クソガキジジイと少年」
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#368 [ザセツポンジュ]
トミーはため息をついた。
「設計したのおばちゃんじゃん。要はすーさんの娘でしょうよ。」
「はぁ!?小生意気なクソガキめ!!!性病!!!!包茎!!!!お前はワシに死んで欲しいと言うんだな!!!こんなに疲れていると言うのに階段を登らしてツルってコケて死ねと言うんだな!!!!ぉーそうかそうか。じゃあな!!!」

⏰:06/09/03 23:47 📱:W41S 🆔:FtQlwKtc


#369 [ザセツポンジュ]
「あーもぉ!!!!わかったよ!!!!おぶるよ!!!!すーさん!!!!」

トミーは最後の力を振り絞り
すーさんを引きとめた。
「えらいすんませんなぁ。お邪魔します。」
すーさんはトミーの背中へのしかかった。

(このジジイ。いつか殺してやる。)

トミーは階段を半分くらい登ったところで
立ち止まった。

⏰:06/09/03 23:51 📱:W41S 🆔:FtQlwKtc


#370 [ザセツポンジュ]
「すーさん、俺。性病でもないし包茎じゃあないんだな。悪いな。」

「…お前立派だな。ワガママ言ってごめんな。」

そのまま後ろへ落としてやろうかといういきおいだったトミーも

素直なすーさんを見ると
許そうと言う気になれた。

⏰:06/09/03 23:55 📱:W41S 🆔:FtQlwKtc


#371 [ザセツポンジュ]
すーさんは部屋につくやいなや
いびきをかいて寝始めた。

すーさんの部屋から
自分ちを覗くと
きーさんの部屋が見える。
ちゃんと布団で寝ている
我が祖父を見て
トミーは安心した。

⏰:06/09/04 02:59 📱:W41S 🆔:T2waCVaU


#372 [ザセツポンジュ]
「おい、シンイチロウ。いるのか。」

久しぶりにトミーが
俺の部屋を訪ねてきた。
「久しぶりだなトミー。」

「お前家族からいじめられてるのか?何かあるんだったら俺に言えよ。すーさんもあんな急な階段じゃかわいそうに。」

布や絵の具や作業道具が散らばる俺の部屋だがトミーは堂々と踏み付けて
気にせず座った。

⏰:06/09/04 03:03 📱:W41S 🆔:T2waCVaU


#373 [ザセツポンジュ]
俺は作業の手を止めた。
トミーには話したい事がたくさんあった。

ホントは強がっていてホントは今にもパンクしそうなんじゃないかとか

無理して笑っているんじゃないかとか。

⏰:06/09/04 03:05 📱:W41S 🆔:T2waCVaU


#374 [ザセツポンジュ]
「なぁトミー。」
「俺は元気だ、何も心配する事はないぞ。それより今月のBUBKAはどこにあるんだ。」

俺はBUBKAをトミーに手渡した。

「トミー。俺はお前と話したいんだよ。」

「…シンちゃん。お前40歳の出会い系にハマった男のセリフみたいで気持ちが悪いぞ。」
トミーは真剣に忠告をして
愛読書BUBKAを読み始めた。

⏰:06/09/04 03:10 📱:W41S 🆔:T2waCVaU


#375 [ザセツポンジュ]
「トミー今彼女何人いるんだ?」

「いないよ。俺の事好きな女ゎわんさかいるだろうけどな。」

俺は小さな冷蔵庫からジュースを取り出した。
「珍しいな。いないんだな。」
「おい、お前。ゲストをなんだと思っている。自分だけジュース取り出して飲むなんざ100万年早いぞ。俺だから良かったものの女が来た時ゎ女の分のジュースもちゃんと出せよ。甲斐性ナシと思われるぞ。」

俺はこんなクソガキに説教される自分が情けない。
できるものなら今日の洗濯物と一緒に俺をまわしてもらいたい気分だ。

⏰:06/09/04 03:15 📱:W41S 🆔:T2waCVaU


#376 [ザセツポンジュ]
何を話そう。
何て言おう。
ママの事を口に出すのは気が引けるな。

何から話そう…

そう思っている間に時間はたち、トミーはBUBKAを読み終わっていた。

⏰:06/09/04 03:18 📱:W41S 🆔:T2waCVaU


#377 [ザセツポンジュ]
「シンちゃん。俺疲れたよ。」
トミーはゴロンと横になって天井を見つめた。
「……まぁな、トミーもやっぱ辛いよな。うん。大切な事だよな」
「…なんの話だ。俺ゎ福岡生活で疲れているだけなんだけど」

「ぉ!?あ、そうか。福岡か。福岡な。楽しかったのか?」

⏰:06/09/04 04:05 📱:W41S 🆔:T2waCVaU


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