クソガキジジイと少年」
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#241 [ザセツポンジュ]
すーさんを起こし、エノシタさんの髪型をモニターで見させた。
ヨッシーは、とりあえず、エノシタさんを座らせた。『えーと、今日は、僕のしたいようにさせてもらうって事なんだけど、いいかな!!?絶対よくするからね。』
『あ、はい。おまかせします。』
エノシタさんは緊張しているようだ。
すーさんはエノシタさんのゴワゴワの髪の毛を見てイライラし、そして指示をだした。
『吉田。とりあえずすけ。とにかくすけ。』
『はい。』
『???』
エノシタさんはいきなり返事をした、美容師を不思議に思った。

⏰:06/06/17 05:22 📱:P701iD 🆔:10FaedBg


#242 [ザセツポンジュ]
『お前は、アホか。ワシの声に返事してどうする!!』『ハイ、すません。』
エノシタさんは、いきなりあやまる吉田を見て、少し不信感を抱いた。
『きーさん、吉田はブッ殺決定だな。』
『あぁ、ぶっころ決定だ。』

吉田はマズイと言う顔をしたが、平然を装いハサミを持った。
『じゃあとりあえず、軽くすいていきますね。』
『は、はい。』
『バッサバサすいていけよ、吉田。』
『は………歯医者いいとこ知ってる!!?』
いきなりの質問にエノシタさんは戸惑った。

⏰:06/06/17 05:29 📱:P701iD 🆔:10FaedBg


#243 [ザセツポンジュ]
『え、あの、あたし虫歯になったことないんです。』手強い髪の毛をすきながら、ホッとした表情をうかべた吉田。
うまく切り抜けたと安心していた。
『今のは歌うべきだったよな。』
と、すーさん。
『は…………ぁなが咲いたはーなが咲いた、真っ赤なばぁらぁがぁー♪』
すーさんは歌い出してしまった。
『真面目にやってくれないか。』
『あ、はい。』     きーさんは真剣だった。

⏰:06/06/17 05:33 📱:P701iD 🆔:10FaedBg


#244 [ザセツポンジュ]
髪の毛をすくのに時間がかかりそうだったため、すーさんは吉田に質問をさせた。
《ヨッシー。エノシタさんは中3だが一応、年を聞け。》
『……エノシタさんは何才かな!!?』
『15です』
《あなたホント、ブッサイクな15歳ですね。》
『…………あ、そうなの。じゃあ中3か。若いねぇ。』
《おい吉田!!お前もそう思ってるんだろ!!》
『……受験大変なんじゃないの?』
《おい、きさまワシを無視する気か!!》
『あぁ、大変です…って、あんま興味ないのに質問してるでしょう!!?』
《ヒャッヒャッヒャッ。中3に図星つかれてどうする吉田》

⏰:06/06/17 05:43 📱:P701iD 🆔:10FaedBg


#245 [ザセツポンジュ]
『……いやいや、そんな事ないよ。僕も中3の今頃奮闘してたよ。』
《オナニーにな。》
『アッハハ。まぁそれもあるけどな。』
『え、誰としゃべってるんですか!!?大丈夫ですか。』           《吉田。気持ち悪がられているぞ。しっかりしろ》 『あっ、あぁ、いやそんなことないでしょ。大丈夫。』
『……言ってることめちゃくちゃですけど。フフッッ、変な人』
『ごめんね、ちょっと、待っててね。』

─ガチャン
─パタン

⏰:06/06/17 05:50 📱:P701iD 🆔:10FaedBg


#246 [ザセツポンジュ]
『あの!!真面目にやってもらってもいいですか!!?』

『まぁまぁ、下ネタに反応したヨッシーも悪い。』 かばったのは以外にもきーさんだった。

深呼吸をし、目をつぶり、意識を集中させ、つばをゴクリと飲み込んだ吉田。
(なぜ俺が緊張しなくてはならない…。)

『ごめんね、エノシタさん。美容室とかあんまり行かないの!!?』
とにかく吉田は、すーさんの声が入る前に自ら質問をした。
『あ…はい…行かないですね。』

⏰:06/06/17 06:01 📱:P701iD 🆔:10FaedBg


#247 [ザセツポンジュ]
《どうりで、すずめが出てきそうな頭をしているわけだな。》
『たしかに、そうですね。すずめが…』
『すずめ!!?』
『ぃや、や、するめ、そぅ、学校の給食のスルメおいしかったなぁって』
《いいわけが苦しすぎるぞ。吉田》
『………ああ、あたしも好きですね、スルメ。』
『ってかエノシタさん、美容室は行った方がいいよ。ウチならクーポン使えは学生は安いしさ。』
吉田は、これ以上流されまいと奮い立たせた。

⏰:06/06/17 06:05 📱:P701iD 🆔:10FaedBg


#248 [ザセツポンジュ]
『そうなんですか…あたし、いい美容室とか知らなくって…今まで適当にしてきちゃいました。』
《ハッハッハ。ただ、ブスはクーポンが効かないのだがな。》 
『じゃあ、ウチ来なね。女の子は手入れしなきゃだからね。好きな子とかいないの!!?』
すーさんは、完全にスルーされてしまった。
『あ…あの…い…』
『いるんだ!!いいね青春。どんな子なの!!?』

⏰:06/06/17 06:11 📱:P701iD 🆔:10FaedBg


#249 [ザセツポンジュ]
『すごく、よくモテるんです。人気者ですし…。』
《その子の出席番号は5番でしょ!!?と言ってみろ》
『もしかしてその子の出席番号5番!!?』
『ぃや、そこまで知りません、ひとつ下の学年なので。』
《こんの、ブサイクめ!!調べろそれくらい!!》
『年下なんだ。』
《吉田、次は、その子の名前は木田トミオだろと言え。》
『木田トミオくん?』
『え!!何でトミーの事知ってるんですか!!?』

⏰:06/06/17 06:18 📱:P701iD 🆔:10FaedBg


#250 [ザセツポンジュ]
『えぇ!!こん子が好きな子って、きーさんの孫!!?』
ピーマンは驚いていた。
『説明不十分だったが、そうらしいぞ。』
きーさんは、冷静に言った。

《ナンパされちゃってー。》
『ナ…んでって、たまに来るからね、カレ』
《チッ》
『え、そぉなんですか!!』吉田が奮闘するなか、髪の毛もだいぶ軽くなってきた。

⏰:06/06/17 06:28 📱:P701iD 🆔:10FaedBg


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