クソガキジジイと少年」
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#595 [ザセツポンジュ]
そして六さんもあ然とした。


(あぁ…いつもきーさんはムチャクチャ言うな。)



きーさんは六さんにウインクを投げかけた。

六さんはうなずいた。

が、しかし、何の合図かは全く分かっていない。

⏰:07/06/14 17:40 📱:W51CA 🆔:Kkj9ganA


#596 [ザセツポンジュ]
『…きーさん。いきなりどうしたの?毎日食べに来て…どうして?どうなるの?』


きららちゃんは
変態オヤジに犯されるか犯されないか一歩手前かのような
不安そうな表情を見せた。

⏰:07/06/14 17:42 📱:W51CA 🆔:Kkj9ganA


#597 [ザセツポンジュ]
きーさんは

ハシを持った。


そして、六さんの料理を一口食べた。



『うまい。んーうまいんだよ。この人の料理は。そして、いいところでおなかがいっぱいになる魔法もかけられている。要するに、きららちゃんは食べ物に関して何も心配することはないのだよ。たくさん食べ過ぎて泣くコトもなくなるだろう。』

⏰:07/06/14 17:45 📱:W51CA 🆔:Kkj9ganA


#598 [ザセツポンジュ]
きららちゃんは

同じ行為を何度も繰り返して、傷つけてしまった手を下に隠した。

そして涙をためた。

『きららちゃん。六さんは信用してもいい人なんだよ。ワシが随分前から知っている。安心してたくさん食べなさい。お金のコトは何も心配しなくていい。だが、条件がある。ちゃんと毎日ココへ通ってくれるかい?』


言うコトは優しいがバクバクと口へほうばるきーさん。

きららちゃんは戸惑った。

(私がこんなことしてもらっていいのかしら…)

⏰:07/06/14 17:50 📱:W51CA 🆔:Kkj9ganA


#599 [ザセツポンジュ]
きーさんは喉につまらせながら
お茶をすすり、一息ついて落ち着いた。

『ワシは心配なんじゃよ。なーんかな、死ぬコトもあるらしいぞ。摂食障害とかなんとかな。そんでな、家族や周りの徹底した協力が必要なんだよ。』

⏰:07/06/14 17:53 📱:W51CA 🆔:Kkj9ganA


#600 [ザセツポンジュ]
きららちゃんの
いっぱいたまった涙はとうとうこぼれ落ちてしまった。


『世の中に何人おるかは知らん。しかし、見つけてしまってはほっておくわけにはいかん。きららちゃんは家を出たのに今さら家族に頼れるかい?それもちょっと気が引けるだろう。そこはどんと、六さんに頼りなさいよ。とりあえず、1ヶ月だけでも。』

⏰:07/06/14 17:57 📱:W51CA 🆔:Kkj9ganA


#601 [ザセツポンジュ]
きららちゃんはうなずいて、我慢していた思いを吐き出すかのように
涙たくさん流した。そして、話し出したのだ。

⏰:07/06/14 17:58 📱:W51CA 🆔:Kkj9ganA


#602 [あお]
前から読んでますッ!!こんなにもハマった小説は初めてですッ!!
お願いだから更新してくださいッ(;´*д*)

⏰:07/07/31 23:02 📱:P902iS 🆔:mYnqxnBk


#603 [ザセツポンジュ]
『毎日毎日怖いの。誰かが私を見て批判してくるんじゃないかと思って。でもそんな顔をして仕事はできないわ。だからあとでどっと疲れるんだけど、食べてしまうの。いっぱい食べていっぱい吐くの。誰にも言えなかった。』

⏰:07/09/14 01:51 📱:W51CA 🆔:jAXbnQdU


#604 [ザセツポンジュ]
きららちゃんは
悔しそうに泣いた。

きーさんはバクついていた料理をひとまず放置して

きららちゃんの話を聞いた。

⏰:07/09/14 01:53 📱:W51CA 🆔:jAXbnQdU


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