

⏰:07/03/01 15:59 📱:W42SA 🆔:skmBH2OY


#242 [xまきケたまx]
  
「何照れてんのよっ
ほら勉強勉強ー!!」

未来は割りと
勉強はできる方だった

めっきり駄目なのは
この男……。
歌は上手いし
運動神経は良いのに


「分かんないよー」

困った顔で頭を抱え
未来を上目で見る。


未来の心は
ざわついて仕方ない

⏰:07/03/01 23:46 📱:W42SA 🆔:skmBH2OY


#243 [xまきケたまx]
   

「ちょっと昼寝〜」

そう言って
司はベットに寝転んだ

「…はいはい。」

溜め息をついて
自分の宿題を始めた


司の鼻歌と
さざ波が響き渡る


この空間が恋人同士
みたいで大好きだった

⏰:07/03/01 23:50 📱:W42SA 🆔:skmBH2OY


#244 [xまきケたまx]
  
しばらくすると
鼻歌が消えたのに
気付いた。

「…司?」

ベットに近寄る

「…寝てるの?」

司の頬につんつんと
指を差してみる。

「んー…みぃー…」

⏰:07/03/01 23:53 📱:W42SA 🆔:skmBH2OY


#245 [xまきケたまx]
  
「何だ…起きてるの」

「…みぃー……」

司はゴロンと横になる

「寝言…爆睡…?」

未来はクスッと
微笑みながら
司を見つめていた。

「可愛いな…司は」

未来は金色に光る
司の髪の毛を触る

⏰:07/03/01 23:56 📱:W42SA 🆔:skmBH2OY


#246 [xまきケたまx]
  


「大好き……」



そんな言葉を寝てる
司じゃなくて
いつか面と向かって
言える日が来る…?



未来は司の寝顔を
見ながら眠りについた

⏰:07/03/01 23:59 📱:W42SA 🆔:skmBH2OY


#247 [xまきケたまx]
   
「みぃ!!…みい!!」

肩を物凄い勢いで
揺さぶられる。

「………んー?」

目をこすると
目の前には司がいた

「髪ハネてるよ…?」
未来は笑いながら
チラリと窓を見た。


眩しいー…
今日は暑いな……





ん?眩しい…?

⏰:07/03/02 00:03 📱:W42SA 🆔:UvdiIEJI


#248 [xまきケたまx]
  
「今何時っ??!!」

目覚まし時計を見る

「……えぇー!!!」

未来は頭を抱えて
司の顔を見た。

「いいともが…
終わっちゃったな!!」 
気まずそうに笑う。

私たちはテスト初日に
おサボりをして
しまいました…。

⏰:07/03/02 00:06 📱:W42SA 🆔:UvdiIEJI


#249 [xまきケたまx]
   

おばさん達は店で
働いてたから
起こし忘れたらしい


司のお母さんも
どーせみぃちゃんの
おうちでしょ?って
気にも止めなかった
みたい……


久しぶりに
お泊まりしちゃった
でも全然嬉しく無い!!

⏰:07/03/02 00:08 📱:W42SA 🆔:UvdiIEJI


#250 [xまきケたまx]
   
「どうしよぉ…」

半ベソの私を見て
戸惑う司。


司は何も言わず
自分の家へ入った


え…?

「司…?」

未来は玄関から
覗き込む。

⏰:07/03/02 00:12 📱:W42SA 🆔:UvdiIEJI


#251 [xまきケたまx]
   
「…行くぞっ!!」

そこには諒ニィからの
お下がりの自転車。

「どこに?」

「いいからっ!!」

剣幕に押されて
後ろに乗り込む私。


司の腰に手を回す。

司…いつの間に
筋肉ついたの…?

⏰:07/03/02 00:14 📱:W42SA 🆔:UvdiIEJI


#252 [xまきケたまx]
  
昔はプニプニしてて
よくお腹つまんで
怒らせてたのに…

そんな事を思った。


「どこ行くのよ?」

「忘れたの?この道」

緩やかな坂を上がり
司の息は荒くなった

⏰:07/03/02 00:17 📱:W42SA 🆔:UvdiIEJI


#253 [xまきケたまx]
  
森への一本道……
この道は危ないから
入っちゃ駄目って
昔から言われてた…


「あっ!!!!」
未来は思い出したように 大声を上げる。


司はスピードを落とし 静かに止まった。


「3人の秘密基地」

司はにっこり
微笑んだ。

⏰:07/03/02 00:21 📱:W42SA 🆔:UvdiIEJI


#254 [ゅぃ]
昔のみぃちゃんと司くんカワイイ関係だぁ(*^^*)
どぉなっちゃうんだろΣ(-д-;)ドキドキ

⏰:07/03/02 21:35 📱:P902iS 🆔:J4TCH5AM


#255 [xまきケたまx]
ゆいちゃンIx
ありがとうyx
まだ可愛いでしょ?
それが…ねI笑

⏰:07/03/03 02:04 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#256 [xまきケたまx]
  
諒ニィが18の時に
この島から
居なくなる前…。

私たちはここに来た

「悩みができたら
ここに来ること」

そう約束したの。

司が私の手を取る

緩やかな坂を上がる

⏰:07/03/03 02:10 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#257 [xまきケたまx]
  
人が入って来ないから道なんて無くて…

うまく歩けない

薄暗くて…涼しくて

よく諒ニィに
しがみついてたな…

ガサガサッ…

「きゃあッ…!!」

司の腕にしがみつく

⏰:07/03/03 02:13 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#258 [xまきケたまx]
  
「な…何?」
司は立ち止まった。

「ガサガサッて…」

司は辺りを見回す。

「風じゃない?
チキンだな〜みぃ」

司は鼻で笑いながら
先を歩く。

私は司の腕に
しがみついて離れ
なかった。

⏰:07/03/03 02:15 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#259 [xまきケたまx]
  
森も深まってきて
坂もキツクなった。

「もうちょいっ!!」


汗を拭い歩く。



茂みをくぐると
辺り一面わ海だらけ


「わあーっ…」

未来は言葉を失う。

⏰:07/03/03 02:18 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#260 [xまきケたまx]
  
昔ここは
岬だったみたいで
辺り一面の海が
太陽の光に反射して
綺麗に見渡せるの。


「超綺麗……」

私は座り込んで
うっとりしている。

「悩みッて訳じゃ
無いけど…みぃ泣き
そうだったからさ…」

照れ臭さそうに笑い
隣に座る司。

⏰:07/03/03 02:21 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#261 [xまきケたまx]
  
チラリと司を見た。

「あ…」

「?」
司は首を傾げる。

「腕…ごめんっ!!」

司の片腕には
赤い爪の痕があった
私が怖くて
力いっぱい司の腕
掴んだから……


「ごめんね…」

⏰:07/03/03 02:24 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#262 [xまきケたまx]
  
「痛くないから!!」

慌てて未来を見る

「とにかく!
久々ここに来たし、
諒の事思い出せた?
頑張れるだろ?」

司は未来の髪を
優しく撫でた。

その言葉にまた
胸がちくちくして
喉が熱くなった。


「…ありがとう」
それしか言えなかった

⏰:07/03/03 02:27 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#263 [xまきケたまx]
  
諒ニィじゃないよ
司とここに来たから
また頑張れるんだよ


出かけた言葉を
必死に飲み込む。


「…もうすぐ
水泳大会だねっ」

未来は笑って言う

「そうだな!!
楽しみー…。」
司は海を見て笑う

「優勝すっから!!」
司ははにかむ。

「本当〜?怪しい」
未来は司を見た。

⏰:07/03/03 02:31 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#264 [xまきケたまx]
  
「んだそれっ!!
諒だってできた事が
俺にできない訳ねぇ」

「諒ニィ凄かったよね
優勝しちゃってさ〜
司運動部じゃないから怪しいな…」


「じゃあさ!!
俺が優勝したら…
何かしてくれる?」

司はにやりと微笑む

未来は立ち上がる。

⏰:07/03/03 02:34 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#265 [xまきケたまx]
  
「何それー…」

「マジで!!
何でもしてな?」

司の目は真剣だった

「…良いよ?
司には無理だよっ」

舌を出して
伸びをした。

「約束なっ!!
後で後悔すんなよ?」

司も立ち上がって
海を見下ろした。

2人は手を繋いで
茂みをくぐった。

⏰:07/03/03 02:36 📱:W42SA 🆔:l4Cj2DyE


#266 [xまきケたまx]
   
当たり前のように
手を繋げる。

当たり前のように
笑い合える。

隣を歩いている。

ただそれだけで
幸せなの。

絶対離れたくないの

⏰:07/03/04 02:18 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#267 [xまきケたまx]
  
…翌日…

欠伸をしながら
司といつものように
学校へ。

下駄箱に友達がいて
笑いあってる。

「おはよーっ」

背中をポンと叩く。

「みぃ!昨日どした?
来なかったね〜?」

⏰:07/03/04 02:20 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#268 [xまきケたまx]
  
「寝坊した!!
馬鹿でしょ〜?」

司は私から手を離し
スタスタ先を行く。

「玉城君…今日も
機嫌悪そー…」

「…朝だから?」

未来は苦笑いで
司を見た。

⏰:07/03/04 02:23 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#269 [xまきケたまx]
  
司と少し距離を置き
友達と話しながら
教室に入った。


ガラッ…--


男の子達の笑い声

女の子のキツイ視線


「みぃっ…」

友達が指差す。

⏰:07/03/04 02:25 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#270 [xまきケたまx]
  
黒板に大きく書かれた相合い傘。

「玉城 司」

「立川 未来」

「熱愛発覚」

「初体験は茂みの中」
ピンクのチョークで
ハートがたくさん
書かれていた。

⏰:07/03/04 02:29 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#271 [xまきケたまx]
  
「見たんだよ俺!
こいつらが手繋いで
あの森に入ってくの」

クラスの男子が言う


「ちょっとしてから
出て来たよなー!!」


……

「ここは入っちゃ
駄目な所だから
誰にも言っちゃ
駄目だからな…?」


諒ニィの言葉が
頭をかすめる。

⏰:07/03/04 02:32 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#272 [xまきケたまx]
  
「お前等幼なじみで
そうゆう事かよー」

「どうだった?
気持ち良かった?」

クラスの男の子が
未来をヤジる。

未来は下を向く。

言っちゃ駄目…

言っちゃ駄目…

そう言い聞かせた。

⏰:07/03/04 02:34 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#273 [xまきケたまx]
  
「玉城もさ、
何か言ったら?
感想をっ!!」

クラスの女の子が
クスクス笑ってる

言っちゃうの…?

本当のこと……

司を見つめる事は
怖くてできない。

司はバンッと
机をけとばした。

⏰:07/03/04 02:36 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#274 [xまきケたまx]
  
「…お前等さ?
何か勘違いしてね?」

司は微笑みながら
黒板に近寄る。


黒板の文字たちを
ゆっくり消していく


司は口を開いた。

その言葉に包まれた
司の優しさに…
今なら気付けるのに

⏰:07/03/04 02:40 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#275 [xまきケたまx]
   



「馬鹿じゃねぇの?
俺とみぃができてる? 幼なじみとそんなのする訳ねぇだろ?
第1…こんな奴の裸
興奮しねぇしっ!!
俺が好きなのは
もっと大人な女だから」

⏰:07/03/04 02:43 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#276 [xまきケたまx]
   
「じゃあ何で森に?」

「何となく。気分」

「へぇ〜…」

「てか初めてするならもっと良い女とするから!!馬鹿にすんなよ」

司は笑って
クラスの男の子に言った

⏰:07/03/04 02:46 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#277 [xまきケたまx]
  
ここで泣いたら…
私の気持ちバレる!!

「…そうだよ〜!!
しかも私好きな人
他にいるからねっ」

クラスがざわめく。

誰ー?

マジかよっ!?

が辺りに響く。

⏰:07/03/04 02:48 📱:W42SA 🆔:erVoKZQ6


#278 [ゅぃ]
あげ☆★☆
頑張ってください(Uω∪`*)

⏰:07/03/04 21:19 📱:P902iS 🆔:JNn0k8dQ


#279 [ゅぃ]
あげときやす♪

⏰:07/03/06 01:30 📱:P902iS 🆔:Z9BF5K4Q


#280 [我輩は匿名である]
ぁげx

⏰:07/03/06 16:55 📱:W31K 🆔:mVNIqoPk


#281 [ケまきxたまケ]
ゆいちゃん
いつもありがとI!!

匿名さん
ありがとうx

⏰:07/03/07 17:14 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#282 [ケまきxたまケ]
   

司が焦った顔で
私を見つめる。

「誰なの?」

クラスで飛び交う言葉

「……諒ニィ!!!」

そう言った瞬間
司が目を背けた。

クラスは
わーだのキャーだの
はしゃぎ声が響く。

⏰:07/03/07 17:17 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#283 [ケまきxたまケ]
  

しょうがないぢゃん

司の1番には
なれないんでしょ?

幼なじみで
終わりなんでしょ?


どうにでもなれ。


「だから弟の司には…


興味無いもん。」

⏰:07/03/07 17:19 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#284 [ケまきxたまケ]
  
「未来…いつから
好きだったの?」

「言ってくれたら
良かったのにー…」

クラスの友達は
私に近づいてきた。

「な〜んだ!!
つまんねー…」

クラスの男子はそう
言って遊び始めた

「恥ずかしいぢゃん
…好きって言うの」

私は頑張って
笑顔を作った。

⏰:07/03/07 17:22 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#285 [ケまきxたまケ]
   

朝の事なんて
無かったかのように
放課後にはクラスは
穏やかになっていた。

司とは1日
目を合わして無い。

机でため息を付いた

今日は部活が無い。
いつもだったら
待ってるんだけど…

「…いっか。」

小さく溢し
席を立った。

⏰:07/03/07 17:26 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#286 [ケまきxたまケ]
   
「みぃっ!!!」

教室を出ると
誰かに叫ばれ
驚いて振り返った。

野球のユニフォームを着たが
人息を整えながら
近づいてくる。

「裕也…?」

クラスメイトの
裕也だった。

⏰:07/03/07 17:29 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#287 [ケまきxたまケ]
  
裕也とは席が何回か
隣になって仲良しに
なったの。

色素が薄いらしくて
瞳が綺麗な茶色だった

「帰るの?」

未来は頷く。

「司は良いの?」

「今日は良いや。」

未来は微笑む。

⏰:07/03/07 17:32 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#288 [ケまきxたまケ]
  
「みいってさ…
本当に諒君の事…」

裕也は気まづそうに
帽子のつばを触る

「……。」
未来はうつ向く。

裕也は帽子を
被り直した。

「俺…みぃの事…
好きだったんだ」

茶色い瞳が
未来を見つめる。

⏰:07/03/07 17:36 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#289 [ケまきxたまケ]
  
「……えっ?」

未来は顔を上げる。

「また言わせる気?
恥ずかしいから
もう言わねーよ!!」

裕也は未来の
両頬をつまむ。

「イタイッイタイっ!!!」
未来は笑いながら
裕也の手を掴む。

「だから、お前が
誰を好きかなんて…
お見通しなの。」

未来の笑い声が
消える。

⏰:07/03/07 17:39 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#290 [ケまきxたまケ]
  
「兄ちゃんじゃない
…弟だろ?」

裕也は手を離す。

未来の顔は
真っ赤だった。

「意地っぱりだね」

裕也は優しく
帽子を未来に被せた


ポタッ…ポタッ…

未来のローファーに
水が滴る。

⏰:07/03/07 17:42 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#291 [ケまきxたまケ]
   
「そんなに泣くなら
言わなきゃ良いのに」

「だって…だって!!」

未来は鼻をすする。

「言いたかったのは
それだけなんだ。
相談なら乗るよ?
部活戻るわ…。」

裕也は未来の頭を
ぺんっと叩き
走り去った。

⏰:07/03/07 17:45 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#292 [ケまきxたまケ]
  
部屋に戻り
鞄から野球帽を
取り出す。

「裕也優しいな…」

未来はベットに
横になった。

「……。」


むくっと起き上がり
廊下の窓を開ける

コンコンッ…


コンコンッ…!!!

⏰:07/03/07 17:47 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#293 [ケまきxたまケ]
  
ガラガラッ!!!
乱暴に扉が開く。

「…なに?」

うざったそうに睨む

「今日は待たなくて
ごめんね……」

司は髪の毛を触り
「…教室いたの?」

未来は頷く。

「……へぇ。
見に行かなかった」

司はぶっきらぼうに
呟いた。

⏰:07/03/07 17:50 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#294 [ケまきxたまケ]
   
「そうなんだ…。」
未来は下を向く。

「誰の野球帽?
中学のじゃん。」

司は部屋を指差す。

「え!?あー…うん」

未来は焦って
部屋の扉を閉めた。

「は?…まあいいや
俺寝たいんだけど」

司は欠伸を噛み殺す

「あ…ごめんね…?
また明日の朝ね?」

司は返事をせず
窓を閉めた。

⏰:07/03/07 17:54 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#295 [ケまきxたまケ]
  
朝…司の姿は無かった

学校に走り
下駄箱を見る。

ボロボロになった
司の靴があった。

「…なんで…?」

未来は階段を駆け登り勢い良く教室に入る

「おはよーみぃ!!
何で走ってんの?」

未来は辺りを見回す

⏰:07/03/07 17:57 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#296 [ケまきxたまケ]
  
「いやっ…司…」

息が上がり
上手く話せない。

「玉城?音楽室かな」
未来は教室を出て
階段を上がった。


音楽室からは
うるさいぐらいに
ごちゃごちゃした音
が漏れだしている


勢い良く扉を開けた

⏰:07/03/07 17:59 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#297 [ケまきxたまケ]
   
「司っ!!!!」

そこには
横になっている司

未来は司に歩み寄る

「何で先行ったの?」

未来は怒鳴る。

「みぃ…?」
司は伸びをして
起き上がる。

未来はコンポの電源を
荒々しく切る。

静かになった教室。

⏰:07/03/07 18:02 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#298 [ケまきxたまケ]
   
「何で先行ったの?」

未来は再度聞いた。

「なんとなく。気分」

司は立ち上がり
歩き出した。

「は?意味分かんない」

未来は司の手を取る

バシッ!!

司は勢い良く
未来の手を弾いた

「うるせぇ!!!
…HR始まるから行こ」
司はポケットに
手を突っ込んで歩く

⏰:07/03/07 18:05 📱:W42SA 🆔:loqx030E


#299 [ケまきxたまケ]
  
司は未来の顔を見ず
階段を降りる。

「機嫌悪いね…」

未来は言った。

司は返事をしない。

「何で無視するの!?
意味分かんないよ!」

司の早歩きに
頑張ってついていく

⏰:07/03/08 00:47 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#300 [ケまきxたまケ]
  
「司!!!!…ケホッ…」

走ったり
叫んだりしたせいか
胸が少し苦しい。

未来はしゃがみこみ
息を整える。

司はスタスタと
先を歩く。

「司ぁー…。」

小さく呟く。

⏰:07/03/08 00:49 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#301 [ケまきxたまケ]
  
図書室の扉に
もたれかかった。

「っ……」

息が上がるのが
分かる。

ガラッ…--

扉が開いた。

「ごめんなさいっ
邪魔ですねっ…-」

未来は扉から離れた

⏰:07/03/08 00:56 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#302 [ケまきxたまケ]
   
本を読みながら
出て来た生徒の
チラリと顔を見る。


「裕也っ…!!!」

「っ!?…みい!!
ビックリしたー」

本を閉じて
ニコッと微笑む。

「…どした?
具合悪いの?」

裕也は未来の顔を
じーっと見つめる。

⏰:07/03/08 00:59 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#303 [ケまきxたまケ]
   
「少しっ…。」

未来は髪を耳にかけ
うつ向いた。

「司と何かあった?」

裕也には全て
分かっているように
未来は思えた。

「口聞いてくんない
…何でだろっ…」

未来は笑って
裕也を見た。

⏰:07/03/08 01:02 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#304 [ケまきxたまケ]
  
「嫌われ…たかな」

未来は涙を堪えて
下唇を噛む。

ぐいッ…

勢いよく
図書室に引き込まれた

洗剤の香りが
未来を包む。

「…泣けば?」

図書室の扉が
ゆっくり閉まる。

⏰:07/03/08 01:04 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#305 [ケまきxたまケ]
   
「ずっと1人で悩ん
できたんでしょ?」

未来の目から涙が
溢れる。
「裕也っ大丈夫…-


「抱えこんでても
良い方向には
進まないからっ!!」


裕也の抱きしめる力は強くなった。


「俺の前でも隠して
他にどこで泣くの?
誰に話すの…?」

⏰:07/03/08 01:09 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#306 [ケまきxたまケ]
   
「…ちょっとタンマ…」

未来は裕也の胸に
顔を埋める。


ひッく…うぁー…


図書室に泣き声が響く。


未来はクタクタと
しゃがみこむ。

裕也はそれを支えて
ゆっくりしゃがむ。

⏰:07/03/08 01:12 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#307 [ケまきxたまケ]
   
「私…司が好きー…」


未来の涙で
裕也のYシャツは
ぐっしょり濡れた。


そんな事は
どうでも良かった。


力になりたい。


裕也はそれだけだった

うんうんと相づちを
打ちながら
未来の頭を撫でる。

⏰:07/03/08 01:15 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#308 [ケまきxたまケ]
   
しばらくすると
未来は裕也から
離れた。


「…落ち着いた?」

未来は頷く。

涙の溜った目。
真っ赤に染まった頬

「良かった…」

裕也は微笑み
立ち上がる

「上だけ
ユニフォームに
着替えてくる。」

濡れたYシャツを触り

扉を開く。

⏰:07/03/08 01:19 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#309 [ケまきxたまケ]
   
ピシャッ…--

勢い良く
図書室の扉を閉めた


「…おぉ」

裕也は気まづそうに
微笑んだ。

「お前Yシャツ…
びしょびしょ…」

鋭い瞳。
短く切られた髪の毛
男でも驚くほど
綺麗な顔立ち。


「溢したっ。司は
ここで何してんの?」

⏰:07/03/08 01:22 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#310 [ケまきxたまケ]
   
「汚ねっ…!!
みぃ知らない?」

裕也は少し考え

「…さあ?」

と首を振った。

「そっ…」

司は辺りを見回し
先を歩く。

裕也はホっと
胸を撫でおろす。

⏰:07/03/08 01:24 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#311 [ケまきxたまケ]
   
ガラガラッ…-

「裕也っ私も戻…」

未来は驚いた。

「司っ…!!!」

司は裕也を睨んだ。

「しょーもない嘘
ついてんなよ。」

裕也は苦笑いで

「すいませんね」

と呟いた。

⏰:07/03/08 01:30 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#312 [ケまきxたまケ]
  
「みぃ…泣いた?」

司は未来の顔を見る

未来は首を横に振る

司は裕也の胸を見て
未来に視線を戻した

「…まあいいや。
お前が泣こうと…」


司はスタスタと
歩いて行った。

⏰:07/03/08 01:32 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#313 [ケまきxたまケ]
   
未来と裕也は
司とは逆に歩く。

「司…心配してる
みたいだけどね」

裕也は笑う。

「ありえ無いよ」

未来は言った。

「だって…
冷たいし……。」

裕也は未来の頭を
叩く。

「弱音はね?
吐いても良いけど
吐き過ぎも良くない」

⏰:07/03/08 01:38 📱:W42SA 🆔:YA0x6H8Y


#314 [まきやま]
名前を昔のに戻しました。
今から少し書きます。。
誰か見てくれてますかね・・?(;_;)

⏰:07/03/08 16:33 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#315 [まきやま]
  
「うん・・・。そうだねっ!!」
未来は微笑んだ。

それから裕也に毎日のように
相談に乗ってもらった。

裕也は部活を遅刻しかけそうになっても
話を最後まで聞いてくれた。

それとひきかえに
司はどんどん離れていった。

朝も放課後も一緒に帰らなくなった。

司は目もあわせてくれなくなった。

⏰:07/03/08 16:39 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#316 [まきやま]
  
8月に入り、夏休み。

私は体調を崩してしまって、
病院通いになった。

病院の坂道を下る。
暑くてクラクラする。


部活は引退した。
自分に残っているのは受験勉強だけ。

司はどこの高校に行くのかな・・?

当たり前のように一緒の高校を
受験すると思っていた。

⏰:07/03/08 16:42 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#317 [まきやま]
そんなことを考えていたら、
あっという間に家に着いた。

司の家の玄関を覗き込む。

自転車は置いてあった。

家にいるんだッッ!!
嬉しくなって玄関の扉を叩く。

トントンっ!!

階段をかけ降りる音が聞こえる。

「はーい・・・」

暑そうにウチワを仰ぎながら
司が出てきた。

⏰:07/03/08 16:45 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#318 [まきやま]
「久しぶり〜!!何してんの?」

未来は笑って司を見る。

「・・・雑誌見てた。」

「あっ!諒ニィからのっ?見たいー!!」

「入れば?」

司は大きく玄関を開けてた。

今日の司はちょっと前の司だっ。
前みたく話してくれるんだっ。

そう思うと心がわくわくした。

⏰:07/03/08 16:47 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#319 [まきやま]
「これ?」

少し太めの雑誌を司に見せる。

「その髪型カッコイイだろ?やりてーよな・・」

そう呟いて机に向かう。

「え・・・・?」
未来は思わず驚く。

「何だよ・・・」
司は戸惑ったような顔で見る。

「司が・・・勉強っ??」

「受験生だからなっ・・・それに・・」

「それに・・・?」

⏰:07/03/08 16:49 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#320 [まきやま]
  
「お前頭良いから・・
俺頑張らないと落ちるし。」

ボソっと司が言う。

「えっ?同じ高校受けるのっ??」

「・・・駄目なの?」
司はにらんだ。

「全然ッッ!!駄目じゃないよっ!!
じゃあ相当頑張らないとねッッ!!!」

やったっっ!!!
高校も同じなら離れないじゃん!!
司・・・受かってよ?
勉強なら教えるからね?

⏰:07/03/08 16:51 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#321 [まきやま]
   
「俺さ・・・お前に聴きたい事あんだけど。」

しばらくして司は未来を見た。

「なーにー??」
ベットに寝転がりながら返事をした。

「お前の好きな人ってさ・・諒だよな?」

未来の心臓は高鳴る。

「・う・・・・うん!!」
司の顔は見ない。

「・・・裕也は?」

「裕也っ???」
未来は驚いて飛び起きた。

⏰:07/03/08 16:54 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#322 [まきやま]
「最近やたら仲良しじゃん?
・・・変わったのかな〜って・・。」

司は暑そうにTシャツの袖をめくる。

「んな訳ないじゃん!!!」
未来は手を横に振る。

「でも・・・裕也はみぃの事・・・--」

未来は司の言葉をさえぎった。

「確かに裕也は優しいよね。
顔もかわいいし、いい奴。
でも涼ニィにはかなわないからっ・・」

「涼ニィが私のストライクっっ!!」
未来は笑ってみせた。


「・・・・なら良いや。」


この時の司の笑顔が寂しそうだったのは、
どうしてだったのかな?

⏰:07/03/08 16:58 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#323 [まきやま]
    
翌日も2人で受験勉強。

でもこの日は司は筋トレばっかだった。

「はりきってるね〜!!」
未来は鉛筆をくるくる回す。

「明日だもん。水泳大会。
裕也も出るし・・・負けらんねーし!!」

司は
1・21・2と言いながら
さっきから腹筋を何回もしてる。

水泳って腹筋が重視されるの?

そこは少し疑問だったけど、
久しぶりに頑張ってる司を見て
胸がときめいた。

⏰:07/03/08 17:01 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#324 [まきやま]
   
翌日はカラっとした晴れ。
灼熱地獄・・・。

「あつー・・・」
キャップを深く被り呟く。

『病院終わったら海来いよ?』
さっきの司からの電話。

優勝した何あげようかな・・・
ケーキでも作ってあげよっかな!!

って・・・優勝なんかしないか。

独り言を呟きながら
坂道を登る。

⏰:07/03/08 17:03 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#325 [まきやま]
「純おじさーん・・・?」

キャップを脱いで受付に置く。

「おぉー!!おはよーさん!!」
純おじさんはご機嫌だった。
お祭り事、大好きだもんね。

「おじさん今日楽しみだね〜!!」

診察をされながら笑う。

「今日ぐらい大暴れしないとな!」
純おじさんは微笑む。

白髪まじりの髪の毛がゆれる。

⏰:07/03/08 17:07 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#326 [まきやま]
「今年は誰が優勝候補だ?」

カルテを書きながら言った。

「ん〜・・・誰かなー??」

野球部は皆ナヨナヨしてるし・・
相撲部?ありえないだろ。

「案外司だったり・・?」
未来は笑う。

「あいつ細いからなー・・どうだろうな」

純おじさんは空を仰いで
ノートを閉じる。

「うし!!みぃ、海行くか?」

未来はにっこり笑い頷いた。

⏰:07/03/08 17:09 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#327 [ゅぃ]
まっきー見てるよ(бω<)心配なしです☆

裕くんがこれまたいいやつですね(*^^*)

⏰:07/03/09 18:14 📱:P902iS 🆔:O59PjvNQ


#328 [まきやま]
ゆいちゃんありがと
こんなつまんないのを
毎回読んでくれて…


今から書きますy

⏰:07/03/13 20:58 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#329 [まきやま]
    

海にまでの道のりを
純おじさんと歩く。


今日は本当良い天気


海に行くと
中学の皆が集まってた

純おじさんに
別れを告げて
皆が集まるところに
走り寄る。

⏰:07/03/13 21:03 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#330 [まきやま]
海は太陽の光が反射
して未来は目を細めた

中3の男子は
皆やる気マンマン。


「みぃ!病院は?」

「今終わったの」

辺りを見回す。

あっ…。

「私…あっち行って
来るね?!」

⏰:07/03/13 21:08 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#331 [まきやま]
  
砂浜を抜けて
テトラポットの上に
体育座りをしてる


学校指定の海パン
じゃなくて
赤のハデハデな海パン


本当細いなあ…。


「司っ……!!」

側に駆け寄り
隣にしゃがむ。

⏰:07/03/13 21:14 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#332 [まきやま]
  
「おぉ…病院は?」

司は笑ってこちらを
見てる。

あーぁ…
太陽が眩しくて
司の笑顔が見えないよ

「純おじさんと1緒に 来たんだ!!」

⏰:07/03/13 21:19 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#333 [まきやま]
  
「みぃ…あの日の
約束覚えてる?」

司は大の字に寝転ぶ

「優勝したら…
ってやつでしょ?」

未来の髪が揺れる。

「何してもらおうかな」

司は含み笑い。

⏰:07/03/13 21:22 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#334 [まきやま]
  
「優勝したらでしょ?」


負けじと未来は
皮肉らしく言う。


「ぜってー勝つよ」


「諒より速いタイムで
優勝してやるよ」

司は起き上がり
未来を見つめる。

⏰:07/03/13 21:28 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#335 [まきやま]
  
いつも以上に
するどい目で
未来を見つめる。


未来は思わず
目をそらす。


「無理だよっ…」


素直に
「頑張って」って
言うのが悔しくて


出てきた言葉は
また皮肉…--


本当自分ガキだな。

⏰:07/03/13 21:32 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#336 [まきやま]
  
浜辺でウォーミング
アップをしてる皆。


うちの学年で
ガッチリしてる子は
あんまりいない。


本気で司が勝つかな


「司っ!」

テトラポットに
走ってくる姿。

⏰:07/03/13 22:08 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#337 [まきやま]
   
「裕也…。」

茶色い瞳が
こちらを見る。

「もう始まるよ。」

司は返事をせず
立ち上がる。

「裕也頑張ってね」
未来は笑顔で言う。

裕也は微笑む。


司がこちらを
一瞬見た気がした。

⏰:07/03/13 22:10 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#338 [まきやま]
  
スタートの合図。

皆の声援。

お酒片手にヤジる
おじさん達。

テトラポットのが
眺めが良い。

諒ニィが昔
そう言ってた。


司が今何位かは
あまりよく見えない


本人を前にすると
言えないや…--


「頑張って…」

⏰:07/03/13 22:13 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#339 [まきやま]
  
しかし今日は暑い。

未来は少しクラクラした


歓声が響く。


砂浜にガッツポーズで 喜ぶ姿。


赤い海パンがこっち
からもよく見えるよ


「う…そっ…」


司優勝しちゃった。


「すごおーいっ…」

未来はパチパチと
拍手をしていた。

⏰:07/03/13 22:16 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#340 [まきやま]
   
司はテトラポットに
走って来た。

嬉しそうな顔で
こちらを見てる。

「見たっ?優勝!!」

賞状を広げ
ガッツポーズ。

その姿が可愛いくて

「見てたよっ…」

とそっけなくしか
言えなかった。

⏰:07/03/13 22:18 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#341 [まきやま]
  
司の表情が
曇り始める。

「それだけかよっ」

司は小さく言う。

聞こえないフリをして 浜辺を指差す。


「裕也5位だ!!」

「本当だ…。」

司は寂しそうに笑った

⏰:07/03/14 00:11 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#342 [まきやま]
  
「俺行って来る。」

未来わ頷く。

「今日の19時さ…
ここで待ってる。
来いな?」


「何で?」


司は返事をせず
走って行った。


それにしても司…
腰パンししすぎ。
お尻見えちゃうよ!

⏰:07/03/14 00:16 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#343 [まきやま]
  
司が裕也の肩を抱き
2人で笑ってる。


それを遠くで見て
ニコニコしてる私…。
相当キモイじゃんか


よいしょっと
呟いて立ち上がった


頭がクラっとする。


目の前が二重に見える

上手く立てない…



私はバタッと倒れた。

⏰:07/03/14 00:20 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#344 [まきやま]
   
風鈴の音で
私は目が覚めた。

「みぃ?良かった。
大丈夫か?」

頭がまだクラクラする。

気付いたら診療所。

「純おじさん…。」

「軽い熱射病だな。
今日暑かったし…」

何でも
漁師のおじさんが
私に気付いて
くれたらしい…。

⏰:07/03/14 00:23 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#345 [まきやま]
  
「…ちょっと待って
今何時っ??!!」

おじさんは時計を見る

「20時だよ。
もうすぐ祭りも
お開きだな…--」

私はベットから飛び降りた

「おじさんゴメン!!
私ちょっと約束が!!」

おじさんの制止も
聞かないで
病室を出た。

⏰:07/03/14 00:26 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#346 [まきやま]
  
何で今日…
スカートなんて
履いて着ちゃッたの?

走りづらいよぉー…


1時間も過ぎちャった

絶対待ってくれて無いよ

本当馬鹿未来っ!!


司っ…司っ…司!!

おめでとうって
言ってあげるんだ。

冷たくてごめんね
って言ってあげるんだ

⏰:07/03/14 00:29 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#347 [まきやま]
   
苦しい…--
暑い…--
頭痛い…--

でも司が待ってる。

浜辺には
酒に酔うお父さん達


テトラポットまで
あと少し…-

よろめきながら走る


「ハァッ…ハァッ…」

⏰:07/03/14 00:31 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#348 [まきやま]
  
「遅せぇよ…」

体育座りの司が
こちらを睨む。

居てくれたっ…
良かった…。

未来はその場に
しゃがみ込んだ。

「ハァッ…ごめ……」

「来ないかと思った」

司はビール片手に
力なく笑う。

⏰:07/03/14 00:35 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#349 [まきやま]
   
「ごめんねっ…」

未来は隣に座る。

夜の海は不気味で
黒光りしてて
怖かった。

「未成年がお酒?」

未来は笑う。

「優勝者は良いの」
司は言う。

「諒ニィのタイムと
…どうだったの?」

司の表情が曇る。

⏰:07/03/14 00:38 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#350 [まきやま]
  
「1秒差だッた…。」
司はビールを
ゴクッと飲み込む。


未来は司を見る。


たかが1秒じゃん。
司は頑張ったよ。
また高3があるよ。


司…おめでとう。


でも言葉は
心とは全く反対の
皮肉しか出てこないの

⏰:07/03/14 00:40 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#351 [まきやま]
  

「やッぱり諒ニィは
凄いんだねっ!!」


「諒ニィには…
誰にも勝てないね」


司は黙ってしまった

こんな事言いたかった訳じゃないのに…

そう思うと私も
上手く話せなかった


⏰:07/03/14 00:42 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#352 [まきやま]
   
「またそれかよッ…」

「えっ…?何…?」
未来は司を見る。


司はビールを一気に
飲み干した。

ビールの缶を投げ
こちらを向く。


カラランッ…--


潮風で缶ビールが
転がっていく。






⏰:07/03/14 00:45 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#353 [まきやま]
  
口の中にお酒の香り
が充満する。

私は必死に司を
押し退けた。

司の胸を
Tシャツの上から
ドンドン叩く。


私の舌に司の舌が
絡まっていく。


私は何が何だか
分からなかった。

⏰:07/03/14 00:48 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#354 [まきやま]
  
司にもの凄い力で
押し倒された。

頭が痛い。
クラクラする。

唇が離れた。

「司…酔ってる?
辞めてよ…何なの」

私は涙を堪えるのに
必死だった。

私に馬乗りになった
司の顔は真っ赤だった

「酔って無い。
辞めない。
優勝したら何でも
するッて言ッたじゃんか」


⏰:07/03/14 00:51 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#355 [まきやま]
  
司が私の首筋に
唇を付けてくる。

「ヤダっ!!!司!!」

私は司を叩く。

バシンッ!!

司に頬を叩かれた

「イタッ…司…?」

私の頬を涙が伝う

「ごめんね…」

司は目を合わせない

⏰:07/03/14 00:54 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#356 [まきやま]
  
司は私の両腕を掴み
無理矢理キスをした

お酒の匂い…
涙のしょっぱい味…

私は怖くて足を
ジタバタさせた。

司は右手で
私の胸をまさぐる。

私はキツクつむってた目を見開いた。

もしかして……。

⏰:07/03/14 00:57 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#357 [まきやま]
  
そう疑った瞬間震え
がこみあげてきた。

「ヤダッ!!ヤダ!!!!」

私は泣いて嫌がった

タンクトップを
ずり上げて
下着をめくられた。

疑いは確信に変わり
私の抵抗は強くなった

「司…辞めて?
酔ってるんでしょ?」

⏰:07/03/14 01:00 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#358 [まきやま]
  
あぁ何で今日
スカート履いて
着ちゃったのかな…


司の手はスカートの
下に入っていく。


怖いよっ…怖い…

下着は簡単に取られ
足首まで下げられた


司の指が入った瞬間


私はのけぞった。

⏰:07/03/14 01:03 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#359 [まきやま]
   
痛くて怖くて
何も出来ない…。

「ヤッダ…!!司…ッ」

うわ言のような
私の声も司の耳には
届いていないようだ


司が海パンを
ずり下げた瞬間
私は力いっぱい
抵抗した。


「辞めて!!ヤダ!!
司!!助けてッ…!!」

⏰:07/03/14 01:07 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#360 [まきやま]
  
荒い息を吐きながら
私の上で腰を振る司


私の口には司の両手


もう何も発せない。


眉間にしわをよせ
司は小さく声を漏らす


涙は枯れて
早く終わって…
早く終わって…

そう心に呟いてた。

⏰:07/03/14 01:10 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#361 [まきやま]
   
  ……裕也……


席が隣になる前から
未来の事好きだった


未来の事
毎日目で追ってた


だから確信したんだ


未来の好きな人を。


身近過ぎんだろ
勝ち目無さ過ぎる

⏰:07/03/14 01:14 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#362 [まきやま]
  
だからせめて
力になってあげたくて…

泣いてる未来は
見たくねぇから。

みぃが綺麗な茶色
って言ってくれたからこの目好きになれたんだ


だから少し
キューピットを
やってあげよって
思ったんだ。

⏰:07/03/14 01:17 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#363 [まきやま]
  
水泳大会
スタートの直前。

2人で歩いてる時

「俺優勝したら
未来に告るよ。」

あの時の動揺した
司の顔写メ撮りたかったな


「無理だよ。
あいつの好きな人は
俺の兄貴だもん。」

「カンケイナイ。
好きと憧れは違う」


俺的に焦ってほしかった
司とみぃは両想い。
どちらかが
手を差しのべれば
全て上手くいくよ?

⏰:07/03/14 01:21 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#364 [まきやま]
  
あの事件が起きた時

俺のせいって確信した
司に余計な事を
言ってしまった。

不器用な司の焦りが
こんな形で表れて
しまったんだ。

未来の身体に傷を
直接付けた訳じゃ
無いけど。


間接的に俺は
傷つけた。

⏰:07/03/14 01:24 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#365 [まきやま]
  
中学を卒業して
大阪の野球の名門高
にスカウトされた。

それからあの島には
帰って無い。

あれから3年経った

俺にも愛する
彼女が出来た。

2人はどうなった?

成人式には帰るから
上手くいってて
くれよ?

⏰:07/03/14 01:27 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#366 [快]
ずっと呼んでます。


もぅハラハラドキドキ…

続き楽しみにしてます!!頑張って下さい◎

⏰:07/03/14 19:21 📱:D902i 🆔:7hoPaqI6


#367 [まきやま]
快さん☆
ありがとう!!
誰も読んでくれて
無いかと…m
嬉しいですx

⏰:07/03/15 00:20 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#368 [まきやま]
  
ドクドクッと
凄い勢いで
何かが入ってきた。


司は離れた。


乱れた呼吸。


海の潮風。


黒い海。


司は何も言わない。


もちろん私も
何も言わない。

⏰:07/03/15 00:24 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#369 [まきやま]
  
横たわる私を
起こそうと
司が近寄る。


怖いっ…--


「ヤダ!!ヤダ!!」

私は残った力を
振り絞って
司の手を弾いた。


司はうつ向いて
座りこんだ。

⏰:07/03/15 00:26 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#370 [まきやま]
  
「血がっ……」

司はTシャツを脱ぎ
私のスカートを
拭きはじめた。


ジンジンする。
まだ入ってる気がする

痛くて動けない。

⏰:07/03/15 00:29 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#371 [まきやま]
  
「…したかったの?」

自然と声が震える。


「えっ?」

司は振り向く。


「これが…
したかったの?」


涙で司の顔が見えない

司は今どんな顔で
私を見てるの…?

⏰:07/03/15 00:31 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#372 [まきやま]
  
「っ…そーだよ。」


司の声も震える。


そんな事言われたら


何も言い返せないよ


「イタっ…」

起き上がった私を
司が見てる。

⏰:07/03/15 00:36 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#373 [まきやま]
  
頬をさすり、
散らばった下着と
タンクトップを
身につける。


痛くて動きずらい。
こんなに痛いんだ。


頬腫れてるな…--


私はよろめきながら
立ち上がった。


「みぃっ…?」

司が見てる。

⏰:07/03/15 00:38 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#374 [まきやま]
  
私は返事をしなかった

叔母さんが帰る前に
お風呂に入らなきゃ


バレないように…


歩き出す私を
司は止めなかった。


泣き過ぎたかな?


頭がボーっとする。

ジンジンする。
違和感が
気持悪かった。

⏰:07/03/15 00:41 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#375 [まきやま]
  
それから私は
風邪を引いた。
と嘘をついて
部屋に閉じこもった


気分は全然優れない
違和感も消えない


眉間にしわを寄せて
声を漏らす司…。


記憶が鮮明過ぎて


たまに震えが
止まらなかった。


気持ち悪い。
身体がダルい。

⏰:07/03/15 00:43 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#376 [まきやま]
  
あの事件から
1ヶ月…いや2ヶ月?


もう日にち感覚
なんて私には無い。


あの日から身体の
ダルさは消えなくて


司がたまに
お見舞いに来たけど
会わなかった。


どんな顔して
会えば良いのよ…--

⏰:07/03/15 01:02 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#377 [まきやま]
  
「みぃーご飯は?」

扉ごしに叔母さんの声

「…いらなーい。」


ベットに横になり
天井を見上げる。


「お粥作ったけど…」

はぁ…とため息をつき
私は重い身体を
起き上げて
扉に向かった。


最近タメ息よく出るな…

⏰:07/03/15 01:06 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#378 [まきやま]
  
ガチャっ…

「何も食べ無いのは
もっと良くないわ」


卵粥の香りが
ふわんと鼻につく。

「んっ……!!!」

口を押さえて
叔母さんを押し退ける

「みいっ!!!」

乱暴にトイレの
扉を閉めた。

⏰:07/03/15 01:09 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#379 [まきやま]
  
「ハァッ…ォエッ……」


最近体調が優れない


食べ物を受け付け無い

卵の匂い。
大好きなチョコ。
油っこい料理。
お肉の匂い。


そういえば…
生理…今月まだだ。


先月…きてない。

⏰:07/03/15 01:12 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#380 [まきやま]
  
先月…。


8月…。


-優勝したら何でも
するっつったじゃん-


「…まさかねっ」

だって1回じゃん。


…1回だったかな?


何回もドクドクって
中に入ったっけ…?

⏰:07/03/15 01:14 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#381 [まきやま]
  
「ちょっとみぃ…」

トイレの扉を開けて
背中をさする。


「へーきっ…」

「私も卵の匂い…
駄目だったのよ。
……妊娠した時」


未来の顔が固まる。

⏰:07/03/15 01:18 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#382 [まきやま]
  
「高校ん時にね。
…駄目だったけど」


動揺を隠せない。

涙で出そうだよ。

司の顔が浮かぶ。


「みぃ…あんた…」


「妊娠な訳無いよ」

⏰:07/03/15 01:19 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#383 [まきやま]
  
「じゃあどうして
泣いてるのかな…?」

知らない間に
涙が溢れる。


ギュッと
抱きしめられた。

「司…?」


私は返事をしない。

⏰:07/03/15 01:21 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#384 [まきやま]
  
「…明日市内の
産婦人科に行こう」

優しく髪を撫でる。

私は首を横に振る。

「ヤダっ…
妊娠なんかして--」


「未来っ!!!!!!」

ビクッと体が震える

叔母さんは
いつになく本気だった

⏰:07/03/15 01:23 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#385 [まきやま]
  
「司には言わない」


叔母さんは全て
分かってたみたい


私は頷いた。


神様お願い…


妊娠なんて
してないで下さい。


毎日店のお手伝い
ちゃんとします。


もう悪口言いません


嘘もつかないから…


お願い。

⏰:07/03/15 01:25 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#386 [まきやま]
   
「今月で3ヶ月です。」

こちらを向いて微笑む 眼鏡をかけた
優しそうな先生。


「そうですか…」
叔母さんは言う。


私は震える声で

「本当ですか?」

と聞いた。


先生は頷く。

「生理が始まった体は もう大人なのよ?」

⏰:07/03/15 01:29 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#387 [まきやま]
  
「まだ15なんです」

叔母さんの言葉に
先生の顔が変わる。


「中絶するかしないか パートナーとよく
話し合って下さい。」

パートナー…。


司と…?


あんな風に
無理矢理されて
出来た子供について
話し合えってゆうの?

⏰:07/03/15 01:33 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#388 [まきやま]
  
家に戻った私達に
言葉なんか無かった


「…司呼ぶわよ?」

叔母さんが立ち上がる

「嫌!!叔母さん!!」

私は叫んで叔母さんに すがりついた。

「子供は1人じゃ
出来ないのよっ?
司にだって責任--」


「司は悪くない!!
司は関係無いっ!!!」

⏰:07/03/15 01:36 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#389 [まきやま]
  
「呼ばないでっ…
言わないでぇっ…」


叔母さんは
座りなおした。

「…産むの?」


涙を拭いて
叔母さんを見る。


「1人で育てるの?
全て捨てれるの?
司にももう会わない?」




私は首を縱には
振れなかった。

⏰:07/03/15 01:39 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#390 [まきやま]
  
翌日
司をうちに呼んだ。


気まづそうに
正座をする司。


私の事を見ない。
私も司を見れない。


「司…あなたも男
だから分かるよね?」

司は何がなんだか
分からず首を傾げる

⏰:07/03/15 01:41 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#391 [まきやま]
  
叔母さんは続ける。

「未来のお腹にね?
赤ちゃんが…いるの」


司は目を見開いた。


「…3ヶ月目」


「未来から直接
貴方の子とは
聞いて無いんだけど」

叔母さんは続ける


「貴方の子よね?」

⏰:07/03/15 01:44 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#392 [まきやま]
  
司…なんて言うの?


司が認めたら
私…この子産むよ?


司…お願い…。


「…俺の子じゃない」

司の声がうわずる。


未来は言葉を失なった

⏰:07/03/15 01:47 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#393 [まきやま]
  
私馬鹿みたい。


司は私の事好き
なんて言って無い。


ただしたかっただけ


そんな気分で
出来た子供なんて


いらないよね…。


「…分かった。」


叔母さんは
寂しそうに呟いた。

⏰:07/03/15 01:49 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#394 [まきやま]
  
「じゃあっ…」

司は立ち上がる。

私たちは呼び止める
ことはしなかった。


気まづい雰囲気…


私は部屋に駆け込んだ。

⏰:07/03/15 12:17 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#395 [まきやま]
  
部屋の扉を閉め
へなへなと
しゃがみこんだ。


-俺の子じゃない-


たった1回の行為。


私たちこれから
どうなるのかな…?


司はきっと
会ってくれないね。

⏰:07/03/15 12:21 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#396 [まきやま]
  

気付いたら電話をかけていた。


「もしもし?お前
学校来な過ぎー…」


優しい声が
私の心を埋め尽す。


「ゆうっ…やあー」

涙が自然と流れる。

⏰:07/03/15 12:24 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#397 [まきやま]
   
裕也は直ぐに家に
来てくれた。


全て話した。


裕也の顔は何故だか
申し訳無さそうな、
まるで自分がした事
のように真剣に話し
を聞いてくれた。


裕也は諒ニィに似てる


安心するよ…。

⏰:07/03/15 12:27 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#398 [まきやま]
  
「それで…どうするつもりなの?」


裕也の顔に笑いは
無かった。


「こんな言い方…
あれだけどさっ…」


裕也は気まづそうに
自分の髪を触る。


「理由はどうであれ
司との子だからさっ
産みたくないの…?」

⏰:07/03/15 12:32 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#399 [まきやま]
  
「…駄目だよ。」

寂しく微笑む。

「私中学生だよ?」

「でもさっ…--」


「私が産んだら…
司一生苦しむよ。」


裕也は何も
言わなかった。

⏰:07/03/15 12:35 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#400 [まきやま]
……--

瑠美は俺の手を握り

未来は涙を流してる


おいおい…
そんな重要な事
何で隠してたんだよ


「親父とか…その事
知らないの…?」


未来は首を横に振る

「言って無い…」

⏰:07/03/15 12:38 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


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