゜*消せない・゜
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#201 [xまきケたまx]
小さく未来と瑠美の
姿が見える。
見えたわけね。
「あぁ…うん。」
諒は視線を外す。
「てめっ……!!!」
「そうゆうのうざっ」
「みぃと何があった」
司は言葉を失う。
:07/02/27 01:46
:W42SA
:0zhpjz5.
#202 [xまきケたまx]
司は何も言わない。
諒は呆れたように笑う
「みぃも司も……
変わったんだな。」
諒は先を歩く。
「俺が勝手に
言って良い事じゃない」
「ぢゃあ来い。」
諒は司を見る。
:07/02/27 01:49
:W42SA
:0zhpjz5.
#203 [xまきケたまx]
「あっ…」
瑠美と未来の顔が
驚きに変わる。
「こいつが市内まで
連れてってくれる」
諒は司を見た。
司は何も言わず
船に乗り込む。
「乗って…?」
諒は優しく未来に言う
未来はうつ向いて
船に座り込んだ。
:07/02/27 01:51
:W42SA
:0zhpjz5.
#204 [xまきケたまx]
着くまでの2時間。
誰も言葉を発しなかった
瑠美も未来も司も…
何があったんだよ。
皆何でそんな顔して
うつ向いてんだよ。
隠すような事なのか?
「着いた。」
司はぶっからぼうに
呟いた。
:07/02/27 01:53
:W42SA
:0zhpjz5.
#205 [xまきケたまx]
未来は船から降りた
瞬間しゃがみこんだ
「気持悪いー…」
瑠美は背中をさする
「船酔い?大丈夫?」
「涼しい所に。
司ありがとな。
あと……」
諒は下を向く。
「平気だから。
それよりも…」
司は未来を指差す
:07/02/27 01:56
:W42SA
:0zhpjz5.
#206 [xまきケたまx]
とりあえず
近くのファーストフード店に
「未来大丈夫か?」
諒が不安そうに見る
「うん…平気っ!!」
瑠美は口を聞かない
「どこ行きたい?」
「んー…
洋服屋とかっ!!」
未来は笑顔で
諒に言った。
:07/02/27 01:59
:W42SA
:0zhpjz5.
#207 [xまきケたまx]
「…だよ。」
瑠美が口を開く。
瑠美は諒を睨む。
「無神経だよ。諒」
諒は何も言えなかった
「みぃと司との事
何も知らないのに…」
その言い方に
胸がちくりと痛む。
:07/02/27 02:01
:W42SA
:0zhpjz5.
#208 [xまきケたまx]
「無理矢理…ヒドイと
思わなかったの?」
「みぃが傷つくよ…
もちろん司も……」
「平気っ!!!」
みぃが遮る。
「話さなかった私が
悪いんだもんねっ…」
未来は諒を見つめる。
「知りたかったんでしょ?前々からずっと」
諒は頷いた。
:07/02/27 02:04
:W42SA
:0zhpjz5.
#209 [xまきケたまx]
「ずっと黙ってて
ごめんなさい…」
「お願いがあるの」
諒は首を傾げる。
「司を嫌いに…
ならないでね?
怒らないでね?」
「…うん。」
諒は頷いた。
瑠美が未来を見る
未来は少し間をおき
話し始めた。
:07/02/27 02:06
:W42SA
:0zhpjz5.
#210 [xまきケたまx]
誰か見て
くれてますかね…m
書きまあすyI
:07/02/28 00:44
:W42SA
:Hn9KicMk
#211 [xまきケたまx]
「ちょっとたんま!!」
諒は未来の顔に
手を当てる。
「ここじゃ…ね?
ホテル帰った時に
話してくれれば
良いからさ?」
諒は未来を見た。
「…ありがとう」
未来はゆっくり頷いた
:07/02/28 00:46
:W42SA
:Hn9KicMk
#212 [xまきケたまx]
ファーストフード店を出て
未来の行きたがった
洋服屋に足を運ぶ
「可愛いー…」
未来の顔はほころび
目をキョロキョロさせて
いろいろな洋服を
手に取ってみる。
「東京の代官山って
所にね?この店の直営店があるんだよ。
ここよりもっと
品数があるんだ。」
:07/02/28 00:50
:W42SA
:Hn9KicMk
#213 [xまきケたまx]
「そうなんだっ!!
私ここでも満足
だけどねっ。」
未来はスカートを
手に取って会計に
走って行った。
「良かった…
喜んでくれたね。」
諒は瑠美を見る。
「……うん。」
瑠美は笑って諒を見る。
ペアリング…
未来が言ってたのを
思い出した。
:07/02/28 00:53
:W42SA
:Hn9KicMk
#214 [xまきケたまx]
「指輪…欲しい?」
「へっ??」
瑠美は驚いている。
「せっかく来たし…
買っときますか?」
瑠美の顔は真っ赤。
それを見て未来は
諒にブイサイン。
ただ…
俺と瑠美は服の
趣味が違うんだよね
:07/02/28 00:56
:W42SA
:Hn9KicMk
#215 [xまきケたまx]
俺は
モノトーンが好き
瑠美は違って
原色のTシャツに
ショートパンツとか。
「指輪シルバーが良いな」
「えー??ゴールド!!」
早速意見割れたし…
それを見て未来は
クスクス笑ってる。
何か…今俺幸せ。
:07/02/28 01:01
:W42SA
:Hn9KicMk
#216 [xまきケたまx]
「これなんかどう?」
未来が指差す指輪は
黒い指輪だった。
「可愛いー!!個性的」
瑠美は頷いて
諒を見上げる。
「確かにかっけー!
あれにすっか!!」
店員を呼んで
名前を彫ってもらった
RUMI.RYO.
指輪には
foever Love
と彫ってあった。
:07/02/28 01:08
:W42SA
:Hn9KicMk
#217 [xまきケたまx]
小さい紙袋を
くるくる回しながら
瑠美ははしゃいでた
こんなに喜んで
もらえるなんて…
良い事したな俺!笑)
「もうすぐご飯だし
ホテル戻ろっか…?」
諒は内心ドキドキ
していた。
ホテルに戻ったら
全てを聞ける。
どんな事があったのか
分かる。
:07/02/28 01:10
:W42SA
:Hn9KicMk
#218 [xまきケたまx]
ホテルは安い割には
結構綺麗で
設備も良かった。
お風呂上がりの
熱った顔の未来が
ベッドにダイブする
「気持ちかったー」
ショートパンツから除く
未来の足。
「お前また痩せた?
細い足しやがって。
瑠美を見習えっ!!」
ゴツンッ!!
ペットボトルが
頭に急降下。
:07/02/28 01:13
:W42SA
:Hn9KicMk
#219 [xまきケたまx]
「悪かったわね!!
豚足で!!!」
風呂上がりの瑠美が
諒を睨む。
「久しぶりに見た
お前のスッピン…」
諒は顔を近付ける
「……何よっ?」
「…化けてんなあ」
ゴツン!!!
今度は拳が
顔面ヒット…。
未来はケラケラ
笑っている。
:07/02/28 01:16
:W42SA
:Hn9KicMk
#220 [xまきケたまx]
「諒ニィ…?
約束…覚えてるよね?」
未来は髪を耳にかける
諒は頷く。
「ずっと黙ってて
ごめんなさい…
今日…全部話すから」
未来はうつ向く。
「ゆっくりで良いからな…。」
諒は向かい合うよう
座りなおした。
:07/02/28 01:21
:W42SA
:Hn9KicMk
#221 [xまきケたまx]
ベッドに三角形の
形になって座る3人
「何があったんだ?
司と…」
未来は思い出すよう
目をつむった。
:07/02/28 01:22
:W42SA
:Hn9KicMk
#222 [xまきケたまx]
どこから話せば…
混乱しないかな…?
諒ニィが居なくなって
私ね?本当寂しくて
毎日泣いてたんだ…
…未来*11歳
「諒ニィ元気かな…」
未来はポツリと
呟いていた。
「元気だろ。
良いなー東京っ!!」
ゴロンと寝転がり
司は言った。
:07/02/28 01:27
:W42SA
:Hn9KicMk
#223 [xまきケたまx]
私の中での諒ニィは
いつも輝いてた。
勉強もできて
優しくて
運動もできて
本当に憧れの人。
小さい頃は
「諒ニィのお嫁さん」
が私の夢だったんだ
:07/02/28 01:31
:W42SA
:Hn9KicMk
#224 [xまきケたまx]
成人式の日。
諒ニィはすんごく
カッコよくなって
帰って来たよね?
髪の毛も伸ばして
洋服もお洒落で…
でも優しいのは
全然変わってなくて
憧れは消せなくて
「諒ニィ大好きー!!」
っていつも司に
溢してたっけ。
:07/02/28 01:33
:W42SA
:Hn9KicMk
#225 [xまきケたまx]
…未来*14歳
中学2年になっても
登下校は毎日
司と一緒だった。
私はテニス部。
司は音楽同好会?
とかゆうの作って
毎日変な歌歌って
先生に怒られてた。
「先生はロック
ってゆうのを分かって無いんだよなー…」
これが司の口癖。
:07/02/28 01:37
:W42SA
:Hn9KicMk
#226 [xまきケたまx]
私の友達で
司の事が好きな子は
結構いたんだよ?
確かに顔は
おばさん譲りで
綺麗だもんね。
でも頭悪いし
ムスっとしてるし
全然笑わないし
すぐ殴るし…
私以外の女の子と
全く話さないし…
:07/02/28 01:40
:W42SA
:Hn9KicMk
#227 [xまきケたまx]
「私司君が好きなの
みぃ!協力して?」
部活仲間の悦子に
そう言われた時
胸がざわざわした。
モヤモヤした。
嫌だ嫌だ嫌だ。
司は私のだもん
取らないでよ。
そう思った。
この時やっと実感したの
憧れと好きは違う。
:07/02/28 01:43
:W42SA
:Hn9KicMk
#228 [xまきケたまx]
「司くんカッコイイ」
「みぃは良いなあ
司君と仲良しで…」
「私も仲良く
なりたいんだけど」
そんな言葉を聞く度
苛々して
モヤモヤした。
…文化祭の前夜祭…
:07/02/28 01:45
:W42SA
:Hn9KicMk
#229 [xまきケたまx]
東京から引越して来た美雪って子が
司にベッタリだった。
離れてよ。
司も嫌がりなさいよ
内心焦ってたかも
美雪可愛いかったし
「玉城君!!
一緒に帰ろうよ?」
司…断るよね?
私と帰るんだよね?
:07/02/28 01:50
:W42SA
:Hn9KicMk
#230 [xまきケたまx]
「別に良いけど…
みぃも一緒にね?」
その時冷たい水を頭
から被ったみたいに
体が震えた。
「未来まだ出し物の
やるみたいだよ?」
美雪は未来を見た
私のクラスは展示で
少し時間がかかった
「まだ終わらないの?トロいなみぃのクラス」
司は笑って
近付いて来た。
その言葉に
私はカチンときた。
:07/02/28 01:54
:W42SA
:Hn9KicMk
#231 [xまきケたまx]
「来ないで…
邪魔になるッ…」
何で断って
くれないのよ。
「邪魔だから
美雪と帰ってて…」
みぃと帰るからって
何で言わないのよ
いや、待ってるから
って言ってよ…
「意味分かんねッ
馬鹿みたい。帰ろ?」
司は未来を睨んで
教室を出た。
:07/02/28 01:58
:W42SA
:Hn9KicMk
#232 [xまきケたまx]
2人で帰っちゃった
私の事なんて
何とも思って無いんだ
馬鹿みたいだな私…
諒ニィが好きって
司に言い続けてた自分
憧れと好きを
区別するのが
遅かったんだ…
そう思ったら
涙が溢れちゃって
たくさん泣いた。
:07/02/28 02:02
:W42SA
:Hn9KicMk
#233 [xまきケたまx]
泣き疲れたのか
教室で作業して
体を冷やしたからか
私は熱を出した。
しかも文化祭当日…
でもいっか…
司が美雪と
イチャイチャしてるの 見たくないもん
未来は布団にもぐり
涙を流した。
:07/02/28 02:04
:W42SA
:Hn9KicMk
#234 [xまきケたまx]
「おい!!みぃ!!」
部屋の扉が荒々しく
開かれた。
未来は驚いて
目を丸くする。
「熱出すなんて…
お前馬鹿だなー」
そう言って
プリンとお茶とお菓子 をテーブルに広げた
「何で…?」
声が震えた。
「…昨日一緒に
帰んなかったお詫び」
司は照れているのか
こっちを向かない。
:07/02/28 02:08
:W42SA
:Hn9KicMk
#235 [xまきケたまx]
「文化祭行きなよ
馬鹿ぢゃないの…」
また意地をはる私
本当は嬉しくて
泣きそうなのに。
「文化祭なんて…
来年もあるしな!!
てか今日諒から
雑誌が来たから。」
司の鞄から
2冊雑誌が出て来る
私は司を
試してみる事にした
:07/02/28 02:10
:W42SA
:Hn9KicMk
#236 [xまきケたまx]
「諒ニィに会いたい
会ったら彼女に
してもらおうかな」
私なりの実験。
少しでも嫌な顔を
司がしたら脈あり。
しなかったら
諦めようって……
司の動きが止まる。
「告白すんの?」
司が聞き返す。
:07/02/28 02:13
:W42SA
:Hn9KicMk
#237 [xまきケたまx]
「…うん。」
司はお菓子を広げ
「へぇ。まあ…
頑張って下さいよ」
そう言って
テレビを付けた。
嫌な顔どころか
全く興味無い感じ
やっぱりね…
私たちは幼なじみ。
結ばれる訳無いんだ
この想いは
ずーっと心に
しまっておこう……
:07/02/28 02:16
:W42SA
:Hn9KicMk
#238 [xまきケたまx]
私は気持ちを
押し殺し始めた。
司と私は…
ただの幼なじみ。
それだけなの。
それ以上には
発展しないの…
:07/02/28 02:19
:W42SA
:Hn9KicMk
#239 [xまきケたまx]
未来*15歳
受験生の私たちは
司の部屋でお勉強
「だから!!そこは
xぢゃないって!!」
司は鉛筆を投げて
「あー!!分かんね!
休憩入りまあす。」
司はゴロンと寝る。
「んもー…
美容師になるなら
勉強!!勉強!!」
未来は司の顔を
覗き込んだ。
「…てか顔ちけぇ!!
やめれっ!!」
司は起き上がった。
:07/02/28 02:25
:W42SA
:Hn9KicMk
#240 [ゅぃ]
見てるよぉ、まっきー(●V∪V●)心配ナシです☆
あ〜なんかやっとみぃちゃんと司くんの過去が聞ける★瑠美ちゃんカワイイね、よかったねペアリング(*^^*)続き楽しみにしてます(бω<)
:07/02/28 02:57
:P902iS
:uZf7Fvg2
#241 [xまきケたまx]
ゆいちャあンx
ありがとおI
安心だわケx
今日の夜に
たくさン更新します
:07/03/01 15:59
:W42SA
:skmBH2OY
#242 [xまきケたまx]
「何照れてんのよっ
ほら勉強勉強ー!!」
未来は割りと
勉強はできる方だった
めっきり駄目なのは
この男……。
歌は上手いし
運動神経は良いのに
「分かんないよー」
困った顔で頭を抱え
未来を上目で見る。
未来の心は
ざわついて仕方ない
:07/03/01 23:46
:W42SA
:skmBH2OY
#243 [xまきケたまx]
「ちょっと昼寝〜」
そう言って
司はベットに寝転んだ
「…はいはい。」
溜め息をついて
自分の宿題を始めた
司の鼻歌と
さざ波が響き渡る
この空間が恋人同士
みたいで大好きだった
:07/03/01 23:50
:W42SA
:skmBH2OY
#244 [xまきケたまx]
しばらくすると
鼻歌が消えたのに
気付いた。
「…司?」
ベットに近寄る
「…寝てるの?」
司の頬につんつんと
指を差してみる。
「んー…みぃー…」
:07/03/01 23:53
:W42SA
:skmBH2OY
#245 [xまきケたまx]
「何だ…起きてるの」
「…みぃー……」
司はゴロンと横になる
「寝言…爆睡…?」
未来はクスッと
微笑みながら
司を見つめていた。
「可愛いな…司は」
未来は金色に光る
司の髪の毛を触る
:07/03/01 23:56
:W42SA
:skmBH2OY
#246 [xまきケたまx]
「大好き……」
そんな言葉を寝てる
司じゃなくて
いつか面と向かって
言える日が来る…?
未来は司の寝顔を
見ながら眠りについた
:07/03/01 23:59
:W42SA
:skmBH2OY
#247 [xまきケたまx]
「みぃ!!…みい!!」
肩を物凄い勢いで
揺さぶられる。
「………んー?」
目をこすると
目の前には司がいた
「髪ハネてるよ…?」
未来は笑いながら
チラリと窓を見た。
眩しいー…
今日は暑いな……
ん?眩しい…?
:07/03/02 00:03
:W42SA
:UvdiIEJI
#248 [xまきケたまx]
「今何時っ??!!」
目覚まし時計を見る
「……えぇー!!!」
未来は頭を抱えて
司の顔を見た。
「いいともが…
終わっちゃったな!!」
気まずそうに笑う。
私たちはテスト初日に
おサボりをして
しまいました…。
:07/03/02 00:06
:W42SA
:UvdiIEJI
#249 [xまきケたまx]
おばさん達は店で
働いてたから
起こし忘れたらしい
司のお母さんも
どーせみぃちゃんの
おうちでしょ?って
気にも止めなかった
みたい……
久しぶりに
お泊まりしちゃった
でも全然嬉しく無い!!
:07/03/02 00:08
:W42SA
:UvdiIEJI
#250 [xまきケたまx]
「どうしよぉ…」
半ベソの私を見て
戸惑う司。
司は何も言わず
自分の家へ入った
え…?
「司…?」
未来は玄関から
覗き込む。
:07/03/02 00:12
:W42SA
:UvdiIEJI
#251 [xまきケたまx]
「…行くぞっ!!」
そこには諒ニィからの
お下がりの自転車。
「どこに?」
「いいからっ!!」
剣幕に押されて
後ろに乗り込む私。
司の腰に手を回す。
司…いつの間に
筋肉ついたの…?
:07/03/02 00:14
:W42SA
:UvdiIEJI
#252 [xまきケたまx]
昔はプニプニしてて
よくお腹つまんで
怒らせてたのに…
そんな事を思った。
「どこ行くのよ?」
「忘れたの?この道」
緩やかな坂を上がり
司の息は荒くなった
:07/03/02 00:17
:W42SA
:UvdiIEJI
#253 [xまきケたまx]
森への一本道……
この道は危ないから
入っちゃ駄目って
昔から言われてた…
「あっ!!!!」
未来は思い出したように 大声を上げる。
司はスピードを落とし 静かに止まった。
「3人の秘密基地」
司はにっこり
微笑んだ。
:07/03/02 00:21
:W42SA
:UvdiIEJI
#254 [ゅぃ]
昔のみぃちゃんと司くんカワイイ関係だぁ(*^^*)
どぉなっちゃうんだろΣ(-д-;)ドキドキ
:07/03/02 21:35
:P902iS
:J4TCH5AM
#255 [xまきケたまx]
ゆいちゃンIx
ありがとうyx
まだ可愛いでしょ?
それが…ねI笑
:07/03/03 02:04
:W42SA
:l4Cj2DyE
#256 [xまきケたまx]
諒ニィが18の時に
この島から
居なくなる前…。
私たちはここに来た
「悩みができたら
ここに来ること」
そう約束したの。
司が私の手を取る
緩やかな坂を上がる
:07/03/03 02:10
:W42SA
:l4Cj2DyE
#257 [xまきケたまx]
人が入って来ないから道なんて無くて…
うまく歩けない
薄暗くて…涼しくて
よく諒ニィに
しがみついてたな…
ガサガサッ…
「きゃあッ…!!」
司の腕にしがみつく
:07/03/03 02:13
:W42SA
:l4Cj2DyE
#258 [xまきケたまx]
「な…何?」
司は立ち止まった。
「ガサガサッて…」
司は辺りを見回す。
「風じゃない?
チキンだな〜みぃ」
司は鼻で笑いながら
先を歩く。
私は司の腕に
しがみついて離れ
なかった。
:07/03/03 02:15
:W42SA
:l4Cj2DyE
#259 [xまきケたまx]
森も深まってきて
坂もキツクなった。
「もうちょいっ!!」
汗を拭い歩く。
茂みをくぐると
辺り一面わ海だらけ
「わあーっ…」
未来は言葉を失う。
:07/03/03 02:18
:W42SA
:l4Cj2DyE
#260 [xまきケたまx]
昔ここは
岬だったみたいで
辺り一面の海が
太陽の光に反射して
綺麗に見渡せるの。
「超綺麗……」
私は座り込んで
うっとりしている。
「悩みッて訳じゃ
無いけど…みぃ泣き
そうだったからさ…」
照れ臭さそうに笑い
隣に座る司。
:07/03/03 02:21
:W42SA
:l4Cj2DyE
#261 [xまきケたまx]
チラリと司を見た。
「あ…」
「?」
司は首を傾げる。
「腕…ごめんっ!!」
司の片腕には
赤い爪の痕があった
私が怖くて
力いっぱい司の腕
掴んだから……
「ごめんね…」
:07/03/03 02:24
:W42SA
:l4Cj2DyE
#262 [xまきケたまx]
「痛くないから!!」
慌てて未来を見る
「とにかく!
久々ここに来たし、
諒の事思い出せた?
頑張れるだろ?」
司は未来の髪を
優しく撫でた。
その言葉にまた
胸がちくちくして
喉が熱くなった。
「…ありがとう」
それしか言えなかった
:07/03/03 02:27
:W42SA
:l4Cj2DyE
#263 [xまきケたまx]
諒ニィじゃないよ
司とここに来たから
また頑張れるんだよ
出かけた言葉を
必死に飲み込む。
「…もうすぐ
水泳大会だねっ」
未来は笑って言う
「そうだな!!
楽しみー…。」
司は海を見て笑う
「優勝すっから!!」
司ははにかむ。
「本当〜?怪しい」
未来は司を見た。
:07/03/03 02:31
:W42SA
:l4Cj2DyE
#264 [xまきケたまx]
「んだそれっ!!
諒だってできた事が
俺にできない訳ねぇ」
「諒ニィ凄かったよね
優勝しちゃってさ〜
司運動部じゃないから怪しいな…」
「じゃあさ!!
俺が優勝したら…
何かしてくれる?」
司はにやりと微笑む
未来は立ち上がる。
:07/03/03 02:34
:W42SA
:l4Cj2DyE
#265 [xまきケたまx]
「何それー…」
「マジで!!
何でもしてな?」
司の目は真剣だった
「…良いよ?
司には無理だよっ」
舌を出して
伸びをした。
「約束なっ!!
後で後悔すんなよ?」
司も立ち上がって
海を見下ろした。
2人は手を繋いで
茂みをくぐった。
:07/03/03 02:36
:W42SA
:l4Cj2DyE
#266 [xまきケたまx]
当たり前のように
手を繋げる。
当たり前のように
笑い合える。
隣を歩いている。
ただそれだけで
幸せなの。
絶対離れたくないの
:07/03/04 02:18
:W42SA
:erVoKZQ6
#267 [xまきケたまx]
…翌日…
欠伸をしながら
司といつものように
学校へ。
下駄箱に友達がいて
笑いあってる。
「おはよーっ」
背中をポンと叩く。
「みぃ!昨日どした?
来なかったね〜?」
:07/03/04 02:20
:W42SA
:erVoKZQ6
#268 [xまきケたまx]
「寝坊した!!
馬鹿でしょ〜?」
司は私から手を離し
スタスタ先を行く。
「玉城君…今日も
機嫌悪そー…」
「…朝だから?」
未来は苦笑いで
司を見た。
:07/03/04 02:23
:W42SA
:erVoKZQ6
#269 [xまきケたまx]
司と少し距離を置き
友達と話しながら
教室に入った。
ガラッ…--
男の子達の笑い声
女の子のキツイ視線
「みぃっ…」
友達が指差す。
:07/03/04 02:25
:W42SA
:erVoKZQ6
#270 [xまきケたまx]
黒板に大きく書かれた相合い傘。
「玉城 司」
「立川 未来」
「熱愛発覚」
「初体験は茂みの中」
ピンクのチョークで
ハートがたくさん
書かれていた。
:07/03/04 02:29
:W42SA
:erVoKZQ6
#271 [xまきケたまx]
「見たんだよ俺!
こいつらが手繋いで
あの森に入ってくの」
クラスの男子が言う
「ちょっとしてから
出て来たよなー!!」
……
「ここは入っちゃ
駄目な所だから
誰にも言っちゃ
駄目だからな…?」
諒ニィの言葉が
頭をかすめる。
:07/03/04 02:32
:W42SA
:erVoKZQ6
#272 [xまきケたまx]
「お前等幼なじみで
そうゆう事かよー」
「どうだった?
気持ち良かった?」
クラスの男の子が
未来をヤジる。
未来は下を向く。
言っちゃ駄目…
言っちゃ駄目…
そう言い聞かせた。
:07/03/04 02:34
:W42SA
:erVoKZQ6
#273 [xまきケたまx]
「玉城もさ、
何か言ったら?
感想をっ!!」
クラスの女の子が
クスクス笑ってる
言っちゃうの…?
本当のこと……
司を見つめる事は
怖くてできない。
司はバンッと
机をけとばした。
:07/03/04 02:36
:W42SA
:erVoKZQ6
#274 [xまきケたまx]
「…お前等さ?
何か勘違いしてね?」
司は微笑みながら
黒板に近寄る。
黒板の文字たちを
ゆっくり消していく
司は口を開いた。
その言葉に包まれた
司の優しさに…
今なら気付けるのに
:07/03/04 02:40
:W42SA
:erVoKZQ6
#275 [xまきケたまx]
「馬鹿じゃねぇの?
俺とみぃができてる? 幼なじみとそんなのする訳ねぇだろ?
第1…こんな奴の裸
興奮しねぇしっ!!
俺が好きなのは
もっと大人な女だから」
:07/03/04 02:43
:W42SA
:erVoKZQ6
#276 [xまきケたまx]
「じゃあ何で森に?」
「何となく。気分」
「へぇ〜…」
「てか初めてするならもっと良い女とするから!!馬鹿にすんなよ」
司は笑って
クラスの男の子に言った
:07/03/04 02:46
:W42SA
:erVoKZQ6
#277 [xまきケたまx]
ここで泣いたら…
私の気持ちバレる!!
「…そうだよ〜!!
しかも私好きな人
他にいるからねっ」
クラスがざわめく。
誰ー?
マジかよっ!?
が辺りに響く。
:07/03/04 02:48
:W42SA
:erVoKZQ6
#278 [ゅぃ]
あげ☆★☆
頑張ってください(Uω∪`*)
:07/03/04 21:19
:P902iS
:JNn0k8dQ
#279 [ゅぃ]
あげときやす♪
:07/03/06 01:30
:P902iS
:Z9BF5K4Q
#280 [我輩は匿名である]
ぁげx
:07/03/06 16:55
:W31K
:mVNIqoPk
#281 [ケまきxたまケ]
ゆいちゃん
いつもありがとI!!
匿名さん
ありがとうx
:07/03/07 17:14
:W42SA
:loqx030E
#282 [ケまきxたまケ]
司が焦った顔で
私を見つめる。
「誰なの?」
クラスで飛び交う言葉
「……諒ニィ!!!」
そう言った瞬間
司が目を背けた。
クラスは
わーだのキャーだの
はしゃぎ声が響く。
:07/03/07 17:17
:W42SA
:loqx030E
#283 [ケまきxたまケ]
しょうがないぢゃん
司の1番には
なれないんでしょ?
幼なじみで
終わりなんでしょ?
どうにでもなれ。
「だから弟の司には…
興味無いもん。」
:07/03/07 17:19
:W42SA
:loqx030E
#284 [ケまきxたまケ]
「未来…いつから
好きだったの?」
「言ってくれたら
良かったのにー…」
クラスの友達は
私に近づいてきた。
「な〜んだ!!
つまんねー…」
クラスの男子はそう
言って遊び始めた
「恥ずかしいぢゃん
…好きって言うの」
私は頑張って
笑顔を作った。
:07/03/07 17:22
:W42SA
:loqx030E
#285 [ケまきxたまケ]
朝の事なんて
無かったかのように
放課後にはクラスは
穏やかになっていた。
司とは1日
目を合わして無い。
机でため息を付いた
今日は部活が無い。
いつもだったら
待ってるんだけど…
「…いっか。」
小さく溢し
席を立った。
:07/03/07 17:26
:W42SA
:loqx030E
#286 [ケまきxたまケ]
「みぃっ!!!」
教室を出ると
誰かに叫ばれ
驚いて振り返った。
野球のユニフォームを着たが
人息を整えながら
近づいてくる。
「裕也…?」
クラスメイトの
裕也だった。
:07/03/07 17:29
:W42SA
:loqx030E
#287 [ケまきxたまケ]
裕也とは席が何回か
隣になって仲良しに
なったの。
色素が薄いらしくて
瞳が綺麗な茶色だった
「帰るの?」
未来は頷く。
「司は良いの?」
「今日は良いや。」
未来は微笑む。
:07/03/07 17:32
:W42SA
:loqx030E
#288 [ケまきxたまケ]
「みいってさ…
本当に諒君の事…」
裕也は気まづそうに
帽子のつばを触る
「……。」
未来はうつ向く。
裕也は帽子を
被り直した。
「俺…みぃの事…
好きだったんだ」
茶色い瞳が
未来を見つめる。
:07/03/07 17:36
:W42SA
:loqx030E
#289 [ケまきxたまケ]
「……えっ?」
未来は顔を上げる。
「また言わせる気?
恥ずかしいから
もう言わねーよ!!」
裕也は未来の
両頬をつまむ。
「イタイッイタイっ!!!」
未来は笑いながら
裕也の手を掴む。
「だから、お前が
誰を好きかなんて…
お見通しなの。」
未来の笑い声が
消える。
:07/03/07 17:39
:W42SA
:loqx030E
#290 [ケまきxたまケ]
「兄ちゃんじゃない
…弟だろ?」
裕也は手を離す。
未来の顔は
真っ赤だった。
「意地っぱりだね」
裕也は優しく
帽子を未来に被せた
ポタッ…ポタッ…
未来のローファーに
水が滴る。
:07/03/07 17:42
:W42SA
:loqx030E
#291 [ケまきxたまケ]
「そんなに泣くなら
言わなきゃ良いのに」
「だって…だって!!」
未来は鼻をすする。
「言いたかったのは
それだけなんだ。
相談なら乗るよ?
部活戻るわ…。」
裕也は未来の頭を
ぺんっと叩き
走り去った。
:07/03/07 17:45
:W42SA
:loqx030E
#292 [ケまきxたまケ]
部屋に戻り
鞄から野球帽を
取り出す。
「裕也優しいな…」
未来はベットに
横になった。
「……。」
むくっと起き上がり
廊下の窓を開ける
コンコンッ…
コンコンッ…!!!
:07/03/07 17:47
:W42SA
:loqx030E
#293 [ケまきxたまケ]
ガラガラッ!!!
乱暴に扉が開く。
「…なに?」
うざったそうに睨む
「今日は待たなくて
ごめんね……」
司は髪の毛を触り
「…教室いたの?」
未来は頷く。
「……へぇ。
見に行かなかった」
司はぶっきらぼうに
呟いた。
:07/03/07 17:50
:W42SA
:loqx030E
#294 [ケまきxたまケ]
「そうなんだ…。」
未来は下を向く。
「誰の野球帽?
中学のじゃん。」
司は部屋を指差す。
「え!?あー…うん」
未来は焦って
部屋の扉を閉めた。
「は?…まあいいや
俺寝たいんだけど」
司は欠伸を噛み殺す
「あ…ごめんね…?
また明日の朝ね?」
司は返事をせず
窓を閉めた。
:07/03/07 17:54
:W42SA
:loqx030E
#295 [ケまきxたまケ]
朝…司の姿は無かった
学校に走り
下駄箱を見る。
ボロボロになった
司の靴があった。
「…なんで…?」
未来は階段を駆け登り勢い良く教室に入る
「おはよーみぃ!!
何で走ってんの?」
未来は辺りを見回す
:07/03/07 17:57
:W42SA
:loqx030E
#296 [ケまきxたまケ]
「いやっ…司…」
息が上がり
上手く話せない。
「玉城?音楽室かな」
未来は教室を出て
階段を上がった。
音楽室からは
うるさいぐらいに
ごちゃごちゃした音
が漏れだしている
勢い良く扉を開けた
:07/03/07 17:59
:W42SA
:loqx030E
#297 [ケまきxたまケ]
「司っ!!!!」
そこには
横になっている司
未来は司に歩み寄る
「何で先行ったの?」
未来は怒鳴る。
「みぃ…?」
司は伸びをして
起き上がる。
未来はコンポの電源を
荒々しく切る。
静かになった教室。
:07/03/07 18:02
:W42SA
:loqx030E
#298 [ケまきxたまケ]
「何で先行ったの?」
未来は再度聞いた。
「なんとなく。気分」
司は立ち上がり
歩き出した。
「は?意味分かんない」
未来は司の手を取る
バシッ!!
司は勢い良く
未来の手を弾いた
「うるせぇ!!!
…HR始まるから行こ」
司はポケットに
手を突っ込んで歩く
:07/03/07 18:05
:W42SA
:loqx030E
#299 [ケまきxたまケ]
司は未来の顔を見ず
階段を降りる。
「機嫌悪いね…」
未来は言った。
司は返事をしない。
「何で無視するの!?
意味分かんないよ!」
司の早歩きに
頑張ってついていく
:07/03/08 00:47
:W42SA
:YA0x6H8Y
#300 [ケまきxたまケ]
「司!!!!…ケホッ…」
走ったり
叫んだりしたせいか
胸が少し苦しい。
未来はしゃがみこみ
息を整える。
司はスタスタと
先を歩く。
「司ぁー…。」
小さく呟く。
:07/03/08 00:49
:W42SA
:YA0x6H8Y
#301 [ケまきxたまケ]
図書室の扉に
もたれかかった。
「っ……」
息が上がるのが
分かる。
ガラッ…--
扉が開いた。
「ごめんなさいっ
邪魔ですねっ…-」
未来は扉から離れた
:07/03/08 00:56
:W42SA
:YA0x6H8Y
#302 [ケまきxたまケ]
本を読みながら
出て来た生徒の
チラリと顔を見る。
「裕也っ…!!!」
「っ!?…みい!!
ビックリしたー」
本を閉じて
ニコッと微笑む。
「…どした?
具合悪いの?」
裕也は未来の顔を
じーっと見つめる。
:07/03/08 00:59
:W42SA
:YA0x6H8Y
#303 [ケまきxたまケ]
「少しっ…。」
未来は髪を耳にかけ
うつ向いた。
「司と何かあった?」
裕也には全て
分かっているように
未来は思えた。
「口聞いてくんない
…何でだろっ…」
未来は笑って
裕也を見た。
:07/03/08 01:02
:W42SA
:YA0x6H8Y
#304 [ケまきxたまケ]
「嫌われ…たかな」
未来は涙を堪えて
下唇を噛む。
ぐいッ…
勢いよく
図書室に引き込まれた
洗剤の香りが
未来を包む。
「…泣けば?」
図書室の扉が
ゆっくり閉まる。
:07/03/08 01:04
:W42SA
:YA0x6H8Y
#305 [ケまきxたまケ]
「ずっと1人で悩ん
できたんでしょ?」
未来の目から涙が
溢れる。
「裕也っ大丈夫…-
「抱えこんでても
良い方向には
進まないからっ!!」
裕也の抱きしめる力は強くなった。
「俺の前でも隠して
他にどこで泣くの?
誰に話すの…?」
:07/03/08 01:09
:W42SA
:YA0x6H8Y
#306 [ケまきxたまケ]
「…ちょっとタンマ…」
未来は裕也の胸に
顔を埋める。
ひッく…うぁー…
図書室に泣き声が響く。
未来はクタクタと
しゃがみこむ。
裕也はそれを支えて
ゆっくりしゃがむ。
:07/03/08 01:12
:W42SA
:YA0x6H8Y
#307 [ケまきxたまケ]
「私…司が好きー…」
未来の涙で
裕也のYシャツは
ぐっしょり濡れた。
そんな事は
どうでも良かった。
力になりたい。
裕也はそれだけだった
うんうんと相づちを
打ちながら
未来の頭を撫でる。
:07/03/08 01:15
:W42SA
:YA0x6H8Y
#308 [ケまきxたまケ]
しばらくすると
未来は裕也から
離れた。
「…落ち着いた?」
未来は頷く。
涙の溜った目。
真っ赤に染まった頬
「良かった…」
裕也は微笑み
立ち上がる
「上だけ
ユニフォームに
着替えてくる。」
濡れたYシャツを触り
扉を開く。
:07/03/08 01:19
:W42SA
:YA0x6H8Y
#309 [ケまきxたまケ]
ピシャッ…--
勢い良く
図書室の扉を閉めた
「…おぉ」
裕也は気まづそうに
微笑んだ。
「お前Yシャツ…
びしょびしょ…」
鋭い瞳。
短く切られた髪の毛
男でも驚くほど
綺麗な顔立ち。
「溢したっ。司は
ここで何してんの?」
:07/03/08 01:22
:W42SA
:YA0x6H8Y
#310 [ケまきxたまケ]
「汚ねっ…!!
みぃ知らない?」
裕也は少し考え
「…さあ?」
と首を振った。
「そっ…」
司は辺りを見回し
先を歩く。
裕也はホっと
胸を撫でおろす。
:07/03/08 01:24
:W42SA
:YA0x6H8Y
#311 [ケまきxたまケ]
ガラガラッ…-
「裕也っ私も戻…」
未来は驚いた。
「司っ…!!!」
司は裕也を睨んだ。
「しょーもない嘘
ついてんなよ。」
裕也は苦笑いで
「すいませんね」
と呟いた。
:07/03/08 01:30
:W42SA
:YA0x6H8Y
#312 [ケまきxたまケ]
「みぃ…泣いた?」
司は未来の顔を見る
未来は首を横に振る
司は裕也の胸を見て
未来に視線を戻した
「…まあいいや。
お前が泣こうと…」
司はスタスタと
歩いて行った。
:07/03/08 01:32
:W42SA
:YA0x6H8Y
#313 [ケまきxたまケ]
未来と裕也は
司とは逆に歩く。
「司…心配してる
みたいだけどね」
裕也は笑う。
「ありえ無いよ」
未来は言った。
「だって…
冷たいし……。」
裕也は未来の頭を
叩く。
「弱音はね?
吐いても良いけど
吐き過ぎも良くない」
:07/03/08 01:38
:W42SA
:YA0x6H8Y
#314 [まきやま]
名前を昔のに戻しました。
今から少し書きます。。
誰か見てくれてますかね・・?(;_;)
:07/03/08 16:33
:PC
:aZIFPD3Y
#315 [まきやま]
「うん・・・。そうだねっ!!」
未来は微笑んだ。
それから裕也に毎日のように
相談に乗ってもらった。
裕也は部活を遅刻しかけそうになっても
話を最後まで聞いてくれた。
それとひきかえに
司はどんどん離れていった。
朝も放課後も一緒に帰らなくなった。
司は目もあわせてくれなくなった。
:07/03/08 16:39
:PC
:aZIFPD3Y
#316 [まきやま]
8月に入り、夏休み。
私は体調を崩してしまって、
病院通いになった。
病院の坂道を下る。
暑くてクラクラする。
部活は引退した。
自分に残っているのは受験勉強だけ。
司はどこの高校に行くのかな・・?
当たり前のように一緒の高校を
受験すると思っていた。
:07/03/08 16:42
:PC
:aZIFPD3Y
#317 [まきやま]
そんなことを考えていたら、
あっという間に家に着いた。
司の家の玄関を覗き込む。
自転車は置いてあった。
家にいるんだッッ!!
嬉しくなって玄関の扉を叩く。
トントンっ!!
階段をかけ降りる音が聞こえる。
「はーい・・・」
暑そうにウチワを仰ぎながら
司が出てきた。
:07/03/08 16:45
:PC
:aZIFPD3Y
#318 [まきやま]
「久しぶり〜!!何してんの?」
未来は笑って司を見る。
「・・・雑誌見てた。」
「あっ!諒ニィからのっ?見たいー!!」
「入れば?」
司は大きく玄関を開けてた。
今日の司はちょっと前の司だっ。
前みたく話してくれるんだっ。
そう思うと心がわくわくした。
:07/03/08 16:47
:PC
:aZIFPD3Y
#319 [まきやま]
「これ?」
少し太めの雑誌を司に見せる。
「その髪型カッコイイだろ?やりてーよな・・」
そう呟いて机に向かう。
「え・・・・?」
未来は思わず驚く。
「何だよ・・・」
司は戸惑ったような顔で見る。
「司が・・・勉強っ??」
「受験生だからなっ・・・それに・・」
「それに・・・?」
:07/03/08 16:49
:PC
:aZIFPD3Y
#320 [まきやま]
「お前頭良いから・・
俺頑張らないと落ちるし。」
ボソっと司が言う。
「えっ?同じ高校受けるのっ??」
「・・・駄目なの?」
司はにらんだ。
「全然ッッ!!駄目じゃないよっ!!
じゃあ相当頑張らないとねッッ!!!」
やったっっ!!!
高校も同じなら離れないじゃん!!
司・・・受かってよ?
勉強なら教えるからね?
:07/03/08 16:51
:PC
:aZIFPD3Y
#321 [まきやま]
「俺さ・・・お前に聴きたい事あんだけど。」
しばらくして司は未来を見た。
「なーにー??」
ベットに寝転がりながら返事をした。
「お前の好きな人ってさ・・諒だよな?」
未来の心臓は高鳴る。
「・う・・・・うん!!」
司の顔は見ない。
「・・・裕也は?」
「裕也っ???」
未来は驚いて飛び起きた。
:07/03/08 16:54
:PC
:aZIFPD3Y
#322 [まきやま]
「最近やたら仲良しじゃん?
・・・変わったのかな〜って・・。」
司は暑そうにTシャツの袖をめくる。
「んな訳ないじゃん!!!」
未来は手を横に振る。
「でも・・・裕也はみぃの事・・・--」
未来は司の言葉をさえぎった。
「確かに裕也は優しいよね。
顔もかわいいし、いい奴。
でも涼ニィにはかなわないからっ・・」
「涼ニィが私のストライクっっ!!」
未来は笑ってみせた。
「・・・・なら良いや。」
この時の司の笑顔が寂しそうだったのは、
どうしてだったのかな?
:07/03/08 16:58
:PC
:aZIFPD3Y
#323 [まきやま]
翌日も2人で受験勉強。
でもこの日は司は筋トレばっかだった。
「はりきってるね〜!!」
未来は鉛筆をくるくる回す。
「明日だもん。水泳大会。
裕也も出るし・・・負けらんねーし!!」
司は
1・21・2と言いながら
さっきから腹筋を何回もしてる。
水泳って腹筋が重視されるの?
そこは少し疑問だったけど、
久しぶりに頑張ってる司を見て
胸がときめいた。
:07/03/08 17:01
:PC
:aZIFPD3Y
#324 [まきやま]
翌日はカラっとした晴れ。
灼熱地獄・・・。
「あつー・・・」
キャップを深く被り呟く。
『病院終わったら海来いよ?』
さっきの司からの電話。
優勝した何あげようかな・・・
ケーキでも作ってあげよっかな!!
って・・・優勝なんかしないか。
独り言を呟きながら
坂道を登る。
:07/03/08 17:03
:PC
:aZIFPD3Y
#325 [まきやま]
「純おじさーん・・・?」
キャップを脱いで受付に置く。
「おぉー!!おはよーさん!!」
純おじさんはご機嫌だった。
お祭り事、大好きだもんね。
「おじさん今日楽しみだね〜!!」
診察をされながら笑う。
「今日ぐらい大暴れしないとな!」
純おじさんは微笑む。
白髪まじりの髪の毛がゆれる。
:07/03/08 17:07
:PC
:aZIFPD3Y
#326 [まきやま]
「今年は誰が優勝候補だ?」
カルテを書きながら言った。
「ん〜・・・誰かなー??」
野球部は皆ナヨナヨしてるし・・
相撲部?ありえないだろ。
「案外司だったり・・?」
未来は笑う。
「あいつ細いからなー・・どうだろうな」
純おじさんは空を仰いで
ノートを閉じる。
「うし!!みぃ、海行くか?」
未来はにっこり笑い頷いた。
:07/03/08 17:09
:PC
:aZIFPD3Y
#327 [ゅぃ]
まっきー見てるよ(бω<)心配なしです☆
裕くんがこれまたいいやつですね(*^^*)
:07/03/09 18:14
:P902iS
:O59PjvNQ
#328 [まきやま]
ゆいちゃんありがと
こんなつまんないのを
毎回読んでくれて…
今から書きますy
:07/03/13 20:58
:W42SA
:cS104arY
#329 [まきやま]
海にまでの道のりを
純おじさんと歩く。
今日は本当良い天気
海に行くと
中学の皆が集まってた
純おじさんに
別れを告げて
皆が集まるところに
走り寄る。
:07/03/13 21:03
:W42SA
:cS104arY
#330 [まきやま]
海は太陽の光が反射
して未来は目を細めた
中3の男子は
皆やる気マンマン。
「みぃ!病院は?」
「今終わったの」
辺りを見回す。
あっ…。
「私…あっち行って
来るね?!」
:07/03/13 21:08
:W42SA
:cS104arY
#331 [まきやま]
砂浜を抜けて
テトラポットの上に
体育座りをしてる
学校指定の海パン
じゃなくて
赤のハデハデな海パン
本当細いなあ…。
「司っ……!!」
側に駆け寄り
隣にしゃがむ。
:07/03/13 21:14
:W42SA
:cS104arY
#332 [まきやま]
「おぉ…病院は?」
司は笑ってこちらを
見てる。
あーぁ…
太陽が眩しくて
司の笑顔が見えないよ
「純おじさんと1緒に 来たんだ!!」
:07/03/13 21:19
:W42SA
:cS104arY
#333 [まきやま]
「みぃ…あの日の
約束覚えてる?」
司は大の字に寝転ぶ
「優勝したら…
ってやつでしょ?」
未来の髪が揺れる。
「何してもらおうかな」
司は含み笑い。
:07/03/13 21:22
:W42SA
:cS104arY
#334 [まきやま]
「優勝したらでしょ?」
負けじと未来は
皮肉らしく言う。
「ぜってー勝つよ」
「諒より速いタイムで
優勝してやるよ」
司は起き上がり
未来を見つめる。
:07/03/13 21:28
:W42SA
:cS104arY
#335 [まきやま]
いつも以上に
するどい目で
未来を見つめる。
未来は思わず
目をそらす。
「無理だよっ…」
素直に
「頑張って」って
言うのが悔しくて
出てきた言葉は
また皮肉…--
本当自分ガキだな。
:07/03/13 21:32
:W42SA
:cS104arY
#336 [まきやま]
浜辺でウォーミング
アップをしてる皆。
うちの学年で
ガッチリしてる子は
あんまりいない。
本気で司が勝つかな
「司っ!」
テトラポットに
走ってくる姿。
:07/03/13 22:08
:W42SA
:cS104arY
#337 [まきやま]
「裕也…。」
茶色い瞳が
こちらを見る。
「もう始まるよ。」
司は返事をせず
立ち上がる。
「裕也頑張ってね」
未来は笑顔で言う。
裕也は微笑む。
司がこちらを
一瞬見た気がした。
:07/03/13 22:10
:W42SA
:cS104arY
#338 [まきやま]
スタートの合図。
皆の声援。
お酒片手にヤジる
おじさん達。
テトラポットのが
眺めが良い。
諒ニィが昔
そう言ってた。
司が今何位かは
あまりよく見えない
本人を前にすると
言えないや…--
「頑張って…」
:07/03/13 22:13
:W42SA
:cS104arY
#339 [まきやま]
しかし今日は暑い。
未来は少しクラクラした
歓声が響く。
砂浜にガッツポーズで 喜ぶ姿。
赤い海パンがこっち
からもよく見えるよ
「う…そっ…」
司優勝しちゃった。
「すごおーいっ…」
未来はパチパチと
拍手をしていた。
:07/03/13 22:16
:W42SA
:cS104arY
#340 [まきやま]
司はテトラポットに
走って来た。
嬉しそうな顔で
こちらを見てる。
「見たっ?優勝!!」
賞状を広げ
ガッツポーズ。
その姿が可愛いくて
「見てたよっ…」
とそっけなくしか
言えなかった。
:07/03/13 22:18
:W42SA
:cS104arY
#341 [まきやま]
司の表情が
曇り始める。
「それだけかよっ」
司は小さく言う。
聞こえないフリをして 浜辺を指差す。
「裕也5位だ!!」
「本当だ…。」
司は寂しそうに笑った
:07/03/14 00:11
:W42SA
:1sLXuGhM
#342 [まきやま]
「俺行って来る。」
未来わ頷く。
「今日の19時さ…
ここで待ってる。
来いな?」
「何で?」
司は返事をせず
走って行った。
それにしても司…
腰パンししすぎ。
お尻見えちゃうよ!
:07/03/14 00:16
:W42SA
:1sLXuGhM
#343 [まきやま]
司が裕也の肩を抱き
2人で笑ってる。
それを遠くで見て
ニコニコしてる私…。
相当キモイじゃんか
よいしょっと
呟いて立ち上がった
頭がクラっとする。
目の前が二重に見える
上手く立てない…
私はバタッと倒れた。
:07/03/14 00:20
:W42SA
:1sLXuGhM
#344 [まきやま]
風鈴の音で
私は目が覚めた。
「みぃ?良かった。
大丈夫か?」
頭がまだクラクラする。
気付いたら診療所。
「純おじさん…。」
「軽い熱射病だな。
今日暑かったし…」
何でも
漁師のおじさんが
私に気付いて
くれたらしい…。
:07/03/14 00:23
:W42SA
:1sLXuGhM
#345 [まきやま]
「…ちょっと待って
今何時っ??!!」
おじさんは時計を見る
「20時だよ。
もうすぐ祭りも
お開きだな…--」
私はベットから飛び降りた
「おじさんゴメン!!
私ちょっと約束が!!」
おじさんの制止も
聞かないで
病室を出た。
:07/03/14 00:26
:W42SA
:1sLXuGhM
#346 [まきやま]
何で今日…
スカートなんて
履いて着ちゃッたの?
走りづらいよぉー…
1時間も過ぎちャった
絶対待ってくれて無いよ
本当馬鹿未来っ!!
司っ…司っ…司!!
おめでとうって
言ってあげるんだ。
冷たくてごめんね
って言ってあげるんだ
:07/03/14 00:29
:W42SA
:1sLXuGhM
#347 [まきやま]
苦しい…--
暑い…--
頭痛い…--
でも司が待ってる。
浜辺には
酒に酔うお父さん達
テトラポットまで
あと少し…-
よろめきながら走る
「ハァッ…ハァッ…」
:07/03/14 00:31
:W42SA
:1sLXuGhM
#348 [まきやま]
「遅せぇよ…」
体育座りの司が
こちらを睨む。
居てくれたっ…
良かった…。
未来はその場に
しゃがみ込んだ。
「ハァッ…ごめ……」
「来ないかと思った」
司はビール片手に
力なく笑う。
:07/03/14 00:35
:W42SA
:1sLXuGhM
#349 [まきやま]
「ごめんねっ…」
未来は隣に座る。
夜の海は不気味で
黒光りしてて
怖かった。
「未成年がお酒?」
未来は笑う。
「優勝者は良いの」
司は言う。
「諒ニィのタイムと
…どうだったの?」
司の表情が曇る。
:07/03/14 00:38
:W42SA
:1sLXuGhM
#350 [まきやま]
「1秒差だッた…。」
司はビールを
ゴクッと飲み込む。
未来は司を見る。
たかが1秒じゃん。
司は頑張ったよ。
また高3があるよ。
司…おめでとう。
でも言葉は
心とは全く反対の
皮肉しか出てこないの
:07/03/14 00:40
:W42SA
:1sLXuGhM
#351 [まきやま]
「やッぱり諒ニィは
凄いんだねっ!!」
「諒ニィには…
誰にも勝てないね」
司は黙ってしまった
こんな事言いたかった訳じゃないのに…
そう思うと私も
上手く話せなかった
。
:07/03/14 00:42
:W42SA
:1sLXuGhM
#352 [まきやま]
「またそれかよッ…」
「えっ…?何…?」
未来は司を見る。
司はビールを一気に
飲み干した。
ビールの缶を投げ
こちらを向く。
カラランッ…--
潮風で缶ビールが
転がっていく。
。
:07/03/14 00:45
:W42SA
:1sLXuGhM
#353 [まきやま]
口の中にお酒の香り
が充満する。
私は必死に司を
押し退けた。
司の胸を
Tシャツの上から
ドンドン叩く。
私の舌に司の舌が
絡まっていく。
私は何が何だか
分からなかった。
:07/03/14 00:48
:W42SA
:1sLXuGhM
#354 [まきやま]
司にもの凄い力で
押し倒された。
頭が痛い。
クラクラする。
唇が離れた。
「司…酔ってる?
辞めてよ…何なの」
私は涙を堪えるのに
必死だった。
私に馬乗りになった
司の顔は真っ赤だった
「酔って無い。
辞めない。
優勝したら何でも
するッて言ッたじゃんか」
。
:07/03/14 00:51
:W42SA
:1sLXuGhM
#355 [まきやま]
司が私の首筋に
唇を付けてくる。
「ヤダっ!!!司!!」
私は司を叩く。
バシンッ!!
司に頬を叩かれた
「イタッ…司…?」
私の頬を涙が伝う
「ごめんね…」
司は目を合わせない
:07/03/14 00:54
:W42SA
:1sLXuGhM
#356 [まきやま]
司は私の両腕を掴み
無理矢理キスをした
お酒の匂い…
涙のしょっぱい味…
私は怖くて足を
ジタバタさせた。
司は右手で
私の胸をまさぐる。
私はキツクつむってた目を見開いた。
もしかして……。
:07/03/14 00:57
:W42SA
:1sLXuGhM
#357 [まきやま]
そう疑った瞬間震え
がこみあげてきた。
「ヤダッ!!ヤダ!!!!」
私は泣いて嫌がった
タンクトップを
ずり上げて
下着をめくられた。
疑いは確信に変わり
私の抵抗は強くなった
「司…辞めて?
酔ってるんでしょ?」
:07/03/14 01:00
:W42SA
:1sLXuGhM
#358 [まきやま]
あぁ何で今日
スカート履いて
着ちゃったのかな…
司の手はスカートの
下に入っていく。
怖いよっ…怖い…
下着は簡単に取られ
足首まで下げられた
司の指が入った瞬間
私はのけぞった。
:07/03/14 01:03
:W42SA
:1sLXuGhM
#359 [まきやま]
痛くて怖くて
何も出来ない…。
「ヤッダ…!!司…ッ」
うわ言のような
私の声も司の耳には
届いていないようだ
司が海パンを
ずり下げた瞬間
私は力いっぱい
抵抗した。
「辞めて!!ヤダ!!
司!!助けてッ…!!」
:07/03/14 01:07
:W42SA
:1sLXuGhM
#360 [まきやま]
荒い息を吐きながら
私の上で腰を振る司
私の口には司の両手
もう何も発せない。
眉間にしわをよせ
司は小さく声を漏らす
涙は枯れて
早く終わって…
早く終わって…
そう心に呟いてた。
:07/03/14 01:10
:W42SA
:1sLXuGhM
#361 [まきやま]
……裕也……
席が隣になる前から
未来の事好きだった
未来の事
毎日目で追ってた
だから確信したんだ
未来の好きな人を。
身近過ぎんだろ
勝ち目無さ過ぎる
:07/03/14 01:14
:W42SA
:1sLXuGhM
#362 [まきやま]
だからせめて
力になってあげたくて…
泣いてる未来は
見たくねぇから。
みぃが綺麗な茶色
って言ってくれたからこの目好きになれたんだ
だから少し
キューピットを
やってあげよって
思ったんだ。
:07/03/14 01:17
:W42SA
:1sLXuGhM
#363 [まきやま]
水泳大会
スタートの直前。
2人で歩いてる時
「俺優勝したら
未来に告るよ。」
あの時の動揺した
司の顔写メ撮りたかったな
「無理だよ。
あいつの好きな人は
俺の兄貴だもん。」
「カンケイナイ。
好きと憧れは違う」
俺的に焦ってほしかった
司とみぃは両想い。
どちらかが
手を差しのべれば
全て上手くいくよ?
:07/03/14 01:21
:W42SA
:1sLXuGhM
#364 [まきやま]
あの事件が起きた時
俺のせいって確信した
司に余計な事を
言ってしまった。
不器用な司の焦りが
こんな形で表れて
しまったんだ。
未来の身体に傷を
直接付けた訳じゃ
無いけど。
間接的に俺は
傷つけた。
:07/03/14 01:24
:W42SA
:1sLXuGhM
#365 [まきやま]
中学を卒業して
大阪の野球の名門高
にスカウトされた。
それからあの島には
帰って無い。
あれから3年経った
俺にも愛する
彼女が出来た。
2人はどうなった?
成人式には帰るから
上手くいってて
くれよ?
:07/03/14 01:27
:W42SA
:1sLXuGhM
#366 [快]
ずっと呼んでます。
もぅハラハラドキドキ…
続き楽しみにしてます!!頑張って下さい◎
:07/03/14 19:21
:D902i
:7hoPaqI6
#367 [まきやま]
快さん☆
ありがとう!!
誰も読んでくれて
無いかと…m
嬉しいですx
:07/03/15 00:20
:W42SA
:sTLZHLkY
#368 [まきやま]
ドクドクッと
凄い勢いで
何かが入ってきた。
司は離れた。
乱れた呼吸。
海の潮風。
黒い海。
司は何も言わない。
もちろん私も
何も言わない。
:07/03/15 00:24
:W42SA
:sTLZHLkY
#369 [まきやま]
横たわる私を
起こそうと
司が近寄る。
怖いっ…--
「ヤダ!!ヤダ!!」
私は残った力を
振り絞って
司の手を弾いた。
司はうつ向いて
座りこんだ。
:07/03/15 00:26
:W42SA
:sTLZHLkY
#370 [まきやま]
「血がっ……」
司はTシャツを脱ぎ
私のスカートを
拭きはじめた。
ジンジンする。
まだ入ってる気がする
痛くて動けない。
:07/03/15 00:29
:W42SA
:sTLZHLkY
#371 [まきやま]
「…したかったの?」
自然と声が震える。
「えっ?」
司は振り向く。
「これが…
したかったの?」
涙で司の顔が見えない
司は今どんな顔で
私を見てるの…?
:07/03/15 00:31
:W42SA
:sTLZHLkY
#372 [まきやま]
「っ…そーだよ。」
司の声も震える。
そんな事言われたら
何も言い返せないよ
「イタっ…」
起き上がった私を
司が見てる。
:07/03/15 00:36
:W42SA
:sTLZHLkY
#373 [まきやま]
頬をさすり、
散らばった下着と
タンクトップを
身につける。
痛くて動きずらい。
こんなに痛いんだ。
頬腫れてるな…--
私はよろめきながら
立ち上がった。
「みぃっ…?」
司が見てる。
:07/03/15 00:38
:W42SA
:sTLZHLkY
#374 [まきやま]
私は返事をしなかった
叔母さんが帰る前に
お風呂に入らなきゃ
バレないように…
歩き出す私を
司は止めなかった。
泣き過ぎたかな?
頭がボーっとする。
ジンジンする。
違和感が
気持悪かった。
:07/03/15 00:41
:W42SA
:sTLZHLkY
#375 [まきやま]
それから私は
風邪を引いた。
と嘘をついて
部屋に閉じこもった
気分は全然優れない
違和感も消えない
眉間にしわを寄せて
声を漏らす司…。
記憶が鮮明過ぎて
たまに震えが
止まらなかった。
気持ち悪い。
身体がダルい。
:07/03/15 00:43
:W42SA
:sTLZHLkY
#376 [まきやま]
あの事件から
1ヶ月…いや2ヶ月?
もう日にち感覚
なんて私には無い。
あの日から身体の
ダルさは消えなくて
司がたまに
お見舞いに来たけど
会わなかった。
どんな顔して
会えば良いのよ…--
:07/03/15 01:02
:W42SA
:sTLZHLkY
#377 [まきやま]
「みぃーご飯は?」
扉ごしに叔母さんの声
「…いらなーい。」
ベットに横になり
天井を見上げる。
「お粥作ったけど…」
はぁ…とため息をつき
私は重い身体を
起き上げて
扉に向かった。
最近タメ息よく出るな…
:07/03/15 01:06
:W42SA
:sTLZHLkY
#378 [まきやま]
ガチャっ…
「何も食べ無いのは
もっと良くないわ」
卵粥の香りが
ふわんと鼻につく。
「んっ……!!!」
口を押さえて
叔母さんを押し退ける
「みいっ!!!」
乱暴にトイレの
扉を閉めた。
:07/03/15 01:09
:W42SA
:sTLZHLkY
#379 [まきやま]
「ハァッ…ォエッ……」
最近体調が優れない
食べ物を受け付け無い
卵の匂い。
大好きなチョコ。
油っこい料理。
お肉の匂い。
そういえば…
生理…今月まだだ。
先月…きてない。
:07/03/15 01:12
:W42SA
:sTLZHLkY
#380 [まきやま]
先月…。
8月…。
-優勝したら何でも
するっつったじゃん-
「…まさかねっ」
だって1回じゃん。
…1回だったかな?
何回もドクドクって
中に入ったっけ…?
:07/03/15 01:14
:W42SA
:sTLZHLkY
#381 [まきやま]
「ちょっとみぃ…」
トイレの扉を開けて
背中をさする。
「へーきっ…」
「私も卵の匂い…
駄目だったのよ。
……妊娠した時」
未来の顔が固まる。
:07/03/15 01:18
:W42SA
:sTLZHLkY
#382 [まきやま]
「高校ん時にね。
…駄目だったけど」
動揺を隠せない。
涙で出そうだよ。
司の顔が浮かぶ。
「みぃ…あんた…」
「妊娠な訳無いよ」
:07/03/15 01:19
:W42SA
:sTLZHLkY
#383 [まきやま]
「じゃあどうして
泣いてるのかな…?」
知らない間に
涙が溢れる。
ギュッと
抱きしめられた。
「司…?」
私は返事をしない。
:07/03/15 01:21
:W42SA
:sTLZHLkY
#384 [まきやま]
「…明日市内の
産婦人科に行こう」
優しく髪を撫でる。
私は首を横に振る。
「ヤダっ…
妊娠なんかして--」
「未来っ!!!!!!」
ビクッと体が震える
叔母さんは
いつになく本気だった
:07/03/15 01:23
:W42SA
:sTLZHLkY
#385 [まきやま]
「司には言わない」
叔母さんは全て
分かってたみたい
私は頷いた。
神様お願い…
妊娠なんて
してないで下さい。
毎日店のお手伝い
ちゃんとします。
もう悪口言いません
嘘もつかないから…
お願い。
:07/03/15 01:25
:W42SA
:sTLZHLkY
#386 [まきやま]
「今月で3ヶ月です。」
こちらを向いて微笑む 眼鏡をかけた
優しそうな先生。
「そうですか…」
叔母さんは言う。
私は震える声で
「本当ですか?」
と聞いた。
先生は頷く。
「生理が始まった体は もう大人なのよ?」
:07/03/15 01:29
:W42SA
:sTLZHLkY
#387 [まきやま]
「まだ15なんです」
叔母さんの言葉に
先生の顔が変わる。
「中絶するかしないか パートナーとよく
話し合って下さい。」
パートナー…。
司と…?
あんな風に
無理矢理されて
出来た子供について
話し合えってゆうの?
:07/03/15 01:33
:W42SA
:sTLZHLkY
#388 [まきやま]
家に戻った私達に
言葉なんか無かった
「…司呼ぶわよ?」
叔母さんが立ち上がる
「嫌!!叔母さん!!」
私は叫んで叔母さんに すがりついた。
「子供は1人じゃ
出来ないのよっ?
司にだって責任--」
「司は悪くない!!
司は関係無いっ!!!」
:07/03/15 01:36
:W42SA
:sTLZHLkY
#389 [まきやま]
「呼ばないでっ…
言わないでぇっ…」
叔母さんは
座りなおした。
「…産むの?」
涙を拭いて
叔母さんを見る。
「1人で育てるの?
全て捨てれるの?
司にももう会わない?」
私は首を縱には
振れなかった。
:07/03/15 01:39
:W42SA
:sTLZHLkY
#390 [まきやま]
翌日
司をうちに呼んだ。
気まづそうに
正座をする司。
私の事を見ない。
私も司を見れない。
「司…あなたも男
だから分かるよね?」
司は何がなんだか
分からず首を傾げる
:07/03/15 01:41
:W42SA
:sTLZHLkY
#391 [まきやま]
叔母さんは続ける。
「未来のお腹にね?
赤ちゃんが…いるの」
司は目を見開いた。
「…3ヶ月目」
「未来から直接
貴方の子とは
聞いて無いんだけど」
叔母さんは続ける
「貴方の子よね?」
:07/03/15 01:44
:W42SA
:sTLZHLkY
#392 [まきやま]
司…なんて言うの?
司が認めたら
私…この子産むよ?
司…お願い…。
「…俺の子じゃない」
司の声がうわずる。
未来は言葉を失なった
:07/03/15 01:47
:W42SA
:sTLZHLkY
#393 [まきやま]
私馬鹿みたい。
司は私の事好き
なんて言って無い。
ただしたかっただけ
そんな気分で
出来た子供なんて
いらないよね…。
「…分かった。」
叔母さんは
寂しそうに呟いた。
:07/03/15 01:49
:W42SA
:sTLZHLkY
#394 [まきやま]
「じゃあっ…」
司は立ち上がる。
私たちは呼び止める
ことはしなかった。
気まづい雰囲気…
私は部屋に駆け込んだ。
:07/03/15 12:17
:W42SA
:sTLZHLkY
#395 [まきやま]
部屋の扉を閉め
へなへなと
しゃがみこんだ。
-俺の子じゃない-
たった1回の行為。
私たちこれから
どうなるのかな…?
司はきっと
会ってくれないね。
:07/03/15 12:21
:W42SA
:sTLZHLkY
#396 [まきやま]
気付いたら電話をかけていた。
「もしもし?お前
学校来な過ぎー…」
優しい声が
私の心を埋め尽す。
「ゆうっ…やあー」
涙が自然と流れる。
:07/03/15 12:24
:W42SA
:sTLZHLkY
#397 [まきやま]
裕也は直ぐに家に
来てくれた。
全て話した。
裕也の顔は何故だか
申し訳無さそうな、
まるで自分がした事
のように真剣に話し
を聞いてくれた。
裕也は諒ニィに似てる
安心するよ…。
:07/03/15 12:27
:W42SA
:sTLZHLkY
#398 [まきやま]
「それで…どうするつもりなの?」
裕也の顔に笑いは
無かった。
「こんな言い方…
あれだけどさっ…」
裕也は気まづそうに
自分の髪を触る。
「理由はどうであれ
司との子だからさっ
産みたくないの…?」
:07/03/15 12:32
:W42SA
:sTLZHLkY
#399 [まきやま]
「…駄目だよ。」
寂しく微笑む。
「私中学生だよ?」
「でもさっ…--」
「私が産んだら…
司一生苦しむよ。」
裕也は何も
言わなかった。
:07/03/15 12:35
:W42SA
:sTLZHLkY
#400 [まきやま]
……--
瑠美は俺の手を握り
未来は涙を流してる
おいおい…
そんな重要な事
何で隠してたんだよ
「親父とか…その事
知らないの…?」
未来は首を横に振る
「言って無い…」
:07/03/15 12:38
:W42SA
:sTLZHLkY
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