゜*消せない・゜
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#319 [まきやま]
「これ?」
少し太めの雑誌を司に見せる。
「その髪型カッコイイだろ?やりてーよな・・」
そう呟いて机に向かう。
「え・・・・?」
未来は思わず驚く。
「何だよ・・・」
司は戸惑ったような顔で見る。
「司が・・・勉強っ??」
「受験生だからなっ・・・それに・・」
「それに・・・?」
:07/03/08 16:49
:PC
:aZIFPD3Y
#320 [まきやま]
「お前頭良いから・・
俺頑張らないと落ちるし。」
ボソっと司が言う。
「えっ?同じ高校受けるのっ??」
「・・・駄目なの?」
司はにらんだ。
「全然ッッ!!駄目じゃないよっ!!
じゃあ相当頑張らないとねッッ!!!」
やったっっ!!!
高校も同じなら離れないじゃん!!
司・・・受かってよ?
勉強なら教えるからね?
:07/03/08 16:51
:PC
:aZIFPD3Y
#321 [まきやま]
「俺さ・・・お前に聴きたい事あんだけど。」
しばらくして司は未来を見た。
「なーにー??」
ベットに寝転がりながら返事をした。
「お前の好きな人ってさ・・諒だよな?」
未来の心臓は高鳴る。
「・う・・・・うん!!」
司の顔は見ない。
「・・・裕也は?」
「裕也っ???」
未来は驚いて飛び起きた。
:07/03/08 16:54
:PC
:aZIFPD3Y
#322 [まきやま]
「最近やたら仲良しじゃん?
・・・変わったのかな〜って・・。」
司は暑そうにTシャツの袖をめくる。
「んな訳ないじゃん!!!」
未来は手を横に振る。
「でも・・・裕也はみぃの事・・・--」
未来は司の言葉をさえぎった。
「確かに裕也は優しいよね。
顔もかわいいし、いい奴。
でも涼ニィにはかなわないからっ・・」
「涼ニィが私のストライクっっ!!」
未来は笑ってみせた。
「・・・・なら良いや。」
この時の司の笑顔が寂しそうだったのは、
どうしてだったのかな?
:07/03/08 16:58
:PC
:aZIFPD3Y
#323 [まきやま]
翌日も2人で受験勉強。
でもこの日は司は筋トレばっかだった。
「はりきってるね〜!!」
未来は鉛筆をくるくる回す。
「明日だもん。水泳大会。
裕也も出るし・・・負けらんねーし!!」
司は
1・21・2と言いながら
さっきから腹筋を何回もしてる。
水泳って腹筋が重視されるの?
そこは少し疑問だったけど、
久しぶりに頑張ってる司を見て
胸がときめいた。
:07/03/08 17:01
:PC
:aZIFPD3Y
#324 [まきやま]
翌日はカラっとした晴れ。
灼熱地獄・・・。
「あつー・・・」
キャップを深く被り呟く。
『病院終わったら海来いよ?』
さっきの司からの電話。
優勝した何あげようかな・・・
ケーキでも作ってあげよっかな!!
って・・・優勝なんかしないか。
独り言を呟きながら
坂道を登る。
:07/03/08 17:03
:PC
:aZIFPD3Y
#325 [まきやま]
「純おじさーん・・・?」
キャップを脱いで受付に置く。
「おぉー!!おはよーさん!!」
純おじさんはご機嫌だった。
お祭り事、大好きだもんね。
「おじさん今日楽しみだね〜!!」
診察をされながら笑う。
「今日ぐらい大暴れしないとな!」
純おじさんは微笑む。
白髪まじりの髪の毛がゆれる。
:07/03/08 17:07
:PC
:aZIFPD3Y
#326 [まきやま]
「今年は誰が優勝候補だ?」
カルテを書きながら言った。
「ん〜・・・誰かなー??」
野球部は皆ナヨナヨしてるし・・
相撲部?ありえないだろ。
「案外司だったり・・?」
未来は笑う。
「あいつ細いからなー・・どうだろうな」
純おじさんは空を仰いで
ノートを閉じる。
「うし!!みぃ、海行くか?」
未来はにっこり笑い頷いた。
:07/03/08 17:09
:PC
:aZIFPD3Y
#327 [ゅぃ]
まっきー見てるよ(бω<)心配なしです☆
裕くんがこれまたいいやつですね(*^^*)
:07/03/09 18:14
:P902iS
:O59PjvNQ
#328 [まきやま]
ゆいちゃんありがと
こんなつまんないのを
毎回読んでくれて…
今から書きますy
:07/03/13 20:58
:W42SA
:cS104arY
#329 [まきやま]
海にまでの道のりを
純おじさんと歩く。
今日は本当良い天気
海に行くと
中学の皆が集まってた
純おじさんに
別れを告げて
皆が集まるところに
走り寄る。
:07/03/13 21:03
:W42SA
:cS104arY
#330 [まきやま]
海は太陽の光が反射
して未来は目を細めた
中3の男子は
皆やる気マンマン。
「みぃ!病院は?」
「今終わったの」
辺りを見回す。
あっ…。
「私…あっち行って
来るね?!」
:07/03/13 21:08
:W42SA
:cS104arY
#331 [まきやま]
砂浜を抜けて
テトラポットの上に
体育座りをしてる
学校指定の海パン
じゃなくて
赤のハデハデな海パン
本当細いなあ…。
「司っ……!!」
側に駆け寄り
隣にしゃがむ。
:07/03/13 21:14
:W42SA
:cS104arY
#332 [まきやま]
「おぉ…病院は?」
司は笑ってこちらを
見てる。
あーぁ…
太陽が眩しくて
司の笑顔が見えないよ
「純おじさんと1緒に 来たんだ!!」
:07/03/13 21:19
:W42SA
:cS104arY
#333 [まきやま]
「みぃ…あの日の
約束覚えてる?」
司は大の字に寝転ぶ
「優勝したら…
ってやつでしょ?」
未来の髪が揺れる。
「何してもらおうかな」
司は含み笑い。
:07/03/13 21:22
:W42SA
:cS104arY
#334 [まきやま]
「優勝したらでしょ?」
負けじと未来は
皮肉らしく言う。
「ぜってー勝つよ」
「諒より速いタイムで
優勝してやるよ」
司は起き上がり
未来を見つめる。
:07/03/13 21:28
:W42SA
:cS104arY
#335 [まきやま]
いつも以上に
するどい目で
未来を見つめる。
未来は思わず
目をそらす。
「無理だよっ…」
素直に
「頑張って」って
言うのが悔しくて
出てきた言葉は
また皮肉…--
本当自分ガキだな。
:07/03/13 21:32
:W42SA
:cS104arY
#336 [まきやま]
浜辺でウォーミング
アップをしてる皆。
うちの学年で
ガッチリしてる子は
あんまりいない。
本気で司が勝つかな
「司っ!」
テトラポットに
走ってくる姿。
:07/03/13 22:08
:W42SA
:cS104arY
#337 [まきやま]
「裕也…。」
茶色い瞳が
こちらを見る。
「もう始まるよ。」
司は返事をせず
立ち上がる。
「裕也頑張ってね」
未来は笑顔で言う。
裕也は微笑む。
司がこちらを
一瞬見た気がした。
:07/03/13 22:10
:W42SA
:cS104arY
#338 [まきやま]
スタートの合図。
皆の声援。
お酒片手にヤジる
おじさん達。
テトラポットのが
眺めが良い。
諒ニィが昔
そう言ってた。
司が今何位かは
あまりよく見えない
本人を前にすると
言えないや…--
「頑張って…」
:07/03/13 22:13
:W42SA
:cS104arY
#339 [まきやま]
しかし今日は暑い。
未来は少しクラクラした
歓声が響く。
砂浜にガッツポーズで 喜ぶ姿。
赤い海パンがこっち
からもよく見えるよ
「う…そっ…」
司優勝しちゃった。
「すごおーいっ…」
未来はパチパチと
拍手をしていた。
:07/03/13 22:16
:W42SA
:cS104arY
#340 [まきやま]
司はテトラポットに
走って来た。
嬉しそうな顔で
こちらを見てる。
「見たっ?優勝!!」
賞状を広げ
ガッツポーズ。
その姿が可愛いくて
「見てたよっ…」
とそっけなくしか
言えなかった。
:07/03/13 22:18
:W42SA
:cS104arY
#341 [まきやま]
司の表情が
曇り始める。
「それだけかよっ」
司は小さく言う。
聞こえないフリをして 浜辺を指差す。
「裕也5位だ!!」
「本当だ…。」
司は寂しそうに笑った
:07/03/14 00:11
:W42SA
:1sLXuGhM
#342 [まきやま]
「俺行って来る。」
未来わ頷く。
「今日の19時さ…
ここで待ってる。
来いな?」
「何で?」
司は返事をせず
走って行った。
それにしても司…
腰パンししすぎ。
お尻見えちゃうよ!
:07/03/14 00:16
:W42SA
:1sLXuGhM
#343 [まきやま]
司が裕也の肩を抱き
2人で笑ってる。
それを遠くで見て
ニコニコしてる私…。
相当キモイじゃんか
よいしょっと
呟いて立ち上がった
頭がクラっとする。
目の前が二重に見える
上手く立てない…
私はバタッと倒れた。
:07/03/14 00:20
:W42SA
:1sLXuGhM
#344 [まきやま]
風鈴の音で
私は目が覚めた。
「みぃ?良かった。
大丈夫か?」
頭がまだクラクラする。
気付いたら診療所。
「純おじさん…。」
「軽い熱射病だな。
今日暑かったし…」
何でも
漁師のおじさんが
私に気付いて
くれたらしい…。
:07/03/14 00:23
:W42SA
:1sLXuGhM
#345 [まきやま]
「…ちょっと待って
今何時っ??!!」
おじさんは時計を見る
「20時だよ。
もうすぐ祭りも
お開きだな…--」
私はベットから飛び降りた
「おじさんゴメン!!
私ちょっと約束が!!」
おじさんの制止も
聞かないで
病室を出た。
:07/03/14 00:26
:W42SA
:1sLXuGhM
#346 [まきやま]
何で今日…
スカートなんて
履いて着ちゃッたの?
走りづらいよぉー…
1時間も過ぎちャった
絶対待ってくれて無いよ
本当馬鹿未来っ!!
司っ…司っ…司!!
おめでとうって
言ってあげるんだ。
冷たくてごめんね
って言ってあげるんだ
:07/03/14 00:29
:W42SA
:1sLXuGhM
#347 [まきやま]
苦しい…--
暑い…--
頭痛い…--
でも司が待ってる。
浜辺には
酒に酔うお父さん達
テトラポットまで
あと少し…-
よろめきながら走る
「ハァッ…ハァッ…」
:07/03/14 00:31
:W42SA
:1sLXuGhM
#348 [まきやま]
「遅せぇよ…」
体育座りの司が
こちらを睨む。
居てくれたっ…
良かった…。
未来はその場に
しゃがみ込んだ。
「ハァッ…ごめ……」
「来ないかと思った」
司はビール片手に
力なく笑う。
:07/03/14 00:35
:W42SA
:1sLXuGhM
#349 [まきやま]
「ごめんねっ…」
未来は隣に座る。
夜の海は不気味で
黒光りしてて
怖かった。
「未成年がお酒?」
未来は笑う。
「優勝者は良いの」
司は言う。
「諒ニィのタイムと
…どうだったの?」
司の表情が曇る。
:07/03/14 00:38
:W42SA
:1sLXuGhM
#350 [まきやま]
「1秒差だッた…。」
司はビールを
ゴクッと飲み込む。
未来は司を見る。
たかが1秒じゃん。
司は頑張ったよ。
また高3があるよ。
司…おめでとう。
でも言葉は
心とは全く反対の
皮肉しか出てこないの
:07/03/14 00:40
:W42SA
:1sLXuGhM
#351 [まきやま]
「やッぱり諒ニィは
凄いんだねっ!!」
「諒ニィには…
誰にも勝てないね」
司は黙ってしまった
こんな事言いたかった訳じゃないのに…
そう思うと私も
上手く話せなかった
。
:07/03/14 00:42
:W42SA
:1sLXuGhM
#352 [まきやま]
「またそれかよッ…」
「えっ…?何…?」
未来は司を見る。
司はビールを一気に
飲み干した。
ビールの缶を投げ
こちらを向く。
カラランッ…--
潮風で缶ビールが
転がっていく。
。
:07/03/14 00:45
:W42SA
:1sLXuGhM
#353 [まきやま]
口の中にお酒の香り
が充満する。
私は必死に司を
押し退けた。
司の胸を
Tシャツの上から
ドンドン叩く。
私の舌に司の舌が
絡まっていく。
私は何が何だか
分からなかった。
:07/03/14 00:48
:W42SA
:1sLXuGhM
#354 [まきやま]
司にもの凄い力で
押し倒された。
頭が痛い。
クラクラする。
唇が離れた。
「司…酔ってる?
辞めてよ…何なの」
私は涙を堪えるのに
必死だった。
私に馬乗りになった
司の顔は真っ赤だった
「酔って無い。
辞めない。
優勝したら何でも
するッて言ッたじゃんか」
。
:07/03/14 00:51
:W42SA
:1sLXuGhM
#355 [まきやま]
司が私の首筋に
唇を付けてくる。
「ヤダっ!!!司!!」
私は司を叩く。
バシンッ!!
司に頬を叩かれた
「イタッ…司…?」
私の頬を涙が伝う
「ごめんね…」
司は目を合わせない
:07/03/14 00:54
:W42SA
:1sLXuGhM
#356 [まきやま]
司は私の両腕を掴み
無理矢理キスをした
お酒の匂い…
涙のしょっぱい味…
私は怖くて足を
ジタバタさせた。
司は右手で
私の胸をまさぐる。
私はキツクつむってた目を見開いた。
もしかして……。
:07/03/14 00:57
:W42SA
:1sLXuGhM
#357 [まきやま]
そう疑った瞬間震え
がこみあげてきた。
「ヤダッ!!ヤダ!!!!」
私は泣いて嫌がった
タンクトップを
ずり上げて
下着をめくられた。
疑いは確信に変わり
私の抵抗は強くなった
「司…辞めて?
酔ってるんでしょ?」
:07/03/14 01:00
:W42SA
:1sLXuGhM
#358 [まきやま]
あぁ何で今日
スカート履いて
着ちゃったのかな…
司の手はスカートの
下に入っていく。
怖いよっ…怖い…
下着は簡単に取られ
足首まで下げられた
司の指が入った瞬間
私はのけぞった。
:07/03/14 01:03
:W42SA
:1sLXuGhM
#359 [まきやま]
痛くて怖くて
何も出来ない…。
「ヤッダ…!!司…ッ」
うわ言のような
私の声も司の耳には
届いていないようだ
司が海パンを
ずり下げた瞬間
私は力いっぱい
抵抗した。
「辞めて!!ヤダ!!
司!!助けてッ…!!」
:07/03/14 01:07
:W42SA
:1sLXuGhM
#360 [まきやま]
荒い息を吐きながら
私の上で腰を振る司
私の口には司の両手
もう何も発せない。
眉間にしわをよせ
司は小さく声を漏らす
涙は枯れて
早く終わって…
早く終わって…
そう心に呟いてた。
:07/03/14 01:10
:W42SA
:1sLXuGhM
#361 [まきやま]
……裕也……
席が隣になる前から
未来の事好きだった
未来の事
毎日目で追ってた
だから確信したんだ
未来の好きな人を。
身近過ぎんだろ
勝ち目無さ過ぎる
:07/03/14 01:14
:W42SA
:1sLXuGhM
#362 [まきやま]
だからせめて
力になってあげたくて…
泣いてる未来は
見たくねぇから。
みぃが綺麗な茶色
って言ってくれたからこの目好きになれたんだ
だから少し
キューピットを
やってあげよって
思ったんだ。
:07/03/14 01:17
:W42SA
:1sLXuGhM
#363 [まきやま]
水泳大会
スタートの直前。
2人で歩いてる時
「俺優勝したら
未来に告るよ。」
あの時の動揺した
司の顔写メ撮りたかったな
「無理だよ。
あいつの好きな人は
俺の兄貴だもん。」
「カンケイナイ。
好きと憧れは違う」
俺的に焦ってほしかった
司とみぃは両想い。
どちらかが
手を差しのべれば
全て上手くいくよ?
:07/03/14 01:21
:W42SA
:1sLXuGhM
#364 [まきやま]
あの事件が起きた時
俺のせいって確信した
司に余計な事を
言ってしまった。
不器用な司の焦りが
こんな形で表れて
しまったんだ。
未来の身体に傷を
直接付けた訳じゃ
無いけど。
間接的に俺は
傷つけた。
:07/03/14 01:24
:W42SA
:1sLXuGhM
#365 [まきやま]
中学を卒業して
大阪の野球の名門高
にスカウトされた。
それからあの島には
帰って無い。
あれから3年経った
俺にも愛する
彼女が出来た。
2人はどうなった?
成人式には帰るから
上手くいってて
くれよ?
:07/03/14 01:27
:W42SA
:1sLXuGhM
#366 [快]
ずっと呼んでます。
もぅハラハラドキドキ…
続き楽しみにしてます!!頑張って下さい◎
:07/03/14 19:21
:D902i
:7hoPaqI6
#367 [まきやま]
快さん☆
ありがとう!!
誰も読んでくれて
無いかと…m
嬉しいですx
:07/03/15 00:20
:W42SA
:sTLZHLkY
#368 [まきやま]
ドクドクッと
凄い勢いで
何かが入ってきた。
司は離れた。
乱れた呼吸。
海の潮風。
黒い海。
司は何も言わない。
もちろん私も
何も言わない。
:07/03/15 00:24
:W42SA
:sTLZHLkY
#369 [まきやま]
横たわる私を
起こそうと
司が近寄る。
怖いっ…--
「ヤダ!!ヤダ!!」
私は残った力を
振り絞って
司の手を弾いた。
司はうつ向いて
座りこんだ。
:07/03/15 00:26
:W42SA
:sTLZHLkY
#370 [まきやま]
「血がっ……」
司はTシャツを脱ぎ
私のスカートを
拭きはじめた。
ジンジンする。
まだ入ってる気がする
痛くて動けない。
:07/03/15 00:29
:W42SA
:sTLZHLkY
#371 [まきやま]
「…したかったの?」
自然と声が震える。
「えっ?」
司は振り向く。
「これが…
したかったの?」
涙で司の顔が見えない
司は今どんな顔で
私を見てるの…?
:07/03/15 00:31
:W42SA
:sTLZHLkY
#372 [まきやま]
「っ…そーだよ。」
司の声も震える。
そんな事言われたら
何も言い返せないよ
「イタっ…」
起き上がった私を
司が見てる。
:07/03/15 00:36
:W42SA
:sTLZHLkY
#373 [まきやま]
頬をさすり、
散らばった下着と
タンクトップを
身につける。
痛くて動きずらい。
こんなに痛いんだ。
頬腫れてるな…--
私はよろめきながら
立ち上がった。
「みぃっ…?」
司が見てる。
:07/03/15 00:38
:W42SA
:sTLZHLkY
#374 [まきやま]
私は返事をしなかった
叔母さんが帰る前に
お風呂に入らなきゃ
バレないように…
歩き出す私を
司は止めなかった。
泣き過ぎたかな?
頭がボーっとする。
ジンジンする。
違和感が
気持悪かった。
:07/03/15 00:41
:W42SA
:sTLZHLkY
#375 [まきやま]
それから私は
風邪を引いた。
と嘘をついて
部屋に閉じこもった
気分は全然優れない
違和感も消えない
眉間にしわを寄せて
声を漏らす司…。
記憶が鮮明過ぎて
たまに震えが
止まらなかった。
気持ち悪い。
身体がダルい。
:07/03/15 00:43
:W42SA
:sTLZHLkY
#376 [まきやま]
あの事件から
1ヶ月…いや2ヶ月?
もう日にち感覚
なんて私には無い。
あの日から身体の
ダルさは消えなくて
司がたまに
お見舞いに来たけど
会わなかった。
どんな顔して
会えば良いのよ…--
:07/03/15 01:02
:W42SA
:sTLZHLkY
#377 [まきやま]
「みぃーご飯は?」
扉ごしに叔母さんの声
「…いらなーい。」
ベットに横になり
天井を見上げる。
「お粥作ったけど…」
はぁ…とため息をつき
私は重い身体を
起き上げて
扉に向かった。
最近タメ息よく出るな…
:07/03/15 01:06
:W42SA
:sTLZHLkY
#378 [まきやま]
ガチャっ…
「何も食べ無いのは
もっと良くないわ」
卵粥の香りが
ふわんと鼻につく。
「んっ……!!!」
口を押さえて
叔母さんを押し退ける
「みいっ!!!」
乱暴にトイレの
扉を閉めた。
:07/03/15 01:09
:W42SA
:sTLZHLkY
#379 [まきやま]
「ハァッ…ォエッ……」
最近体調が優れない
食べ物を受け付け無い
卵の匂い。
大好きなチョコ。
油っこい料理。
お肉の匂い。
そういえば…
生理…今月まだだ。
先月…きてない。
:07/03/15 01:12
:W42SA
:sTLZHLkY
#380 [まきやま]
先月…。
8月…。
-優勝したら何でも
するっつったじゃん-
「…まさかねっ」
だって1回じゃん。
…1回だったかな?
何回もドクドクって
中に入ったっけ…?
:07/03/15 01:14
:W42SA
:sTLZHLkY
#381 [まきやま]
「ちょっとみぃ…」
トイレの扉を開けて
背中をさする。
「へーきっ…」
「私も卵の匂い…
駄目だったのよ。
……妊娠した時」
未来の顔が固まる。
:07/03/15 01:18
:W42SA
:sTLZHLkY
#382 [まきやま]
「高校ん時にね。
…駄目だったけど」
動揺を隠せない。
涙で出そうだよ。
司の顔が浮かぶ。
「みぃ…あんた…」
「妊娠な訳無いよ」
:07/03/15 01:19
:W42SA
:sTLZHLkY
#383 [まきやま]
「じゃあどうして
泣いてるのかな…?」
知らない間に
涙が溢れる。
ギュッと
抱きしめられた。
「司…?」
私は返事をしない。
:07/03/15 01:21
:W42SA
:sTLZHLkY
#384 [まきやま]
「…明日市内の
産婦人科に行こう」
優しく髪を撫でる。
私は首を横に振る。
「ヤダっ…
妊娠なんかして--」
「未来っ!!!!!!」
ビクッと体が震える
叔母さんは
いつになく本気だった
:07/03/15 01:23
:W42SA
:sTLZHLkY
#385 [まきやま]
「司には言わない」
叔母さんは全て
分かってたみたい
私は頷いた。
神様お願い…
妊娠なんて
してないで下さい。
毎日店のお手伝い
ちゃんとします。
もう悪口言いません
嘘もつかないから…
お願い。
:07/03/15 01:25
:W42SA
:sTLZHLkY
#386 [まきやま]
「今月で3ヶ月です。」
こちらを向いて微笑む 眼鏡をかけた
優しそうな先生。
「そうですか…」
叔母さんは言う。
私は震える声で
「本当ですか?」
と聞いた。
先生は頷く。
「生理が始まった体は もう大人なのよ?」
:07/03/15 01:29
:W42SA
:sTLZHLkY
#387 [まきやま]
「まだ15なんです」
叔母さんの言葉に
先生の顔が変わる。
「中絶するかしないか パートナーとよく
話し合って下さい。」
パートナー…。
司と…?
あんな風に
無理矢理されて
出来た子供について
話し合えってゆうの?
:07/03/15 01:33
:W42SA
:sTLZHLkY
#388 [まきやま]
家に戻った私達に
言葉なんか無かった
「…司呼ぶわよ?」
叔母さんが立ち上がる
「嫌!!叔母さん!!」
私は叫んで叔母さんに すがりついた。
「子供は1人じゃ
出来ないのよっ?
司にだって責任--」
「司は悪くない!!
司は関係無いっ!!!」
:07/03/15 01:36
:W42SA
:sTLZHLkY
#389 [まきやま]
「呼ばないでっ…
言わないでぇっ…」
叔母さんは
座りなおした。
「…産むの?」
涙を拭いて
叔母さんを見る。
「1人で育てるの?
全て捨てれるの?
司にももう会わない?」
私は首を縱には
振れなかった。
:07/03/15 01:39
:W42SA
:sTLZHLkY
#390 [まきやま]
翌日
司をうちに呼んだ。
気まづそうに
正座をする司。
私の事を見ない。
私も司を見れない。
「司…あなたも男
だから分かるよね?」
司は何がなんだか
分からず首を傾げる
:07/03/15 01:41
:W42SA
:sTLZHLkY
#391 [まきやま]
叔母さんは続ける。
「未来のお腹にね?
赤ちゃんが…いるの」
司は目を見開いた。
「…3ヶ月目」
「未来から直接
貴方の子とは
聞いて無いんだけど」
叔母さんは続ける
「貴方の子よね?」
:07/03/15 01:44
:W42SA
:sTLZHLkY
#392 [まきやま]
司…なんて言うの?
司が認めたら
私…この子産むよ?
司…お願い…。
「…俺の子じゃない」
司の声がうわずる。
未来は言葉を失なった
:07/03/15 01:47
:W42SA
:sTLZHLkY
#393 [まきやま]
私馬鹿みたい。
司は私の事好き
なんて言って無い。
ただしたかっただけ
そんな気分で
出来た子供なんて
いらないよね…。
「…分かった。」
叔母さんは
寂しそうに呟いた。
:07/03/15 01:49
:W42SA
:sTLZHLkY
#394 [まきやま]
「じゃあっ…」
司は立ち上がる。
私たちは呼び止める
ことはしなかった。
気まづい雰囲気…
私は部屋に駆け込んだ。
:07/03/15 12:17
:W42SA
:sTLZHLkY
#395 [まきやま]
部屋の扉を閉め
へなへなと
しゃがみこんだ。
-俺の子じゃない-
たった1回の行為。
私たちこれから
どうなるのかな…?
司はきっと
会ってくれないね。
:07/03/15 12:21
:W42SA
:sTLZHLkY
#396 [まきやま]
気付いたら電話をかけていた。
「もしもし?お前
学校来な過ぎー…」
優しい声が
私の心を埋め尽す。
「ゆうっ…やあー」
涙が自然と流れる。
:07/03/15 12:24
:W42SA
:sTLZHLkY
#397 [まきやま]
裕也は直ぐに家に
来てくれた。
全て話した。
裕也の顔は何故だか
申し訳無さそうな、
まるで自分がした事
のように真剣に話し
を聞いてくれた。
裕也は諒ニィに似てる
安心するよ…。
:07/03/15 12:27
:W42SA
:sTLZHLkY
#398 [まきやま]
「それで…どうするつもりなの?」
裕也の顔に笑いは
無かった。
「こんな言い方…
あれだけどさっ…」
裕也は気まづそうに
自分の髪を触る。
「理由はどうであれ
司との子だからさっ
産みたくないの…?」
:07/03/15 12:32
:W42SA
:sTLZHLkY
#399 [まきやま]
「…駄目だよ。」
寂しく微笑む。
「私中学生だよ?」
「でもさっ…--」
「私が産んだら…
司一生苦しむよ。」
裕也は何も
言わなかった。
:07/03/15 12:35
:W42SA
:sTLZHLkY
#400 [まきやま]
……--
瑠美は俺の手を握り
未来は涙を流してる
おいおい…
そんな重要な事
何で隠してたんだよ
「親父とか…その事
知らないの…?」
未来は首を横に振る
「言って無い…」
:07/03/15 12:38
:W42SA
:sTLZHLkY
#401 [まきやま]
「それで…」
未来は続けた。
「市内に中絶しに
行ったの…。」
「その時お腹が
すんごい痛くて…
気絶しそうなくらい」
……--
:07/03/15 12:42
:W42SA
:sTLZHLkY
#402 [まきやま]
……--
「子宮破裂…?」
優しそうな先生の
顔が怖いよ…。
「赤ちゃんが
出来ない体になって
しまったの…。」
涙は自然と出なくて
隣にいる叔母さんが
ワンワン泣いてて
それを側で聞きながら 裕也と司の事を
頭で考えてた。
:07/03/15 12:45
:W42SA
:sTLZHLkY
#403 [まきやま]
この先好きな人が
出来たとしても…
結婚したとしても…
赤ちゃんは出来ない
産んだほうが
良かったのカナ?
人を1人殺したんだ
私にもう人を産む
資格なんか無いんだ
:07/03/15 12:47
:W42SA
:sTLZHLkY
#404 [まきやま]
…--
「それからたまに
お腹とか痛くなって
喘息も酷くなって
そのまま入院…」
未来は前髪を触る。
「司にはそれっきり
会って無いんだ…」
「…んだよそれっ」
諒は拳をベットに
叩きつける。
:07/03/15 12:52
:W42SA
:sTLZHLkY
#405 [まきやま]
「何で黙ってた…」
「諒っ…--」
瑠美の制止を
無視して続ける。
「病名見て…俺
本当ショックだった。
未来が島の誰かを
愛したのにって…
なのに………」
未来はうつ向く。
:07/03/15 12:57
:W42SA
:sTLZHLkY
#406 [まきやま]
「司は知らないの。
病名を…。」
諒はハハっと笑った
「あいつ…何も
知らないで生きてんだ」
「司は悪くない…」
「私がはっきり
嫌がらなかったから」
諒は目を見開く。
:07/03/15 12:59
:W42SA
:sTLZHLkY
#407 [まきやま]
「嫌がらなかった?
怖くて抵抗なんて
出来ねぇだろっ…」
諒はベットがら降りる
「どこまで司の事
かばうつもりだよ」
「ごめん…
頭冷やしてくる。」
諒はホテルを出た。
:07/03/15 13:02
:W42SA
:sTLZHLkY
#408 [まきやま]
頭冷やしてくる
って言ったものの…
「あつッ…」
外は暑い…---
近くのファーストフード店に 足を進める。
コーラでゆっくり
喉を冷やす。
はぁ。
ため息しかでないよ
:07/03/15 13:05
:W42SA
:sTLZHLkY
#409 [まきやま]
司と…未来が…?
俺のあとを
ノコノコ付いて来て
あんなに小さくて
可愛いかった2人が…
俺が東京なんかに
行かなきゃ良かった
守ってあげれば
良かったのに…。
司の事も
未来の事も
傷つけちまった…。
:07/03/15 14:22
:W42SA
:sTLZHLkY
#410 [まきやま]
未来の母親が死んだ時
1緒に泣いて
3人で1緒の布団で
抱きしめ合って寝たよな
「頼りない兄ちゃん
だけど…守ってやる」
そう言ったの
2人は覚えてるかな
「諒ニィ大好きっ」
未来の笑顔が
頭をかすめる。
:07/03/15 14:26
:W42SA
:sTLZHLkY
#411 [まきやま]
俺が東京に行く時
2人して泣いて
すがって来たっけ。
司は段々と親父に
似てきて…--
未来も段々可愛く
なってって…--
成人式の時かな?
未来を見つめる
司の目が
いつもより違って…
:07/03/15 14:29
:W42SA
:sTLZHLkY
#412 [まきやま]
確信したんだ。
「好き」だって…
未来も意地はって
俺の事わざとらしく
誉めまくってたけど
両想いじゃん。
そう思ってた…。
笑いこらえるの
どんだけ耐えたか
お前等知ってんの?
:07/03/15 14:31
:W42SA
:sTLZHLkY
#413 [まきやま]
司はどうして…
そんな事したんだ?
好きな女に乱暴して
楽しめたのか?
分かんねぇよ…
頭を抱えて
ひじをついた。
:07/03/15 14:35
:W42SA
:sTLZHLkY
#414 [まきやま]
「お客様っ…」
振り返ると困った顔
で見つめる店員さん
「申し訳ございません 閉店時間になるんですけれども…。」
携帯を開くと
日付けが変わって
数時間たっていた。
「あぁ…すいません」
:07/03/15 14:41
:W42SA
:sTLZHLkY
#415 [まきやま]
ホテルに戻ると
部屋は真っ暗で…
「…諒っ……」
電気スタンドが
小さく光る。
「起こした…?
ごめんねっ…。」
小さく笑って
洗面台に歩く。
冷たい水で顔を洗い
小さくため息…。
:07/03/15 14:44
:W42SA
:sTLZHLkY
#416 [まきやま]
「平気…?」
瑠美が近寄る。
鏡ごしに目が合い
すぐにそらした。
「…うん.ごめんね」
瑠美をすり抜けて
ソファーに座る。
「何か…頭がパンパン
になっちゃった…」
力無く微笑む。
:07/03/15 14:48
:W42SA
:sTLZHLkY
#417 [まきやま]
「あの2人さっ…
意地っぱりなんだよ」
「お互いAB型どうし
だからかな…?」
「2人の言いあいは
本当しょうもない事で」
瑠美のシャンプーの
香りに包まれる。
:07/03/15 14:54
:W42SA
:sTLZHLkY
#418 [まきやま]
「本当負けず嫌いで
俺っ……」
やべっ…涙出てきた
「…何でだよ!!」
瑠美にしがみついて
泣きじゃくる俺…
25歳。
カッコわるっ。
:07/03/15 14:57
:W42SA
:sTLZHLkY
#419 [ゅぃ]
…悲しい(._.)お互い想いあってんのにすれちがってこんなことになるなんて(*_*)悲しすぎだぁ(/_;)
まっきー見てるからね!!続き楽しみにしてます(*^^*)まっきーの書くのはみいっちゃって続きが気になりまくです(бω<)☆
:07/03/15 21:58
:P902iS
:UjU67TvU
#420 [まきやま]
ゆいちゃん
本当ありがとう咐~
いつも長々と
コメントくれてx
続き書きますy
:07/03/16 00:43
:W42SA
:jMhly/3g
#421 [まきやま]
「黙っててごめん」
瑠美が優しく
髪を撫でる。
「私の口から言えば
良かった…。」
俺は首を横に振る。
「いやっ…平気。
何かごめんね」
「さっきから諒
謝ってばっかり…」
:07/03/16 00:47
:W42SA
:jMhly/3g
#422 [まきやま]
「ハハ…そうだね」
2人は離れた。
「司と未来は…
これからも会わない
つもりなのかな?」
瑠美は返事に困り
目をそらした。
「話したいだろ…
未来も司も…。」
:07/03/16 00:49
:W42SA
:jMhly/3g
#423 [まきやま]
「よく未来さ…
手紙書いてんだよ」
瑠美は顔を上げた。
「手紙…??」
「多分司宛て…」
「3年だよ…?
未来の気持ちは
変わって無いだろ」
:07/03/16 00:51
:W42SA
:jMhly/3g
#424 [
]
:07/03/16 00:53
:D903i
:GXeKiJUM
#425 [まきやま]
「未来の意見を
聞かないと……」
「明日聞いてみる」
未来は充分我慢した
辛い思いもした。
今度は幸せに
なるばんだよ。
:07/03/16 00:53
:W42SA
:jMhly/3g
#426 [まきやま]
エさんありがとう
アンカーの付け方
分からないので…
助かりました☆
:07/03/16 00:54
:W42SA
:jMhly/3g
#427 [まきやま]
翌朝も暑くて
太陽がギラギラ
3人を照らす。
眩しそうに顔をしかめ 3人は歩いた。
「暑い…---」
瑠美は帽子を
深く被る。
:07/03/16 00:56
:W42SA
:jMhly/3g
#428 [まきやま]
いろいろな店を周り
3人で笑った。
外人の多さに
3人で焦った。
観光客に紛れて
水族館で写真いっぱい撮った。
瑠美の薬指には
昨日の指輪。
未来の体調も良くて
安定してる。
:07/03/16 00:59
:W42SA
:jMhly/3g
#429 [まきやま]
「手紙をさ…
書いてみないか?」
夕食を買いこんで
ホテルに帰宅中
未来に言った。
「手紙っ…?」
重たそうに袋を抱え
未来は言った。
「司に。今の気持ちを全部伝えるんだよ。」
:07/03/16 01:01
:W42SA
:jMhly/3g
#430 [まきやま]
未来に返事は無かった
諒は続ける。
「未来は会いたくて
たまらないんだろ?」
「あの祭り…
誘ってみろよ」
:07/03/16 01:03
:W42SA
:jMhly/3g
#431 [まきやま]
「狭い島にいる以上
会わないなんて不可能なんだから…。」
「司は私のこと…
嫌いになったもん」
「そんなの…
本人に聞かなきゃ
分かんないだろ?」
「…。」
:07/03/16 01:05
:W42SA
:jMhly/3g
#432 [まきやま]
「暗い過去のまま
司に会えなくて
みぃは良いのか?」
「諒っ言い過ぎ。」
瑠美の制止に
未来は言った。
「…読んでくれるかな」
「読ませるよ。
絶対…必ず。」
未来は小さく笑った
:07/03/16 01:08
:W42SA
:jMhly/3g
#433 [まきやま]
こうして短い
未来の旅行は終わった
楽しかった…って
俺は思うけど。
未来はどうだった?
辛い過去を言わされ
たから嫌だったかな…
聞かなきゃ
一生分からなかった
:07/03/16 01:10
:W42SA
:jMhly/3g
#434 [まきやま]
…未来…
2日しか離れて
無いのに…
島が懐かしく感じた
診療所に戻り、
ベットに荷物を広げた
たくさん買ったな。
洋服。お菓子。
アクセサリー…。
さりげなく色違いで
2つ。
赤のちゅら玉と
青のちゅら玉…。
:07/03/16 01:15
:W42SA
:jMhly/3g
#435 [まきやま]
諒ニィに言われる前に
司に会おうって
決心してたんだ…
3年経った今。
好きって気持ちは
消えないんだもん。
引き出しから
桃色の便箋と
青いボールペンを
取り出す。
出せない手紙なんて
もう…書きたく無い
:07/03/16 01:18
:W42SA
:jMhly/3g
#436 [まきやま]
「ただいまー…」
懐かしい我が家。
って2日間だけど…
「母さんお土産!!」
お菓子の入った袋を
テーブルに置いた。
「わあ…ありがと!
もうすぐご飯だから
司呼んできて?」
諒は頷いた。
:07/03/16 01:20
:W42SA
:jMhly/3g
#437 [まきやま]
-司を怒らないで-
未来の言葉が蘇った
司の部屋の扉。
中からは騒がしい
音色が漏れてくる
ドンドンッ!!!
いつもより
大げさに叩いた。
:07/03/16 01:22
:W42SA
:jMhly/3g
#438 [まきやま]
不機嫌そうに司が
扉を開く。
「…おかえり。」
諒は目線をそらした
「ただいま。
飯出来たって。」
そう言い切ると
階段をかけ降りた。
ふうーっと
自分を落ち着かせる
:07/03/16 01:25
:W42SA
:jMhly/3g
#439 [まきやま]
食事の時。
目を合わせられない
目が合った瞬間
殴り飛ばしてしまう
我慢だ…我慢。
俺は早々と
食べ終わり自分の
部屋へと急いだ。
:07/03/16 01:27
:W42SA
:jMhly/3g
#440 [快]
うぅ…(。_。)
泣きたくなります。
何だか胸がぎゅぅって
なりました。
最後まで読むので頑張って下さい!!
:07/03/16 14:38
:D902i
:MttPv4r6
#441 [まきやま]
快さん
ありがとうっI!!
そう言ってもらえると
嬉しいです
今から書きますy
:07/03/18 00:38
:W42SA
:MhdIE232
#442 [まきやま]
扉を閉めて
ふぅーっと長い
息を吐いた。
市内で買ったCDを
コンポに入れて
音量を上げる。
椅子に座り
目をつむった。
自分の心に歯止めを
かけるのは
こんなに難しい事
なのか…
:07/03/18 00:41
:W42SA
:MhdIE232
#443 [まきやま]
頭をよぎるのは
未来の話と司の顔
あー!!!うざいっ!!
小さく呟いて
眼鏡をかけた。
研修医時代の
レポートを見つめる
2人の事を考え無い
為にも…勉強勉強!!
:07/03/18 00:54
:W42SA
:MhdIE232
#444 [まきやま]
医学書の隣に
誇りのかぶった
アルバムがあった。
手にとり
ふっと息をかける。
誇りが宙を舞って
少し咳き込んだ。
ページをめくると
中学時代の写真が
貼ってあった。
:07/03/18 00:57
:W42SA
:MhdIE232
#445 [まきやま]
「懐かしいな…」
小さく笑って
ページをめくる。
中学3年の
水泳大会…。
賞状を持ってる俺
抱きつく未来。
隣で横顔の司。
:07/03/18 01:00
:W42SA
:MhdIE232
#446 [まきやま]
こん時の2人みたく
仲良くはなれないのか
また3人で写真を
撮りてぇんだよ…
いつ東京に戻っても
安心できるように…
司…
未来…
幸せになってくれよ
お前等が大切なんだよ
:07/03/18 01:03
:W42SA
:MhdIE232
#447 [まきやま]
…翌朝…
大きく勢いよく
雨が降っていた。
俺…雨の日の目覚めは とっても悪い。
苛々しながら
階段を降りる。
「…何でいんだよ」
思わず口調が
あらくなった。
:07/03/18 01:05
:W42SA
:MhdIE232
#448 [まきやま]
今1番見たくない
そいつは居間で
ゴロンと横に
なっていた。
「嵐になるらしくて
漁できねぇから…」
我慢…我慢…。
諒は返事をせず
台所から水を取り出した
「病院行くなら
車出してもらえよ。
雨ヤバいからさ。」
冷蔵庫を勢いよく閉めた。
:07/03/18 01:09
:W42SA
:MhdIE232
#449 [まきやま]
司をチラリと見て
「行って来る。」
とだけ言った。
「親父に頼めば?
車。」
「…瑠美に頼む」
精一杯の会話だった
自然と拳に力が入る
:07/03/18 01:24
:W42SA
:MhdIE232
#450 [まきやま]
「雨凄いねーっ!!」
ワイパーが荒々しく
右に左にと交差する
のをぼーッと見つめる
「ごめんね瑠美…」
瑠美は首を振る。
「良いよ!みぃにも
会いたかったしね」
諒は微笑んで
目をつむった。
ヘンプの匂いを
かみしめて
少しだけ眠った。
:07/03/18 01:28
:W42SA
:MhdIE232
#451 [まきやま]
診療所に入るまで
少し歩いただけで
結構濡れた。
「タオルあったカナ…」
諒は白衣を羽織り
戸棚をまさぐる。
「びしょびしょー」
瑠美は髪を触り
苦笑い。
:07/03/18 01:31
:W42SA
:MhdIE232
#452 [まきやま]
「あったあった!!」
諒は微笑んで
瑠美の頭に
タオルをかけた。
ふんわり香る
香水の香り……。
瑠美は長い髪を結び
諒にタオルを渡す。
諒の短い髪の毛は
もう乾きそうだった
:07/03/18 01:34
:W42SA
:MhdIE232
#453 [まきやま]
病室に入ると
雨を見つめる未来が
座っていた。
「おはよー!!」
瑠美が隣に座る。
「…雨凄いね。」
未来は嫌そうに
窓の外を見つめる。
「あっ…諒ニィ。」
思い出したように
未来は振り返った
:07/03/18 01:37
:W42SA
:MhdIE232
#454 [まきやま]
「書いたっ…。」
桃色の便箋。
左ききだからか
独特な文字。
諒の顔が自然と
ほころぶ。
「気持ちがたくさん
溢れてきてね…?
上手く書けなかった
けど…」
:07/03/18 01:40
:W42SA
:MhdIE232
#455 [まきやま]
「うん…。」
しっかりと
受け取って
ポケットにしまう。
気持ちは絶対に
伝わるよ。
過去ばっかりじゃ
何も始まらないから。
その日の帰り
俺はドキドキしてた
:07/03/18 01:42
:W42SA
:MhdIE232
#456 [まきやま]
「司…読むカナ?」
車を止めて瑠美が言う
「…読ませるよ。」
瑠美のほうを向いて
「絶対に…。」
瑠美は微笑み頷いた
「諒だけが
頼りだからね…?」
瑠美に優しくキスを
して車を降りた。
:07/03/18 01:45
:W42SA
:MhdIE232
#457 [まきやま]
「ただいま。」
「おかえりー!!」
「司は?」
「明日も雨だから
部屋の模様替えを
するって。
部屋に籠ってるわ」
母親の言葉に
返事をする前に
階段をかけ上がった
:07/03/18 01:47
:W42SA
:MhdIE232
#458 [まきやま]
ノックをせず
荒々しく扉を開けた
ぐちゃぐちゃな部屋
司は鼻歌を辞めて
こちらを振り返る。
「…なんだよ?」
司は睨んだ。
司に近寄り
便箋を握らせた。
:07/03/18 01:49
:W42SA
:MhdIE232
#459 [まきやま]
「全部聞いた。
これみぃからの手紙
絶対読め。分かった?」
司は諒の顔を見て
驚きを隠せないでいる
「諒…いつ知ったの?」
「…3日前だよ。
3年も前の事…
何で隠してたっ…」
諒の声は不思議と
落ち着いていた。
:07/03/18 01:53
:W42SA
:MhdIE232
#460 [まきやま]
「知らなかったの?」
「知らなかったよ。
騙された気分…」
司は便箋を付き返し
「読む資格なんか…
俺にはねぇだろ。」
「テメェッ…---」
諒は胸ぐらを掴んだ。
:07/03/18 01:59
:W42SA
:MhdIE232
#461 [まきやま]
「俺はみぃの体を
傷つけたんだよ…」
「俺は逃げたんだよ
現実からっ…」
「今更どんな顔して
読めば良いんだよ…」
司の目は
寂しく光る。
:07/03/18 02:01
:W42SA
:MhdIE232
#462 [まきやま]
「…ふざけんな!!」
諒の怒鳴り声が
部屋中に響く…。
「未来はな…
お前への気持ちを
3年も我慢してたん
だぞっ!!!!」
「今…やっと気持ち
伝えようとしてんのに…お前は逃げるのか?」
諒の腕に力が入る
「頼むから…
読んでやってくれ…」
「諒っ…」
:07/03/18 02:04
:W42SA
:MhdIE232
#463 [まきやま]
「司!!諒!!
辞めなさいよ!!」
母親が部屋に
入って来る。
パシンッ…―
司の頬が赤くなる。
「母さっ…--」
諒は母親の手を掴む
「司…前向いて
歩きなさい。」
司は目を見開いた
:07/03/18 02:08
:W42SA
:MhdIE232
#464 [まきやま]
「何でっ…?」
諒は戸惑う。
みぃと司の事は
叔母さんしか
知らないはずじゃ…
「…知らないとでも
思っていたの?」
司は言葉につまる。
.
:07/03/18 02:10
:W42SA
:MhdIE232
#465 [まきやま]
母親は優しく笑い
司の髪を撫でた。
「母親歴何年だと
思ってるのよ…?」
「ちゃんと気持ち
確認しなさい。」
便箋を司に渡し
諒を見た。
「あとは司次第よ。
諒のくれたチャンス
を使うかは。」
:07/03/18 02:13
:W42SA
:MhdIE232
#466 [まきやま]
母親に押され
司の部屋を出た。
「…いつから知ってたんだよ?」
諒は聞いた。
「中学の卒業の時に
-俺が父親になんか
なれる訳無いよな-
-俺は幸せになんか
なっちゃ駄目なんだ-
って毎日のように
言ってたの。」
「…大丈夫。あぁ
みえて父さん似で
司は一途なのよ。」
母親の笑顔を見た時
本当に大丈夫かもな
と思ってしまった。
:07/03/18 02:17
:W42SA
:MhdIE232
#467 [まきやま]
…――
「諒ニィ大好き。」
その言葉を聞く度に
耳なんか聞こえなく
て良いのにと思った
2人が笑い合ってる
のを見る度に
目なんか見えなくて
良いのにと思ってた
悔しいよ.
悲しいよ.
苦しいよ.
俺はこんなに
大好きなのに。
:07/03/18 02:22
:W42SA
:MhdIE232
#468 [まきやま]
嬉しそうに
少し照れながら
諒の話をする度に
「好きなんだよ.」
って言いたかった。
俺は弱虫だ。
嫌われたくなかった
どんな形でも良い。
隣にいたかった。
:07/03/18 02:25
:W42SA
:MhdIE232
#469 [まきやま]
悔しいけど…
諒の事は嫌いに
なんかなれないよ。
優しいし.
お洒落だし.
よく笑うし.
頭めっちゃ良いし.
自慢の兄貴だもん.
だから余計に
苦しかったよ。
全然知らない他人なら 奪いとったのに。
:07/03/18 02:28
:W42SA
:MhdIE232
#470 [まきやま]
他の女子と話さない
のはせめともの
自己アピール。
気付いてよ。ねぇ.
俺の笑った顔も
怒った顔も
お前しか見た事無いよ
文化祭の時.
焼きもちなんかを
焼いてくれるのか
試したんだよ。
:07/03/18 02:31
:W42SA
:MhdIE232
#471 [まきやま]
文化祭行かなかった
のはお前が居ない
学校なんか意味無い
からだよ。
本当に体弱いよな。
なのに意地っぱり
ま.そこが
可愛いんだろうね。
学校に相合傘を
書かれた時…
:07/03/18 02:35
:W42SA
:MhdIE232
#472 [まきやま]
相合傘が少しだけ
嬉しくて黙ってた。
3人の秘密基地。
諒に秘密って
言われたんだよな。
だからお前マジで
焦ってたよな。
諒はお前にとって
本当に大事なんだな
:07/03/18 02:38
:W42SA
:MhdIE232
#473 [まきやま]
バレたらお前は
泣いちゃいそうで…
だからあんな嘘
べらべら話した。
皆の前で諒が好き
って言った時…
泣くかと思った。
皆の前で言うって…
俺は本当に
眼中に無いだなって
:07/03/18 02:41
:W42SA
:MhdIE232
#474 [あい]
1・2も読みましたあ

すごいいいですネっ


応援してます


これからも頑張ってください

・゚
:07/03/18 02:44
:SH902i
:OLUyzpCY
#475 [我輩は匿名である]
な‥涙が‥
。゚(p>д<q●)゚。ヒック
:07/03/18 07:07
:W31K
:G577SbuM
#476 [まきやま]
あいさン>>
ありがとう!!
1.2も気に入って
もらえて嬉しいデスL
匿名さン>>
涙なんて!!
嬉しいですス
:07/03/18 09:15
:W42SA
:MhdIE232
#477 [まきやま]
水泳大会で優勝して
諒よりも速いタイム
が出せたら…
告白しよう。
駄目でも良いから。
気持ち伝えよう。
だから朝早起きして
走り込んだりしてた
だから朝みぃとは
あまり行けなかった
その事
言うの恥ずかしい
から言わなかった
:07/03/18 09:18
:W42SA
:MhdIE232
#478 [まきやま]
俺は本当に口下手
だから…。
器用じゃないから…
裕也と急に仲良く
なって正直焦った。
みぃの部屋の野球帽
見た後.モヤモヤして 眠れなかった。
裕也の雰囲気は
どことなく諒に
似てたから…
:07/03/18 09:20
:W42SA
:MhdIE232
#479 [まきやま]
朝走り込んで
疲れて寝てるとき…
みぃがすげー怒って
音楽室に来た日。
こいつは一体何なんだ 裕也にも.俺にも
良い顔しやがって…
辞めてくれよ。
スゲー腹たって
あんな冷たい態度で
避けてしまった。
:07/03/18 09:23
:W42SA
:MhdIE232
#480 [まきやま]
そんな事した瞬間
マジで後悔した。
みぃは教室に来ない
心配して居眠りも
できなかった。
探しに行った時…
裕也に会った。
胸の部分が濡れてて
こいつ変なの。って
思った。
:07/03/18 09:26
:W42SA
:MhdIE232
#481 [まきやま]
一緒にいたんだな。
みぃは裕也の前なら
素直に泣けるんだな
俺が隣にいても
強がりなみぃなのに
一緒にいないほうが
みぃの為になるの?
側にいたいよ.
辛い時胸を貸すよ.
だから勉強頑張って
同じ高校を受かろう
と猛勉強した。
:07/03/18 09:29
:W42SA
:MhdIE232
#482 [まきやま]
水泳大会の当日。
告白なんか俺は
できるのだろうか…
優勝は無理だよって
みぃに言われた。
裕也には頑張ってって 言うクセに…
マジで俺嫌われ過ぎ
笑えねぇわ….
:07/03/18 09:33
:W42SA
:MhdIE232
#483 [まきやま]
「俺優勝したら
みぃに告るよ」
裕也の言葉に
さすがの俺も焦った
裕也と俺は同じ事を
考えてたんだな。
「無理だよ.あいつの 好きな人俺の兄貴
だもん…」
頼むから辞めてくれ
:07/03/18 09:35
:W42SA
:MhdIE232
#484 [まきやま]
好きと憧れは違う。
そう言い切ったお前を ぶん殴りたくなった
ムカつく。
裕也に勝てる自信が
今の俺には無かった。
体力とか…そうゆう
問題じゃなくて.
勝てない気がした。
取られる気がした。
:07/03/18 09:39
:W42SA
:MhdIE232
#485 [まきやま]
俺が優勝しても
みぃは相変わらず
そっけない態度。
相当ヘコンだね。
口には出さないけど
無口な男ですから。
裕也が5位って
喜んでる時…--
心が乱れた。
ガタガタガタって
何かが崩れた。
優勝しても
みぃを喜ばせる事
俺にはできないんだ
:07/03/18 09:43
:W42SA
:MhdIE232
#486 [まきやま]
せめて裕也と
一緒にいて欲しく
無くて、夜呼び出した
30分経っても
みぃは来ない…。
バックレ?
どんな事されても
俺はみぃを待つよ。
脳みそと体は
バラバラで…
不思議とお酒が
進んでしまう。
:07/03/18 09:46
:W42SA
:MhdIE232
#487 [まきやま]
好きなんだよ。
みぃしかいらない。
一緒にいたいよ。
なのに何で?
俺じゃ駄目か?
「やっぱり諒ニィは
凄いんだねっ」
そんな言葉…
今は聞きたく無いよ
:07/03/18 09:48
:W42SA
:MhdIE232
#488 [まきやま]
酒の力も影響して
気付いたら
押し倒してたんだ。
スゲー嫌がる未来。
それを見てまた
ムカついてる自分。
馬鹿にすんなよ。
何も言わない俺だけど ちゃんと心は
あるんだからさ…
:07/03/18 09:50
:W42SA
:MhdIE232
#489 [まきやま]
寸前で止めようと
思ってた。
どうせ裕也と
そいゆう事とか
しちゃってんのかと
思ってた。
スカートなんか
履いてくるから…
俺は歯止めが
効かなくなった。
今…この瞬間だけ
未来は俺の事だけ
考えてくれてるかな
.
:07/03/18 09:53
:W42SA
:MhdIE232
#490 [まきやま]
終わって横たわる
未来を見て
細い奴だな。
そんな事思った。
こうゆうのって
ビデオとかでしか
見た事無かった。
気持ち良くねぇ。
むしろ今の俺…
気持ち悪いし
これって犯罪…?
:07/03/18 09:56
:W42SA
:MhdIE232
#491 [まきやま]
みぃの血を見た瞬間
一気に酔いが覚めた
馬鹿.馬鹿.馬鹿!!!
俺何やってんだよ
レイプじゃん。
ヤバい.ヤバい.ヤバい
必死になって
血を拭いて気分を
紛らわせてた。
:07/03/18 09:58
:W42SA
:MhdIE232
#492 [まきやま]
その日から
具合が悪いみたいで
未来は学校にも
来なかった。
もしかしてあの日の
ショックでっ…?
確かめたくて.
心配で….
見舞いに行っても
会ってくれなかったけど
:07/03/18 10:01
:W42SA
:MhdIE232
#493 [まきやま]
「…3ヶ月なの」
聞いた瞬間…
土下座したかった。
好きな男の子供なら
まだしも…
あんな風に出来た
子供なんか……。
俺の子供なんか
産みたくないだろ?
諒の子供が
産みたいだろ?
:07/03/18 10:03
:W42SA
:MhdIE232
#494 [まきやま]
俺は逃げたんだよ。
自分がした事なのに
しっかり向き合う
勇気も無かった。
「俺の子じゃない」
そんな言葉を吐いて
人を殺させた。
未来と俺の子…
そんなもん
望まれて無いだろ?
:07/03/18 10:06
:W42SA
:MhdIE232
#495 [まきやま]
--…
母と諒が出て行った
ぐちゃぐちゃの部屋
ため息をついて
ベットに座り込む。
3年前の事を
まるで昨日起きた
事のように…
毎日思い出してた。
あんな事しといて
まだ好きなんだ。
:07/03/18 10:09
:W42SA
:MhdIE232
#496 [まきやま]
諒は何もかも
知ってるかと思ってた
殴られると思った。
むしろ怒って
ほしかったんだ。
なのに…
全然普通の態度で.
しかも瑠美と
付き合った。
:07/03/19 00:25
:W42SA
:XbNA908U
#497 [まきやま]
初めて諒に失望した
お前だけが全てだった みぃはどうなる?
瑠美じゃないだろ?
何で怒らねぇんだよ
そんな事を思って
諒に冷たくなった。
:07/03/19 00:27
:W42SA
:XbNA908U
#498 [まきやま]
この3年間。
毎日ひたすら
こき使われて.
もらった給料は
貯まる一方で。
「無」に近い日々。
でもみぃの事考え
無い日は無かったよ
:07/03/19 00:38
:W42SA
:XbNA908U
#499 [まきやま]
便箋をしばらく
見つめる事しか
できなかった。
丸い独特な文字…
桃色の便箋。
いつも話してた
窓を見つめる。
:07/03/19 00:41
:W42SA
:XbNA908U
#500 [まきやま]
また昔みたいに
話せるカナ。
会ってくれるかな
何が書いてあるの?
このチャンス…--
逃しちゃいけない。
:07/03/19 00:43
:W42SA
:XbNA908U
#501 [まきやま]
ゴクリとつばを飲み
ゆっくり便箋を
開いた。
可愛いらしい
丸い文字。
「司へ」
「へ」の部分に
斜めに2本線が
入っている。
変わって無いな。
:07/03/19 00:45
:W42SA
:XbNA908U
#502 [まきやま]
「っ……」
読めば読む程
涙が止まらない。
一文字一文字に
みぃの気持ちが
詰まってるんだ。
.
:07/03/19 00:49
:W42SA
:XbNA908U
#503 [まきやま]
司へ
この3年間.
貴方宛ての手紙を
何回も書きました。
書いては捨てて…
捨ててはまた書いて
でも、今日は違う。
ちゃんと読んでる?
司は優しいから
読んでくれてるよね
.
:07/03/19 00:52
:W42SA
:XbNA908U
#504 [まきやま]
あの日からもう
3年間も経つんだね
司は漁師になったん
だってね。
あの日から司は
夢を追いかけるのも
人と関わるのも
辞めちゃったのカナ…
私が壊したんだよね
司の人生を.
司の心を.
司の優しさを.
.
:07/03/19 00:55
:W42SA
:XbNA908U
#505 [まきやま]
赤ちゃん降ろした時
私は身体を壊したの
もう二度と赤ちゃん
は作れないんだって
それでも良いんだ。
ずーっと昔からの
司に対してあんな
態度取ってさ?
バチが当たったんだよ
.
:07/03/19 00:58
:W42SA
:XbNA908U
#506 [まきやま]
ねぇ…司は
気付いてたカナ…?
私が本当に本当に
大切で大好きな人。
優しくて頭が良い
諒ニィだと思ってる?
違うよ?
私が
本当に大好きなのは
頭悪くて.無口で.
変な髪型にしたり.
先生にすぐはむかう
でも優しくて
私の皮肉を笑って
包んでくれる
司?貴方だよ…?
:07/03/19 01:01
:W42SA
:XbNA908U
#507 [まきやま]
意地っぱりで
ごめんなさい。
たくさん傷つけて
ごめんなさい。
司怒ってるよね。
おめでとうって…
素直に言えば良かった
その時好きって
言えば良かった。
:07/03/19 01:04
:W42SA
:XbNA908U
#508 [まきやま]
司が私に気が無くて
会いたく無いなら
この手紙を捨てて?
…少しでも.
私に会いたいって
思ってくれたなら
もうすぐ始まる
祭りの日。
夜19時に…
あの場所で待ってる
:07/03/19 01:06
:W42SA
:XbNA908U
#509 [まきやま]
あの場所をずっと
暗くて嫌な思い出に
しておきたくないの
司への思いは
前と全然変わらないの
司は今何をして
何に悩んで…
どんな気持ちかを
知りたいの。
大好きなの。
人目でも良いから
会いたいよ…。
.
:07/03/19 01:09
:W42SA
:XbNA908U
#510 [まきやま]
長々とごめんなさい
みぃは待ってます。
あの日司が私を
待っててくれたみたいに
ずーっと…。
未来より。
:07/03/19 01:10
:W42SA
:XbNA908U
#511 [まきやま]
……---
「それで?2人は
どうなったの…?」
チラリと時計に
目をやった。
「…続きは帰って
来たら話してあげる」
しゅんとした顔で
呟く。
:07/03/19 01:13
:W42SA
:XbNA908U
#512 [まきやま]
「帰って来るか…
分からないよ…」
諒は笑って頭を撫でる
「美嘉ちゃんは…
絶対大丈夫。
先生が保証するよ」
美嘉の表情が
少し和らいだ。
:07/03/19 01:15
:W42SA
:XbNA908U
#513 [まきやま]
「話の続きを考えて
たら…手術なんて
あっという間だよ」
美嘉は笑った。
「麻酔かかって…
眠ってるから!!」
諒は舌を出して
おどけてみせる。
「玉城先生っ…」
ナースが来て
諒は頷く。
「美嘉ちゃん…時間だ。行ってらっしゃい」
:07/03/19 01:17
:W42SA
:XbNA908U
#514 [まきやま]
「先生っ…絶対絶対
待っててね?」
諒は頷く。
「待ってるよ。」
手術室の医師に
会釈をして
扉が閉まった。
ふぅっとため息。
「大丈夫大丈夫…」
小さく呟いて
足早にドクタールームへ
足を進めた。
:07/03/19 01:21
:W42SA
:XbNA908U
#515 [まきやま]
「玉城先生お疲れ」
先輩ドクターが声を
かけてくれた。
「お疲れ様です。」
「昨日から徹夜だろ? 小児科は大変だな」
諒は微笑んで
「やっと一段落
着いたんで…今日は
帰ります。」
:07/03/19 01:23
:W42SA
:XbNA908U
#516 [まきやま]
「若いなあ…!!
さすが20代!!」
この先輩の肩パン…
マジで痛いんだよな
「もう27っすよ?」
苦笑いを浮かべて
白衣を脱いだ。
携帯を開くと
「着信あり」の文字
:07/03/19 01:25
:W42SA
:XbNA908U
#517 [まきやま]
プルルルッ…--
プルルルッ…--
「寝てんのかな…」
時計を見て呟く。
「もしもしっ?
仕事終わった??」
「うん。たった今」
懐かしい声に
自然と顔がゆるむ。
:07/03/19 01:27
:W42SA
:XbNA908U
#518 [まきやま]
「お疲れ様ー!!
どう?東京寒い?」
「寒ぃよー慣れたけど。で.何さ?」
「んー?えへへッ」
「気持ち悪いな…
用無いなら切るよ」
コンビニで弁当を買い 寒さに身震いする
.
:07/03/19 01:31
:W42SA
:XbNA908U
#519 [まきやま]
25の冬。
俺は東京の病院に
引き戻された。
小児科病棟で
毎日必死こいて
働いている。
島みたいに時間は
ゆっくり流れて
無くて…
泣いたり笑ったり
毎日楽しかった
島が恋しかった。
:07/03/19 01:33
:W42SA
:XbNA908U
#520 [快]
途中途中コメント入れてすみません。
マジで読んでます。
頑張って下さい☆
:07/03/19 01:35
:D902i
:XmTHgrns
#521 [まきやま]
瑠美とは続いてる。
連絡とかも
あまり出来ないけど
信じてくれてる。
司にも.みいにも.
瑠美にも……
今スゲー会いたいよ
東京の寒さは
1人だともっと
身にしみるから。
:07/03/19 01:36
:W42SA
:XbNA908U
#522 [まきやま]
祭りの日…
東京の病院に呼ばれ
俺は島にいなかった
司と未来がその後
どうなったのか
よく知らない。
きっと大丈夫だとは
思うんだけど。
今も珍しく司から
着信が来たのに
未来が出たし。
上手くいってんだな.
:07/03/19 01:38
:W42SA
:XbNA908U
#523 [まきやま]
快さんI
全然ですよ(o・v・o) コメントとか
嬉しすぎますからx
ありがとう
:07/03/19 01:39
:W42SA
:XbNA908U
#524 [まきやま]
「ねぇ!!聞いてる?」
「っ!!ごめん。
眠たくてさあー…」
「寝てないの?
駄目だよー?睡眠は
大切でしょ!先生」
小さく笑って
玄関を開ける。
ワンルームのマンション
レポートだらけの
机をどけて
袋から弁当を出した。
:07/03/19 01:43
:W42SA
:XbNA908U
#525 [まきやま]
ベットの側の
写真立てに目をやる
成人式の時…
3人で撮った写真
瑠美との写真。
「会いたくなるな
電話とかすると…」
そう呟いて
ご飯を口に運ぶ。
「会いたい?」
:07/03/19 01:46
:W42SA
:XbNA908U
#526 [まきやま]
「島が恋しいよ。
瑠美.司.未来が--」
ピンポーン…
「クスクスッ--」
「何笑ってんの。
誰か来たから.
またかけるね?」
そい言って受話器を
机に置いて
玄関の扉を開いた。
:07/03/19 01:48
:W42SA
:XbNA908U
#527 [まきやま]
「りょおーッッ!!!!」
大きい荷物を
両手に持っている
「えッ!!!…」
動揺を隠せない。
「だって…え!!」
さっきまで
電話で話してたのに…
.
:07/03/19 01:51
:W42SA
:XbNA908U
#528 [まきやま]
2年間会いたくて
仕方が無かった3人
が今…目の前にいる
「東京寒すぎー!!」
「みい…。」
「早く中入れてよ
どーせ暇でしょ?」
「司…。」
自然と目がうるむ。
:07/03/19 01:53
:W42SA
:XbNA908U
#529 [まきやま]
「…久しぶり。」
懐かしい愛する人。
「瑠美…髪切った?」
「司が切ってくれたの」
「来るなら言えよ!!
ま.入りなっ?」
3人はにっこり笑う
:07/03/19 01:55
:W42SA
:XbNA908U
#530 [ゅぃ]
あげ☆
みぃの手紙が…もぉ司への想いが伝わってきて泣ける(/_;)うまくいったみたいでよかったよぉ(*'∪`幸)
まっきー天才だぁ(●V∪V●)
:07/03/20 00:05
:P902iS
:XRzCGUK.
#531 [
]
:07/03/20 01:37
:D902iS
:a.miE3YI
#532 [匿名]
本当にいい小説

俺小説で泣いた事ないけどこれみて初めて泣きました

マジ心にジンときました

:07/03/20 04:05
:D901i
:XPd1GEDg
#533 [まきやま]
ゆいちャン
天才とか無いよLL
でも嬉しい
ありがとうx
エエさん
助かりますy
ありがとうII
:07/03/20 12:52
:W42SA
:2nqxCPBA
#534 [まきやま]
匿名さん」
ありがとうI
泣いてくれるなんて
嬉しいですよ
:07/03/20 12:53
:W42SA
:2nqxCPBA
#535 [まきやま]
3人の頬は赤く
寒そうにしている。
それを見てクスっと
笑ってしまった。
「わざわざありがと
来てくれて。」
ホットミルクを
机に置いた。
:07/03/20 12:56
:W42SA
:2nqxCPBA
#536 [まきやま]
「住所を頼りに
頑張ったよね」
瑠美は微笑む。
「言ってくれれば
空港まで行ったのに」
「皆元気してた?」
3人は同時に頷く。
:07/03/20 12:58
:W42SA
:2nqxCPBA
#537 [まきやま]
「司.仕事は?」
「今年大検受ける
だから今勉強中途」
金に近い髪の色が
小さく光った。
「そうなのか!!
頑張ってるじゃん」
:07/03/20 13:06
:W42SA
:2nqxCPBA
#538 [まきやま]
「うちらももうハタチ
になるんだよ〜??」
未来が身を乗り出す
「ハタチか…!!俺も
年とったなあ…。」
「それでね?
…報告があるんだ」
未来と司が正座して
こちらを見る。
:07/03/20 13:13
:W42SA
:2nqxCPBA
#539 [まきやま]
「な…何すか…??」
つられて諒も正座。
未来と司の首モトには
赤と青のお揃いの
ネックレス。
「成人式が終わったら 俺等…籍入れます」
いつになく真剣な司
その左手には
未来の右手がしっかり 握られていた。
:07/03/20 13:18
:W42SA
:2nqxCPBA
#540 [まきやま]
「…司をよろしく」
未来が吹き出す。
「あははっ…!!
普通みいをよろしく
でしょ?」
司も小さく笑った。
「何か動揺…!!
でも安心したよ…」
諒は微笑む。
:07/03/20 13:25
:W42SA
:2nqxCPBA
#541 [まきやま]
「祭りの日…。
俺東京行ってたから
どうなったか
よく知らなくて…」
未来と司は
顔を見合わせる。
「えっ…司言って
無かったの?」
「はっ??俺が?
みいが言うのかと
思ってたもん…」
それを見て瑠美が
諒に近寄る。
左指の指輪を見て
少し安心した。
:07/03/20 13:30
:W42SA
:2nqxCPBA
#542 [まきやま]
「駄目だったら…
今ここに居ないよ」
久しぶりに見た…
瑠美の笑顔。
短く切られた
茶色い髪の毛。
全てが懐かしい。
「…だよな。」
:07/03/20 13:33
:W42SA
:2nqxCPBA
#543 [まきやま]
「みいからの手紙
見て…俺にも
伝えなきゃならない
事がたくさんあるっ
て思ったんだ。」
司は少し照れ臭そうに 諒を見た。
「諒のおかげだよ。
勇気を出せたのは」
「3年間…みいを
苦しめた代わりに
これからずーっと
みいを幸せにする」
:07/03/20 13:40
:W42SA
:2nqxCPBA
#544 [まきやま]
「…うん。」
諒は頷いた。
「昔みたいな間違い
絶対しない。
…これからの俺を
見てやってくれる?」
「…うん。」
諒は頷いた。
「幸せになれよ。」
:07/03/20 13:43
:W42SA
:2nqxCPBA
#545 [まきやま]
「直接話したくて…
今日来たんだ。
諒にはいっぱい迷惑
かけたからさ。」
「あー!!諒ニィ!!
泣きそうだよ?」
未来が指さす。
「馬鹿!!んな訳
ねぇだろっ…---」
必死に目をこする。
玉城 諒。
27歳.おっさん。
今やっと肩の荷が
降りたって感じ。
:07/03/20 13:46
:W42SA
:2nqxCPBA
#546 [まきやま]
「これからいっぱい
司の愛もらえよ?」
「…うん!!」
未来は笑顔で頷く。
「あー…良かった。
何か俺まで幸せ。」
諒は時計を見て
立ち上がった。
「腹減ってない?
何か食い行く?
ご馳走してやるよ」
「やったー!!!」
:07/03/20 13:50
:W42SA
:2nqxCPBA
#547 [まきやま]
食事中.
たくさんの話をした
一気に島が
恋しくなったよ。
瑠美と毎日会いたい
司とくだらない事で
喧嘩したい。
みいとあの診療所で
のんびりしたいよ
.
:07/03/20 13:53
:W42SA
:2nqxCPBA
#548 [まきやま]
家に戻った瞬間…
司と未来は瞬寝。
2人手を繋いで
向き合ってグッスリ…
「疲れたのかな…」
瑠美は優しく微笑み
2人に毛布をかけた
「最近みい司んちに
入り浸って帰って
来ないんだから…」
「今が1番
幸せなんだな」
:07/03/20 13:57
:W42SA
:2nqxCPBA
#549 [まきやま]
時計をチラリと見た
「あと3時間…」
瑠美は諒に抱きつく
「…仕事?」
「患者の手術がね…
もうすぐ終わる。」
「側にいてあげなきゃ」
「…行っちゃうの?」
瑠美の声が震える。
:07/03/20 14:00
:W42SA
:2nqxCPBA
#550 [まきやま]
「それは俺の台詞」
瑠美の頬に触れる
「いつ帰るの?」
「…明日の夜には」
「…側にいてよ。」
「えっ…?」
諒は瑠美に優しく
唇を重ねた。
:07/03/20 14:04
:W42SA
:2nqxCPBA
#551 [まきやま]
「会いたかった。
離れたくないよ。」
諒は真剣だった。
「俺等も…
結婚しちゃおっか」
瑠美は微笑む。
「…諒がちゃんと
東京での仕事に
満足したらね?」
「結婚したせいで
島に戻ったりして
後悔するよ…?」
瑠美は優しく
諒の髪に触れる。
:07/03/20 14:07
:W42SA
:2nqxCPBA
#552 [まきやま]
「毎日この指輪して
たまにだけど電話して それだけだけど…
私は待ってるから」
「私は頑張ってる
諒が大好きなんだ」
「瑠美……」
「私が30になる
までねっ…?」
瑠美が笑った。
:07/03/20 14:11
:W42SA
:2nqxCPBA
#553 [まきやま]
あぁ…。
瑠美は本当しっかり
してんな。
毎日この指輪して
たまにしかできない
連絡をして
俺はガムシャラに
頑張れば良いのかな
信じてくれてるって
思いながら。
:07/03/20 14:13
:W42SA
:2nqxCPBA
#554 [まきやま]
朝日が差し込んで
目を細めた。
瑠美は俺の横で
スヤスヤ眠ってる
2年振りに
会ったのに……
チューしかしてねえ!!
玉城 諒
27歳.おっさん。
身体はまだまだ
20代前半?
立ち上がって
支度を始めた。
:07/03/20 14:16
:W42SA
:2nqxCPBA
#555 [まきやま]
…3人へ…
仕事だから
あんまり構って
やれなくてごめんね
でも来てくれて
本当嬉しかった。
司の気持ちも
ちゃんと聞けたし。
また来いよ。
鍵はポストに
入れといてね。
諒より
:07/03/20 14:18
:W42SA
:2nqxCPBA
#556 [まきやま]
「よし…行くか」
鞄をかかえて
玄関を開ける。
「さみー…」
こんなに着込んでる
のに…寒すぎる!!
顔がしびれる…
白い息を吐きながら
近くの駅へと
足を早める。
:07/03/20 14:24
:W42SA
:2nqxCPBA
#557 [まきやま]
前に女子高生2人が
寒そうに歩く。
生足あんだけ
出してれば
寒いだろっ!!!
1人つっこみを入れ
電車を待った。
来た電車は激混み。
毎朝だけど.これが
東京の1番嫌いな所
:07/03/20 14:27
:W42SA
:2nqxCPBA
#558 [まきやま]
キツキツで
身動きなんか取れない 満員電車。
たまに見える外の景色
美嘉ちゃんが
住んでる街が見えた
美嘉ちゃん…
もう起きてるかな?
:07/03/20 14:31
:W42SA
:2nqxCPBA
#559 [まきやま]
「おはよう
ございまーす!!」
ナース.ドクターに
挨拶をして白衣を
着込んだ。
白衣を着たら
患者たちは俺に
挨拶をしてくる。
「玉城先生おはよ」
「おはよう」
:07/03/20 14:36
:W42SA
:2nqxCPBA
#560 [まきやま]
「美嘉ちゃんは?」
1緒に組んでる
ナースに聞いた。
「成功しました…
あと1時間ぐらいで
麻酔が切れると
思います…。」
「良かった…。」
俺のガッツポーズに
思わず吹き出す
ナース。
:07/03/20 14:38
:W42SA
:2nqxCPBA
#561 [まきやま]
「先生優しい人
ですね…」
「いやいやっ…」
諒は笑った。
「彼女は幸せですね
玉城先生みたいな彼」
自分の左指の指輪を
チラリと見つめる。
:07/03/20 14:42
:W42SA
:2nqxCPBA
#562 [まきやま]
小さくて
化粧濃くて
喜怒哀楽激しくて
でもしっかりしてて
俺の事待ってて
くれてる瑠美。
細くて
お調子モンで
皮肉やさんで…
悩みとかあんのに
溜め込んで…
俺の永遠の妹の未来
:07/03/21 04:16
:W42SA
:SND2EYvc
#563 [まきやま]
くだんない喧嘩して
無口で気分屋で
パンクかロックか
なんかさわがしい
音楽いつも聞いて
でもスゲー一途で
お前の不器用なんだけど スゲー優しい
俺の弟、司。
:07/03/21 04:19
:W42SA
:SND2EYvc
#564 [まきやま]
「俺…幸せ者ですから」
ナースに笑いかける
玉城 諒。
27歳.おっさん
人口500人足らずの 小さな島で
失ないたくない
大切な人達に
出会いました。
遠く離れた今も
きっとこの先も
この絆は
絶対切れません。
:07/03/21 04:22
:W42SA
:SND2EYvc
#565 [まきやま]
スヤスヤと眠る
美嘉ちゃんを
見下ろす。
美嘉ちゃんが
起きるまであと
1時間ちょい。
頭を少しずつ
整理してみる。
早く起きないカナ
:07/03/21 04:24
:W42SA
:SND2EYvc
#566 [まきやま]
起きたら
美嘉ちゃんの
大好きな話の続き…
聞かせてあげるよ。
俺の大事な2人の
恋物語。
きっと美嘉ちゃん
またキャーキャー
言うんだろうな。
:07/03/21 04:26
:W42SA
:SND2EYvc
#567 [まきやま]
美嘉ちゃんにも
幸せになって欲しい
早く起きて.
早く起きて.
うっすらと開いた
綺麗な瞳が
俺を見つめる。
「美嘉ちゃん
おはよう…。」
-終-
:07/03/21 04:29
:W42SA
:SND2EYvc
#568 [まきやま]
終わりましたL!!
今まで読んで
いただいて
本当ありがとうx
アドバイス.感想
お願いします」
:07/03/21 04:31
:W42SA
:SND2EYvc
#569 [快]
お疲れ様でした◎
本っっ当に良い小説を
読ませて頂きました。
何かこの小説読んで心が温かくなりました。
主さん文章センスありまくりっすね。"本"にしてもらいたい位です(^∀^)
もぅ主さんのファンってやつですね。笑
是非また新しい作品書いてもらいたいです。
本当にありがとう。
:07/03/21 05:11
:D902i
:V4/qR13Y
#570 [
美月
]
:07/03/21 05:24
:D902iS
:y52VB0hg
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