゜*消せない・゜
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#302 [ケまきxたまケ]
本を読みながら
出て来た生徒の
チラリと顔を見る。
「裕也っ…!!!」
「っ!?…みい!!
ビックリしたー」
本を閉じて
ニコッと微笑む。
「…どした?
具合悪いの?」
裕也は未来の顔を
じーっと見つめる。
:07/03/08 00:59
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#303 [ケまきxたまケ]
「少しっ…。」
未来は髪を耳にかけ
うつ向いた。
「司と何かあった?」
裕也には全て
分かっているように
未来は思えた。
「口聞いてくんない
…何でだろっ…」
未来は笑って
裕也を見た。
:07/03/08 01:02
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#304 [ケまきxたまケ]
「嫌われ…たかな」
未来は涙を堪えて
下唇を噛む。
ぐいッ…
勢いよく
図書室に引き込まれた
洗剤の香りが
未来を包む。
「…泣けば?」
図書室の扉が
ゆっくり閉まる。
:07/03/08 01:04
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#305 [ケまきxたまケ]
「ずっと1人で悩ん
できたんでしょ?」
未来の目から涙が
溢れる。
「裕也っ大丈夫…-
「抱えこんでても
良い方向には
進まないからっ!!」
裕也の抱きしめる力は強くなった。
「俺の前でも隠して
他にどこで泣くの?
誰に話すの…?」
:07/03/08 01:09
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#306 [ケまきxたまケ]
「…ちょっとタンマ…」
未来は裕也の胸に
顔を埋める。
ひッく…うぁー…
図書室に泣き声が響く。
未来はクタクタと
しゃがみこむ。
裕也はそれを支えて
ゆっくりしゃがむ。
:07/03/08 01:12
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#307 [ケまきxたまケ]
「私…司が好きー…」
未来の涙で
裕也のYシャツは
ぐっしょり濡れた。
そんな事は
どうでも良かった。
力になりたい。
裕也はそれだけだった
うんうんと相づちを
打ちながら
未来の頭を撫でる。
:07/03/08 01:15
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#308 [ケまきxたまケ]
しばらくすると
未来は裕也から
離れた。
「…落ち着いた?」
未来は頷く。
涙の溜った目。
真っ赤に染まった頬
「良かった…」
裕也は微笑み
立ち上がる
「上だけ
ユニフォームに
着替えてくる。」
濡れたYシャツを触り
扉を開く。
:07/03/08 01:19
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#309 [ケまきxたまケ]
ピシャッ…--
勢い良く
図書室の扉を閉めた
「…おぉ」
裕也は気まづそうに
微笑んだ。
「お前Yシャツ…
びしょびしょ…」
鋭い瞳。
短く切られた髪の毛
男でも驚くほど
綺麗な顔立ち。
「溢したっ。司は
ここで何してんの?」
:07/03/08 01:22
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#310 [ケまきxたまケ]
「汚ねっ…!!
みぃ知らない?」
裕也は少し考え
「…さあ?」
と首を振った。
「そっ…」
司は辺りを見回し
先を歩く。
裕也はホっと
胸を撫でおろす。
:07/03/08 01:24
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#311 [ケまきxたまケ]
ガラガラッ…-
「裕也っ私も戻…」
未来は驚いた。
「司っ…!!!」
司は裕也を睨んだ。
「しょーもない嘘
ついてんなよ。」
裕也は苦笑いで
「すいませんね」
と呟いた。
:07/03/08 01:30
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