゜*消せない・゜
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#319 [まきやま]
「これ?」

少し太めの雑誌を司に見せる。

「その髪型カッコイイだろ?やりてーよな・・」

そう呟いて机に向かう。

「え・・・・?」
未来は思わず驚く。

「何だよ・・・」
司は戸惑ったような顔で見る。

「司が・・・勉強っ??」

「受験生だからなっ・・・それに・・」

「それに・・・?」

⏰:07/03/08 16:49 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#320 [まきやま]
  
「お前頭良いから・・
俺頑張らないと落ちるし。」

ボソっと司が言う。

「えっ?同じ高校受けるのっ??」

「・・・駄目なの?」
司はにらんだ。

「全然ッッ!!駄目じゃないよっ!!
じゃあ相当頑張らないとねッッ!!!」

やったっっ!!!
高校も同じなら離れないじゃん!!
司・・・受かってよ?
勉強なら教えるからね?

⏰:07/03/08 16:51 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#321 [まきやま]
   
「俺さ・・・お前に聴きたい事あんだけど。」

しばらくして司は未来を見た。

「なーにー??」
ベットに寝転がりながら返事をした。

「お前の好きな人ってさ・・諒だよな?」

未来の心臓は高鳴る。

「・う・・・・うん!!」
司の顔は見ない。

「・・・裕也は?」

「裕也っ???」
未来は驚いて飛び起きた。

⏰:07/03/08 16:54 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#322 [まきやま]
「最近やたら仲良しじゃん?
・・・変わったのかな〜って・・。」

司は暑そうにTシャツの袖をめくる。

「んな訳ないじゃん!!!」
未来は手を横に振る。

「でも・・・裕也はみぃの事・・・--」

未来は司の言葉をさえぎった。

「確かに裕也は優しいよね。
顔もかわいいし、いい奴。
でも涼ニィにはかなわないからっ・・」

「涼ニィが私のストライクっっ!!」
未来は笑ってみせた。


「・・・・なら良いや。」


この時の司の笑顔が寂しそうだったのは、
どうしてだったのかな?

⏰:07/03/08 16:58 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#323 [まきやま]
    
翌日も2人で受験勉強。

でもこの日は司は筋トレばっかだった。

「はりきってるね〜!!」
未来は鉛筆をくるくる回す。

「明日だもん。水泳大会。
裕也も出るし・・・負けらんねーし!!」

司は
1・21・2と言いながら
さっきから腹筋を何回もしてる。

水泳って腹筋が重視されるの?

そこは少し疑問だったけど、
久しぶりに頑張ってる司を見て
胸がときめいた。

⏰:07/03/08 17:01 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#324 [まきやま]
   
翌日はカラっとした晴れ。
灼熱地獄・・・。

「あつー・・・」
キャップを深く被り呟く。

『病院終わったら海来いよ?』
さっきの司からの電話。

優勝した何あげようかな・・・
ケーキでも作ってあげよっかな!!

って・・・優勝なんかしないか。

独り言を呟きながら
坂道を登る。

⏰:07/03/08 17:03 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#325 [まきやま]
「純おじさーん・・・?」

キャップを脱いで受付に置く。

「おぉー!!おはよーさん!!」
純おじさんはご機嫌だった。
お祭り事、大好きだもんね。

「おじさん今日楽しみだね〜!!」

診察をされながら笑う。

「今日ぐらい大暴れしないとな!」
純おじさんは微笑む。

白髪まじりの髪の毛がゆれる。

⏰:07/03/08 17:07 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#326 [まきやま]
「今年は誰が優勝候補だ?」

カルテを書きながら言った。

「ん〜・・・誰かなー??」

野球部は皆ナヨナヨしてるし・・
相撲部?ありえないだろ。

「案外司だったり・・?」
未来は笑う。

「あいつ細いからなー・・どうだろうな」

純おじさんは空を仰いで
ノートを閉じる。

「うし!!みぃ、海行くか?」

未来はにっこり笑い頷いた。

⏰:07/03/08 17:09 📱:PC 🆔:aZIFPD3Y


#327 [ゅぃ]
まっきー見てるよ(бω<)心配なしです☆

裕くんがこれまたいいやつですね(*^^*)

⏰:07/03/09 18:14 📱:P902iS 🆔:O59PjvNQ


#328 [まきやま]
ゆいちゃんありがと
こんなつまんないのを
毎回読んでくれて…


今から書きますy

⏰:07/03/13 20:58 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#329 [まきやま]
    

海にまでの道のりを
純おじさんと歩く。


今日は本当良い天気


海に行くと
中学の皆が集まってた

純おじさんに
別れを告げて
皆が集まるところに
走り寄る。

⏰:07/03/13 21:03 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#330 [まきやま]
海は太陽の光が反射
して未来は目を細めた

中3の男子は
皆やる気マンマン。


「みぃ!病院は?」

「今終わったの」

辺りを見回す。

あっ…。

「私…あっち行って
来るね?!」

⏰:07/03/13 21:08 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#331 [まきやま]
  
砂浜を抜けて
テトラポットの上に
体育座りをしてる


学校指定の海パン
じゃなくて
赤のハデハデな海パン


本当細いなあ…。


「司っ……!!」

側に駆け寄り
隣にしゃがむ。

⏰:07/03/13 21:14 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#332 [まきやま]
  
「おぉ…病院は?」

司は笑ってこちらを
見てる。

あーぁ…
太陽が眩しくて
司の笑顔が見えないよ

「純おじさんと1緒に 来たんだ!!」

⏰:07/03/13 21:19 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#333 [まきやま]
  
「みぃ…あの日の
約束覚えてる?」

司は大の字に寝転ぶ

「優勝したら…
ってやつでしょ?」

未来の髪が揺れる。

「何してもらおうかな」

司は含み笑い。

⏰:07/03/13 21:22 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#334 [まきやま]
  
「優勝したらでしょ?」


負けじと未来は
皮肉らしく言う。


「ぜってー勝つよ」


「諒より速いタイムで
優勝してやるよ」

司は起き上がり
未来を見つめる。

⏰:07/03/13 21:28 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#335 [まきやま]
  
いつも以上に
するどい目で
未来を見つめる。


未来は思わず
目をそらす。


「無理だよっ…」


素直に
「頑張って」って
言うのが悔しくて


出てきた言葉は
また皮肉…--


本当自分ガキだな。

⏰:07/03/13 21:32 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#336 [まきやま]
  
浜辺でウォーミング
アップをしてる皆。


うちの学年で
ガッチリしてる子は
あんまりいない。


本気で司が勝つかな


「司っ!」

テトラポットに
走ってくる姿。

⏰:07/03/13 22:08 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#337 [まきやま]
   
「裕也…。」

茶色い瞳が
こちらを見る。

「もう始まるよ。」

司は返事をせず
立ち上がる。

「裕也頑張ってね」
未来は笑顔で言う。

裕也は微笑む。


司がこちらを
一瞬見た気がした。

⏰:07/03/13 22:10 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#338 [まきやま]
  
スタートの合図。

皆の声援。

お酒片手にヤジる
おじさん達。

テトラポットのが
眺めが良い。

諒ニィが昔
そう言ってた。


司が今何位かは
あまりよく見えない


本人を前にすると
言えないや…--


「頑張って…」

⏰:07/03/13 22:13 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#339 [まきやま]
  
しかし今日は暑い。

未来は少しクラクラした


歓声が響く。


砂浜にガッツポーズで 喜ぶ姿。


赤い海パンがこっち
からもよく見えるよ


「う…そっ…」


司優勝しちゃった。


「すごおーいっ…」

未来はパチパチと
拍手をしていた。

⏰:07/03/13 22:16 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#340 [まきやま]
   
司はテトラポットに
走って来た。

嬉しそうな顔で
こちらを見てる。

「見たっ?優勝!!」

賞状を広げ
ガッツポーズ。

その姿が可愛いくて

「見てたよっ…」

とそっけなくしか
言えなかった。

⏰:07/03/13 22:18 📱:W42SA 🆔:cS104arY


#341 [まきやま]
  
司の表情が
曇り始める。

「それだけかよっ」

司は小さく言う。

聞こえないフリをして 浜辺を指差す。


「裕也5位だ!!」

「本当だ…。」

司は寂しそうに笑った

⏰:07/03/14 00:11 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#342 [まきやま]
  
「俺行って来る。」

未来わ頷く。

「今日の19時さ…
ここで待ってる。
来いな?」


「何で?」


司は返事をせず
走って行った。


それにしても司…
腰パンししすぎ。
お尻見えちゃうよ!

⏰:07/03/14 00:16 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#343 [まきやま]
  
司が裕也の肩を抱き
2人で笑ってる。


それを遠くで見て
ニコニコしてる私…。
相当キモイじゃんか


よいしょっと
呟いて立ち上がった


頭がクラっとする。


目の前が二重に見える

上手く立てない…



私はバタッと倒れた。

⏰:07/03/14 00:20 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#344 [まきやま]
   
風鈴の音で
私は目が覚めた。

「みぃ?良かった。
大丈夫か?」

頭がまだクラクラする。

気付いたら診療所。

「純おじさん…。」

「軽い熱射病だな。
今日暑かったし…」

何でも
漁師のおじさんが
私に気付いて
くれたらしい…。

⏰:07/03/14 00:23 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#345 [まきやま]
  
「…ちょっと待って
今何時っ??!!」

おじさんは時計を見る

「20時だよ。
もうすぐ祭りも
お開きだな…--」

私はベットから飛び降りた

「おじさんゴメン!!
私ちょっと約束が!!」

おじさんの制止も
聞かないで
病室を出た。

⏰:07/03/14 00:26 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#346 [まきやま]
  
何で今日…
スカートなんて
履いて着ちゃッたの?

走りづらいよぉー…


1時間も過ぎちャった

絶対待ってくれて無いよ

本当馬鹿未来っ!!


司っ…司っ…司!!

おめでとうって
言ってあげるんだ。

冷たくてごめんね
って言ってあげるんだ

⏰:07/03/14 00:29 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#347 [まきやま]
   
苦しい…--
暑い…--
頭痛い…--

でも司が待ってる。

浜辺には
酒に酔うお父さん達


テトラポットまで
あと少し…-

よろめきながら走る


「ハァッ…ハァッ…」

⏰:07/03/14 00:31 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#348 [まきやま]
  
「遅せぇよ…」

体育座りの司が
こちらを睨む。

居てくれたっ…
良かった…。

未来はその場に
しゃがみ込んだ。

「ハァッ…ごめ……」

「来ないかと思った」

司はビール片手に
力なく笑う。

⏰:07/03/14 00:35 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#349 [まきやま]
   
「ごめんねっ…」

未来は隣に座る。

夜の海は不気味で
黒光りしてて
怖かった。

「未成年がお酒?」

未来は笑う。

「優勝者は良いの」
司は言う。

「諒ニィのタイムと
…どうだったの?」

司の表情が曇る。

⏰:07/03/14 00:38 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#350 [まきやま]
  
「1秒差だッた…。」
司はビールを
ゴクッと飲み込む。


未来は司を見る。


たかが1秒じゃん。
司は頑張ったよ。
また高3があるよ。


司…おめでとう。


でも言葉は
心とは全く反対の
皮肉しか出てこないの

⏰:07/03/14 00:40 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#351 [まきやま]
  

「やッぱり諒ニィは
凄いんだねっ!!」


「諒ニィには…
誰にも勝てないね」


司は黙ってしまった

こんな事言いたかった訳じゃないのに…

そう思うと私も
上手く話せなかった


⏰:07/03/14 00:42 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#352 [まきやま]
   
「またそれかよッ…」

「えっ…?何…?」
未来は司を見る。


司はビールを一気に
飲み干した。

ビールの缶を投げ
こちらを向く。


カラランッ…--


潮風で缶ビールが
転がっていく。






⏰:07/03/14 00:45 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#353 [まきやま]
  
口の中にお酒の香り
が充満する。

私は必死に司を
押し退けた。

司の胸を
Tシャツの上から
ドンドン叩く。


私の舌に司の舌が
絡まっていく。


私は何が何だか
分からなかった。

⏰:07/03/14 00:48 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#354 [まきやま]
  
司にもの凄い力で
押し倒された。

頭が痛い。
クラクラする。

唇が離れた。

「司…酔ってる?
辞めてよ…何なの」

私は涙を堪えるのに
必死だった。

私に馬乗りになった
司の顔は真っ赤だった

「酔って無い。
辞めない。
優勝したら何でも
するッて言ッたじゃんか」


⏰:07/03/14 00:51 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#355 [まきやま]
  
司が私の首筋に
唇を付けてくる。

「ヤダっ!!!司!!」

私は司を叩く。

バシンッ!!

司に頬を叩かれた

「イタッ…司…?」

私の頬を涙が伝う

「ごめんね…」

司は目を合わせない

⏰:07/03/14 00:54 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#356 [まきやま]
  
司は私の両腕を掴み
無理矢理キスをした

お酒の匂い…
涙のしょっぱい味…

私は怖くて足を
ジタバタさせた。

司は右手で
私の胸をまさぐる。

私はキツクつむってた目を見開いた。

もしかして……。

⏰:07/03/14 00:57 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#357 [まきやま]
  
そう疑った瞬間震え
がこみあげてきた。

「ヤダッ!!ヤダ!!!!」

私は泣いて嫌がった

タンクトップを
ずり上げて
下着をめくられた。

疑いは確信に変わり
私の抵抗は強くなった

「司…辞めて?
酔ってるんでしょ?」

⏰:07/03/14 01:00 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#358 [まきやま]
  
あぁ何で今日
スカート履いて
着ちゃったのかな…


司の手はスカートの
下に入っていく。


怖いよっ…怖い…

下着は簡単に取られ
足首まで下げられた


司の指が入った瞬間


私はのけぞった。

⏰:07/03/14 01:03 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#359 [まきやま]
   
痛くて怖くて
何も出来ない…。

「ヤッダ…!!司…ッ」

うわ言のような
私の声も司の耳には
届いていないようだ


司が海パンを
ずり下げた瞬間
私は力いっぱい
抵抗した。


「辞めて!!ヤダ!!
司!!助けてッ…!!」

⏰:07/03/14 01:07 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#360 [まきやま]
  
荒い息を吐きながら
私の上で腰を振る司


私の口には司の両手


もう何も発せない。


眉間にしわをよせ
司は小さく声を漏らす


涙は枯れて
早く終わって…
早く終わって…

そう心に呟いてた。

⏰:07/03/14 01:10 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#361 [まきやま]
   
  ……裕也……


席が隣になる前から
未来の事好きだった


未来の事
毎日目で追ってた


だから確信したんだ


未来の好きな人を。


身近過ぎんだろ
勝ち目無さ過ぎる

⏰:07/03/14 01:14 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#362 [まきやま]
  
だからせめて
力になってあげたくて…

泣いてる未来は
見たくねぇから。

みぃが綺麗な茶色
って言ってくれたからこの目好きになれたんだ


だから少し
キューピットを
やってあげよって
思ったんだ。

⏰:07/03/14 01:17 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#363 [まきやま]
  
水泳大会
スタートの直前。

2人で歩いてる時

「俺優勝したら
未来に告るよ。」

あの時の動揺した
司の顔写メ撮りたかったな


「無理だよ。
あいつの好きな人は
俺の兄貴だもん。」

「カンケイナイ。
好きと憧れは違う」


俺的に焦ってほしかった
司とみぃは両想い。
どちらかが
手を差しのべれば
全て上手くいくよ?

⏰:07/03/14 01:21 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#364 [まきやま]
  
あの事件が起きた時

俺のせいって確信した
司に余計な事を
言ってしまった。

不器用な司の焦りが
こんな形で表れて
しまったんだ。

未来の身体に傷を
直接付けた訳じゃ
無いけど。


間接的に俺は
傷つけた。

⏰:07/03/14 01:24 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#365 [まきやま]
  
中学を卒業して
大阪の野球の名門高
にスカウトされた。

それからあの島には
帰って無い。

あれから3年経った

俺にも愛する
彼女が出来た。

2人はどうなった?

成人式には帰るから
上手くいってて
くれよ?

⏰:07/03/14 01:27 📱:W42SA 🆔:1sLXuGhM


#366 [快]
ずっと呼んでます。


もぅハラハラドキドキ…

続き楽しみにしてます!!頑張って下さい◎

⏰:07/03/14 19:21 📱:D902i 🆔:7hoPaqI6


#367 [まきやま]
快さん☆
ありがとう!!
誰も読んでくれて
無いかと…m
嬉しいですx

⏰:07/03/15 00:20 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#368 [まきやま]
  
ドクドクッと
凄い勢いで
何かが入ってきた。


司は離れた。


乱れた呼吸。


海の潮風。


黒い海。


司は何も言わない。


もちろん私も
何も言わない。

⏰:07/03/15 00:24 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#369 [まきやま]
  
横たわる私を
起こそうと
司が近寄る。


怖いっ…--


「ヤダ!!ヤダ!!」

私は残った力を
振り絞って
司の手を弾いた。


司はうつ向いて
座りこんだ。

⏰:07/03/15 00:26 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#370 [まきやま]
  
「血がっ……」

司はTシャツを脱ぎ
私のスカートを
拭きはじめた。


ジンジンする。
まだ入ってる気がする

痛くて動けない。

⏰:07/03/15 00:29 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#371 [まきやま]
  
「…したかったの?」

自然と声が震える。


「えっ?」

司は振り向く。


「これが…
したかったの?」


涙で司の顔が見えない

司は今どんな顔で
私を見てるの…?

⏰:07/03/15 00:31 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#372 [まきやま]
  
「っ…そーだよ。」


司の声も震える。


そんな事言われたら


何も言い返せないよ


「イタっ…」

起き上がった私を
司が見てる。

⏰:07/03/15 00:36 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#373 [まきやま]
  
頬をさすり、
散らばった下着と
タンクトップを
身につける。


痛くて動きずらい。
こんなに痛いんだ。


頬腫れてるな…--


私はよろめきながら
立ち上がった。


「みぃっ…?」

司が見てる。

⏰:07/03/15 00:38 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#374 [まきやま]
  
私は返事をしなかった

叔母さんが帰る前に
お風呂に入らなきゃ


バレないように…


歩き出す私を
司は止めなかった。


泣き過ぎたかな?


頭がボーっとする。

ジンジンする。
違和感が
気持悪かった。

⏰:07/03/15 00:41 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#375 [まきやま]
  
それから私は
風邪を引いた。
と嘘をついて
部屋に閉じこもった


気分は全然優れない
違和感も消えない


眉間にしわを寄せて
声を漏らす司…。


記憶が鮮明過ぎて


たまに震えが
止まらなかった。


気持ち悪い。
身体がダルい。

⏰:07/03/15 00:43 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#376 [まきやま]
  
あの事件から
1ヶ月…いや2ヶ月?


もう日にち感覚
なんて私には無い。


あの日から身体の
ダルさは消えなくて


司がたまに
お見舞いに来たけど
会わなかった。


どんな顔して
会えば良いのよ…--

⏰:07/03/15 01:02 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#377 [まきやま]
  
「みぃーご飯は?」

扉ごしに叔母さんの声

「…いらなーい。」


ベットに横になり
天井を見上げる。


「お粥作ったけど…」

はぁ…とため息をつき
私は重い身体を
起き上げて
扉に向かった。


最近タメ息よく出るな…

⏰:07/03/15 01:06 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#378 [まきやま]
  
ガチャっ…

「何も食べ無いのは
もっと良くないわ」


卵粥の香りが
ふわんと鼻につく。

「んっ……!!!」

口を押さえて
叔母さんを押し退ける

「みいっ!!!」

乱暴にトイレの
扉を閉めた。

⏰:07/03/15 01:09 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#379 [まきやま]
  
「ハァッ…ォエッ……」


最近体調が優れない


食べ物を受け付け無い

卵の匂い。
大好きなチョコ。
油っこい料理。
お肉の匂い。


そういえば…
生理…今月まだだ。


先月…きてない。

⏰:07/03/15 01:12 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#380 [まきやま]
  
先月…。


8月…。


-優勝したら何でも
するっつったじゃん-


「…まさかねっ」

だって1回じゃん。


…1回だったかな?


何回もドクドクって
中に入ったっけ…?

⏰:07/03/15 01:14 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#381 [まきやま]
  
「ちょっとみぃ…」

トイレの扉を開けて
背中をさする。


「へーきっ…」

「私も卵の匂い…
駄目だったのよ。
……妊娠した時」


未来の顔が固まる。

⏰:07/03/15 01:18 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#382 [まきやま]
  
「高校ん時にね。
…駄目だったけど」


動揺を隠せない。

涙で出そうだよ。

司の顔が浮かぶ。


「みぃ…あんた…」


「妊娠な訳無いよ」

⏰:07/03/15 01:19 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#383 [まきやま]
  
「じゃあどうして
泣いてるのかな…?」

知らない間に
涙が溢れる。


ギュッと
抱きしめられた。

「司…?」


私は返事をしない。

⏰:07/03/15 01:21 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#384 [まきやま]
  
「…明日市内の
産婦人科に行こう」

優しく髪を撫でる。

私は首を横に振る。

「ヤダっ…
妊娠なんかして--」


「未来っ!!!!!!」

ビクッと体が震える

叔母さんは
いつになく本気だった

⏰:07/03/15 01:23 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#385 [まきやま]
  
「司には言わない」


叔母さんは全て
分かってたみたい


私は頷いた。


神様お願い…


妊娠なんて
してないで下さい。


毎日店のお手伝い
ちゃんとします。


もう悪口言いません


嘘もつかないから…


お願い。

⏰:07/03/15 01:25 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#386 [まきやま]
   
「今月で3ヶ月です。」

こちらを向いて微笑む 眼鏡をかけた
優しそうな先生。


「そうですか…」
叔母さんは言う。


私は震える声で

「本当ですか?」

と聞いた。


先生は頷く。

「生理が始まった体は もう大人なのよ?」

⏰:07/03/15 01:29 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#387 [まきやま]
  
「まだ15なんです」

叔母さんの言葉に
先生の顔が変わる。


「中絶するかしないか パートナーとよく
話し合って下さい。」

パートナー…。


司と…?


あんな風に
無理矢理されて
出来た子供について
話し合えってゆうの?

⏰:07/03/15 01:33 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#388 [まきやま]
  
家に戻った私達に
言葉なんか無かった


「…司呼ぶわよ?」

叔母さんが立ち上がる

「嫌!!叔母さん!!」

私は叫んで叔母さんに すがりついた。

「子供は1人じゃ
出来ないのよっ?
司にだって責任--」


「司は悪くない!!
司は関係無いっ!!!」

⏰:07/03/15 01:36 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#389 [まきやま]
  
「呼ばないでっ…
言わないでぇっ…」


叔母さんは
座りなおした。

「…産むの?」


涙を拭いて
叔母さんを見る。


「1人で育てるの?
全て捨てれるの?
司にももう会わない?」




私は首を縱には
振れなかった。

⏰:07/03/15 01:39 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#390 [まきやま]
  
翌日
司をうちに呼んだ。


気まづそうに
正座をする司。


私の事を見ない。
私も司を見れない。


「司…あなたも男
だから分かるよね?」

司は何がなんだか
分からず首を傾げる

⏰:07/03/15 01:41 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#391 [まきやま]
  
叔母さんは続ける。

「未来のお腹にね?
赤ちゃんが…いるの」


司は目を見開いた。


「…3ヶ月目」


「未来から直接
貴方の子とは
聞いて無いんだけど」

叔母さんは続ける


「貴方の子よね?」

⏰:07/03/15 01:44 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#392 [まきやま]
  
司…なんて言うの?


司が認めたら
私…この子産むよ?


司…お願い…。


「…俺の子じゃない」

司の声がうわずる。


未来は言葉を失なった

⏰:07/03/15 01:47 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#393 [まきやま]
  
私馬鹿みたい。


司は私の事好き
なんて言って無い。


ただしたかっただけ


そんな気分で
出来た子供なんて


いらないよね…。


「…分かった。」


叔母さんは
寂しそうに呟いた。

⏰:07/03/15 01:49 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#394 [まきやま]
  
「じゃあっ…」

司は立ち上がる。

私たちは呼び止める
ことはしなかった。


気まづい雰囲気…


私は部屋に駆け込んだ。

⏰:07/03/15 12:17 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#395 [まきやま]
  
部屋の扉を閉め
へなへなと
しゃがみこんだ。


-俺の子じゃない-


たった1回の行為。


私たちこれから
どうなるのかな…?


司はきっと
会ってくれないね。

⏰:07/03/15 12:21 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#396 [まきやま]
  

気付いたら電話をかけていた。


「もしもし?お前
学校来な過ぎー…」


優しい声が
私の心を埋め尽す。


「ゆうっ…やあー」

涙が自然と流れる。

⏰:07/03/15 12:24 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#397 [まきやま]
   
裕也は直ぐに家に
来てくれた。


全て話した。


裕也の顔は何故だか
申し訳無さそうな、
まるで自分がした事
のように真剣に話し
を聞いてくれた。


裕也は諒ニィに似てる


安心するよ…。

⏰:07/03/15 12:27 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#398 [まきやま]
  
「それで…どうするつもりなの?」


裕也の顔に笑いは
無かった。


「こんな言い方…
あれだけどさっ…」


裕也は気まづそうに
自分の髪を触る。


「理由はどうであれ
司との子だからさっ
産みたくないの…?」

⏰:07/03/15 12:32 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#399 [まきやま]
  
「…駄目だよ。」

寂しく微笑む。

「私中学生だよ?」

「でもさっ…--」


「私が産んだら…
司一生苦しむよ。」


裕也は何も
言わなかった。

⏰:07/03/15 12:35 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#400 [まきやま]
……--

瑠美は俺の手を握り

未来は涙を流してる


おいおい…
そんな重要な事
何で隠してたんだよ


「親父とか…その事
知らないの…?」


未来は首を横に振る

「言って無い…」

⏰:07/03/15 12:38 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#401 [まきやま]
  
「それで…」

未来は続けた。


「市内に中絶しに
行ったの…。」


「その時お腹が
すんごい痛くて…
気絶しそうなくらい」


……--

⏰:07/03/15 12:42 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#402 [まきやま]
  
……--

「子宮破裂…?」


優しそうな先生の
顔が怖いよ…。


「赤ちゃんが
出来ない体になって
しまったの…。」


涙は自然と出なくて
隣にいる叔母さんが
ワンワン泣いてて


それを側で聞きながら 裕也と司の事を
頭で考えてた。

⏰:07/03/15 12:45 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#403 [まきやま]
  
この先好きな人が
出来たとしても…


結婚したとしても…


赤ちゃんは出来ない


産んだほうが
良かったのカナ?


人を1人殺したんだ


私にもう人を産む
資格なんか無いんだ

⏰:07/03/15 12:47 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#404 [まきやま]
  
…--

「それからたまに
お腹とか痛くなって
喘息も酷くなって
そのまま入院…」


未来は前髪を触る。


「司にはそれっきり
会って無いんだ…」

「…んだよそれっ」

諒は拳をベットに
叩きつける。

⏰:07/03/15 12:52 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#405 [まきやま]
   
「何で黙ってた…」


「諒っ…--」

瑠美の制止を
無視して続ける。

「病名見て…俺
本当ショックだった。
未来が島の誰かを
愛したのにって…
なのに………」


未来はうつ向く。

⏰:07/03/15 12:57 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#406 [まきやま]
  
「司は知らないの。
病名を…。」

諒はハハっと笑った


「あいつ…何も
知らないで生きてんだ」


「司は悪くない…」


「私がはっきり
嫌がらなかったから」


諒は目を見開く。

⏰:07/03/15 12:59 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#407 [まきやま]
  
「嫌がらなかった?
怖くて抵抗なんて
出来ねぇだろっ…」


諒はベットがら降りる


「どこまで司の事
かばうつもりだよ」


「ごめん…
頭冷やしてくる。」


諒はホテルを出た。

⏰:07/03/15 13:02 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#408 [まきやま]
  
頭冷やしてくる
って言ったものの…

「あつッ…」

外は暑い…---


近くのファーストフード店に  足を進める。

コーラでゆっくり
喉を冷やす。


はぁ。


ため息しかでないよ

⏰:07/03/15 13:05 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#409 [まきやま]
   
司と…未来が…?


俺のあとを
ノコノコ付いて来て
あんなに小さくて
可愛いかった2人が…

俺が東京なんかに
行かなきゃ良かった


守ってあげれば
良かったのに…。


司の事も
未来の事も
傷つけちまった…。

⏰:07/03/15 14:22 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#410 [まきやま]
  
未来の母親が死んだ時

1緒に泣いて
3人で1緒の布団で
抱きしめ合って寝たよな


「頼りない兄ちゃん
だけど…守ってやる」

そう言ったの
2人は覚えてるかな


「諒ニィ大好きっ」

未来の笑顔が
頭をかすめる。

⏰:07/03/15 14:26 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#411 [まきやま]
  
俺が東京に行く時

2人して泣いて
すがって来たっけ。


司は段々と親父に
似てきて…--


未来も段々可愛く
なってって…--


成人式の時かな?

未来を見つめる
司の目が
いつもより違って…

⏰:07/03/15 14:29 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#412 [まきやま]
  
確信したんだ。


「好き」だって…


未来も意地はって
俺の事わざとらしく
誉めまくってたけど



両想いじゃん。


そう思ってた…。


笑いこらえるの
どんだけ耐えたか
お前等知ってんの?

⏰:07/03/15 14:31 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#413 [まきやま]
   
司はどうして…


そんな事したんだ?


好きな女に乱暴して
楽しめたのか?


分かんねぇよ…


頭を抱えて
ひじをついた。

⏰:07/03/15 14:35 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#414 [まきやま]
   
「お客様っ…」

振り返ると困った顔
で見つめる店員さん

「申し訳ございません 閉店時間になるんですけれども…。」


携帯を開くと
日付けが変わって
数時間たっていた。


「あぁ…すいません」

⏰:07/03/15 14:41 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#415 [まきやま]
  
ホテルに戻ると
部屋は真っ暗で…

「…諒っ……」

電気スタンドが
小さく光る。

「起こした…?
ごめんねっ…。」

小さく笑って
洗面台に歩く。

冷たい水で顔を洗い
小さくため息…。

⏰:07/03/15 14:44 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#416 [まきやま]
  
「平気…?」

瑠美が近寄る。

鏡ごしに目が合い
すぐにそらした。

「…うん.ごめんね」

瑠美をすり抜けて
ソファーに座る。

「何か…頭がパンパン
になっちゃった…」

力無く微笑む。

⏰:07/03/15 14:48 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#417 [まきやま]
  
「あの2人さっ…
意地っぱりなんだよ」

「お互いAB型どうし
だからかな…?」


「2人の言いあいは
本当しょうもない事で」


瑠美のシャンプーの
香りに包まれる。

⏰:07/03/15 14:54 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#418 [まきやま]
  
「本当負けず嫌いで
俺っ……」


やべっ…涙出てきた


「…何でだよ!!」


瑠美にしがみついて
泣きじゃくる俺…


25歳。


カッコわるっ。

⏰:07/03/15 14:57 📱:W42SA 🆔:sTLZHLkY


#419 [ゅぃ]
…悲しい(._.)お互い想いあってんのにすれちがってこんなことになるなんて(*_*)悲しすぎだぁ(/_;)

まっきー見てるからね!!続き楽しみにしてます(*^^*)まっきーの書くのはみいっちゃって続きが気になりまくです(бω<)☆

⏰:07/03/15 21:58 📱:P902iS 🆔:UjU67TvU


#420 [まきやま]
ゆいちゃん
本当ありがとう咐~
いつも長々と
コメントくれてx


続き書きますy

⏰:07/03/16 00:43 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#421 [まきやま]
   
「黙っててごめん」

瑠美が優しく
髪を撫でる。

「私の口から言えば
良かった…。」

俺は首を横に振る。

「いやっ…平気。
何かごめんね」

「さっきから諒
謝ってばっかり…」

⏰:07/03/16 00:47 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#422 [まきやま]
  
「ハハ…そうだね」

2人は離れた。


「司と未来は…
これからも会わない
つもりなのかな?」


瑠美は返事に困り
目をそらした。

「話したいだろ…
未来も司も…。」

⏰:07/03/16 00:49 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#423 [まきやま]
  
「よく未来さ…
手紙書いてんだよ」


瑠美は顔を上げた。

「手紙…??」

「多分司宛て…」


「3年だよ…?
未来の気持ちは
変わって無いだろ」

⏰:07/03/16 00:51 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#424 []
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-450

⏰:07/03/16 00:53 📱:D903i 🆔:GXeKiJUM


#425 [まきやま]
   
「未来の意見を
聞かないと……」


「明日聞いてみる」



未来は充分我慢した
辛い思いもした。


今度は幸せに
なるばんだよ。

⏰:07/03/16 00:53 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#426 [まきやま]
エさんありがとう
アンカーの付け方
分からないので…
助かりました☆

⏰:07/03/16 00:54 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#427 [まきやま]
   
翌朝も暑くて


太陽がギラギラ
3人を照らす。


眩しそうに顔をしかめ 3人は歩いた。


「暑い…---」


瑠美は帽子を
深く被る。

⏰:07/03/16 00:56 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#428 [まきやま]
  
いろいろな店を周り
3人で笑った。


外人の多さに
3人で焦った。


観光客に紛れて
水族館で写真いっぱい撮った。


瑠美の薬指には
昨日の指輪。


未来の体調も良くて
安定してる。

⏰:07/03/16 00:59 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#429 [まきやま]
   
「手紙をさ…
書いてみないか?」

夕食を買いこんで
ホテルに帰宅中
未来に言った。

「手紙っ…?」

重たそうに袋を抱え
未来は言った。

「司に。今の気持ちを全部伝えるんだよ。」

⏰:07/03/16 01:01 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#430 [まきやま]
   
未来に返事は無かった

諒は続ける。


「未来は会いたくて
たまらないんだろ?」

「あの祭り…
誘ってみろよ」

⏰:07/03/16 01:03 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#431 [まきやま]
   
「狭い島にいる以上
会わないなんて不可能なんだから…。」


「司は私のこと…
嫌いになったもん」


「そんなの…
本人に聞かなきゃ
分かんないだろ?」


「…。」

⏰:07/03/16 01:05 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#432 [まきやま]
   
「暗い過去のまま
司に会えなくて
みぃは良いのか?」


「諒っ言い過ぎ。」


瑠美の制止に
未来は言った。

「…読んでくれるかな」


「読ませるよ。
絶対…必ず。」


未来は小さく笑った

⏰:07/03/16 01:08 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#433 [まきやま]
   

こうして短い
未来の旅行は終わった

楽しかった…って
俺は思うけど。


未来はどうだった?


辛い過去を言わされ
たから嫌だったかな…

聞かなきゃ
一生分からなかった

⏰:07/03/16 01:10 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#434 [まきやま]
  …未来…


2日しか離れて
無いのに…


島が懐かしく感じた


診療所に戻り、
ベットに荷物を広げた


たくさん買ったな。


洋服。お菓子。
アクセサリー…。
さりげなく色違いで
2つ。


赤のちゅら玉と
青のちゅら玉…。

⏰:07/03/16 01:15 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#435 [まきやま]
  
諒ニィに言われる前に
司に会おうって
決心してたんだ…


3年経った今。
好きって気持ちは
消えないんだもん。


引き出しから
桃色の便箋と
青いボールペンを
取り出す。

出せない手紙なんて
もう…書きたく無い

⏰:07/03/16 01:18 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#436 [まきやま]
   
「ただいまー…」


懐かしい我が家。
って2日間だけど…


「母さんお土産!!」

お菓子の入った袋を
テーブルに置いた。

「わあ…ありがと!
もうすぐご飯だから
司呼んできて?」


諒は頷いた。

⏰:07/03/16 01:20 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#437 [まきやま]
  
-司を怒らないで-

未来の言葉が蘇った


司の部屋の扉。

中からは騒がしい
音色が漏れてくる


ドンドンッ!!!


いつもより
大げさに叩いた。

⏰:07/03/16 01:22 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#438 [まきやま]
   
不機嫌そうに司が
扉を開く。


「…おかえり。」

諒は目線をそらした


「ただいま。
飯出来たって。」

そう言い切ると
階段をかけ降りた。


ふうーっと
自分を落ち着かせる

⏰:07/03/16 01:25 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#439 [まきやま]
  
食事の時。


目を合わせられない


目が合った瞬間
殴り飛ばしてしまう



我慢だ…我慢。




俺は早々と
食べ終わり自分の
部屋へと急いだ。

⏰:07/03/16 01:27 📱:W42SA 🆔:jMhly/3g


#440 [快]
うぅ…(。_。)
泣きたくなります。
何だか胸がぎゅぅって
なりました。

最後まで読むので頑張って下さい!!

⏰:07/03/16 14:38 📱:D902i 🆔:MttPv4r6


#441 [まきやま]
快さん
ありがとうっI!!
そう言ってもらえると
嬉しいです


今から書きますy

⏰:07/03/18 00:38 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#442 [まきやま]
   
扉を閉めて
ふぅーっと長い
息を吐いた。


市内で買ったCDを
コンポに入れて
音量を上げる。


椅子に座り
目をつむった。


自分の心に歯止めを
かけるのは
こんなに難しい事
なのか…

⏰:07/03/18 00:41 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#443 [まきやま]
   
頭をよぎるのは
未来の話と司の顔


あー!!!うざいっ!!


小さく呟いて
眼鏡をかけた。


研修医時代の
レポートを見つめる


2人の事を考え無い
為にも…勉強勉強!!

⏰:07/03/18 00:54 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#444 [まきやま]
   
医学書の隣に
誇りのかぶった
アルバムがあった。


手にとり
ふっと息をかける。


誇りが宙を舞って
少し咳き込んだ。


ページをめくると
中学時代の写真が
貼ってあった。

⏰:07/03/18 00:57 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#445 [まきやま]
    
「懐かしいな…」

小さく笑って
ページをめくる。

中学3年の
水泳大会…。

賞状を持ってる俺


抱きつく未来。


隣で横顔の司。

⏰:07/03/18 01:00 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#446 [まきやま]
   

こん時の2人みたく
仲良くはなれないのか

また3人で写真を
撮りてぇんだよ…


いつ東京に戻っても
安心できるように…


司…
未来…


幸せになってくれよ


お前等が大切なんだよ

⏰:07/03/18 01:03 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#447 [まきやま]
   
…翌朝…

大きく勢いよく
雨が降っていた。


俺…雨の日の目覚めは とっても悪い。

苛々しながら
階段を降りる。


「…何でいんだよ」


思わず口調が
あらくなった。

⏰:07/03/18 01:05 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#448 [まきやま]
   
今1番見たくない
そいつは居間で
ゴロンと横に
なっていた。


「嵐になるらしくて
漁できねぇから…」


我慢…我慢…。


諒は返事をせず
台所から水を取り出した


「病院行くなら
車出してもらえよ。
雨ヤバいからさ。」


冷蔵庫を勢いよく閉めた。

⏰:07/03/18 01:09 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#449 [まきやま]
  
司をチラリと見て

「行って来る。」

とだけ言った。

「親父に頼めば?
車。」

「…瑠美に頼む」

精一杯の会話だった

自然と拳に力が入る

⏰:07/03/18 01:24 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#450 [まきやま]
   
「雨凄いねーっ!!」

ワイパーが荒々しく
右に左にと交差する
のをぼーッと見つめる

「ごめんね瑠美…」

瑠美は首を振る。

「良いよ!みぃにも
会いたかったしね」

諒は微笑んで
目をつむった。

ヘンプの匂いを
かみしめて
少しだけ眠った。

⏰:07/03/18 01:28 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#451 [まきやま]
   
診療所に入るまで
少し歩いただけで
結構濡れた。


「タオルあったカナ…」

諒は白衣を羽織り
戸棚をまさぐる。

「びしょびしょー」

瑠美は髪を触り
苦笑い。

⏰:07/03/18 01:31 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#452 [まきやま]
  
「あったあった!!」

諒は微笑んで
瑠美の頭に
タオルをかけた。

ふんわり香る
香水の香り……。

瑠美は長い髪を結び
諒にタオルを渡す。

諒の短い髪の毛は
もう乾きそうだった

⏰:07/03/18 01:34 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#453 [まきやま]
   
病室に入ると
雨を見つめる未来が
座っていた。


「おはよー!!」
瑠美が隣に座る。

「…雨凄いね。」

未来は嫌そうに
窓の外を見つめる。


「あっ…諒ニィ。」
思い出したように
未来は振り返った

⏰:07/03/18 01:37 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#454 [まきやま]
   
「書いたっ…。」


桃色の便箋。


左ききだからか
独特な文字。


諒の顔が自然と
ほころぶ。


「気持ちがたくさん
溢れてきてね…?
上手く書けなかった
けど…」

⏰:07/03/18 01:40 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#455 [まきやま]
   
「うん…。」

しっかりと
受け取って
ポケットにしまう。


気持ちは絶対に
伝わるよ。


過去ばっかりじゃ
何も始まらないから。

その日の帰り
俺はドキドキしてた

⏰:07/03/18 01:42 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#456 [まきやま]
   
「司…読むカナ?」

車を止めて瑠美が言う

「…読ませるよ。」

瑠美のほうを向いて

「絶対に…。」

瑠美は微笑み頷いた


「諒だけが
頼りだからね…?」


瑠美に優しくキスを
して車を降りた。

⏰:07/03/18 01:45 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#457 [まきやま]
   
「ただいま。」


「おかえりー!!」


「司は?」


「明日も雨だから
部屋の模様替えを
するって。
部屋に籠ってるわ」


母親の言葉に
返事をする前に
階段をかけ上がった

⏰:07/03/18 01:47 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#458 [まきやま]
  
ノックをせず
荒々しく扉を開けた


ぐちゃぐちゃな部屋
司は鼻歌を辞めて
こちらを振り返る。


「…なんだよ?」


司は睨んだ。


司に近寄り
便箋を握らせた。

⏰:07/03/18 01:49 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#459 [まきやま]
   
「全部聞いた。
これみぃからの手紙
絶対読め。分かった?」


司は諒の顔を見て
驚きを隠せないでいる

「諒…いつ知ったの?」


「…3日前だよ。
3年も前の事…
何で隠してたっ…」


諒の声は不思議と
落ち着いていた。

⏰:07/03/18 01:53 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#460 [まきやま]
  
「知らなかったの?」

「知らなかったよ。
騙された気分…」


司は便箋を付き返し


「読む資格なんか…
俺にはねぇだろ。」


「テメェッ…---」


諒は胸ぐらを掴んだ。

⏰:07/03/18 01:59 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#461 [まきやま]
   
「俺はみぃの体を
傷つけたんだよ…」


「俺は逃げたんだよ
現実からっ…」


「今更どんな顔して
読めば良いんだよ…」

司の目は
寂しく光る。

⏰:07/03/18 02:01 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#462 [まきやま]
   
「…ふざけんな!!」

諒の怒鳴り声が
部屋中に響く…。


「未来はな…
お前への気持ちを
3年も我慢してたん
だぞっ!!!!」


「今…やっと気持ち
伝えようとしてんのに…お前は逃げるのか?」


諒の腕に力が入る


「頼むから…
読んでやってくれ…」

「諒っ…」

⏰:07/03/18 02:04 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#463 [まきやま]
   
「司!!諒!!
辞めなさいよ!!」

母親が部屋に
入って来る。


パシンッ…―

司の頬が赤くなる。


「母さっ…--」


諒は母親の手を掴む


「司…前向いて
歩きなさい。」


司は目を見開いた

⏰:07/03/18 02:08 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#464 [まきやま]
   
「何でっ…?」

諒は戸惑う。

みぃと司の事は
叔母さんしか
知らないはずじゃ…


「…知らないとでも
思っていたの?」


司は言葉につまる。


.

⏰:07/03/18 02:10 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#465 [まきやま]
   
母親は優しく笑い
司の髪を撫でた。


「母親歴何年だと
思ってるのよ…?」


「ちゃんと気持ち
確認しなさい。」


便箋を司に渡し
諒を見た。


「あとは司次第よ。
諒のくれたチャンス
を使うかは。」

⏰:07/03/18 02:13 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#466 [まきやま]
   
母親に押され
司の部屋を出た。


「…いつから知ってたんだよ?」

諒は聞いた。


「中学の卒業の時に

-俺が父親になんか
なれる訳無いよな-

-俺は幸せになんか
なっちゃ駄目なんだ-
って毎日のように
言ってたの。」


「…大丈夫。あぁ
みえて父さん似で
司は一途なのよ。」


母親の笑顔を見た時
本当に大丈夫かもな
と思ってしまった。

⏰:07/03/18 02:17 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#467 [まきやま]
…――

「諒ニィ大好き。」


その言葉を聞く度に
耳なんか聞こえなく
て良いのにと思った


2人が笑い合ってる
のを見る度に


目なんか見えなくて
良いのにと思ってた


悔しいよ.
悲しいよ.
苦しいよ.


俺はこんなに
大好きなのに。

⏰:07/03/18 02:22 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#468 [まきやま]
   
嬉しそうに
少し照れながら
諒の話をする度に


「好きなんだよ.」


って言いたかった。


俺は弱虫だ。
嫌われたくなかった
どんな形でも良い。
隣にいたかった。

⏰:07/03/18 02:25 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#469 [まきやま]
   
悔しいけど…
諒の事は嫌いに
なんかなれないよ。


優しいし.
お洒落だし.
よく笑うし.
頭めっちゃ良いし.
自慢の兄貴だもん.


だから余計に
苦しかったよ。


全然知らない他人なら 奪いとったのに。

⏰:07/03/18 02:28 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#470 [まきやま]
   
他の女子と話さない
のはせめともの
自己アピール。


気付いてよ。ねぇ.
俺の笑った顔も
怒った顔も
お前しか見た事無いよ

文化祭の時.


焼きもちなんかを
焼いてくれるのか
試したんだよ。

⏰:07/03/18 02:31 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#471 [まきやま]
   
文化祭行かなかった
のはお前が居ない
学校なんか意味無い
からだよ。


本当に体弱いよな。


なのに意地っぱり
ま.そこが
可愛いんだろうね。


学校に相合傘を
書かれた時…

⏰:07/03/18 02:35 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#472 [まきやま]
   
相合傘が少しだけ
嬉しくて黙ってた。


3人の秘密基地。


諒に秘密って
言われたんだよな。


だからお前マジで
焦ってたよな。


諒はお前にとって
本当に大事なんだな

⏰:07/03/18 02:38 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#473 [まきやま]
   
バレたらお前は
泣いちゃいそうで…


だからあんな嘘
べらべら話した。


皆の前で諒が好き
って言った時…
泣くかと思った。


皆の前で言うって…
俺は本当に
眼中に無いだなって

⏰:07/03/18 02:41 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#474 [あい]
1・2も読みましたあすごいいいですネっ
応援してますこれからも頑張ってください・゚

⏰:07/03/18 02:44 📱:SH902i 🆔:OLUyzpCY


#475 [我輩は匿名である]
な‥涙が‥
。゚(p>д<q●)゚。ヒック

⏰:07/03/18 07:07 📱:W31K 🆔:G577SbuM


#476 [まきやま]
あいさン>>
ありがとう!!
1.2も気に入って
もらえて嬉しいデスL

匿名さン>>
涙なんて!!
嬉しいですス

⏰:07/03/18 09:15 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#477 [まきやま]
   
水泳大会で優勝して
諒よりも速いタイム
が出せたら…


告白しよう。
駄目でも良いから。
気持ち伝えよう。


だから朝早起きして
走り込んだりしてた


だから朝みぃとは
あまり行けなかった


その事
言うの恥ずかしい
から言わなかった

⏰:07/03/18 09:18 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#478 [まきやま]
   
俺は本当に口下手
だから…。


器用じゃないから…


裕也と急に仲良く
なって正直焦った。


みぃの部屋の野球帽
見た後.モヤモヤして 眠れなかった。


裕也の雰囲気は
どことなく諒に
似てたから…

⏰:07/03/18 09:20 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#479 [まきやま]
   
朝走り込んで
疲れて寝てるとき…


みぃがすげー怒って
音楽室に来た日。


こいつは一体何なんだ 裕也にも.俺にも
良い顔しやがって…


辞めてくれよ。


スゲー腹たって
あんな冷たい態度で
避けてしまった。

⏰:07/03/18 09:23 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#480 [まきやま]
   
そんな事した瞬間
マジで後悔した。


みぃは教室に来ない
心配して居眠りも
できなかった。


探しに行った時…
裕也に会った。


胸の部分が濡れてて
こいつ変なの。って
思った。

⏰:07/03/18 09:26 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#481 [まきやま]
   
一緒にいたんだな。
みぃは裕也の前なら
素直に泣けるんだな


俺が隣にいても
強がりなみぃなのに


一緒にいないほうが
みぃの為になるの?


側にいたいよ.
辛い時胸を貸すよ.


だから勉強頑張って
同じ高校を受かろう
と猛勉強した。

⏰:07/03/18 09:29 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#482 [まきやま]
   
水泳大会の当日。


告白なんか俺は
できるのだろうか…


優勝は無理だよって
みぃに言われた。


裕也には頑張ってって 言うクセに…


マジで俺嫌われ過ぎ


笑えねぇわ….

⏰:07/03/18 09:33 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#483 [まきやま]
   
「俺優勝したら
みぃに告るよ」


裕也の言葉に
さすがの俺も焦った


裕也と俺は同じ事を
考えてたんだな。


「無理だよ.あいつの 好きな人俺の兄貴
だもん…」


頼むから辞めてくれ

⏰:07/03/18 09:35 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#484 [まきやま]
好きと憧れは違う。


そう言い切ったお前を ぶん殴りたくなった

ムカつく。
裕也に勝てる自信が
今の俺には無かった。

体力とか…そうゆう
問題じゃなくて.


勝てない気がした。


取られる気がした。

⏰:07/03/18 09:39 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#485 [まきやま]
    
俺が優勝しても
みぃは相変わらず
そっけない態度。


相当ヘコンだね。
口には出さないけど
無口な男ですから。


裕也が5位って
喜んでる時…--


心が乱れた。
ガタガタガタって
何かが崩れた。


優勝しても
みぃを喜ばせる事
俺にはできないんだ

⏰:07/03/18 09:43 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#486 [まきやま]
    
せめて裕也と
一緒にいて欲しく
無くて、夜呼び出した

30分経っても
みぃは来ない…。


バックレ?


どんな事されても
俺はみぃを待つよ。


脳みそと体は
バラバラで…
不思議とお酒が
進んでしまう。

⏰:07/03/18 09:46 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#487 [まきやま]
   
好きなんだよ。
みぃしかいらない。
一緒にいたいよ。


なのに何で?
俺じゃ駄目か?


「やっぱり諒ニィは
 凄いんだねっ」


そんな言葉…
今は聞きたく無いよ

⏰:07/03/18 09:48 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#488 [まきやま]
   
酒の力も影響して


気付いたら
押し倒してたんだ。


スゲー嫌がる未来。


それを見てまた
ムカついてる自分。


馬鹿にすんなよ。
何も言わない俺だけど ちゃんと心は
あるんだからさ…

⏰:07/03/18 09:50 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#489 [まきやま]
   
寸前で止めようと
思ってた。


どうせ裕也と
そいゆう事とか
しちゃってんのかと
思ってた。


スカートなんか
履いてくるから…


俺は歯止めが
効かなくなった。


今…この瞬間だけ
未来は俺の事だけ
考えてくれてるかな


.

⏰:07/03/18 09:53 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#490 [まきやま]
   
終わって横たわる
未来を見て


細い奴だな。


そんな事思った。


こうゆうのって
ビデオとかでしか
見た事無かった。


気持ち良くねぇ。
むしろ今の俺…
気持ち悪いし
これって犯罪…?

⏰:07/03/18 09:56 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#491 [まきやま]
   
みぃの血を見た瞬間


一気に酔いが覚めた


馬鹿.馬鹿.馬鹿!!!
俺何やってんだよ


レイプじゃん。


ヤバい.ヤバい.ヤバい

必死になって
血を拭いて気分を
紛らわせてた。

⏰:07/03/18 09:58 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#492 [まきやま]
   
その日から
具合が悪いみたいで
未来は学校にも
来なかった。


もしかしてあの日の
ショックでっ…?


確かめたくて.
心配で….


見舞いに行っても
会ってくれなかったけど

⏰:07/03/18 10:01 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#493 [まきやま]
   
「…3ヶ月なの」


聞いた瞬間…
土下座したかった。


好きな男の子供なら
まだしも…
あんな風に出来た
子供なんか……。


俺の子供なんか
産みたくないだろ?


諒の子供が
産みたいだろ?

⏰:07/03/18 10:03 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#494 [まきやま]
   
俺は逃げたんだよ。


自分がした事なのに
しっかり向き合う
勇気も無かった。


「俺の子じゃない」


そんな言葉を吐いて
人を殺させた。


未来と俺の子…


そんなもん
望まれて無いだろ?

⏰:07/03/18 10:06 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#495 [まきやま]
   
--…

母と諒が出て行った
ぐちゃぐちゃの部屋


ため息をついて
ベットに座り込む。


3年前の事を
まるで昨日起きた
事のように…
毎日思い出してた。


あんな事しといて
まだ好きなんだ。

⏰:07/03/18 10:09 📱:W42SA 🆔:MhdIE232


#496 [まきやま]
   
諒は何もかも
知ってるかと思ってた

殴られると思った。


むしろ怒って
ほしかったんだ。


なのに…
全然普通の態度で.


しかも瑠美と
付き合った。

⏰:07/03/19 00:25 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#497 [まきやま]
   
初めて諒に失望した


お前だけが全てだった みぃはどうなる?


瑠美じゃないだろ?


何で怒らねぇんだよ


そんな事を思って
諒に冷たくなった。

⏰:07/03/19 00:27 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#498 [まきやま]
   
この3年間。


毎日ひたすら
こき使われて.


もらった給料は
貯まる一方で。


「無」に近い日々。


でもみぃの事考え
無い日は無かったよ

⏰:07/03/19 00:38 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#499 [まきやま]
   
便箋をしばらく
見つめる事しか
できなかった。


丸い独特な文字…


桃色の便箋。


いつも話してた
窓を見つめる。

⏰:07/03/19 00:41 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#500 [まきやま]
   
また昔みたいに
話せるカナ。


会ってくれるかな


何が書いてあるの?


このチャンス…--
逃しちゃいけない。

⏰:07/03/19 00:43 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#501 [まきやま]
    
ゴクリとつばを飲み


ゆっくり便箋を
開いた。


可愛いらしい
丸い文字。



「司へ」


「へ」の部分に
斜めに2本線が
入っている。


変わって無いな。

⏰:07/03/19 00:45 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#502 [まきやま]
   
「っ……」



読めば読む程



涙が止まらない。



一文字一文字に
みぃの気持ちが
詰まってるんだ。



.

⏰:07/03/19 00:49 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#503 [まきやま]
   
   司へ   


この3年間.
貴方宛ての手紙を
何回も書きました。


書いては捨てて…
捨ててはまた書いて


でも、今日は違う。
ちゃんと読んでる?
司は優しいから
読んでくれてるよね



.

⏰:07/03/19 00:52 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#504 [まきやま]
   
あの日からもう
3年間も経つんだね


司は漁師になったん
だってね。


あの日から司は
夢を追いかけるのも
人と関わるのも
辞めちゃったのカナ…


私が壊したんだよね
司の人生を.
司の心を.
司の優しさを.


.

⏰:07/03/19 00:55 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#505 [まきやま]
  
赤ちゃん降ろした時
私は身体を壊したの


もう二度と赤ちゃん
は作れないんだって


それでも良いんだ。


ずーっと昔からの
司に対してあんな
態度取ってさ?


バチが当たったんだよ


.

⏰:07/03/19 00:58 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#506 [まきやま]
   
ねぇ…司は
気付いてたカナ…?


私が本当に本当に
大切で大好きな人。


優しくて頭が良い
諒ニィだと思ってる?


違うよ?


私が
本当に大好きなのは


頭悪くて.無口で.
変な髪型にしたり.
先生にすぐはむかう
でも優しくて
私の皮肉を笑って
包んでくれる


司?貴方だよ…?

⏰:07/03/19 01:01 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#507 [まきやま]
   
意地っぱりで
ごめんなさい。


たくさん傷つけて
ごめんなさい。


司怒ってるよね。


おめでとうって…
素直に言えば良かった

その時好きって
言えば良かった。

⏰:07/03/19 01:04 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#508 [まきやま]
   
司が私に気が無くて


会いたく無いなら
この手紙を捨てて?


…少しでも.
私に会いたいって
思ってくれたなら


もうすぐ始まる
祭りの日。
夜19時に…
あの場所で待ってる

⏰:07/03/19 01:06 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#509 [まきやま]
   
あの場所をずっと
暗くて嫌な思い出に
しておきたくないの


司への思いは
前と全然変わらないの

司は今何をして
何に悩んで…
どんな気持ちかを
知りたいの。


大好きなの。
人目でも良いから
会いたいよ…。


.

⏰:07/03/19 01:09 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#510 [まきやま]
   
長々とごめんなさい


みぃは待ってます。


あの日司が私を
待っててくれたみたいに


ずーっと…。



未来より。

⏰:07/03/19 01:10 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#511 [まきやま]
……---


「それで?2人は
どうなったの…?」


チラリと時計に
目をやった。


「…続きは帰って
来たら話してあげる」

しゅんとした顔で
呟く。

⏰:07/03/19 01:13 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#512 [まきやま]
   
「帰って来るか…
分からないよ…」


諒は笑って頭を撫でる


「美嘉ちゃんは…
絶対大丈夫。
先生が保証するよ」


美嘉の表情が
少し和らいだ。

⏰:07/03/19 01:15 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#513 [まきやま]
   
「話の続きを考えて
たら…手術なんて
あっという間だよ」


美嘉は笑った。


「麻酔かかって…
眠ってるから!!」


諒は舌を出して
おどけてみせる。


「玉城先生っ…」
ナースが来て
諒は頷く。


「美嘉ちゃん…時間だ。行ってらっしゃい」

⏰:07/03/19 01:17 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#514 [まきやま]
   
「先生っ…絶対絶対
待っててね?」

諒は頷く。

「待ってるよ。」


手術室の医師に
会釈をして
扉が閉まった。


ふぅっとため息。


「大丈夫大丈夫…」


小さく呟いて
足早にドクタールームへ
足を進めた。

⏰:07/03/19 01:21 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#515 [まきやま]
  
「玉城先生お疲れ」

先輩ドクターが声を
かけてくれた。

「お疲れ様です。」

「昨日から徹夜だろ? 小児科は大変だな」

諒は微笑んで
「やっと一段落
着いたんで…今日は
帰ります。」

⏰:07/03/19 01:23 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#516 [まきやま]
   
「若いなあ…!!
さすが20代!!」


この先輩の肩パン…
マジで痛いんだよな


「もう27っすよ?」
苦笑いを浮かべて
白衣を脱いだ。


携帯を開くと
「着信あり」の文字

⏰:07/03/19 01:25 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#517 [まきやま]
   
プルルルッ…--
プルルルッ…--


「寝てんのかな…」
時計を見て呟く。


「もしもしっ?
仕事終わった??」


「うん。たった今」


懐かしい声に
自然と顔がゆるむ。

⏰:07/03/19 01:27 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#518 [まきやま]
   
「お疲れ様ー!!
どう?東京寒い?」


「寒ぃよー慣れたけど。で.何さ?」


「んー?えへへッ」


「気持ち悪いな…
用無いなら切るよ」


コンビニで弁当を買い 寒さに身震いする


.

⏰:07/03/19 01:31 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#519 [まきやま]
   
25の冬。


俺は東京の病院に
引き戻された。


小児科病棟で
毎日必死こいて
働いている。


島みたいに時間は
ゆっくり流れて
無くて…


泣いたり笑ったり
毎日楽しかった
島が恋しかった。

⏰:07/03/19 01:33 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#520 [快]
途中途中コメント入れてすみません。

マジで読んでます。
頑張って下さい☆

⏰:07/03/19 01:35 📱:D902i 🆔:XmTHgrns


#521 [まきやま]
   
瑠美とは続いてる。

連絡とかも
あまり出来ないけど

信じてくれてる。

司にも.みいにも.
瑠美にも……


今スゲー会いたいよ


東京の寒さは
1人だともっと
身にしみるから。

⏰:07/03/19 01:36 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#522 [まきやま]
   
祭りの日…
東京の病院に呼ばれ
俺は島にいなかった


司と未来がその後
どうなったのか
よく知らない。


きっと大丈夫だとは
思うんだけど。


今も珍しく司から
着信が来たのに
未来が出たし。


上手くいってんだな.

⏰:07/03/19 01:38 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#523 [まきやま]
快さんI
全然ですよ(o・v・o) コメントとか
嬉しすぎますからx
ありがとう

⏰:07/03/19 01:39 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#524 [まきやま]
   
「ねぇ!!聞いてる?」

「っ!!ごめん。
眠たくてさあー…」


「寝てないの?
駄目だよー?睡眠は
大切でしょ!先生」


小さく笑って
玄関を開ける。


ワンルームのマンション


レポートだらけの
机をどけて
袋から弁当を出した。

⏰:07/03/19 01:43 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#525 [まきやま]
   
ベットの側の
写真立てに目をやる


成人式の時…
3人で撮った写真


瑠美との写真。


「会いたくなるな
電話とかすると…」


そう呟いて
ご飯を口に運ぶ。


「会いたい?」

⏰:07/03/19 01:46 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#526 [まきやま]
   
「島が恋しいよ。
瑠美.司.未来が--」


ピンポーン…


「クスクスッ--」


「何笑ってんの。
誰か来たから.
またかけるね?」


そい言って受話器を
机に置いて
玄関の扉を開いた。

⏰:07/03/19 01:48 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#527 [まきやま]
   
「りょおーッッ!!!!」


大きい荷物を
両手に持っている


「えッ!!!…」


動揺を隠せない。


「だって…え!!」


さっきまで
電話で話してたのに…

.

⏰:07/03/19 01:51 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#528 [まきやま]
   
2年間会いたくて
仕方が無かった3人
が今…目の前にいる


「東京寒すぎー!!」


「みい…。」


「早く中入れてよ
どーせ暇でしょ?」


「司…。」


自然と目がうるむ。

⏰:07/03/19 01:53 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#529 [まきやま]
   
「…久しぶり。」


懐かしい愛する人。


「瑠美…髪切った?」

「司が切ってくれたの」


「来るなら言えよ!!
ま.入りなっ?」


3人はにっこり笑う

⏰:07/03/19 01:55 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#530 [ゅぃ]
あげ☆
みぃの手紙が…もぉ司への想いが伝わってきて泣ける(/_;)うまくいったみたいでよかったよぉ(*'∪`幸)
まっきー天才だぁ(●V∪V●)

⏰:07/03/20 00:05 📱:P902iS 🆔:XRzCGUK.


#531 []
すいません


>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600

⏰:07/03/20 01:37 📱:D902iS 🆔:a.miE3YI


#532 [匿名]
本当にいい小説
俺小説で泣いた事ないけどこれみて初めて泣きました
マジ心にジンときました

⏰:07/03/20 04:05 📱:D901i 🆔:XPd1GEDg


#533 [まきやま]
ゆいちャン
天才とか無いよLL
でも嬉しい
ありがとうx


エエさん
助かりますy
ありがとうII

⏰:07/03/20 12:52 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#534 [まきやま]
匿名さん」
ありがとうI
泣いてくれるなんて
嬉しいですよ

⏰:07/03/20 12:53 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#535 [まきやま]
   
3人の頬は赤く
寒そうにしている。


それを見てクスっと
笑ってしまった。


「わざわざありがと
来てくれて。」


ホットミルクを
机に置いた。

⏰:07/03/20 12:56 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#536 [まきやま]
   
「住所を頼りに
頑張ったよね」

瑠美は微笑む。

「言ってくれれば
空港まで行ったのに」

「皆元気してた?」

3人は同時に頷く。

⏰:07/03/20 12:58 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#537 [まきやま]
   
「司.仕事は?」

「今年大検受ける
だから今勉強中途」

金に近い髪の色が
小さく光った。

「そうなのか!!
頑張ってるじゃん」

⏰:07/03/20 13:06 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#538 [まきやま]
   
「うちらももうハタチ
になるんだよ〜??」


未来が身を乗り出す


「ハタチか…!!俺も
年とったなあ…。」


「それでね?
…報告があるんだ」


未来と司が正座して
こちらを見る。

⏰:07/03/20 13:13 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#539 [まきやま]
   
「な…何すか…??」


つられて諒も正座。


未来と司の首モトには
赤と青のお揃いの
ネックレス。


「成人式が終わったら 俺等…籍入れます」

いつになく真剣な司


その左手には
未来の右手がしっかり 握られていた。

⏰:07/03/20 13:18 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#540 [まきやま]
   
「…司をよろしく」

未来が吹き出す。

「あははっ…!!
普通みいをよろしく
でしょ?」

司も小さく笑った。

「何か動揺…!!
でも安心したよ…」

諒は微笑む。

⏰:07/03/20 13:25 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#541 [まきやま]
   
「祭りの日…。
俺東京行ってたから
どうなったか
よく知らなくて…」


未来と司は
顔を見合わせる。


「えっ…司言って
無かったの?」


「はっ??俺が?
みいが言うのかと
思ってたもん…」


それを見て瑠美が
諒に近寄る。


左指の指輪を見て
少し安心した。

⏰:07/03/20 13:30 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#542 [まきやま]
   
「駄目だったら…
今ここに居ないよ」


久しぶりに見た…


瑠美の笑顔。


短く切られた
茶色い髪の毛。


全てが懐かしい。


「…だよな。」

⏰:07/03/20 13:33 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#543 [まきやま]
   

「みいからの手紙
見て…俺にも
伝えなきゃならない
事がたくさんあるっ
て思ったんだ。」


司は少し照れ臭そうに 諒を見た。


「諒のおかげだよ。
勇気を出せたのは」


「3年間…みいを
苦しめた代わりに
これからずーっと
みいを幸せにする」

⏰:07/03/20 13:40 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#544 [まきやま]
   
「…うん。」


諒は頷いた。


「昔みたいな間違い
絶対しない。
…これからの俺を
見てやってくれる?」

「…うん。」


諒は頷いた。


「幸せになれよ。」

⏰:07/03/20 13:43 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#545 [まきやま]
   
「直接話したくて…
今日来たんだ。
諒にはいっぱい迷惑
かけたからさ。」


「あー!!諒ニィ!!
泣きそうだよ?」


未来が指さす。


「馬鹿!!んな訳
ねぇだろっ…---」


必死に目をこする。


玉城 諒。
27歳.おっさん。
今やっと肩の荷が
降りたって感じ。

⏰:07/03/20 13:46 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#546 [まきやま]
    

「これからいっぱい
司の愛もらえよ?」


「…うん!!」

未来は笑顔で頷く。


「あー…良かった。
何か俺まで幸せ。」


諒は時計を見て
立ち上がった。


「腹減ってない?
何か食い行く?
ご馳走してやるよ」


「やったー!!!」

⏰:07/03/20 13:50 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#547 [まきやま]
   
食事中.
たくさんの話をした


一気に島が
恋しくなったよ。


瑠美と毎日会いたい


司とくだらない事で
喧嘩したい。


みいとあの診療所で
のんびりしたいよ


.

⏰:07/03/20 13:53 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#548 [まきやま]
   

家に戻った瞬間…
司と未来は瞬寝。


2人手を繋いで
向き合ってグッスリ…


「疲れたのかな…」

瑠美は優しく微笑み
2人に毛布をかけた


「最近みい司んちに
入り浸って帰って
来ないんだから…」


「今が1番
幸せなんだな」

⏰:07/03/20 13:57 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#549 [まきやま]
   
時計をチラリと見た


「あと3時間…」


瑠美は諒に抱きつく

「…仕事?」

「患者の手術がね…
もうすぐ終わる。」


「側にいてあげなきゃ」


「…行っちゃうの?」

瑠美の声が震える。

⏰:07/03/20 14:00 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#550 [まきやま]
   
「それは俺の台詞」

瑠美の頬に触れる

「いつ帰るの?」

「…明日の夜には」

「…側にいてよ。」

「えっ…?」

諒は瑠美に優しく
唇を重ねた。

⏰:07/03/20 14:04 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#551 [まきやま]
   
「会いたかった。
離れたくないよ。」


諒は真剣だった。


「俺等も…
結婚しちゃおっか」


瑠美は微笑む。


「…諒がちゃんと
東京での仕事に
満足したらね?」


「結婚したせいで
島に戻ったりして
後悔するよ…?」


瑠美は優しく
諒の髪に触れる。

⏰:07/03/20 14:07 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#552 [まきやま]
  
「毎日この指輪して
たまにだけど電話して それだけだけど…
私は待ってるから」


「私は頑張ってる
諒が大好きなんだ」


「瑠美……」


「私が30になる
までねっ…?」


瑠美が笑った。

⏰:07/03/20 14:11 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#553 [まきやま]
   
あぁ…。

瑠美は本当しっかり
してんな。


毎日この指輪して


たまにしかできない
連絡をして


俺はガムシャラに
頑張れば良いのかな


信じてくれてるって
思いながら。

⏰:07/03/20 14:13 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#554 [まきやま]
   
朝日が差し込んで
目を細めた。


瑠美は俺の横で
スヤスヤ眠ってる


2年振りに
会ったのに……
チューしかしてねえ!!


玉城 諒
27歳.おっさん。
身体はまだまだ
20代前半?


立ち上がって
支度を始めた。

⏰:07/03/20 14:16 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#555 [まきやま]
   
 …3人へ…
仕事だから
あんまり構って
やれなくてごめんね
でも来てくれて
本当嬉しかった。
司の気持ちも
ちゃんと聞けたし。
また来いよ。
鍵はポストに
入れといてね。
  諒より

⏰:07/03/20 14:18 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#556 [まきやま]
  

「よし…行くか」


鞄をかかえて
玄関を開ける。


「さみー…」


こんなに着込んでる
のに…寒すぎる!!


顔がしびれる…


白い息を吐きながら
近くの駅へと
足を早める。

⏰:07/03/20 14:24 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#557 [まきやま]
   
前に女子高生2人が
寒そうに歩く。


生足あんだけ
出してれば
寒いだろっ!!!


1人つっこみを入れ
電車を待った。


来た電車は激混み。


毎朝だけど.これが
東京の1番嫌いな所

⏰:07/03/20 14:27 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#558 [まきやま]
  

キツキツで
身動きなんか取れない 満員電車。


たまに見える外の景色

美嘉ちゃんが
住んでる街が見えた


美嘉ちゃん…
もう起きてるかな?

⏰:07/03/20 14:31 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#559 [まきやま]
   
「おはよう
ございまーす!!」

ナース.ドクターに
挨拶をして白衣を
着込んだ。


白衣を着たら
患者たちは俺に
挨拶をしてくる。


「玉城先生おはよ」


「おはよう」

⏰:07/03/20 14:36 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#560 [まきやま]
   
「美嘉ちゃんは?」


1緒に組んでる
ナースに聞いた。


「成功しました…
あと1時間ぐらいで
麻酔が切れると
思います…。」


「良かった…。」


俺のガッツポーズに
思わず吹き出す
ナース。

⏰:07/03/20 14:38 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#561 [まきやま]
   
「先生優しい人
ですね…」


「いやいやっ…」
諒は笑った。


「彼女は幸せですね
玉城先生みたいな彼」


自分の左指の指輪を
チラリと見つめる。

⏰:07/03/20 14:42 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#562 [まきやま]
小さくて
化粧濃くて
喜怒哀楽激しくて
でもしっかりしてて
俺の事待ってて
くれてる瑠美。


細くて
お調子モンで
皮肉やさんで…
悩みとかあんのに
溜め込んで…
俺の永遠の妹の未来

⏰:07/03/21 04:16 📱:W42SA 🆔:SND2EYvc


#563 [まきやま]
くだんない喧嘩して
無口で気分屋で
パンクかロックか
なんかさわがしい
音楽いつも聞いて
でもスゲー一途で
お前の不器用なんだけど スゲー優しい
俺の弟、司。

⏰:07/03/21 04:19 📱:W42SA 🆔:SND2EYvc


#564 [まきやま]
「俺…幸せ者ですから」


ナースに笑いかける


玉城 諒。
27歳.おっさん


人口500人足らずの 小さな島で
失ないたくない
大切な人達に
出会いました。


遠く離れた今も
きっとこの先も
この絆は
絶対切れません。

⏰:07/03/21 04:22 📱:W42SA 🆔:SND2EYvc


#565 [まきやま]
スヤスヤと眠る
美嘉ちゃんを
見下ろす。


美嘉ちゃんが
起きるまであと
1時間ちょい。


頭を少しずつ
整理してみる。


早く起きないカナ

⏰:07/03/21 04:24 📱:W42SA 🆔:SND2EYvc


#566 [まきやま]
起きたら
美嘉ちゃんの
大好きな話の続き…
聞かせてあげるよ。


俺の大事な2人の
恋物語。


きっと美嘉ちゃん
またキャーキャー
言うんだろうな。

⏰:07/03/21 04:26 📱:W42SA 🆔:SND2EYvc


#567 [まきやま]
  


美嘉ちゃんにも
幸せになって欲しい


早く起きて.
早く起きて.


うっすらと開いた
綺麗な瞳が
俺を見つめる。



「美嘉ちゃん
おはよう…。」







    -終-

⏰:07/03/21 04:29 📱:W42SA 🆔:SND2EYvc


#568 [まきやま]
終わりましたL!!
今まで読んで
いただいて
本当ありがとうx
アドバイス.感想
お願いします」

⏰:07/03/21 04:31 📱:W42SA 🆔:SND2EYvc


#569 [快]
お疲れ様でした◎

本っっ当に良い小説を
読ませて頂きました。
何かこの小説読んで心が温かくなりました。

主さん文章センスありまくりっすね。"本"にしてもらいたい位です(^∀^)

もぅ主さんのファンってやつですね。笑
是非また新しい作品書いてもらいたいです。


本当にありがとう。

⏰:07/03/21 05:11 📱:D902i 🆔:V4/qR13Y


#570 [美月]
お疲れ様です

覚えてますかあー
またまたひッそりと読ませていただいていました

みんなが幸せになれてよかったです

なんだかあたしまで幸せな気分になりました完結お疲れ様です

本当に素敵な小説をありがとです

⏰:07/03/21 05:24 📱:D902iS 🆔:y52VB0hg


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